Rolls-Royce GHOST EXTENDED WHEELBASE

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    Impression

    深緑から紅葉へ、
    眼にも鮮やかな季節の移ろいが時を告げる。
    そんないま、新しい世代であることを現すが如く
    新鮮なSeaGreenを身に纏った、ひとつの贅が現れた。
    ロールスロイス、ゴーストのEWB、
    2014年モデルのマシンである。

    このマシンは、
    登場して5年目となる第一世代の最終モデル、
    すべてに熟成され尽くしている。
    ヘッドライト、グリル、ボンネット、
    フェンダー、バンパーと、
    すべてのフロントセクションに現代的な風格が宿る。
    しかし、ロールスである歴史を逸脱しない。
    その大人の分別が、本物だ。

    脚元には、
    20インチのPart Polished Forgeed AlloyWheelsを履かせている。
    標準のホイールより、
    しなやかな脚回り、滑るような走りをイメージさせる、
    デザインセレクトだ。

    ロールスを選ぶとき、
    ファントムにするか、ゴーストにするか迷うことだろう。
    それは、ショーファードリブンとして使うのか、
    あるいはステアリングを握るのかという選択となる。
    余裕があればファントムとゴースト、それぞれを所有し、
    時と場合によって選択するのもいいと思う。
    しかし気になる別ブランドのマシンをチョイスし、
    ロールスも所有するなら、ゴーストEWBをお勧めする。
    エクステンデッドホイールベースなら、
    自らステアリングを握るときも、
    ショーファードリブンとしてリアシートに鎮座するときも、
    何の違和感もストレスもないことだろう。

    まずは扉を開いてリアへ。
    そこには、エクステンデッドホイールベースの
    至福を感じずにはいられない、
    至高の時間が待っている。
    ラムウール・フロアマットで仕上げたニースペースは、
    標準仕様より170㎜広く設計されている。
    もともと広いリアスペースが、さらに広い。
    このマシンは、コンフォート・エントリーシステム、
    フロント&リアベンチレーション、
    インディビデュアルシート、
    シアター・コンフィギュレーション、
    リア・プライバシーガラスを備えている。

    RRエンブレム刺繍(ヘッドレスト)の付いたシートに併せて、
    ドアトリムやアームレストなど
    MoccasinMonoカラーの内装色のパーツは、
    フォームも少し柔らかくしている。
    そこで電動のリア調光カーテン(ブラック)をオフにし、
    エクステンデッドレザー・ヘッドライニングに仕込まれた
    パノラマサンルーフを開け、リアシートで自然の光を
    愉しもうと思った。
    この秋のロングドライブは、どこを走ろうか
    上質なモノ・インテリアにさわやかな秋の風が走り、
    ロールスロイスだけの気品を醸す。

    さらにこのマシンの走行距離は、
    わずか4,887km
    ほんの少し自走しただけのような走行距離で
    手つかずのようなコンディションとなっているのだ。

    あらゆるところを熟慮し
    さらに最善を求めたマシン。
    スピリット・オブ・エクスタシーが
    このマシンが歩むメインロードを指し示す。
    本物の価値こそ
    ロールスロイスの凄さであり、贅だ
    そんなマシンは他にはない。

    ブラッシュドフィルム無しへも変更は可能