Ferrari Ferrari 458 Spider (2015年) 在庫詳細／8340

458スパイダーの人気に色あせはない。
そのためか、走行距離の少ないマシンは
もうマーケットから姿を消したもの、
そう思っていた
このマシンを目にするまでは。

走行距離は、内燃機関を消耗するだけではない
例えば目に見えるのはシート。
多くの距離を走ったマシンは、
いくらオーナーが愛を注ごうとも
処女の美しさは損なわれてしまうものだ。
そのマシンが、いまどれだけ美しさを保っているかは
ドアを開ければ判る。
いかがだろう

このスパイダーは、BIANCO AVUSという清きボディを纏い
ロッソのインテリアを秘めている。
オープンにして主張し、
クローズにして端正に佇む
気品のあるフェラーリ・コーディネートだ。
マラッネロの正統と称したい。

フロントサスペンションリフトを備えた脚元には、
20インチ・ボールポリッシュマルチスポークホイールと
チタンボルトのセレクト、白いボディにはポリッシュ加工が映える。
その奥にはロッソにペイントされたブレーキキャリパーが色気を漂わせ、
フロント+リアパーキングセンサーという
美しさを守る手立ても備えられている。

458の背後シルエットには、心ときめく美しさがある。
心臓のチカラを足に伝えるマッスルな膨らみ、
それをダウンフォースで大地に伝えようとする曲線
それらがただ機能としてデザインされること無く、
フロントタイヤからリアタイヤへと
一筆で流れるサイドシルエットで支えられた、
フェラーリ伝統の美を創り出し
そこにはピニンファリーナという美意識が
色濃く残っている。
458は、彼らが手を加えた最後のフェラーリになるかも知れない
このマシンは、そこにカーボンファイバー・リアバンパーモールディングを添える。

スパイダーは、インテリアがエクステリア以上に街に主張する。
だからこそ、慎重に見極めたい
インテリアは、ビアンコボディに映えるロッソが、極めて上品だ。
要所要所にシルバーを配色することで
スポーツ感と先進性を留めているからだ。
すべてロッソで染めてしまう野暮さを
わきまえたコーディネートだ。
センターには、さぁ走れと
ホワイト・レヴカウンターが鎮座する。

シートはデイトナスタイルにし
ビアンコの跳馬刺繍を施した、
シートヒータ付のフル電動シートだ。
コックピットは
アルテックス　ダッシュボード・ドライバーズゾーン・ロワーゾーン
をベースに、ロッソのカラードセーフティベルト、
カラードセンタートンネル、カラードダッシュボードとし
ロッソのアルカンターラ・ヘッドライナーを備え細部まで統一している、勿論LEDへアップグレード済み
手抜かりは、一切無いセレクトだ。