Mercedes-Benz 190SL

PRICE:
SOLD OUT
Photo Gallery

    Impression

    名車を復活させる。
    いま半世紀以上の時を経て、
    一台のマシンが新車当時の輝きを放とうと
    リベラーラのストックヤードで保管されている。
    SLシリーズ、初期のブームを創ったマシン
    MB190SL 1961年モデルだ。

    リベラーラがこのマシンを入手したときは
    エンジンのシリンダーに亀裂が入り
    ピストンがヘッドに当たるという
    走れないコンディションだった。
    そこで熟達したメカニックに委ね、
    エンジンをフル・オーバーホールするという
    大手術を行った。

    あわせて、エンジンルームの様々なパーツを交換し
    新車時と同様に亜鉛メッキ塗装
    ニューカーの一定した振動, 最高のCarburetorコンディションが再現され
    イグニションキーを回せば、
    1961年新車時のサウンドが響き渡る。

    完璧なエンジンルームを再現するために、
    およそ1年の時間を要した。
    さらに内装・外装のリペアも進め
    このマシンを作るために、
    何台のMS190SLからパーツを受け継いだことだろう。

    SLシリーズの初代モデル300SLの
    バリエーションとして登場した190SL。
    300SLは設計コンセプトをモデル化したため特殊設計が多く
    運転や整備に制約があった。
    190SLはその課題を克服し、
    同じ姿のまま扱いやすく成熟したマシンとして設計された
    そのため空前のヒットが起こり
    ベンツのラインアップでSLというシリーズが作り続けられる源流が築かれた。
    メルセデスベンツを作ったひとつに190SLがあると、評価しても過言ではない。

    あの頃憧れたステアリングが そこにある。
    当時のエキゾーストを響かせながら、佇んでいる。
    ミュージアムかオークション会場でしかお目にかかれない絶品のコンディションで。
    こんなマシンには
    二度とお目にかかれない、気がする