近年、日本でも秋の一大イベントとなったハロウィン(Haloween)ですが、元々はどこの国で生まれた文化で、何を行う日なのか、そしてその文化がどのように現代に継承されているのかをご紹介したいと思います。

ハロウィンの原形と呼ばれるサウィン祭

諸説ありますが、ハロウィンの起源は古代ケルト人の行事であった、サウィンという日が原形だと言われています。
ケルト人の暦であったケルト暦では、一年を大きく夏(光)と冬(闇)で二分しており、ケルト人にとって一年の節目である夏の終わり(10/31)に収穫を祝い、家族を尋ねる先祖の霊を受け入れる行事としてこのサウィンが生まれ、後のハロウィンになったと言われています。

ハロウィン文化の定着と拡散

このサウィンの風習は後にハロウィンとなり、元々ケルト人の国であったアイルランド(旧イギリス帝国)から、イギリス文化の国々へとが広がり、アメリカやカナダ、オーストラリアなどでも夏の収穫を祝う行事へとなっていきました。19世紀初頭にはアメリカの祝祭日として年鑑に記録され、20世紀にかけて徐々に人種や宗教問わず親しまれるイベントとなっていきました。「Trick or Treat!」という言葉は、20世紀半ばに製薬会社や製菓会社がテレビや映画を使って普及させたと言われています。お化けのコスチュームを着るという文化は、たくさんの霊が帰ってくることを怖がる子供たちに、「怖いお化けの姿をしていると悪い霊を追い払える。」という慣しから生まれたとされています。

アメリカではハロウィンに何をするのか?

ハロウィンの時期になると大きなカボチャがスーパーにも並ぶので、それを彫ってジャックオーランタン(Jack-O’-Lantern)というランタンを作って飾ります。
家の庭には他にもお化けの飾り付けなどがされ、ハロウィン当日にはコスチュームを来た子供たちが近所を周り、お菓子をもらいにいくというのが一般的なハロウィンの楽しみ方です。一部、ハリウッドなどではコスチュームを来た大人が大通りを行列になって歩いて楽しむといった、日本の渋谷ハロウィンの起源のような文化も生まれてきています。

今年はコロナの影響で密集や伝染を防ぐために、ハロウィンを禁止している地区もあるようですので、安全に、楽しくアメリカの行事を体感してきましょう。