Lamborghini Huracán LP 610-4

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    Impression

    ランボルギーニ最大のヒット作、
    ガヤルドの後継として、シャシー、ミッションを刷新したV10マシン。
    最新モデルのランボルギーニ・ウラカンLP610-4が現れた。
    これほどの進化はランボルギーニ単独ではなし得ない。
    アウディグループの雄となることで、
    技術、資本を惜しみなく投入されて、
    最新のランボルギーニは
    さらにランボルギーニらしく進化している。

    まずデザインが洗練された。
    LEDヘッドライトが睨むフロントから、
    サイドへと流れるラインの流麗さ、
    リアタイヤハウスの絞り込み、
    リアビューの安定感、
    ランボルギーニ固有の直線的なデザイン文法を継承しながら、
    流体力学に基づいた緻密なデザインに仕上げている。

    このデザインは、新設計されたシャシーによるものが大きい。
    アルミとカーボンをミックスしたシャシーは、
    「レースカー並の精度と高剛性」を実現したとメーカーアナウンスされている。
    そのためボディデザインが自由になったのだ。
    もうひとつの大きな進化は、ミッションにある。
    ランボルギーニ・ドッピア・フリッツィオーネと呼ばれる
    初のデュアルクラッチ7速を採用したことで、
    これまでの個性的な変速ショックが消え、
    間髪を入れずシフトチェンジする。

    脚元は20インチGIANOアルミホイールと
    ブラックキャリパーという組合せ。
    その奥にはしなやかな走りを生む
    マグネット・レオロジカル・サスペンション、
    TPMA(タイヤ空気圧感知システム)が備えられている。

    ニューモデルのインテリアで驚いたのは、ステアリングだ。
    ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリングは、
    ウインカーやワイパーのレバーがなく、
    スイッチがステアリング内に納められている。
    またパドルシフトは大きく、
    ステアリングを握るオーナーに、シフトアップを誘っている。
    そのうえでランボルギーニの絶望的な後方視界を補うため、
    パークアシスト(前後センサー+リアビューカメラ)を備えている。

    このマシンは、フル電動&ヒーテッドシートを備え、
    レザーパイピング&ステッチを施したフロアマット、
    スムーズレザーのルーフライニング&ピラーをセレクトし、
    バイカラーエレガンテインテリア(terra Emilia)を採用している。

    ドライブモードをストラーダに入れ、
    市街地を走れば、洗練された静かなる男となる。
    信号待ちでは礼儀正しくアイドリングストップを行い、
    段差もフロントリフティングでクリアでき、日常に申し分ない。
    しかし、どの速度域からでも踏み込めば猛烈な加速を見せる。
    そしてドライブモードをスポルトやコルサにすると、
    爆音を響かせる猛牛となる。
    進化しても猛牛であることを忘れない。
    いや、さらにしたたかに猛牛であることを愉しむために。
    そのためにウラカンが生誕した。