こんにちは、リベラーラ麻布です

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

いま進行しているマシンのひとつにSL65があります。

ご存じのようにV型12気筒SOHCツインターボを搭載したマシンです。

このエンジンはSOHC。

なぜDOHCで無いのかと訝しがる方もおられると思いますが

彼らにはひとつのポリシーがあるようです。

SOHCの2バルブで同じ性能が出せれば

メカニズムとしてシンプルの方がベスト。

だからエンジンの芯のパーツには金を掛けてとことん性能を追求し

例えばオイルポンプは高価になるが効率の良いギアポンプを採用するなど

DOHCの4バルブを凌ぐ性能を達成しています。

ダウンサイジングの風を受け

最新モデルが3,000cc直列6気筒+ISGに名ばかりの 53を名乗らせるのを

技術進化の成果ととらえるか、

あるいは昔ながらの流儀と考えるかは、貴兄におまかせしますが

ダイムラーベンツにはエンジンを作るダイムラーの魂があるように感じます。

そのSL65に火を入れエンジンサウンドに聴き惚れると

ゴットリープ・ダイムラーが100年前に開発した

初期型ガソリンエンジンから続く彼らの系譜が見える気がしました。

気合いを入れて

このマシンを仕上げさせて頂きます。