Ferrari California30

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    セレブリティのシティユースカーと言えば、
    メルセデスベンツのSLやBMWの6シリーズを
    思い浮かべる方が多いだろう。
    このカテゴリーにラテンらしい独自のアプローチを行ったマシンがいる。
    フェラーリのカリフォルニア30である。

    なぜカリフォルニア30が、シティユースなのか。
    リゾートの想い乗せて走らせるマシンではと訝しがる方には、
    澄んだアズーロカリフォルニアというボディカラーを纏った
    このマシンのネーミングの意図をご説明したい。

    このマシンは4.3リッターV8エンジンを直噴にすることで
    30PSパワーアップし、車両重量を30kgも軽くしている。
    そのうえでフェラーリの環境技術であるHELEを搭載し、
    ストップ&スタートと組み合わせることで、
    CO2の大幅な削減も行っている。

    つまり効率的に性能をパワーアップしながら、
    環境性能も向上させている。
    環境保護基準の厳しい「カリフォルニア州」と
    フェラーリが性能を向上された値「30」を組合せることで、
    フェラーリは、このマシンで
    日常的に愉しめるスポーツの未来像を示唆したのだろう。

    脚元には
    20インチダイヤモンドフィニッシュスポーツホイールと
    カラードブレーキキャリパーを備えている。
    このボディカラーにはシルバーカラーのキャリパーが似合う。

    クオイオカラーのインテリアは、
    ヘッドレストにプランシングホースの刺繍が施されたフル電動シート、
    ブルーのカラードシートベルト、
    そしてダイヤモンドステッチのドアパネルで仕上げられている。
    またセンタートンネル&アームレストも
    カラードレザー仕上げとなっている。

    ステアリングは人気のLEDカーボンステアリングをセレクトし、
    ジアロカラーのカラードレブカウンター、
    自動防眩ミラーやアルミニウム・フットレストも備えている。

    自然を愉しむオープンカーだからこそ、
    地球環境を大切にしたい。
    ただしフェラーリとしてスポーツを忘れずに。
    日常で使えるシティユースカーでありながら、
    フェラーリであることを貫いて未来を指向したカリフォルニア30は、
    ある意味、
    巷のハイブリッドカーよりも未来を見据えているのかも知れない。