梅雨の合間のこの時期、いかがお過ごしでしょうか。ジメジメとした毎日が続きますが、
夏はもうほんの目の前ですね。
さて、今日は
『2012年式 BMW320d Mスポーツ』
の試乗インプレッションを、簡単ではありますがお届けしたいと思います。
直列4気筒DOHCディーゼルターボ 最高出力184PS 最大トルク38.7kg
現行モデルのF30型から登場したディーゼルターボエンジン搭載の320d。
近年では国産車でもクリーンディーゼル搭載の車がいくつか出てきていますし、ご興味のあるお客様も大勢いらっしゃることと思います。
燃費面でもガソリンに比べて軽油は2割ほど有利ですから、このご時世ではますます注目度が高まりますね。
そして、BMWのディーゼルエンジンの大きな特徴は
『尿素SCR方式ではない』
ということ。
つまりNOx削減の触媒として働かせる尿素を定期的に補充する、という手間もコストもかからないのが大きな魅力なのです。
それでは実際の試乗レポートをお届けしますね。
まず、運転席に座ってプッシュボタンを押すと、ある程度予想していた通りディーゼルエンジン特有のカラカラというノック音は少し耳に入ってきます。
ただし、これはあくまで許容範囲内で、エアコンをつけていたり音楽を聴いていたりすると、それほど気になるものでもないように感じます。
ディーゼルと聞いてトラックのガラガラ音をご想像なさっているのであれば、それとはまったくレベルの違う音、と申し上げておきましょう。
試乗車の実平均燃費は18.5km/l
実際にアクセルを踏んで走り出すと、明らかにガソリンエンジンとは別次元の力強さを全身で感じます。
低い回転域からグイグイと加速し、あっという間に前の車に追いつくほどです。
カタログデータではガソリンエンジンと比べて最大トルクが約10kg違いますが、実際にお乗りになった方は
『圧倒的な差』
と感じられると思います。低回転域の2000rpm〜3000rpmで最大に近いトルクを発生するのも、この感覚を生むポイントでしょう。
感覚的には3000ccクラスのトルク感ではないかと思います。
ボディ剛性も非常に高く、ランフラットタイヤやMスポーツ専用サスペンションとのマッチングの良さとも相まって、車との気持ち良い一体感を感じます。
ハンドリングもBMWらしくクイックです。巡航中にステアリングを拳半分くらい切っただけでも、素直で小気味よい反応を見せてくれます。
加えてMスポーツ専用シートがしっかりと腰を支え、高次元でバランスのとれた車だな、と感じます。
このままずっと乗っていたい、そんな風に思わせてくれるたまらない魅力が、この車には確かにあります。
試乗車はオプションのブラックキドニーグリルを装着
ナビの行き先指示はメーターディズプレイ内にも表示される
言わずもがな、これまでのBMWはシルキー6の滑らかさが大きな魅力の一つですが、4気筒ディーゼルターボエンジン搭載の320d、これは新次元の
『駆け抜ける喜び』
をドライバーに感じさせてくれる一台ではないか、と感じました。
この新しい喜びを、ぜひぜひご来店してご体感ください。
LIBERALA一宮では、お客様が実際にご試乗いただける試乗車をこの他にもたくさんご用意してお待ちしております。
ぜひ一度お越しくださいませ。
それではまた。