自動車保険の基礎知識

加入義務の有無

自賠責保険と任意保険における最大の違いは、加入義務の有無です。

補償範囲・金額

自賠責保険と任意保険におけるもう一つの大きな違いは、補償範囲と補償金額です。

自賠責保険は「被害者救済」を目的とした保険であり、補償範囲は対人のみ。補償金額の上限も4,000万円まで※と定められています。つまり自分自身のケガや車両（相手車・自車）、モノ（ガードレールなど）が壊れた場合の補償がなく、賠償金が補償金額を超えた場合も自分で対処しなければいけません。

一方、任意保険は自賠責保険でカバーできない部分を補ってくれます。任意保険には加入プランが細かく設定されており、対人・対物の賠償額が無制限のタイプや、自分の車が壊れた場合の補償をする車両保険に入ることもできます。加入は任意ですが、必ず入っておいた方が良いでしょう。

任意保険の保険料は、運転者の年齢や前年の事故の有無、車両価格やその車種での事故率、盗難率などによって大きく変わります。最近では保険料を比較できるサイトもあるので、こうした比較サイトを利用するのもおすすめです。

※後遺障害の場合。死亡の場合は最大3,000万円、傷害の場合は120万円がそれぞれ上限となります。

2023年4月から、自賠責保険料が前年度より約11.4％引き下げられました。各車種で予防安全装備が普及し、事故率が低下しているためです。具体的な自賠責保険料は以下の通りです。

※沖縄県、離島など一部地域は上記保険料と異なります。

※損害保険料率算出機構ウェブサイト

自賠責保険は法律に基づく保険であり、保険料・補償範囲ともにどの保険会社で加入しても同じです。

それに対して任意保険は、保険会社や補償範囲によって保険料が大きく異なります。自分の年齢や家族構成、運転スキルや車両の状態に合った保険を選べるよう、定期的に保険会社や補償内容を見直すことをお勧めします。

ガリバーでは複数の自動車保険をご用意しており、お客様のライフスタイルに合わせたご提案を行っております。自動車保険に関してお困りのことがあれば、ぜひ一度ご相談ください。