Mclaren 675LT mso Mclaren
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Impression 奇跡のマクラーレン675LT、限定500台のNo.3。
新車ローンチ後すぐにソルドアウトという、
幻のマシンが目の前に現れた。
しかも走行距離約941kmと、ヴァージンのままの姿で。
なんたる奇跡か、
登録は2015年8月、
正規ディーラー車のマクラーレン675LT、
限定生産500台の3号車である。
その運動性能はと、スペックを記すこと自体が野暮かも知れない。
このマシンは 世界のスーパースポーツとして君臨する
これまでのマクラーレン650SシリーズやMP4シリーズが、
マクラーレンの求めるスポーツの
「過程段階」であったと思い知らされるマシンだ。
つまり別次元のスーパースポーツカーへと進化を遂げている。
エンジンの50%以上のパーツをリプレイスしたという、
V型8気筒ツインターボエンジン。
それは改良と言うよりは、
スペシャルチューンと呼ぶべき手の入れ方だ。
技術を明かさない最新のF1マシンのように、
ポリカーボネイト製エンジンカバーが
すべてを包み込んでいる。
リアデザインは、スポーツ性能を語っている。
2本の675LT専用・チタン製エグゾーストが、むき出しでつけられ、
あらゆるパーツがカーボン製にされ軽量化が徹底されている。
エグゾーストの上には、マクラーレン伝説のマシン、
F1 GTRの愛称ロングテールを
デザインモチーフとしていることから名付けられた、
Longtailエアブレーキが鎮座する。
またこのマシンの本気度は、計り知れない。
フロントは、MSOカーボンボンネットとし、
MSOカーボンルーフへと続くデザインコーディネートをしている。
カーボン製フロントバンパーには、
カーボンファイバー・スプリッターが取り付けられている。
これはサイドスカートを通って
サイド・ラジエーターへと空気を送り込み、
エンジンの冷却効果を高めるため。
これならラジエーター重量を増加させずに、
冷却性能が高められる。
脚元には、ステンカラーの
純正19/20インチのウルトラライトウエイトホイールと、
ピレリ・Pゼロ・トロフェオRが装備されている。
マクラーレンの名に恥じない最高の性能で、
サーキットを駆け抜ける。
白煙でミラーから背後が見えないほど、
ガス・ペダルを蹴りながら。
このマシンは、新たなパイロットが現れることを待っている。