海外赴任で特に米国(アメリカ)ですと、多くの場合で車が必要になります。一部、ニューヨークのマンハッタンやシアトル市内などでは車が無くても生活できるようですが、その他の主に日本人の方々が赴任する地域(例えば、サンフランシスコ、ロサンゼルス、アーバイン、シカゴ、アーリントンハイツ、ニュージャージー、ニューヨークのマンハッタン以外のエリア)では必ず車が必要と言えるでしょう。

そんな車は必需品のアメリカで、新車を購入するべきか、中古車を購入すべきか悩む方は非常に多いでしょう。また支払い方法として、ローンやリースに関してもそうです。購入後の、整備などの事も考えると分からない事だらけかもしれませんが、整備の話は次回として、今回のテーマはシンプルに「新車、中古車、ローン、リース、現金一括」に絞ってお話致します。

特に、赴任の任期で一番多いケース3年〜5年に仮定して「3〜5年乗って一番経済的な購入方法は何か」にフォーカスして話をします。

アメリカでお車のご購入ご売却を考えられている方向けに、過去の人気記事を人気順にまとめましたので、ぜひこちらもご覧ください。
【まとめ】アメリカで車を購入、売却する前に読むべき記事一覧

 

■新車と中古車■

まず、お金に余裕があって、金銭の事は気にしないという方でしたら好きなメーカーの新車を買うのが一番良いでしょう。ですが、新車から1〜2年間の価値の下落幅は大きいです。「あれ?アメリカで日本車は値段が下がらないと聞いたんだけど」と質問される事も多いですが、アメリカは新車よりも中古車の人気が高いです。(日本では逆で新車の方が好まれる風潮がありますので、まずは文化の違いを認識する事が必要です。)新車は価値の下落スピードが大きく、アメリカでも新車は1年目で約25%の価値が下がります。3年以上経過した中古車は価格が安定しやすく、年間にたったの10%程度しか価値が下がらないことが多いと考えると、新車は中古に比べ2.5年分が1年で価値が減りますので新車から中古車へと考えを変える方も多いのでは無いでしょうか。(※ここでの価値は売られている販売価格では無く、売却した時の価値の話で、簿価に近い考えです。)

せっかくアメリカに来たので、アメリカ生活を順風満帆に過ごしたいと思いながらも、頭の片隅ではあくまでも3〜5年の短期の滞在なので今のうちに賢く貯金をして、日本に戻ったときに家や車に再度お金を使おうと考えている方が多いと思います。

ここで、日本とアメリカの中古車相場の違いは「売っている価格がちょっと中古車にしては高いかな?」という印象を受けますが、ここがアメリカでの車購入で成功する人と失敗する人の分岐点です。

「ちょっと高い」のは、実は「需要が高く売るときも高い」という意味ですので、日本との車事情の違いを十分に理解する必要があります。渡米当初は、そんなの信じられないと言う方も多いと思いますが、3年後にアメリカを満喫して帰国する頃には皆様が相場の違いを十分に肌で感じているでしょう。他の例として、もし不動産投資に詳しい方がいらっしゃったとするならば、車を投資と考えた場合、不動産と同様で新築よりも人気中古物件の方が資産価値が下がりにくい傾向にあるという事例はご理解いただけるのでは無いでしょうか。

今度は、お金の払い方のお話をします。

■リース■

リースだと、一般例として、3年契約であれば3年きっかりで返却義務があります。例えば契約満了時に帰任まであと1ヶ月だとしても、1ヶ月延長する事は出来ませんので1ヶ月間レンタカーとなります。また、3年契約で走行距離が30000マイル縛り(アメリカでの3年間の平均走行距離は45000マイル)+自動車保険のフルカバレージ加入が強制(しかも自動車保険料は現金、ローンで買った場合よりも高い傾向にある)がありますから勝手が悪いでしょう。また、返却時に傷がついているとそれも減点になります。一部、タイヤ等の消耗品もペナルティの対象になる事があります。初期投資が安い事はメリットですが、安いのは見た目上の月々の支払いだけで、実際に支払う総額は安くありません。また、在米の任期が明確でない場合も中途解約が出来ないリースは避けた方が無難でしょう。3年の赴任予定でも、会社や家族の理由で2年になったり3年以上になったりします。3年でリースをした場合、2年で帰国しても3年分のリース料を支払う必要があるのと、3年以上滞在した場合はリース終了時に買取るか、新しい車を手配する必要があります。リース期間満了時に買取って同じ車に乗り続けることを選択する場合、そもそもの買取り選択時の設定金額が高いのと、セールスタックスがかかるので、かなりの金額になる事をしっかり把握しておく必要があります任期がずれる事は多々ありますが、会社は車の面倒まで見てくれませんので、きちんとリスクヘッジをした購入を心がけるべきです。

そもそもリースにはクレジットヒストリーの審査がありますので通常は渡米間もない日本人の方はリースは組めません。ですが私の経験上「偶然」リースが組めるケースがあります。その背景をみていると販売店やその仲介業者の都合だと理解しています。購入の問合せが来たものの販売店に資金力が無く販売する在庫が無い、しかしそれでもどうしても売り上げを生み出したい為に仲介手数料を得るために新車ディーラーを紹介してリースを薦めるケースです。

法人の場合などは会社の社用車として大量に車が必要になる場合、大きな金額が手元から出て行く事は本業である企業活動に回せる資金繰りにも影響が出ますので、頭金の少ないリースは一つの戦略的な資金繰りの手段でしょう。利便性で考えると、経理上はリース車両は資産ではなく月々の支払いを経費としての処理ですから、減価償却をいろいろ管理するよりも楽ですね。固定資産税にも少なからず影響するでしょうのでリースにもメリットはあります。

豆知識ですが、アメリカは日本よりもリースが盛んです。車の需要が高いので、販売の手法も豊富です。また、販売店はあまり売れ行きの良く無い新車を一旦リース販売します。新車よりも中古車の需要が高いアメリカでは、それでも中古車を生み出すには誰かに新車を購入してもらう必要がありますので、「リース満了時の低走行距離で程度の良い3年落ちの中古車」を確保するためにリースという形で3年間貸し出し、需要の高い時期になったら返却してもらうという戦法です。

参考ブログ:国際会計基準2019~(IFRS)により日系企業の新車リースが減る?

■ローン■

ローンは、とても魅力的です。車は自分の所有物となりますので、自由度が高いです。実質、リースで3年よりもローンで3年で返却したとすると、コストパフォーマンスはローンに軍配が上がります。ですが、ローンはリースよりは審査が厳しく、渡米されたばかりだと通常はローンが組めないか、金利が驚くほど高いかのどちらかです。

(※このブログでガリバーの宣伝をする訳では無いのですが、そんな中でもガリバーでは、日本のバックグラウンドを加味した低金利ローン(約3%〜7%が多い)を組めるように特別なローン会社と提携をしておりますので、新規赴任でアメリカにいらっしゃった方は是非ご相談下さい。学生の方だとローンは難しいかもしれません。)

■現金一括■

現金一括は一番経済的です。自動車保険も加入が自由ですので例えばLiability(自賠責)保険だけの附保であればローンやリースの半額ほどの費用で済みます。ただし、一度に出て行く金額が大きいのが課題でしょう。駐在期間の生活を圧迫しない範囲内で決済するべきです。

■結局ベストな買い方は?■

総括すると、中古車を現金一括で購入するのが一番経済的」です。まず、新車を購入するよりも中古の方が初期投資が少なくて済みます。そして、リースのように高い自動車保険料もないですし、リースやローンのように金利もありませんので、経済的優位性が高くお財布事情も良いです。そして、帰国の際の売却金額は、新車よりも中古で買った方が購入時の金額と売却時の金額との差額が安く上がるので、さらに経済的です。

そうは言っても、中古車だったら何でも得をするかというとそうでは無いので、必ず信頼できる販売店にご相談下さい。

 

よくある質問はコチラ
【FAQ】車の 購入 売却 維持 に関するよくある質問【アメリカ】

 

以上、この記事を参考にされて皆様が賢く車を購入してアメリカ生活を充実した物にする手助けになれば幸いです。また、今回の記事は一般的な事実をもとに作成されておりますが、一部例外もあると思いますので、あくまでも判断の「補助」としてご利用いただけますようにお願い致します。

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