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突然ですが、イギリスの正式名称をご存知でしょうか。

正式名称はUnited Kingdom of Great Britain and Northern Ireland(グレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国)、
つまりイギリスはKingdom(王国)です。

ロシアはRussian Federation(ロシア連邦共和国)
ドイツはFederal Republic of Germany(ドイツ連邦共和国)
中国はPeople’s Republic of China(中華人民共和国)

アメリカ合衆国、イタリア共和国、タイ王国、等々。

ほとんどの国名には共和国、王国といった「国号」がついています。
ではこれらの国号が何を意味するのか、解説していきたいと思います。

共和国と君主国

ほとんど全ての国は大きくこの二つの体制に分かれます。

共和国とは、君主(王様、帝)を置かない共和制を体制としている国のことです。
国民により選ばれた大統領や首相が国家元首となっている国が共和国にあたります。
アメリカもロシアも、国民から選ばれた大統領が国家元首なので、共和国になります。

 

君主国とは、王様や貴族を国家元首(国のトップ)とする君主制を体制としている国のことです。王国(王様が統治)や公国(貴族が統治)、首長国(イスラム世界での王様)は君主国にあたります。
アラブ首長国連邦やモナコ公国は君主国になります。

アメリカに共和党・民主党という二大政党が存在することから、共和制の反対は民主制だと答える方がいらっしゃいますが、これは間違いで、共和制の対義語は君主制です。

 

連邦と合衆国

連邦、合衆国というのは二つ以上の国または州から構成されている国のことです。

アメリカは元々13の国が独立してできたという話は聞いたことがあると思います。
現在アメリカ(United States of America)とメキシコ(United Mexican States)のみが合衆国と呼ばれておりますが、この合衆国という呼び方は歴史上生まれた日本語の意訳が現在にも続いているだけであり、特に連邦や連合と違いはないと言われています。
英語読みではUnited KingdomもUnited Statesも同じUnitedという言葉を使っていますので、合衆国も連合国や連邦国と同義と考えていいかと思います。

 

では日本はいかがでしょうか。

日本の正式名称は「日本国」です。かつては「大日本帝国」と呼ばれており、天皇陛下を国家元首とする君主国でした。

現在は日本国憲法により天皇陛下は象徴となり、国の運営は議会が行っています。
しかしながら他国の国家元首が訪れる際には、「国の顔」として天皇陛下がご対応されますので、他国からみれば国家元首は天皇陛下です。

このように、
君主は存在するが実際の権力は議会が所持している体制を立憲君主制と呼びます。イギリスやタイ王国が同じ体制をとっています。

日本の都道府県とアメリカの州を同等に考える方もいらっしゃいますが、
州が集まって一つの国になったアメリカやほかの連邦国に対して、日本の都道府県は日本国を行政区分で分けたものであるため、日本は連邦や連合国ではありません。

このように世界各国には様々な体制をとっている国が存在します。この共和制、君主制というのはあくまで国家元首を基にした国の体制であり、それらの国の政治や経済分野での思想や手法として、資本主義、社会主義、共産主義などの考え方が存在します。

そこについてはまた後日記事にしたいと思います。
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アメリカ転勤ジャーナル