実はこれ、日常なんです。Costco(以下、コスコ)のガソリンスタンドでの実際の風景です。ガソリンの値段が他のスタンドよりも安いのは間違い無いのですが、これだけの行列を作るには他にも理由があると感じています。

コスコの一般的なイメージだと、「量を多く買うぶん個別に買うよりも安い」という印象ですが、それ以上のものがあると思います。

IMG_0467私は、これはコスコのブランド力の強さだと思うんです。ただ安いからではなく、その他の信頼を得ているから、これだけ集まると思うんですよね。普通、他のガソリンスタンドよりも安く出しても、ここまでの行列にはなりません。半額で出したってこないかもしれません。むしろ、そんなガソリンスタンドがあれば「どうせ粗悪品だろう」とか「キャンペーンで何か売りつけられそうだ」とか疑ってしまうでしょう。

このコスコのブランド力についてですが、振り返ってみると確かに自分も特定のブランドのコーヒーを探していた時に、Amazonやネット通販で一番安いもを探していたところ、最終的にコスコの方が安かったのを見て、それからは値段も比較せずとりあえず欲しいものがコスコにある場合は多分安いのだろうという勝手な感覚で買ってしまうようになりました。

価格の信頼性は早々に得ましたが、ただ、いつも人でごった返していて駐車場も見つからないし、レジでずっと並んだりするのとか嫌ですし、それでもコスコに行く理由はやっぱり別にあるんです。

コスコには広く浅く商品が展示してあり、何でも置いてあるわけではありませんが、欲しいものは大抵見つかるのが一般的。逆にいうと、自分が必要だと思っていなくても、コスコに並んでいるものは、「良いものをそれなりに安く揃えてくれているんでしょ?」という期待感から一度試して見たくなります。この前、ちょっと高いジュースを買いました。「高いけど、相場よりは安いのだろう。人気商品かな?美味しいのか体に良いのかどちらかだろう?」と思って手に取るわけです。さらに、そこで試飲を勧められ購入してしまいました。ただ、買わされたという印象はなく、新しいものを勧めてもらったという気持ちで、早く家に帰って飲みたいなという少々、高揚した気持ちになりました。

この辺りだと思うんですよね。コスコは小売業の競争力の基本である「値段の安さ」以上の価値を生み出しています。日常を有利にかつ賢く過ごしたいという顧客がコスコを信じて自然と足が向くからこそこれだけの集客が生まれるのでしょう。

あとは、カードのポイントでしょうね。アメリカではクレジットカードのポイントを集めるのが一般的ですが、コスコのポイントが一番溜まりやすいですね。ただ、その条件として、ポイントの還元方法がコスコの商品券という制限があります。ですが、コスコユーザーのほとんどの人は気にしないでしょう。

フードコートも行列です。アメリカの人ってこんなに並ぶんだっけ?というくらい並んでいます。メニューを見てみるとほとんどファーストフードです。ファストフードは普段敬遠していますが、それでも「コスコだし今度トライしてみよう」と思っています!