Mclaren MP4-12C Spyder

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    Impression

    生産数の少ない希少性
    つねに進化し続ける開発スパンの俊敏さ。
    そんなレーシングマシン開発さながらに、
    ロードゴーイング・スポーツマシンの未来を描き続ける
    開発者たちがいる、マクラーレンだ。

    すべてのマクラーレンが、
    時代の未来指針となるべく姿を現す。
    そのなかで、ひとつの大きな節目を刻んだマシンが
    マクラーレン、MP4-12Cだ。

    MP4という、マクラーレンF1マシンの呼称を継承し、
    12気筒並のパフォーマンスを目指した
    カーボンファイバーのマシンを示す12Cを
    ブランドネームとしたマシンだ。
    約1,480kgの軽量ボディにツインターボV8を搭載し
    600PSという圧倒的なパワーをたたき出す
    ロードゴーイング。

    なかでもこのマシンは、モデル後期に登場した
    スパイダーモデルだ。
    ブランドカラーとなった、
    際立つELITE VOLCANO ORANGEを纏い風を切る。
    脚元には、5本スポーク
    LIGHT WEIGHT FORGED 2 F19、R20インチを履いている。
    マクラーレンオレンジのキャリパーが心憎い

    エクステリアには
    カーボンファイバースプリッター
    カーボンファイバーホイルアーチという
    スポーツドレスアップを施し、
    さらにフロント&リアのパーキングセンサー
    車両リフトシステムという日常性も備えている。
    日々のドライブをスポーツに愉しむことができる。

    このマシンの走行距離は、たった3,600km程度と言う
    エンジンに火を入れた回数は、何回あっただろう。
    もちろんこのマシンは
    スポーツマシンには嬉しいバックカメラを備えている。

    インテリアは、カーボンファイバー・インテリアアップグレートを行った
    ブラック&マクラーレンオレンジで仕上げられ、
    ヒーター付電動メモリシートを備えている。
    またマクラーレンオレンジのステッチが施され
    メリディアン・サラウンドシステム、純正ナビと、快適装備も充分だ。

    すでに幾台かスーパースポーツを乗りこなしたオーナーか、
    あるいは複数台をコレクションするオーナーに
    ご進言したい。
    正統なるスーパースポーツの未来を探るために
    MP4-12Cスパイダーという”浮気”は
    如何だろうか、と

    SUV、HybridやEVという潮流に一線を画し
    あくまでスーパースポーツの本道で、
    先進を見極めていただくために。
    マクラーレンというブランドは
    貴兄を待っている。