Mercedes-Benz SL500

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    Impression

    日本の高度成長期を駆け続け
    つねに男たちが憧れるダンディズムの頂点として、
    羨望を一身に集めたマシンがある。
    メルセデス・ベンツSL500 クーペである!

    SLクーペモデルはいちばんのワル、かも知れない。
    スーツにネクタイを締めたような
    コンサバティブなスタイリングだが、
    そのイメージを裏切る
    野生のハートを持っているからだ。

    1998年モデルのSL500は、当時の新型V8を搭載し
    320PS/48.0kg・mのパワーを搭載していた。
    バックミラーにその姿を認めた瞬間、
    ドライバーたちは道を空けるワルだった。
    その情景は、クルマを知らぬ人たちには不思議なことだっただろう。

    サイドに目をやると
    SLエディションのエンブレムが輝いている。
    また脚元には当時のまま純正17インチアルミホイールが装着されている。
    眺めていると、
    懐かしさよりは確かに生きているという強い生命感を感じる。

    生命感は、磨き上げられた輝きから生まれるものではない。
    たとえば「あえて」電球のLED化を行わないなど
    いま得られる最高の純正部品ということにこだわり、
    ひとつひとつのパーツを組み上げた信念があるからだろう
    リベラーラらしい仕事で仕上げられたマシンだ。

    インテリアに目をやると
    信念をもった仕事の結晶が目にまばゆい。
    まずドライバーズシートの座面表皮と内部のアンコを純正で交換し
    純正CDチェンジャーを備えた
    オリジナルのオーディオと電動アンテナを新しく交換している。

    ウッドコンビステアリング
    ブラックレザーシート
    そしてウォールナット・ドアトリムと室内パネル!
    贅沢な天然素材を使用している。

    勿論、
    ブレーキローター・パット・ブレーキホースだけでなく、
    エンジン・ミッション・ロア&アッパーアームマウント等
    ブッシュ類は全交換を行い、パワステポンプ・ホース・ステアリングダンパーまでも交換するなど怠りは無い
    あの時代の走りを再現したい、
    ただその気持ちが純粋にこのマシンを蘇らせたのだから。

    さて、
    走りは如何だろう。 その回答は
    ステアリングを握るあなたのために、
    残しておきたい。