Mclaren 675LT Spider

PRICE:
SOLD OUT
Photo Gallery

    Impression

    二度とお目にかかれないだろう、超伝説のマシンが現れた。
    マクラーレンを不動のロードゴーイングスーパーカーに
    押し上げたマクラーレンF1を原点とし、
    そのマクラーレンF1から発展したエボリュージョンモデルF1-GT-Rとして
    サーキットを闘ったマシン、ロングテール仕様車である。

    マクラーレンの伝説は、
    F1-GTR、愛称”ロングテール”を起源とし、
    1995年ル・マン優勝を皮切りに、
    日本国内では1996年・全日本GT選手権において
    総合優勝を果たしている。
    だが全日本GT選手権では、 日本製GTカーとの圧倒的な性能差ゆえ
    1997年レギュレーションにおいて、
    当時「日本車重視のマクラーレン潰し」とまで揶揄された
    車両規定が採用され、
    チーム・ラーク・マクラーレンはGTアソシエーションから
    抗議脱退してしまった。

    そのため、GTカーファン、あるいはスポーツファンは
    性能の頂点を見ることも、
    またホモロゲーションを操ることも、幻となっていた、
    あれから20年
    マクラーレンは私たちの夢をしっかりと覚えていてくれた、
    ロングテールを限定発売してくれたのだ。

    最初、675LTクーペタイプが世界限定500台で発売されたが、
    2015年5月、日本で発売された時はすでに完売となっており
    オーナーとなれた幸運な方は日本国内でも
    たった40人と言われている。
    伝説のマシンを求めて世界中から増産のリクエストが
    多数マクラーレンに寄せられたと言うが、
    マクラーレンは「顧客の信頼を裏切ることはできない」と、
    クーペの追加生産を行わなかった。

    英国人は
    生真面目だが、男の遊び心も持ちあせている。
    彼らはなんと2015年12月に
    675LTスパイダーを世界限定500台でリリースすることを
    発表、
    世界中のGTファンは熱狂し、このマシンはたった2週間で完売
    そのため誰も実車を見ることができないマシンとなってしまった
    それが、リベラーラ麻布のストックヤードに現れたのだ。

    1/500の一台は、MSOエクステリアペイントを選んだ、
    メキシコブルーのマシンである。
    走行距離は約5,100kmと、リアルなスポーツ性能を一瞬確かめただけ、
    と言っても過言でないコンディションだ。

    脚回りにはフロント19インチ、リア20インチの
    ライトウエイト10スポークステルフィニッシュに
    新品のピレリー P-Zero TROFEO R (mc) タイヤに履き替え、
    マクラーレンオレンジキャリパー色を搭載する
    また、このマシンには車両リフトシステムとETC
    ソフトドアクローズを備える
    つまりサーキットだけで無く日常も愉しめるSuperGTスポーツだ。

    まったく汚れの無いブラック・インテリアに、
    アーモンドホワイトエンボスレザーで仕上げた
    カーボンファイバーレーシングシートが深くそして低くバックレストには675LTのロゴが型押し幸運なオーナーを待つ。

    軽量を徹底追究、
    インテリアはカーボンファイバーインテリアにアップグレードされ
    カーボンブラックアルカンターラで仕立てられている。
    コックピットのメインに鎮座するレブカウンターは9,000回転まで刻まれ
    サイドシル前方には、675LTスパイダー限定モデルのプレートが
    このマシンの血統を伝えている。

    細部を詳細に確認し、
    しばらく私はストックヤードで立ち尽くしていた。
    今の時代に 伝説、あるいは奇跡と言えるマシンが目の前に停まっている。
    こんな超伝説とも言えるレベルのマシンには、
    二度と出会えることは無いだろう。