今日は11月3日、祝日ということで多くのお客様にご来店いただきお店も賑わっています。
本日は展示している車両としても取扱の多いドイツ車に関する豆知識をお話しようと思います。
まずはフォルクスワーゲン。
皆様も一度は疑問に思ったことはないでしょうか。「なぜロゴはVWなのにフォルクスワーゲンなのだろう」と。
フォルクスワーゲンはドイツ語でVolkswagen
分解するとVolk(人々/大衆) + Wagen(車)とその名の通り、庶民の車、大衆車となります。
ちなみにドイツ語でVは"ファオ" Wは"ヴィー"と発音するのでVWは向こうでは”ファオ・ヴィー”と発音します。
フォルクスワーゲンで最も売れている車の一つにゴルフがあります。
綴はGOLFでシフトノブもゴルフボールをあしらっているのでスポーツのゴルフが由来と思われがちですが、
本来の由来はGolf (湾)、もっというとGolfstorm(メキシコ湾流)が由来となっています。
メキシコ湾流はメキシコからヨーロッパに向かって流れる海流です。
ついでにもう一台の主力車両Pasaat はメキシコ湾流が発生させる「貿易風」を意味しています。
メルセデス・ベンツ。
メルセデス・ベンツの販売店シュテルンはドイツ語でStern 。 意味は「星」 英語のstarと同じになります。
ようするにシュテルンはベンツのロゴマークを意味しています。
ベンツのスローガンは「最善か無か」
ドイツ語でDas Besten(最善/the best) oder (もしくは/or)nichts (何もない/nothing)
徹底的にやり抜くモットーが社風にも現れており、一度のマイナーチェンジで6000箇所の部品を改善した車種もあります。
BMW。
略称のみ広く知られていますが、正式名称はBayerische(バイエルンの) Motoren Werke(自動車工場) Akitiengesellscaft(株式会社)となります。
ドイツ本国での発音は"べー・エム・ベー"です。 なんか締まらないですね笑
モットーは「走る喜び」 ドイツ語ではFreude (喜び ) am(に対する) Fahren (走る(こと))
ついでにご紹介するとこのFreudeという単語を使った独特の表現がドイツ語にはあります。
→Schadenfreude (シャーデンフロイデ) 分解するとSchaden(悲しいこと・痛み)+ Freude(喜び)
意味はなんでしょう? 答えは「メシウマ」 もしくは「他人の不幸は蜜の味」
他人に降り掛かった不幸を見て不思議と自分が喜びを感じるという複雑な感情を表す言葉です。
みなさんも長い人生の中で2万回くらい感じている感情ではないでしょうか。
英語だと「ローマの休日(Roman holiday)」というようです。 映画ローマの休日とは関係なく、古代のローマ人が休日に闘技場で剣闘士たちの殺し合いや処刑を楽しんだことが由来のようです。
いかがでしょう。 聞き慣れない横文字の車も意味を調べれば新しい発見があるかもしれません。