LEXUS LFA

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    Impression

    エキゾースト3本出し
    このデザインを見てモデル名が浮かんだ方は
    スーパースポーツに造詣が深い。
    リアエンブレムを外しているが、
    ほぼすべての行程をトヨタ自動車元町工場
    「LFA工房」と呼ばれた専用行程で
    1日1台のペースでハンドメイドで造られた
    スーパースポーツマシン、レクサス LFAそのものだからだ。

    このマシンは
    トヨタがメーカーとしての限界に挑戦したマシンではないだろうか。
    経営合理主義を貫くトヨタが採算性を度外視し、
    純粋にクルマの頂点を追い求めているからだ。

    発売当時、日本量産車・最高峰の価格3,750万円で発売されたが
    その価格でも赤字だったと言われている。
    なにしろ考えられる最高の技術が詰め込まれているからだ。
    たとえば重心高は450mmという低重心だが、
    そののために行われた努力が凄まじい。
    基本レイアウトをリアミッドとフロントミッドから検討し、電子デバイスに頼ること無くリアミッドシップを超える性能を出す
    フロントミッドシップとしている。

    LFAは社内で100%開発されたCFRPを採用している。
    CFRPとは炭素繊維強化プラスチックのことで、
    軽量化と高剛性に優れるが、
    LFA生産当時はF1コンストラクターかスーパースポーツの数社
    くらいにしか採用していなかった。
    それを自社開発でやってのけ、
    あらゆるパーツをカーボンファイバー化し、軽量化している。

    そのうえで新開発の専用4.8リッターV10を搭載し
    アイドリング状態から0.6秒で限界回転数の9,000rpmに達する
    モンスターの心臓を持つ
    究極のパワーと軽量化により0-100km/hが3.7秒、
    メーカー公称値・最高時速は325km/hをマーク、
    尚、日本モデルは180km/hとし
    脚元にはポテンザS001と
    BBSに別注で造らせたと言われる純正20インチを履いている。

    インテリアは色気が薫る。
    セミアリニンレザーシートはレッド、
    ステアリング&ドアグリップカラーはレッドと
    さりげなくセレクトしているところが心憎い。
    レクサスらしい、余裕のある大人のスポーツが感じられる。

    2010年1月13日に新車購入希望受付を終了したLFA
    このマシンは396kmと
    新車のコンディションをキープしたまま
    手に入れることができる。
    トヨタと言えど、このマシンで行った挑戦は、
    あと100年くらい行えないのではないだろうか。
    リベラーラ麻布にあるマシンは、
    これは奇跡の一台かも知れない。