2020年は年始よりアメリカとイランの騒動や、新型コロナウィルスの蔓延などがニュースを騒がせていますが、今年開催される一大イベントといえば何でしょうか。もちろん東京オリンピックも一大イベントではありますが、アメリカで最も注目されているイベントは大統領選挙でしょう。

ドナルド・トランプ大統領が選出されてから早4年が経過し、また新たな候補者が今年の11月に行われる本選挙に向けて今この瞬間も準備を進めています。

今回の記事ではアメリカの大統領が決まるまでの流れを大まかにではございますが、ご説明させていただければと思います。

 

◆アメリカ大統領になるには

アメリカで大統領候補として立候補するには以下の3つの条件があります。

・アメリカ出生のアメリカ人であること。

・35歳以上であること。

・14年以上アメリカに住んでいること。

以上の条件をクリアしていれば大統領候補として立候補することは可能です。

ちなみに日本で内閣総理大臣になるためには、国会議員であること、文民(軍人、自衛官ではない)であることという2つの条件があります。

 

選挙の大まかな流れ

・出馬表明

本選挙の前年から候補者は立候補を宣言し、選挙活動を始めます。

任期続行を希望する現役の大統領もこのタイミングで立候補します。

 

・予備選挙(Primary Election)と党内集会(Caucus)

アメリカは共和党と民主党の二大政党制をとっていて、この二党の代表者が有力な大統領候補となるのですが、まず本選挙が行われる年の1月から6月にかけては予備選挙と党内集会というものが行われます。

予備選挙は一般的な有権者による選挙であり、党内集会では党内の議論によって決議がされるものとなっており、州にによってどちらを行うかは異なります。

ポイントとして、この予備選挙と党内集会で決めるのは候補者ではなく、候補者を支持する代議員であり、この体制は間接選挙と呼ばれています。代議員数は州によって異なっており、ここで選ばれた代議員が夏の全国党大会に首席します。

 

・全国党大会(National Party Convention)

予備選挙、党内集会にて選ばれた民主党、共和党それぞれの代議員(全米で約4000人)が大統領、副大統領候補者を指名します。ここで選ばれた各党の代表が最終的な候補者として本選挙へと挑みます。

 

・大統領本選挙

11月に一般の有権者が投票に行き、次期大統領が実質決定します。

実際はこの本選挙も間接選挙であり、実際に国民が投票するのは各州に決められた数存在する選挙人です。各党候補への投票を表明している選挙人が12月に再度投票を行い、正式にアメリカ大統領、副大統領が決定します。

 

かなり簡単な流れではありますが、これがアメリカで大統領が決まる仕組みとなっております。見ての通りかなりの長期戦となっているため、立候補してから当選するまでに約10億ドルの費用や労力がかかるとも言われています。

 

皆様も以上のことを理解した上で今年の選挙の行く末を見守ってみてはいかがでしょうか。

アメリカ転勤ジャーナル