Mercedes-AMG SLS Roadster

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    Impression

    メルセデス・ベンツのチューニング部門として知られるAMG。
    そこには、ただワンモデルだけAMGの
    完全オリジナルのマシンが存在する。
    プロトタイプレーシングマシンとして開発された伝説の300SLを、
    現代に蘇らせたAMG SLSである。

    このマシンはAMG SLSのロードスター。
    トップを取り払ったショートキャビンが、
    エクステリアデザインをよりロングノーズに感じさせる。
    そしてエンジンをドライサンプ化させ、
    座面高は地を這うように低く369㎜となっている。
    専用設計のオールアルミ・スペースフレームは、単体重量で約243kg。
    ロードスター用はAピラーやサイドシルなどに補強がなされている。

    AMG SLSは、トランスアクスル・FRレイアウトを採用している。
    この重量のある7速デュアルクラッチトランスミッションを
    リアに配置することで、前後重量配分を最適化させている。
    そのうえでソフトトップは、トランクルームの容量を確保しながら、
    50km/h以下の速度で、約11秒で開閉作動する。
    普通ならばリアトランクの収納は絶望的な容量となるはずだが、
    クーペと3Lしか違わない173Lを確保している。
    アファルターバッハの卓越した設計力には、舌を巻く。

    脚元は、マットブラックペイント19/20インチ
    AMG10スポークアルミホイールを履いている。
    その奥には、AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンションが
    潜んでいる。

    ポーセレン&ブラックをセレクトした、
    フルレザーパッケージ、
    シートの背後には
    スロットイン型ガラス製・ドラフトストップを備えている。
    また首まわりを保温するエアスカーフ、
    ドライバーとパッセンジャーを個別に空調をコントロールする、
    THE REMOTRONICラグジュアリークライメートコントロール、
    そしてキーレスゴーと、快適さも備えている。

    AMGパフォーマンスステアリング、
    AMGインテリアカーボンファイバーパッケージで
    装われたセンターコンソール、
    そしてAMGカーボンファイバードアミラーと、
    カーボンを贅沢に纏っている。

    エンジンカバーには、
    このマシンを組み上げたエンジニアの名前が刻印されている。
    AMGハンドメイドである。
    リベラーラを確認されるオーナーなら、
    フェラーリ458スパイダーか、
    AMG SLSかと悩まれている方も
    多いことだろう。
    オーナーの趣味嗜好を別にすれば、ただひとつ言えることがある。
    日本のマーケットで少数なのは、
    AMG SLSロードスターだということだ。