今日のブログテーマはアメリカ経済を新車販売の観点で少し。

リーマンショック以降、徐々に回復してきた米国経済ですが2017年と2018年とを界に新車の販売台数が下降トレンドに入りました。

しかし、経済は未だに堅調で、株価や失業率などを見ていても問題はありません。

内容としては「Car」セグメントの販売台数が落ち込んでいます。CarとはSUVやトラックを除く乗用車のことを意味しており、いわゆるセダンやハッチバック、ミニバンなどです。2013年8月は新車の販売台数の50.1%がCarだったのに対し、2018年8月は28.8%まで落ち込んでいます。

簡単にいうと、近年セダンが売れなくなっており、SUVやトラックが売れるようになっているということです。

ブランドで見ると昨年当月対比で販売台数を伸ばしたのはRAM, Jeep, Acura, Land RoverそしてVolvoでした。販売台数を落としたのはGenesis, Fiat, Jaguar, DodgeそしてCadillac。大型車両を扱っているブランドに軍配が上がっております。

販売台数が鈍化したことの背景には他の理由もあります。メーカー側が高いインセンティブをつけて販売店側をプッシュしなくなったという事実もあります。今までは「今すぐ販売しろ!」というかなり強い営業活動を行ってきたのですが、ここにきてゆったりとした営業手法に切り替えてきたようです。

上記をまとめると、不景気の兆候ではなく、顧客の購買トレンドと、メーカー側の販売トレンドが要因のようですね。ただし、この傾向は新車価格の値上がりを意味しています。

周りがSUVやトラックを新車で購入しているのを見て、「トレンドに合わせて自分もそうしよう」と感じている方がいらっしゃれば要注意です。この時期だからこそ販売店の心境を読み取ってセダンなどにも目を向けると賢い買い物ができるかもしれません。

以上、個人的な所感も交えながらですが経済レポートブログでした。

(森部)