Mercedes-Benz SL500 M'Benz SL500 R129
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Impression 日本にダンディズムは まだあるか、 SL500は問う。
1998年モデルのSL500は、当時の新型V8を搭載し
320PS/48.0kg・mのパワーを搭載していた。
バックミラーにその姿を認めた瞬間、
ドライバーたちは道を空けるワルだった。
その情景は、クルマを知らぬ人たちには不思議なことだっただろう。
サイドに目をやると
SLエディションのエンブレムが輝いている。
また脚元には当時のまま純正17インチアルミホイールが装着されている。
眺めていると、
懐かしさよりは確かに生きているという強い生命感を感じる。
生命感は、磨き上げられた輝きから生まれるものではない。
たとえば「あえて」電球のLED化を行わないなど
いま得られる最高の純正部品ということにこだわり、
ひとつひとつのパーツを組み上げた信念があるからだろう
リベラーラらしい仕事で仕上げられたマシンだ。
インテリアに目をやると
信念をもった仕事の結晶が目にまばゆい。
まずドライバーズシートの座面表皮と内部のアンコを純正で交換し
純正CDチェンジャーを備えた
オリジナルのオーディオと電動アンテナを新しく交換している。
勿論、
ブレーキローター・パット・ブレーキホースだけでなく、
エンジン・ミッション・ロア&アッパーアームマウント等
ブッシュ類は全交換を行い、パワステポンプ・ホース・ステアリングダンパーまでも交換するなど怠りは無い
あの時代の走りを再現したい、
ただその気持ちが純粋にこのマシンを蘇らせたのだから。