外国人でもローン利用可能!日本で車を買う時の条件と注意点

外国人でもローン利用可能!日本で車を買う時の条件と注意点
外国人でもローンの利用は可能!

日本で車を買う時の条件と注意点は?

更新日:2025/02/10

外国人でも「車をローンで買いたい」という人は多いです。
ここでは「外国人でも日本でローンを組める?」「永住権は必要?」など、外国人が車をローン購入するための条件や注意点、審査を通りやすくするためのポイントなどを分かりやすく解説しています。

外国人でも日本でローンを組めるの?

中古車の選び方

外国人でも日本でローンを組むことは可能です。もちろん、車もローンを組んで購入することができます。

ただし、ローンは「誰でも組める」という訳ではありません。外国人が日本でローンを組むには、長く日本に居住できること、そして安定した収入が必要です。
また、永住権の有無もローンの組みやすさに大きく影響します。永住権があると、比較的ローンを組みやすいです。一方、永住権がないとローンの審査が厳しい傾向があります。

外国人がローンを組むための条件

外国人が日本でローンを組む場合、一般的には以下の2つの条件を満たす必要があります。

  • 永住権や在留期間の長い就労ビザなど、長く日本に住む権利・資格を得ている
  • 定期的、かつ安定的な収入を得ている

ローンは、最低でも数ヶ月~数年かけて返済するものです。だからこそ、外国人がローンを組むには「長く日本に住めること」が必須条件になります。
ローン会社や金融機関によっては、永住権がないと申し込みができません。また、永住権の有無に関係なくローンを申し込める場合も、ビザの有効期限が近いと断られてしまいます。

日本人の場合と同様に、収入面では「不定期にしか働いていない」「学生でアルバイトの収入しかない」といった人だと、審査を通過しにくいです。日本で継続して働いており、一定の収入があることが重要です。

永住権のない外国人が車のローンを組むときの注意点

中古車の選び方

永住権のない外国人でも、車のローンを組むことはできます。
しかし、冒頭でもご紹介したように、永住権がないとローンの審査が厳しくなる傾向があります。また、返済期間や金利の条件も永住権のある外国人と異なる場合が多いので、注意が必要です。

注意点① 審査を通過しにくい

永住権の取得をローンの申込条件にしているローン会社や金融機関も少なくありません。
ローン会社や金融機関は、永住権のない外国人は、永住権のある外国人に比べて返済途中で母国に帰国するリスクが高いと考えているからです。
そのため、永住権なしでも申し込める場合も、永住権のある外国人と比べると、審査通過率が低い傾向があります。

注意点② 返済期間が短くなりがち

永住権がない場合、一般にローンの返済期間は在留期限内でしか設定できない可能性が高いです。そのため、永住権のある外国人に比べるとローンの返済期間が短くなりがちです。特に、在留期限が近い場合は返済期間の短いローンしか組めません。

少しでも返済期間を長くしたい場合は、ビザを更新した後でローンを申し込むと良いと考えられます。

注意点③ 金利が高くなる傾向がある

永住権のある外国人がローンを組む場合、金利は日本人と同程度である場合が多いです。一方、永住権のない外国人では金利が高めに設定される傾向があります。これは、先ほどもご紹介したように、永住権がない人は永住権のある人と比べて返済途中で母国に帰国してしまうリスクが高いと考えられるからです。ローン会社も金融機関も、リスクはなるべく避けたいのです。

審査が心配なら「自社ローン」もおすすめ

「永住権がないからローンを組めるか心配」「以前ローンを申し込んだけど審査に落ちた」といった場合は、自社ローンの検討をお勧めします。

自社ローンとは、主に中古車販売店が提供している「車両代の分割払い」のサービスです。
自社ローンにも審査はありますが、審査基準は販売店が独自で設定。ローン会社や金融機関と比べて、一般に審査通過率が高いです。また、自社ローンは車両代を分割払いするサービスであり、「お金を借りる」サービスではないため、金利は「0」で、かかりません。

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外国人が車のローン審査を受けるのに必要なもの

外国人が車のローン審査を受ける場合、用意すべき書類は基本的に以下の4種類です。

  • 本人確認書類(パスポート、運転免許証など)
  • 在留資格カード
  • 収入証明書(所得税納税証明書、確定申告書の控えなど)
  • 購入する車の価格が分かる書類(見積書・注文書など)

保証人をつける場合は、保証人の本人確認書類や収入証明書、印鑑登録証明書などが必要な場合も多いです。また、ローン会社や金融機関によって上記以外の書類が必要なケースもあります。事前に問い合わせて必要書類を確認するようにしましょう。

  • ガリバーの自社ローン「じしゃロン」をご利用の場合は、保証人を付けるご契約はございません。

運転免許証が必要な場合もある

車のローン審査では、申し込み段階で運転免許証(※日本での運転が認められているもの)が必要となることも多いです。

提示する免許証は、国際免許証でも良い場合があります。また、スイスやドイツなど一部の国・地域の免許証も認められるケースがあります。ただし、これらの免許証は有効期間が最大1年と短いです。そのため、ローンの申し込みに合わせて運転免許証を日本のものに切り替えておくと良いでしょう。免許証の切り替えは、運転免許センターなどで試験を受けると行えます。

  • ガリバーの自社ローン「じしゃロン」をご利用される場合は、国際免許証は不可となります。日本の運転免許証が必要になりますのでご注意ください。

ローン審査を通りやすくするためのポイント6つ

ここでは、外国人がローンの審査通過率を上げるための6つのポイントをご紹介します。

ポイント① 安定した収入を得る

ローンを組むと、毎月決まった金額を返済しなければいけません。そのため、審査では「毎月ローンの返済を続けられるような収入を得ているか」がチェックされます。継続して働き、安定した収入を得ていれば、審査を通過する可能性は高まります。

ただし、いくら収入が多くても、借入金額が大きすぎれば審査を通過できません。安定した収入を得るとともに「無理のない金額でローンを申し込むこと」も重要です。

ポイント② お金の借りすぎや返済トラブルを避ける

審査の際、ローン会社や金融機関は「申込者が他にどれだけ借り入れをしているか」「過去に返済トラブルを起こしていないか」もチェックします。

車のローンで申し込んだ借入金額が少なくても、住宅ローンやキャッシングなど他に多くの借り入れがあれば審査を通過できません。申し込み前には借り入れをできるだけ少なくしましょう。
また「返済が遅れた」「お金が払えず強制解約された」といった返済トラブルも審査落ちの原因になるので、注意してください。

ポイント③ 日本での永住権をもつ

すでにご紹介したように、永住権があるとローン審査を通過しやすい傾向があります。日本でずっと暮らす予定があるなら、永住権を取得しましょう。

永住権の取得は、申請をしてから半年〜1年以上かかることが多いです。そのため、永住権を取得してローンに申し込みたいのであれば、できるだけ早く永住権取得の申請を行いましょう。

ポイント④ 日本国内に住所をもつ

「日本国内に住所があるか」も審査の通過率に影響することが多いです。賃貸契約をしていたり、寮に住んでいたりと生活拠点があれば「きちんと社会生活を送れている」と判断されやすいからです。
ローン会社や金融機関によっては、住民票で日本の住所を確認するケースもあります。

ポイント⑤ 日本人に保証人になってもらう

日本人の保証人がいると、審査の通過率が上がる可能性があります。特に、日本人の配偶者がいる場合は、保証人になってもらうと通過率が上がりやすいです。

「日本人の保証人をつけると審査の通過率は上がりそうか」「金利が下がる可能性はあるか」など、事前に確認してみると良いでしょう。

ポイント⑥ 自社ローンを利用する

すでにご紹介しましたが、自社ローンは中古車販売店が提供している「車両代の分割払い」のサービスです。審査は販売店の独自基準で行われており、ローン会社や金融機関と比べて審査通過率が高めの傾向があります。

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ローン審査に落ちた場合の対策2つ

残念ながらローン審査に落ちてしまった場合は、以下の2つの対策を検討しましょう。

対策① 借入金額を減らして再度審査に申し込む

借入金額の高さが原因で審査落ちした場合は、借入金額を下げてみましょう。

最初の審査で申し込んだ時と同じ車を買いたいのであれば、頭金を多く用意しましょう。ただし、頭金を多くすると貯金や手元の生活費などが減ってしまうため、無理は禁物です。
頭金を増やさない、あるいは頭金なしでローンを組みたいのであれば、購入する車を再検討しましょう。新車から中古車にしたり、中古車でも少し安い車に変えたりすれば、借入金額を抑えられます。

対策② クレジットカードの分割払いなどを利用する

どうしてもローンの審査を通過できない場合は、クレジットカードの分割払いやリボ払いを利用する手段があります。

クレジットカードで支払いたい場合は、お店選びと手数料に注意しましょう。
自動車販売店では、車両代のクレジットカード払いに対応していないケースも多いです。また、手数料は支払回数が多くなるほど高くなります。手数料の年利が10〜20%ほどになることも多いので、注意しましょう。

外国人のローン利用に関するQ&A

永住権がない外国人でも車のローンを組める?

永住権がない外国人でも、車のローンを組むことはできます。ただし、永住権がないとローンの審査が厳しくなる傾向があるので、注意しましょう。

外国人が車のローンを組むための条件は?

外国人が車のローンを組むには①日本に長く居住できる権利や資格があること、②定期的に安定した収入を得ていることの2つの条件を満たす必要があります。

居住資格については、永住権や長期の就労ビザを取得していることが望ましいです。また、収入については継続して一定の収入を得ていることが望ましいです。

外国人がローン審査を受ける時はどんな書類が必要?

受ける際には基本的に下記4種類が必要です。

①本人確認書類(パスポート、運転免許証など)
②在留資格カード
③収入証明書(所得税納税証明書、確定申告書の控えなど)
④購入する車の価格が分かる書類(見積書・注文書など)

ただし、上記以外の書類が必要となる場合もあります。申し込み前に、電話などで確認しておくと良いでしょう。

ローンの審査を通りやすくするポイントは?

ローンの審査を通りやすくするポイントとして、例えば以下のような対策が挙げられます。

  • 安定した収入を得る
  • お金の借りすぎや返済トラブルを避ける
  • 日本での永住権をもつ
  • 日本国内に住所をもつ
  • 日本人に保証人になってもらう
  • 自社ローンを利用する

日本で車を買うなら「じしゃロン」がおすすめ!

ここまでご紹介したように、外国人でも車のローン購入は可能です。ただし、永住権がないと審査が厳しい傾向があります。

「永住権を取得できない」「他の審査で落ちた」といった場合は、ガリバーの自社ローンサービス「じしゃロン」※1がおすすめです。
車両代の分割払いサービスなので、金利は0%。保証人不要で最長4年の契約※2が可能です。また、分割払いの費用には契約期間中の車検代や税金※3も含まれます。
審査もガリバーの独自基準※4で行うため、ローンが組めるか心配な方もまずはご相談ください。

  • 「じしゃロン」をご利用の場合、有償オプション(車検取得・ケアパック・6ヶ月保証・GPS機器の取付)の付帯及び頭金5万円以上の設定が条件となります。
  • 永住権がない場合、在留期間中に返済が終わる契約に限ります。
  • 駐車場、ガソリン、メンテナンス、消耗品、任意保険料は含まれません。
  • 審査の結果、ご希望に添えない場合もあります。また、本審査にはご来店の必要がございます。
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記事に関する監修者のコメント

外国人がローンを利用する場合も、日本人と同じように条件を満たしている必要があります。場合によっては日本人より条件が厳しいと感じるかもしれません。簡単に借入できてしまう方が金利が高すぎるなど危険な可能性もあり、注意する必要があるでしょう。
車を購入するとランニングコストもかかるようになりますので、それも踏まえて、自分の収入、貯蓄状況に応じたローンを活用してカーライフを楽しんでください。

この記事を執筆・監修した人

宮川 真一

現在の役職・肩書

保有資格

税理士、CFPⓇ、FP技能士1級

略歴

1997年から税理士業務に従事し、税理士として20年以上のキャリアがあります。
自動車税、所得税といった身近にある税金関係の記事監修が得意。確定申告の仕方や自動車税金の仕組みについてメディアで多く記事監修をしている実績があります。

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