コマース https://221616.com/car-topics/ Contents Sun, 23 Feb 2020 13:01:24 +0900 ja (c) IDOM Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 5 hourly 12 2019年 安全な車ランキング【国産セダン編】 https://221616.com/car-topics/20190419-98302/ https://221616.com/car-topics/20190419-98302/ Fri, 19 Apr 2019 12:00:00 +0900 アテンザ インサイト カムリ クラウン スバル セダン トヨタ ホンダ マツダ ランキング レガシィB4 安全な車

国産セダン

安全なクルマ ランキング2019

国産セダンの安全性

国産セダンマーケットの人気はあまり高くなく、トヨタを除きラインアップが非常に少ない。
ただ、全般的に高級車が中心のため、安全装備は充実している。
今回選んだベスト5も、順位を付けたもののその差は小さく、安心して乗れるモデルが多い。
また、高級車なのでオプション選択しなくてはならない装備が少ないことも特徴だ。

注意しなくてはならないのは、完全に放置されている車種。
歩行者検知式自動ブレーキも装着されていないモデルは、フルモデルチェンジまで装備されない可能性が高く、その他の安全装備も期待できない。
こうしたモデルは、購入車リストから外したい。

今回、優れた安全装備のクルマベスト5の中に、レクサスLSを入れていない。
レクサスのフラッグシップセダンなのだが、価格が1千万円を超え、あまりに高価な価格帯になるからだ。
実際には、このレクサスLSは圧倒的な差を付けてベスト1といえるレベル。
歩行者検知式自動ブレーキも、歩行者やガードレールなど回避するためにステアリング操作を支援し衝突を回避する機能まで備える。その他の優れた先進予防安全装備も装着したモデルだ。

BEST.1

トヨタクラウン

トヨタ クラウン

トヨタ クラウンは、トヨタのフラッグシップセダンということもあり、最新の先進予防安全装備トヨタセーフティセンスが搭載されている。
同じトヨタセーフティセンスでも、車種によって異なる機能を持つ。

クラウンに装備されたトヨタセーフティセンスは、歩行者だけでなく昼間の自転車も認識できる高性能タイプだ。
その他、車線を維持しながら先行車に追従するクルーズコントロールや、車両進入禁止や一時停止の標識を認識しメーター内に表示するロードサインアシストなどがセットになっている。また、誤発進抑制制御も標準装備化。

その他の装備も充実しているが、上級グレードを除きオプション設定になっている点が、少々物足りない。
車線変更時の後側方から接近する車両を検知し警報する後側方車両接近警報や、バック時の後方から接近するクルマや歩行者を検知し衝突の危険がある場合、自動ブレーキを作動させる機能も一部グレードでオプション設定となる。
また、クルマの周囲にあるカメラの映像を俯瞰している映像に加工することで死角を無くし、周囲の安全が確認できるパノラミックビューモニターもオプションとなる。

こうしたオプションを選択すれば、クラウンはかなり高い安全性能を持つモデルになる。

BEST.2

スバルレガシィB4

スバル レガシィB4

スバル レガシィB4は2014年に登場と、モデル後期に入ってきたモデル。
しかし安全にこだわるスバルらしく、安全装備はアップデートされており、現在でもトップレベルの安全装備が標準装備化されている。

スバルのウリである先進予防安全装備であるアイサイトの自動ブレーキは、歩行者だけでなく自転車も検知。
アイサイトは、車線維持機能や車線逸脱警報、誤発進抑制制御、全車速追従式クルーズコントロールなどの機能も含んでいる。
エアバッグ類は、サイド&カーテンエアバッグにニーエアバッグを標準装備化した。また、車線変更時に頼りになる後側方車両接近警報やフロント、サイドビューモニターも標準装備。

基本的に、必要な安全装備ほぼ標準装備されているので安心して選べるモデルといえる。

BEST.3

マツダアテンザ

マツダ アテンザ

マツダ アテンザは2012年にデビューし、すでにモデル末期という状態。
しかし、マツダは、こまめに改良を重ねアテンザを熟成。安全装備も何度かアップデートされた。
そのため、モデル末期ながら、最新モデルと比べても見劣りしない安全性能を誇る。

また、マツダ車ほとんどすべてのモデルに共通している点が、グレードにより安全装備の差がほとんど無いことことだ。
アテンザの予防安全装備は、歩行者検知式自動ブレーキに車線維持支援(一部グレードは車線逸脱警報のみ)、誤発進抑制制御、交通標識認識システム、後側方車両接近警報、後退時車両接近警報などを多くの予防安全装備を標準装備化している。
エアバック類では、サイド&カーテンエアバッグを標準装備している。
車両周辺をカメラ画像で確認できる360°ビューモニターに関しては、オプション設定で一部グレードには装備できない。

BEST.4

トヨタカムリ

トヨタ カムリ

トヨタ カムリの予防安全装備パッケージ、トヨタセーフティセンスが標準装備化。
ただしクラウンと異なり、自転車は検知できず歩行者のみの機能に限定。車線維持支援機能や全車速追従式クルーズコントロールもセットになっている。

このおかげで最低限の安全装備は担保されているものの、その他の安全装備はオプション設定が多く、いかにもトヨタ的な設定。
後側方車両接近警報や後退時車両接近警報などは全車オプション。
誤発進抑制制御であるインテリジェントクリアランスソナーもエントリーグレードのみオプション設定だ。

これらは、それほど高価なものではない。特にカムリは高額車なので、こうした装備くらい標準装備化してほしいところだ。
エアバッグ類は、サイド&カーテンエアバッグやニーエアバッグを標準装備化している。

BEST.5

ホンダインサイト

ホンダ インサイト

ホンダ インサイトは、2018年12月登場した。
新しいモデルであることもあり、予防安全装備の標準装備化は比較的充実している。

ホンダの先進予防安全装備パッケージであるホンダセンシングは全車標準装備化。
ホンダセンシングは歩行者検知式自動ブレーキの他に、車線維持支援機能や標識認識機能、誤発進抑制制御、全車速追従式クルーズコントロールなど、多くの機能がセットになっている。
インサイトは、高いレベルの安全装備が標準装備化されているので、安心して乗れるモデルだ。エアバッグ類は、サイド&カーテンエアバッグを標準装備化している。

後側方車両接近警報については、エントリーグレードのみ装着されておらず、オプション選択もできない。後退時車両接近警報は、用意されていないのは残念なポイントだ。

ホンダには、その他アコードやシビック、レジェンドなどのセダンもあり、これらの車種もホンダセンシングが装備されているので、同様に高い安全性能を誇るモデルになっている。

安全な国産セダンを選ぶためのポイント

国産セダンマーケットは、高級車中心になるため、安全装備に関しては高いレベルにある。そのため、ベスト5と順位を付けているものの、装備差は僅差だ。

どのメーカーも一長一短といった装備差がある点が、やや悩ましいポイント。
歩行者検知式自動ブレーキに車線維持支援機能、全車速追従式クルーズコントロール、誤発進抑制制御、サイド&カーテンエアバッグなどは、ほぼどのメーカーも標準装備化している。
これだけの安全装備であれば、一定の安全性能は担保できている。

しかし、日常的に使う後側方車両接近警報後退時車両接近警報などは、安価だがオプション設定、もしくは設定の無いモデルもある。
オプション設定のモデルは、積極的に選択したい機能だ。

また、前走車追従式クルーズコントロールに関しては、停止まで可能な全車速前走車追従式クルーズコントロールであることがベスト
通常の前走車追従式クルーズコントロールでは、低速域になると機能が停止するからだ。
渋滞時に簡単な操作で再作動するタイプが、非常に便利で疲労軽減につながる。

トヨタ車に関しては、安全装備がオプション設定となっているものが多い。
ジックリと装備表を見て、安全装備の見落としがないか確認したい

安全装備比較表

  • …全車標準装備
  • …一部標準装備または一部オプション
  • ×…標準装備なし
トヨタクラウン スバルレガシィB4 マツダアテンザ トヨタカムリ ホンダインサイト
対車両自動ブレーキ

歩行者検知式自動ブレーキ

誤発進抑制制御

一部グレード
オプション

サイドエアバック

カーテンエアバッグ

車線逸脱警報

車線維持支援

一部グレード
のみ

後側方車両検知警報

一部グレード
オプション

一部グレード
装着不可

一部グレード
装着不可
後退時後方車両接近警報

一部グレード
オプション

一部グレード
装着不可

×

オートマチックハイビーム

※安全装備の詳細は各車メーカー公式サイトをご確認ください。

その他のボディタイプ別安全なクルマランキング

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「スポーティグレード追加で、更なる販売増を狙う!」トヨタ カムリWS購入ガイド  https://221616.com/car-topics/20180831-96428/ https://221616.com/car-topics/20180831-96428/ Fri, 31 Aug 2018 11:05:00 +0900 カムリ セダン トヨタ ハイブリッド 新車購入ガイド トヨタは、ハイブリッドセダンのカムリにスポーティグレードである「WS」を新設定して発売を開始した。カムリWSには、スポーティな前後バンパーを装備。インテリアは専用デザインのシートやパドルシフトなどを装備した。サスペンションもスポーツ仕様に変更されている。

トヨタは、ハイブリッドセダンのカムリに新グレードとなるWSを設定し発売を開始した。
カムリWSは、前後のバンパーやインテリア、足回りなどをスポーティ仕様に変更したモデルとなる。

この記事の目次 CONTENTS
記事トップ
北米をメインに開発されたため日本での使い勝手が悪かったカムリ
優れた操縦安定性と低燃費を誇る
地味なデザインから脱却した10代目カムリ
日本で扱いにくくても、販売好調のカムリ
カムリの持つスポーティさをより際立たせたデザイン
パドルシフトやスポーツ仕様サスも装備
カムリの売却は要注意?
トヨタ カムリ価格

北米をメインに開発されたため日本での使い勝手が悪かったカムリ

初代トヨタ カムリは、1980年に登場した。現行カムリが10代目なので、歴史あるモデルといえる。しかし、日本では販売台数が少なく、知名度があまり高くない。それは、カムリが北米マーケットを中心に開発されたからだ。北米のニーズが最優先になるため、どうしても日本マーケットのニーズとは合致しない傾向になる。

日本の立体駐車場に入らない

北米向けといくこともあり、ボディは大きい。全長4885×全幅1840×全高1445mm。全幅は1,800を大きく超えているので、都市部に多い立体駐車場に入らないケースが多い。また、最小回転半径は、5.7mと大きく、18インチホイール装着車になると、まさかの5.9mという数値になっているのだ。

アルファード/ヴェルファイアよりも小回りが利かない

最小回転半径5.7m程度で、トヨタの大型ミニバンであるアルファード/ヴェルファイアと同等。18インチホイール装着車の5.9mになると、アルファード/ヴェルファイアより小回りが利かない状態になる。こうしたスペックを見ただけでも、カムリが日本マーケットで扱いにくいことは一目瞭然だ。

優れた操縦安定性と低燃費を誇る

カムリに搭載されたパワーユニットは、最新の2.5Lハイブリッドのみ。燃費性能は、GやWSグレードで28.4㎞/Lと優れた低燃費性能を誇る。この燃費値は、ハイブリットを好む日本マーケットにおいて、かなり力強い武器となる。

地味なデザインから脱却した10代目カムリ

先代カムリのデザインは、少々地味目。しかし、10代目カムリは、かなりユニークで、なかなかスポーティ。しかも、プラットフォーム(車台)は、TNGAにより新しくなり、低重心パッケージになった。リヤサスペンションも、先代カムリのストラット式から、新開発のダブルウィッシュボーン式へグレードアップした。

安定性、乗り心地も飛躍的に向上

ハイブリッドシステムで重要なバッテリーも、先代カムリはトランク付近に設置されていたが、10代目カムリではリヤシート下に設置された。これにより、より低重心化され、前後の重量バランスも向上している。その結果、カムリの操縦安定性や乗り心地は飛躍的に向上している。

日本で扱いにくくても、販売好調のカムリ

ボディサイズが大きかったり、小回りが利かないなど、やや日本での扱いにくいカムリだが、これが売れているのだ。スポーティなデザインや圧倒的な燃費性能、優れた運動性能が評価されているようだ。

販売台数はクラウンに次いで2番手

カムリの販売台数は、2018年1~6月で12,057台。車種別販売台数ランキングでは34位となった。34位というと、それほど大したことないように感じるかもしれない。しかし、中型・大型クラスのセダンとして見ると、クラウンに次ぐ2番目に売れているモデルなのだ。

セダン復権を託されたカムリ

売れているクルマには、何もしないのがトヨタのやり方だが、カムリは1年目ですでに新グレードを追加。これには、トヨタ側の危機感を感じる。セダンマーケットは、元々人気が無い。しかも、カムリは発売から1年が経過。そろそろ新車効果も薄れ、販売台数が落ち始める時期だ。セダン復権を標榜したカムリだけに、1年で息切れ感は出したくないのは当然のこと。
そこで、新グレードWSを投入し話題喚起するのはセオリー通りといえる。とくに、日本マーケットはスポーティグレードの人気が高いことが特徴。このタイミングでのWSの新設定は、まさに外さないマーケティング戦略だろう。

カムリの持つスポーティさをより際立たせたデザイン

カムリに新設定された新グレードWS。カムリがもつ素性の良さを生かしたグレードになった。グレードは名のWSとは、Worldwide&Sportyの略だ。

レーシングカーのようなリヤバンパー

まず、外観デザインも変更されている。前後バンパーデザインは、よりアグレッシブなものに変更。とくに、リヤバンパーは、レーシングカーのようなディフューザー形状のデザインになった。さらに、左側2本出しのマフラーカッターが装備され、ひと目でスポーティモデルであることが分かる。リヤスポイラーも追加された。もちろん、見た目だけではなく、空力性能の向上にも貢献する。こうしたエアロフォルムをまとったことで、カムリがもつワイド&ローなフォルムをより際立たせている。

ホイールも精悍さを演出

ホイールは、切削光輝+ブラック塗装の18インチを用意。タイヤサイズは、235/45R18だ。この18インチホイールは、切削光輝処理とブラック塗装のハイコントラスト仕様。精悍さと洗練されたスピード感のあるデザインになり、足元を引き締めている。

パドルシフトやスポーツ仕様サスも装備

カムリWSには、専用シートが用意されている。WS“レザーパッケージ”には、本革シートが採用されていて、革の質感とヘキサゴンパターンのデザインパーフォレーションにより、スポーティさと上質感をプラスした。

パドルシフトも装備

また、スポーティモデルには必須となるパドルシフトも装備された。Sポジション走行時だけでなく、Dポジションの走行時でも、ステアリングから手を離すことなく指先の操作で俊敏なシフトアップ、シフトダウンを可能とした。走りを楽しむときだけでなく、市街地走行で軽くエンジンブレーキをかけて減速したいときなどにも、日指先ひとつでシフトダウンできるので便利だ。

そして、カムリの低重心さや優れた前後の重量バランスをより生かすために、WS専用チューニングを施したサスペンションを装備。より応答性の高い操舵フィーリングとフラットな走りを追求した。

カムリWS外板色には、WS専用色としてアティチュードブラックマイカ×ダークブルーマイカメタリックを含む3種類のツートーンカラーを新規設定している。
そして、一部改良も施された。オート電動格納式ドアミラー、インテリジェントクリアランスソナーを標準装備し、利便性と安全性を向上。豪華装備として、ナビゲーション・オーディオにJBLプレミアムサウンドシステム(9スピーカー)を新規設定している。

カムリの売却は要注意?

現行カムリのリセールバリューは、まずまずといったところ。ただ、現行カムリに関しては、まだ流通量が少ないため、かなり中古車価格は幅がある。2017年式で300万円を切っているものもあれば、400万円オーバーもある。300万円前後の上級グレードなら、新車よりもかなり買い得感がある。

必ず下取りと買い取りのか価格をチェックすること

今後、カムリの相場は安定してくるはずだが、カムリを売却する場合は要注意だ。相場が安定していない場合、ディーラー下取りだけでなく買取店での査定をしっかりとしておくことが重要。価格の幅が大きくなる可能性があるので、下取りと買取り、両方しっかりと比較する必要がある。

9代目の先代カムリがお買い得

9代目の先代カムリは、順調に中古車価格が下がっている。あまり人気の無いクルマではあるものの、ハイブリッド車なので燃費は抜群。室内の広さや乗り心地も、高いレベルにある。中古車価格は、比較的安めなので、コスパに優れた中古車をおすすめする。
順調に価格が下がっているので、先代カムリは乗り換えが決まったら、なるべく早く売却するといい。

トヨタ カムリ価格

カムリWSの価格は3,672,000円。カムリの中で、最上級グレードに位置付けられた。従来の上級グレードであるGに対して、約14万円高だ。それほど高価な価格設定ではないので、スポーティなルックスや走りを好む人は、積極的に選んでもよいだろう。

グレード 価格
WS 3,672,000円
WS“レザーパッケージ” 4,341,600円
G 3,531,600円
G“レザーパッケージ” 4,228,200円
X 3,298,320円
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2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストカー決定!(国産車編) https://221616.com/car-topics/20171208-93941/ https://221616.com/car-topics/20171208-93941/ Fri, 08 Dec 2017 00:00:00 +0900 5シリーズ BMW C3 N-BOX アルファロメオ カムリ シトロエン スイフト スズキ ティグアン トヨタ フォルクスワーゲン ホンダ ボルボ マツダ レクサス 日本カー・オブ・ザ・イヤー 日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は、2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストカーを発表。この10台から、選考委員による投票の結果で今年のナンバー1となる日本カー・オブ・ザ・イヤーが決定する。本年度は、完成検査不正問題で日産とスバルが辞退した。
この記事の目次 CONTENTS
記事トップ
10ベストカーの中から、今年のナンバー1を選定!
シリーズ中「スズキ スイフトスポーツが高評価! 」
「走りを鍛えた超低燃費セダン」トヨタ カムリ!
「世界初!マルチステージハイブリッド」レクサスLC
「軽ナンバー1の安全性能を誇る」ホンダN-BOX
「ラグジュアリーSUVへ進化」マツダCX-5

10ベストカーの中から、今年のナンバー1を選定!

今年のナンバー1となるクルマを選ぶ2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストカーが発表された。

この10ベストカーは、全31台のノミネート車の中から自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる選考委員の投票で選ばれた10台。この10台に選ばれることだけでも名誉なことだ。そして、この中から、再度投票が行われ、12月11日(月)に2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤーが決定する。

さて、2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤーだが、やや波乱含みのスタートとなった。それは、日産とスバルが完成検査不正問題。この2社は、完成検査不正問題でエントリーを辞退。異例な幕開けとなった。
 

今年のカー・オブ・ザ・イヤーは?

今年のカー・オブ・ザ・イヤーは、日産リーフが有力候補の一角に上がっていただけに、賞レースはより激戦の荒れ模様となりそうだ。

スバル、日産という2社がエントリー辞退という異例のスタートになったことで、輸入車有利という見方もあったが、蓋を開けてみれば10ベスト中、国産車5台、輸入車5台と例年通り。その中で、トヨタ系の勢い強かった。トヨタブランドのカムリとレクサスブランドのLC2台が10ベスト入りしたのだ。1社で2台が10ベストに選ばれるケースは稀だ。

今回、そんな2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカーをレポート。レポート順は、ノミネート順となっている。ここでは、国産車5台をご紹介!

シリーズ中「スズキ スイフトスポーツが高評価! 」

安価で優れた走行性能をもつスイフトスポーツが、なかなか高い評価を得ている。200万円を切る価格で、本格的な走りが楽しめるモデルだ。

さらに、スイフトスポーツだけでなく、スイフトシリーズにはストロングハイブリッドとマイルドハイブリッドという2つのハイブリッドシステムが用意された。どちらもどちらも優れた低燃費性能を誇る。

自分に合ったパワーユニットを選択!

また、ガソリン車は1.0Lターボと1.4Lターボ、1.2Lと多くのエンジンがあり選択肢があるのも特徴。自分に合ったパワーユニットを選べるというのも魅力的だ。

しかし、ハイブリッド系を除くと、未だアイドリングストップ機能さえ装備されていないグレードも多く存在する。スズキは、価格を安く見せることを重要視し販売する。こうした考え方は、CO2削減という全世界的に求められている環境問題に対して、企業としての意識が低い。環境問題は後回しで、売れればそれでいいという企業姿勢が明確に反映された仕様が多いのは残念だ。

「走りを鍛えた超低燃費セダン」トヨタ カムリ!

販売がトヨタの業績を大きく左右するほどの全世界で販売されているグローバルモデルがカムリだ。10代目となったカムリには、新プラットフォームとなるTNGAが採用された。このTNGAは、低重心化され、高い運動性能をもつ。そのため、カムリの運動性能は飛躍的に向上。従来のカムリは、走る楽しさとはやや無縁だったが、新型カムリは気持ちのよい走りが楽しめるようになった。

そして、搭載されるハイブリッドシステムも刷新されている。従来のハイブリッドシステムは、エンジンの回転だけ先に上がり、速度が後から上がるという違和感があった。より走りを楽しめるように、こうしたフィーリングを改善。アクセル操作に対してダイレクト感のあるフィーリングへ変更された。

燃費が大幅にアップ!

また、燃費値も大幅にアップしている。新開発された2.5Lハイブリッドシステムは、33.4㎞/Lという低燃費性能を発揮する。

ただ、良いことばかりではない。カムリは、主に北米マーケットをターゲットにしたセダン。そのため、小回りが苦手だ。最小回転半径は5.7mと、大型のミニバンアルファードやヴェルファイア並み。さらに、18インチホイールを装着したグレードになると5.9mに! 日本の狭い道や駐車場では使いにくいスペックになっている。

「世界初!マルチステージハイブリッド」レクサスLC

レクサスLCのボディサイズは、全長4,770×全幅1,920×全高1,345mm㎜。大型クーペらしく、かなりワイド&ローを強調したプロポーションになっている。そんなプロポーションに、レクサス独自のデザインがプラスされ、ラグジュアリークーペらしいスタイリングになった。各部のディテールは、かなり複雑な造形。レクサスの高い生産技術をもアピールしている。レクサスブランドを象徴する優れたデザイン性がウリだ。

レクサスLCに搭載されるパワーユニットは、V8 5.0LエンジンとV6 3.5Lハイブリッドの2タイプ。

スムーズで気持ちの良い走り!

V8エンジンは、なかなかパワフルなのだが設計が古い。アイドリングストップさえ装着されていない。一方でハイブリッドをアピールし、環境性能の高さをアピールしているが、このV8ではCO2を無駄に排出しているという妙な組み合わせだ。ただ、組み合わされる最新の10速ATは秀逸。スムースで気持ちの良い走りをアシストしてくれる。

そして、ハイブリッド車には、世界初となるマルチステージハイブリッドシステムが搭載された。従来のハイブリッドシステムに4段ギヤを組み合わせたもので、モータードライブの領域も増えより低燃費化されている。さらに、4段ギヤとなったことでダイレクト感のある走りが楽しめるようになった。

「軽ナンバー1の安全性能を誇る」ホンダN-BOX

爆発的な人気を誇り、何度も年間軽自動車販売台数ナンバー1を獲得した初代ホンダN-BOX。その初代N-BOXの魅力をすべての面で向上させたモデルが2代目N-BOXだ。

とくに進化したのは、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備。ホンダセンシングが全車に標準装備化され、優れた安全性能を得た。また、横幅の狭い軽自動車は側突に弱い。そのため、多くのグレードにサイドエアバッグを標準装備化したのも高評価。他メーカーでは、サイドエアバッグがオプション装着さえできないモデルもあるほどだ。

パワーと実燃費を重視!

また、人気を左右するカスタム系のデザインも、かなり割り切ってデザインされている。マーケットニーズを上手く取り入れ、より大きく見え迫力あるデザインとした。そして、とにかく目立ちたいという顧客ニーズを反映し、LEDライトなどを徹底的に使って夜の存在感をアピール。さらに、クラス初となるシーケンシャルウインカーまで装備した。

デザインや安全性は高いレベルにあるものの、燃費は27.0㎞/Lと物足りない状況だ。これは、パワーと実燃費を重視した結果とホンダは説明している。

「ラグジュアリーSUVへ進化」マツダCX-5

クリーンディーゼルを搭載し話題になった初代CX-5。2代目CX-5は、初代CX-5のプラットフォーム(車台)をキャリーオーバー。プラットフォームをさらに改良したとはいえ、一般的に劇的な進化は期待できない。ところが、2代目CX-5はそうした常識を破り、ほとんとすべての面で初代CX-5を上回る性能を手に入れた。

より高級感そして優れた安全性能

とくに、進化したのは乗り心地や静粛性。ひとクラス上のレベルに到達している。後席の乗り心地も快適だ。

そして、内外装デザインは、より高級感あるものとなった。進化の方個性は、ラグジュアリーSUVといえるものだ。

また、優れた安全性能はも魅力だ。安全装備も充実しており、歩行者検知式自動ブレーキや誤発進抑制機能も標準装備化。誰もが安心して乗れるSUVになっている。

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中古車おすすめランキング 高級セダン編 2017年秋 https://221616.com/car-topics/20171102-93698/ https://221616.com/car-topics/20171102-93698/ Thu, 02 Nov 2017 20:00:00 +0900 カムリ スカイラインハイブリッド セダン トヨタ ボルボ ランキング 新車購入ガイド 日産

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車種選びにお悩みの方へ。コリズム編集長で車評論家の大岡氏に、
この秋中古車でおすすめの高級セダンを聞きました。

  • 高級セダン ランキング ベスト1 日産 スカイライン ハイブリッド

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    日産 スカイライン ハイブリッド

    スカイラインハイブリッドは2014年にデビューした。スカイラインは、北米で販売されている高級ブランド、インフィニティQ50と同じクルマだ。そのため、スカイラインハイブリッドには、グリルなどにインフィニティエンブレムが装着されている。スカイラインハイブリッドは、高級車ブランドであるインフィニティと同等のクオリティをもつ高級車でもある。そのため、スカイラインハイブリッドの新車価格は約500万円という高額な価格からとなっている。このスカイラインハイブリッドに搭載されるハイブリッドシステムは、3.5L V6エンジン+1モーター2クラッチ式。トヨタのような複雑な仕組みではなく、シンプルなシステムで、ダイレクト感のある走りが特徴。FR(後輪駆動)車ということもあり、なかなか気持ちの良い走りができるスポーティセダン。ただ、高額なことや国内の国産セダンマーケットが瀕死状態であることから、スカイラインハイブリッドの販売は不調だ。こうした新車マーケットの流れを受け、中古車マーケットではかなりリーズナブルな価格で売られている。クルマそのものは、完成度の高いスポーティセダンなだけに、これだけ価格が下がっていると非常に魅力的だ。3年落ちの2014年式で、安いものは250万円前後で売られている。

  • 高級セダン ランキング ベスト2 ボルボ S60

    高級セダン ランキング ベスト2 ボルボ S60

    ボルボ S60

    2011年に登場したボルボS60は、デビュー当時から、すでに世界トップレベルの高い安全装備を誇っていた。すでに、この当時から歩行者検知式自動ブレーキなどの先進予防安全装備が用意されていた。こうしたボルボの先進予防安全装備に触発され、多くの自動車メーカーが先進予防安全装備に力を入れ始めたといってもいい。ボルボの歩行者検知式の自動ブレーキを含む先進予防安全装備「ヒューマンセーフティ」は、デビュー当時、一部オプション設定だった。その後、あまりの装着率の高さから全車標準装備になった。2011年の安全装備だが、ボルボの技術は進んでいて今でもトップレベルの実力をもつ。
    しかし、そんな安全性に優れるボルボも、残念ながらブランド構築が苦手のようで、リセールバリューが悪い。中古車マーケットでは、まさかこんなに安いの? と、驚いてしまうような価格で売られている。S60は、優れた安全性能とユニークなデザインなど、クルマの総合性能は十分に高い。ここまでコストパフォーマンスに優れているのなら、迷わず選んでいい中古車だ。

  • 高級セダン ランキング ベスト3 トヨタ カムリ(9代目)

    高級セダン ランキング ベスト3 トヨタ カムリ(9代目)

    トヨタ カムリ(9代目)

    先代となる9代目カムリは、2011年に登場した。この9代目カムリから、ハイブリッド車のみの設定となる。2.5L直4ハイブリッドシステムを搭載した9代目カムリの燃費は、当時のセダンとしては驚異の低燃費23.4㎞/Lを達成した。10代目カムリほどではないが、このクラスのセダンとしては、未だトップレベルの低燃費を誇る。
    9代目カムリの国内販売は、終止不調。これは、主に国産セダンマーケットが大幅に縮小したことによるもの。また、カムリの主戦場は北米としているため、全幅も1,825㎜と大きく、デザインもアメリカ人好みとなったことも売れなかった理由のひとつだ。ただ、カムリは歴代北米を中心としたグローバルモデルで、かなり力を入れた開発がされてきており、クルマ自体の出来はよい。国内での人気は今ひとつだったことや、10代目新型カムリが登場したこともあり、中古車価格はリーズナブルになってきている。5年落ちとなる2012年式では、140~190万円前後が中心となる価格帯。今後さらに価格は下落していくことを考えると、かなりコストパフォーマンスに優れたモデルなので、とても魅力的だ。

目次

オススメランキングの3台を比較

高級セダンランキングベスト3 の 燃費・価格

スカイライン
ハイブリッド

スカイラインハイブリッド スカイラインハイブリッド

スカイラインハイブリッドは、V6 3.5Lという大排気量をもちながら、ハイブリッドシステムをプラスすることで、18.4㎞/Lと低燃費を実現している。一般的なV6 3.5Lガソリン車の倍近い燃費値となっている。同様の1モーター2クラッチ式のハイブリッドシステムを2.0Lターボエンジンに搭載した輸入ハイブリッド車よりも、優れた燃費値だ。ただ、インフィニティブランドということもあり、燃料がハイオクガソリン仕様のため、燃費が良くてもガソリン代がやや高くなる。スカイラインハイブリッドは、新車での販売不振が中古車マーケットでも反映されていて、リセールバリューが低い。新車価格で500万円以上するモデルが、2014年式の高年式モデルでも250万円切っているモデルも出始めている。わずか3年落ちで半額に近い価格で手に入る状況になっている。これだけの高級車が、この値段で買えるようになっているので、まさに非常に買い得感がある。積極的に選んでよい高級セダンだ。

S60

S60 S60

安全性能やデザインなどは、非常に優れているS60だが、燃費性能は今ひとつといった印象だ。デビュー直後の1.6L車で、10・15モード燃費が12.6㎞/L。モデル途中で改良され、JC08で13.6㎞/Lまで燃費を向上したが、それでも微妙な数値だ。最新の1.5Lエンジンは16.5㎞/Lまで燃費を向上させている。どちらかというと、燃費よりパワフルさを優先としたエンジンのようで、なかなか力強い加速性能をもつ。その中でおすすめなのが、2.0Lのディーゼル車だ。燃費は20.9㎞/Lという低燃費を誇るが2015年に登場したばかりだ。ハイオク仕様のガソリン車に比べ、ディーゼルは軽油を使うので30円/L前後燃料費が安くなる。その上、燃費が良く力強い加速も魅力だ。中古車価格は、リセールバリューが低いため総じてかなりリーズナブルな価格で売られている。1年落ちの2016年式で250~320万円がボリュームゾーン。新車価格が約430万円のT3 SEがすでに260万円前後から手に入るようになってきている。ディーゼルモデルは、やや高く280万円台くらいから売られている。新車価格は約460万円なので180万円ほど安くなっている計算だ。5年落ちとなる2012年式になると、100万円を切ったモデルも出始めている。この価格で、世界トップレベルの安全性能を誇るS60に乗れるというのは非常に魅力的だ。

カムリ
(9代目)

カムリ(9代目) カムリ(9代目)

カムリは、ハイブリッド車だけの設定。2.5Lのハイブリッドシステムを搭載して、燃費は23.4㎞/Lという低燃費を達成している。23.4㎞/Lという燃費値は、旧型になったとはいえ、未だこのクラスのセダンの中でトップレベルの実力を誇る。トヨタには、同じような高級セダンとして、サイやレクサスHS250hがあるが、カムリの方が価格も安く燃費もよい。中古車価格は、3年落ちの2014年式で190~240万円前後がボリュームゾーン。5年落ちとなる2012年式では、140~190万円前後が中心となっている。300~400万円くらいが新車価格だったので、買い得感出ている。新型カムリが登場したので、今後さらに価格は下がるだろう。

高級セダンランキングベスト3 の 装備・使い勝手

スカイライン
ハイブリッド

スカイラインハイブリッド スカイラインハイブリッド

残念ながら、高級セダンであるスカイラインハイブリッドには、歩行者検知式自動ブレーキは装備されておらず、追突被害軽減である「エマージェンシーブレーキ」の装備に止まっている。しかし、その他の安全装備は充実。サイド&カーテンエアバック車線逸脱防止支援後側方衝突防止支援システムなどの先進予防安全装備が充実している。また、ドライバーの疲労を軽減する前走車追従式のクルーズコントロール機能も標準装備化されている。
使い勝手面では、トランク容量が少ない。これは、リヤシート後部ハイブリッド用のリチウムイオン電池を設置しているためだ。ゴルフバックなど荷物を多く積むことが多い人は、事前に自分の用途に合うかチェックしておく必要がある。そして、北米向けのクルマということもあり、小回りが苦手だ。最小回転半径は、5.6mと大きい。これは、5ナンバーミニバン並み。本来、スカイラインハイブリッドのようなFR(後輪駆動)車は、小回りが得意な傾向になる。メルセデス・ベンツCクラスなどは、5.1mという最小回転半径となっている。狭い道や駐車場などでは、扱いにくい面がある。

S60

S60 S60

S60を選ぶときに必ず注意したいのが安全装備だ。2011年のデビュー時には、この時期では珍しい歩行者検知式の自動ブレーキ「ヒューマンセーフティ」が用意されていたが、当初オプション設定だった。装着率は非常に高かったようだが、稀に装着されていないモデルがある。こうした車両は選ばないようにしたい。そもそも、S60の最大の魅力は世界トップレベルの安全性能。ヒューマンセーフティが装備されていなければ、買う理由も半減するというより、買う理由が無くなるほどだからだ。S60は、モデル途中から先進予防安全装備の名称を「インテリセーフ10」に変更。全車に標準装備している。

カムリ
(9代目)

カムリ(9代目) カムリ(9代目)

トヨタの予防安全装備は遅れていて、2011年に登場したカムリでさえ自動ブレーキは用意されていない。ただ、エアバッグ類の装備は充実。サイド&カーテン、ニーエアバッグを標準装備化している。2014年のマイナーチェンジ後に、追突被害軽減ブレーキや後側方接近車警報、前走車追従式クルーズコントロール、車線逸脱警報などがセットでオプション設定された。安全性を考えるのなら、こうした装備が付いた車両がよい。
使い勝手面では、このクラスのセダンとしては、トランクが440Lとやや狭い。ただ、それでも他社のハイブリッドモデルに比べると、広いトランクになっている。トランクが狭くなってしまう理由は、リヤシートの後ろにハイブリッド用バッテリーを搭載していたためだ。新型カムリは、リヤシート下に設置されているので、トランク容量は524Lという広さを確保している。北米市場がメインということもあり、とくに後席は広く快適だ。

高級セダンランキングベスト3 の 走行性能・乗り心地

スカイライン
ハイブリッド

スカイラインハイブリッド スカイラインハイブリッド

スカイラインハイブリッドの加速性能は、豪快かつスムース。1モーター2クラッチ式のハイブリッドシステムによるもの。システム出力は364psとパワフル。アクセルを踏んだ瞬間に、モーターの特性である最大トルクが瞬時に立ち上がりクルマを前方に押し出す。エンジントルクは、わずかに遅れてくるので、モーターが、そのわずかな間を埋めてくれるのだ。そして、やや遅れてエンジントルクが伝わり、最後に6,800回転という高回転型エンジンのパワーが上乗せされる。この一連の流れがスムースでレスポンスもよい。アクセル操作に対してレスポンスが良いので、とても気持ちよく意のままに加速できる。それでいて、通常走行時では、アクセルを戻すと積極的にエンジンが停止。平坦路などでは、積極的にEV走行を始め低燃費化に貢献する。このメリハリの効いた走りが、スカイラインハイブリッドの美点だ。また、モデル途中からステアリングと前輪が機械的につながっていない世界初のダイレクト・アダプティブ・ステアリングが装備された。フィーリングに好き嫌いが出るかもしれないが、轍や路面状況によりステアリングを取られることがなくなり、高い直進安定性を誇るなど、安全性や疲労軽減にも役立つ。

S60

S60 S60

S60は、そのスタイリッシュなデザインとは裏腹に、なかなか豪快な走りをする。1.5Lターボでも152ps&250Nmを発揮し、1.5Lとしては、かなりパワフル。さらに、1.6Lターボなどは、180ps&240Nmとなっていて、なかなかパンチのある加速力をみせていた。さらに、2.0Lターボ車は245ps&350Nmという出力。このレベルになると、アクセルをラフに踏むと、フロントタイヤが空転するのをトラクションコントロール機能が抑えにかかるという状態。FF(前輪駆動)モデルの中では、かなりパワフルなモデルといえる。S60には、ポールスターと呼ばれるスポーツグレードが存在する。このグレードは、さらにパワーアップされた。ポールスターには、367ps&470Nmという非常に強力な2.0Lターボエンジンが搭載されている。さすがに、これだけのパワーをFFでは扱いきれないため、AWD化されタイヤサイズは245/35ZR20となった。全般的にスポーティなハンドリング性能で、キビキビとした走りで乗り心地はやや硬め傾向だ。

カムリ
(9代目)

カムリ(9代目) カムリ(9代目)

9代目カムリは、グローバルモデルとしてトヨタの基幹車種になっている。そのため、走行性能も高いレベルにある。2.5Lという絶対的な排気量もあり、なかなか力強い加速性能をみせる。エンジンも頻繁に停止し燃費を向上。メリハリの効いた走りが楽しめる。フットワークもよい。乗り心地重視であることに変更はない。従来のフワフワした感じがなくなり、コシがあり、しっかり感がでている。そのため、高速道路などでの安心化が増している。スポーティな走りを得意とするクルマではないが、とくに不安があるわけでもなく、走行速度が低い日本の道にあったフットワークだ。ハイブリッド車なので、高い静粛性もウリだ。

高級セダンランキングベスト3 の デザイン

スカイライン
ハイブリッド

スカイラインハイブリッド スカイラインハイブリッド

鷹などの猛禽類の鋭い眼光をイメージさせたヘッドライトで、グッと睨みつけるようなフロントフェイスがスカイラインハイブリッドの特徴。トヨタ系のセダンとは違い、グリルはそれほど大きくはない。ボンネットの形状は柔らかな面で構成されているものの、バンパーやボディサイドのシャープなキャラクターラインは、スポーティセダンであることを主張している。そして、基本北米用のモデルとはいえ、リヤのコンビネーションランプには、スカイライン伝統の丸4灯イメージがわずかに残されている。こうした部分を残すことで、国内のスカイラインファンも、少しは納得できるかもしれない。インテリアは、センターコンソールに上8インチ、下7インチのツインディスプレイが設置され、スカイライン独特の空間を作り上げている。

S60

S60 S60

S60のデザインは、なかなかスタイリッシュ。ただし、V40などと比べると、やや好き嫌いが出るかもしれない。ただ、ドイツ系の迫力&威圧系重視デザインに慣れてしまったせいか、S60デザインは非常に新鮮に見える。威圧系デザインと比べると、品があるようにも感じる。このユニークさは、さすがスカンジナビアンデザインといった印象。カッコいいではなく、素直にキレイ、と思うデザインに仕上げている。ドイツ系のデザインにやや飽きている人で、人と同じクルマには乗りたくないという個性派にピッタリの1台と言えるだろう。オーナーのセンスをアピールすることができるモデルだ。

カムリ
(9代目)

カムリ(9代目) カムリ(9代目)

クラウンのように、大型のグリルを装備して威圧感をアピールするセダンとは異なり、9代目カムリのデザインは、やや地味目のフロントフェイスだ。それが、売れなかった理由の一つだが、別に悪いデザインではなく、単に目立たないだけとも言える。インテリアも同様で、インパネ周りのデザインは水平基調のシンプルにまとめられている。エモーショナルなデザインは採用されていないが、カッチリとそつなくまとめられていて完成度は高い。

知って
得する

高級セダン ランキングベスト3 の 中古車値引き交渉術

流通量の少ないモデルは、ライバル車と競合させよう!

スカイラインハイブリッド、S60、カムリ、これらのモデルは中古車の流通量が極めて少ない。特に、S60は近隣のお店で探すことは難しいだろう。本来ならば、同じ車種でグレード・価格が同じ程度の車両を競合させたいが、こうした流通量の少ないモデルはライバル車を加えて競合させるといい。
基本は、同じような価格帯の車両を選ぶことだ。

高級セダンのライバル車

輸入車
メルセデス・ベンツCクラス、BMW3シリーズ、アウディA4
国産車
クラウンハイブリッド、レクサスIS

こうした人気高級車は、中古車価格が高い。年式を落として、本命の車種と価格を合わせた。スカイラインハイブリッド、S60、カムリなどは、あまり人気がないので、人気車と比較されると非常に厳しい戦いになることを営業マンは理解しているので、最初から値引きベースで商談を始めるのがコツだ。そのためには、絶対に本命車種であることを悟られてはいけない。スカイラインハイブリッド、S60、カムリなどは、普通、なかなか選択肢に入らない車種とはいえ、指名買いとわかれば値引き額は少なくなる。そのためには、先にライバル車の見積りを取っておくことが重要。商談はついでに見に来た程度で「随分安くていいクルマだね。もう少し安くなるなら、購入候補になるかも」くらいでOKだ。あくまで、予算重視であることが大前提。これらのクルマは、簡単に売れないので、ジックリと時間をかけて商談したい。

下取り車は、必ず買取り店で査定しておくこと。

また、S60は輸入車なので、保証面も重要。購入後の修理は、国産車よりも割高になるケースが高い。値引きが限界となったら、有料の延長保証などを無料で提供してもらうように交渉したい。下取り車に関しては、必ず買取り店で査定しておくといい。中古車店の中には、値引き分を下取り車の価格を下げて回収しようとするケースも未だにあるからだ。事前に買取り店で査定しておけば、不当に下取り車の価格を下げている場合、すぐにわかるからだ。下取り車は、最も高額で買取ってくれるところに売却すればいい。

オススメランキングの3台を調べる

日産 スカイライン ハイブリッド

中古車情報
カタログ情報
■新車時価格(税込):
307.6万円~609.8万円
■中古車相場:
98万円~108.9万円
■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
約7,826円
他の車種と比較

ボルボ S60

中古車情報
カタログ情報
■新車時価格(税込):
375万円~839万円
■中古車相場:
19.9万円~67.7万円
■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
約5,359円
他の車種と比較

トヨタ カムリ(9代目)

中古車情報
カタログ情報
■新車時価格(税込):
304万円~402.8万円
■中古車相場:
88万円~159万円
■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
約5,684円
他の車種と比較
※ 燃費は国土交通省発表平成26年3月発表自動車燃費一覧よりJC08モードの数値から掲載しています。
※ ガソリン価格は一律120円で算出しています。
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トヨタ カムリの新型と旧型の違いを比較評価!|2017年ガリバーの新車ニュース https://221616.com/car-topics/20171006-92864/ https://221616.com/car-topics/20171006-92864/ Fri, 06 Oct 2017 17:45:00 +0900 カムリ セダン トヨタ 新旧比較 トヨタのセダン、カムリがフルモデルチェンジ。圧倒的な低燃費で登場したが、走りやデザイン、装備のほどは?カムリをあらゆる面から比較し、新車か旧型中古車どちらがお得なのか徹底的に解説します。

トヨタの基幹車種として歴史の長いカムリが2017年にフルモデルチェンジした。これまで、米国では販売台数No1のタイトルを獲得しているカムリだが、日本での売れ行きはイマイチだった。新型である10代目カムリは、33.4km/Lという圧倒的な低燃費で登場するなど、最新テクノロジーが満載。新型が登場した今、旧型カムリはかなりお買い得。そんなカムリの旧型と新型を比較してみた。

  1. 比較レビューのまとめ
  2. エモーショナルなデザインの10代目、コンサバな9代目
  3. 歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備が標準装備化された10代目カムリは、安全性能で9代目を大幅に凌駕
  4. TNGA採用で走りの質感も圧倒する10代目カムリ。9代目も遜色ない走行性能クラストップレベルの実力を誇る10代目カムリ。コストパフォーマンスに優れる9代目

トヨタ カムリ概要

10代目となるトヨタ カムリは、2017年7月に登場した。トヨタのセダンとしては、歴史ある車種だ。グローバルモデルとして高い人気を誇っており、米国では15年連続乗用車販売台数No.1を獲得。100カ国以上の国や地域で販売し、累計で1,800万台を超える人気モデルだ。まさに、トヨタの基幹モデルといえる。

米国で販売台数1位のカムリが日本で売れない理由

しかし、残念ながら日本ではあまり売れていない。その理由はいくつかあるが、まず北米をメインとしたモデルで、全幅が広いなど日本マーケットにマッチしたモデルではないこと。また、国内で日本マーケットのニーズを色濃く反映させた、ほぼ国内専用車で看板車種のクラウンがある。国産セダン=クラウンというイメージが圧倒的に強い。

10代目となったカムリは、従来通り北米色の強いクルマであることに変わりはない。しかし、基幹車種ということもあり、最新のテクノロジーが搭載されている。まず、このクラスでは初となるTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)と呼ばれるプラットフォーム(車台)が採用された。そして、熱効率を最大限まで引き上げ、2.5L車ながら33.4㎞/Lという低燃費を達成したハイブリッドシステムも搭載されている。走行性能と低燃費を両立しており、かなりレベルの高いセダンとなった。

燃費&使い勝手比較

9代目、10代目カムリとも、国内には2.5Lのハイブリッド車しか導入されていない。9代目カムリの燃費は23.4㎞/L、10代目の売れ筋グレードの燃費は28.4㎞/Lとなっている。多少見劣りするものの、今でも十分に高い水準にある燃費値だ。
ボディサイズは、両車ともワイドで1,800㎜を超える。9代目は1,825㎜なのに対して、10代目は1,840㎜とさらにワイドになっている。どちらも、狭い道ではやや扱いにくい。 特に、使い勝手面で注意したいのは最小回転半径だ。9代目は5.5mと標準的なのに対して、新型は5.7mとアルファードなどの大型ミニバン並み。さらに、18インチホイール装着車を選ぶと、もはやありえないような5.9mという最小回転半径になり、日本の狭い駐車場では、かなり扱いにくくなる。

コンセプト&エクステリア比較

カムリというクルマは、良くも悪くも歴代モデルが共通するデザインフィロソフィがない。欧州車などは、従来のデザインに対してリスペクトがあり、共通したデザインフィロソフィが脈々と受け継がれる傾向がある。しかし、カムリにはこうした考え方がなく、車名は同じでもまったく異なるデザインになる。とくに、9代目と10代目は、そうした傾向がかなり顕著に表れている。そのため、どちらのデザインが好みか、という選択になるだろう。

コンサバな9代目カムリ

9代目カムリは、とにかくコンサバなデザインだ。地味さの中に高級感をアピールするタイプで、飽きのこないデザインともいえる。Cd値は0.28と、当時のこのクラスのセダンとしては優れた空力性能をもつ。

エモーショナルな10代目カムリ

10代目カムリは、とにかくエモーショナルであることが重要視されたデザインだ。クーペのようなサイドビューにワイド&ローなフォルムなど、最新のトレンドを取り入れている。フロントフェイスのアンダーグリルには、アメリカンドレスアップの定番であるビレッドグリル風のデザインが採用されていて、かなりコッテリとした顔になった。

インテリア&装備比較

インテリアは、外観デザイン同様9代目は水平基調でシンプルなデザイン。対する10代目も水平基調のデザインだが、滑らかに流れるようなデザインが施された継ぎ目のないセンターコンソールの金属調加飾などがあり、なかなかラグジュアリーな空間に仕上げられている。

安全装備比較

10代目カムリ

10代目カムリには、歩行者検知式自動ブレーキ▶︎▶︎を含む先進予防安全装備「トヨタセーフティセンスP」が標準装備化された。これで、ようやく一定の高級車としての安全性能を手に入れたことになる。ただし、後側方の車両を検知し警告を発するブラインドスポットモニター▶︎▶︎や、後退時に接近する車両を検知し警告するリヤクロストラフィックアラート▶︎▶︎、前後に障害物がある場合、自動ブレーキで衝突を回避するインテリジェントクリアランスソナーなどの、肝心な安全装備はオプション設定と詰めの甘さが目立つ。もはや、コンパクトカーにも標準装備化されている安全装備なので、10代目カムリを選ぶ場合、こうした安全装備が装着されたモデルを選びたい。

9代目カムリ

9代目カムリは、初期モデルからサイド&カーテンエアバッグとニーエアバッグ▶︎▶︎を含む先進予防安全装備「トヨタセーフティセンスP」が標準装備化された。これで、ようやく一定の高級車としての安全性能を手に入れたことになる。ただし、後側方の車両を検知し警告を発するブラインドスポットモニター▶︎▶︎が標準装備化されている。しかし、追突被害軽減ブレーキなどは2014年のマイナーチェンジ以降からオプションで設定されている。より安全性を重視するなら、プリクラッシュセーフティシステムが搭載されたモデルが良い。前走車追従式のレーダークルーズコントロールやブラインドスポットモニターなどもセットで装備されている。

走行性能&メカニズム比較

TNGAと新ハイブリッドシステムにより、優れた動的質感をもつ10代目カムリ

TNGAによる低重心化された新プラットフォーム(車台)により、10代目カムリの運動性能は飛躍的に向上した。また、リヤサスペンションがダブルウィッシュボーン式にグレードアップされていることもあり、なかなか快適で気持ちの良い走りを披露する。動的質感は、圧倒的に10代目が優れる。また、新ハイブリッドシステムとなったことで、33.4㎞/Lという低燃費を実現している。ただ、この燃費を達成しているのはエントリーグレードのみ。売れ筋グレードは28.4㎞/Lとなっている。 9代目のハイブリッドシステムは、ややアクセル操作に対してダイレクト感に欠けていたが、新型ハイブリッドシステムは大幅に改善されていて、気持ちの良い走りをアシストしている。

走りは新型には負けるが、燃費は未だトップレベルの9代目

9代目カムリの走りは、さすがに10代目と比べると分が悪い。だが、一般的なFF車としはよくできているだけに、走りの質感は古いといった印象はそれほどない。意外としっかりとした走りが魅力で静粛性も高い。ハイブリッドシステムも旧型になったとはいえ、燃費性能は23.4㎞/Lと未だトップレベルだ。

おすすめはどっち?新型?旧型?

性能で選ぶなら10代目。コストパフォーマンスなら9代目

デザインが気に入っていて、予算がたっぷりあり、とにかくパフォーマンス重視というのなら間違いなく10代目カムリを選ぶといい。燃費や走行性能など、満足度は非常に高い。ただし、18インチホイール装着車は最小回転半径が5.9mとなるため、狭い道路や駐車場には近付かないということが前提になる。

9代目カムリは、良いクルマなのだが、人気が今ひとつだったこともあり、中古車価格はリーズナブル。2012年式だと140~180万円前後で手に入れることができる。新車価格の半額くらいの価格だ。多くのグレードがGパッケージ以上なので、装備面でも十分といったところ。プリクラッシュセーフティシステムが用意されたマイナーチェンジ後の2014年式くらいになると、価格は200~230万円といったところ。
しばらくすれば、下取りに入った旧型カムリが多く流通して価格がもう少し下がる可能性が高いので、買い得感はもう少し出てくるだろう。燃費性能も十分なので、コストパフォーマンスを重視するのであれば9代目という選択もありだ。

カムリの値引き術

10代目カムリは、新型車だが従来のモデルがそれほど売れたモデルではないので、意外とガードは甘いようだ。当たり前だが、カムリが本命であることがすぐにわかる状態での商談では大幅値引きは期待できない。そこで、必ずライバル車と競合させることが重要だ。10代目カムリの価格帯は、約350~420万円。同じ価格帯の国産ライバル車は、ほとんど見当たらない。少なくて少なくともホンダ アコードハイブリッドとは競合させたい。

競合させる輸入車と商談の進め方

フォルクスワーゲン パサートや場合によっては、メルセデス・ベンツCクラスBMW3シリーズなどの中古車と競合させてみるのもいいだろう。カムリは本命ではないという姿勢を崩さないこと。カムリとアコードハイブリッドは、北米でもライバル車。先にアコードハイブリッドの見積もりを取っておくことが重要。2.0Lということもあり、量販グレードの燃費はアコードハイブリッドの方が上回っていることなどをアピールしながら、長期戦に持ち込むといいだろう。価格次第では、カムリという選択肢があるということも、さり気なくアピールすることも忘れてはいけない。また、購入時期も重要。値引きが拡大する時期は、2~3月、6~7月、9月となる

下取り車は、買取り店で査定すること

そして、値引きと共に重要なのが下取り車の処理だ。下取り車がトヨタ車なら、トヨタ側もかなり気合の入った下取り価格が提示される可能性が高い。ただし、トヨタ車以外では、それほど期待しないほうがよい。他社の下取り車は、自社の中古車店で販売することがあまりできないため、高価買取が難しくなるからだ。
トヨタ車であったとしても、きちんと相場を理解しておかないと、営業マンの術中にはまる。下取り車の価格を安くし、値引き額をアップしたように見せるなど、技は多彩だ。

営業マンの術中にはまらないようにするためには、必ず買取り店で査定しておきたい。買取り店は、そもそも下取り価格より高く買い取れなかったら存在価値がない。つまり、買取店の価格が相場▶︎▶︎の目安となる。ここでの価格をひとつの目安として、商談すれば営業マンの術中にはまるリスクも低くなるはずだ。下取り車は最終的に、一番高価なところで売ればいい。

中古車の価格帯(2017年9月時点)
  1. 新型 カムリ

    370 ~ 390万円

    新型 カムリ
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  2. 旧型 カムリ

    109 ~ 272万円

    旧型 カムリ
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クルマ評論家 CORISM代表 大岡 智彦 氏

クルマ評論家 CORISM代表
大岡 智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員

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  • カムリ REVIEW 新旧比較レビュー

トヨタの基幹車種として歴史の長いカムリが2017年にフルモデルチェンジした。これまで、米国では販売台数No1のタイトルを獲得しているカムリだが、日本での売れ行きはイマイチだった。新型である10代目カムリは、33.4km/Lという圧倒的な低燃費で登場するなど、最新テクノロジーが満載。新型が登場した今、旧型カムリはかなりお買い得。そんなカムリの旧型と新型を比較してみた。

比較レビューのまとめ

  1. エモーショナルなデザインの10代目、コンサバな9代目
  2. 歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備が標準装備化された10代目カムリは、安全性能で9代目を大幅に凌駕
  3. TNGA採用で走りの質感も圧倒する10代目カムリ。9代目も遜色ない走行性能クラストップレベルの実力を誇る10代目カムリ。コストパフォーマンスに優れる9代目

トヨタ カムリ概要

10代目となるトヨタ カムリは、2017年7月に登場した。トヨタのセダンとしては、歴史ある車種だ。グローバルモデルとして高い人気を誇っており、米国では15年連続乗用車販売台数No.1を獲得。100カ国以上の国や地域で販売し、累計で1,800万台を超える人気モデルだ。まさに、トヨタの基幹モデルといえる。

カムリ新旧比較

米国で販売台数1位のカムリが日本で売れない理由

しかし、残念ながら日本ではあまり売れていない。その理由はいくつかあるが、まず北米をメインとしたモデルで、全幅が広いなど日本マーケットにマッチしたモデルではないこと。また、国内で日本マーケットのニーズを色濃く反映させた、ほぼ国内専用車で看板車種のクラウンがある。国産セダン=クラウンというイメージが圧倒的に強い。

10代目となったカムリは、従来通り北米色の強いクルマであることに変わりはない。しかし、基幹車種ということもあり、最新のテクノロジーが搭載されている。まず、このクラスでは初となるTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)と呼ばれるプラットフォーム(車台)が採用された。そして、熱効率を最大限まで引き上げ、2.5L車ながら33.4㎞/Lという低燃費を達成したハイブリッドシステムも搭載されている。走行性能と低燃費を両立しており、かなりレベルの高いセダンとなった。

カムリ新旧比較

燃費&使い勝手比較

9代目、10代目カムリとも、国内には2.5Lのハイブリッド車しか導入されていない。9代目カムリの燃費は23.4㎞/L、10代目の売れ筋グレードの燃費は28.4㎞/Lとなっている。多少見劣りするものの、今でも十分に高い水準にある燃費値だ。
ボディサイズは、両車ともワイドで1,800㎜を超える。9代目は1,825㎜なのに対して、10代目は1,840㎜とさらにワイドになっている。どちらも、狭い道ではやや扱いにくい。 特に、使い勝手面で注意したいのは最小回転半径だ。9代目は5.5mと標準的なのに対して、新型は5.7mとアルファードなどの大型ミニバン並み。さらに、18インチホイール装着車を選ぶと、もはやありえないような5.9mという最小回転半径になり、日本の狭い駐車場では、かなり扱いにくくなる。

カムリ新旧比較

コンセプト&エクステリア比較

カムリというクルマは、良くも悪くも歴代モデルが共通するデザインフィロソフィがない。欧州車などは、従来のデザインに対してリスペクトがあり、共通したデザインフィロソフィが脈々と受け継がれる傾向がある。しかし、カムリにはこうした考え方がなく、車名は同じでもまったく異なるデザインになる。とくに、9代目と10代目は、そうした傾向がかなり顕著に表れている。そのため、どちらのデザインが好みか、という選択になるだろう。

コンサバな9代目カムリ

9代目カムリは、とにかくコンサバなデザインだ。地味さの中に高級感をアピールするタイプで、飽きのこないデザインともいえる。Cd値は0.28と、当時のこのクラスのセダンとしては優れた空力性能をもつ。

エモーショナルな10代目カムリ

10代目カムリは、とにかくエモーショナルであることが重要視されたデザインだ。クーペのようなサイドビューにワイド&ローなフォルムなど、最新のトレンドを取り入れている。フロントフェイスのアンダーグリルには、アメリカンドレスアップの定番であるビレッドグリル風のデザインが採用されていて、かなりコッテリとした顔になった。

カムリ新旧比較

インテリア&装備比較

インテリアは、外観デザイン同様9代目は水平基調でシンプルなデザイン。対する10代目も水平基調のデザインだが、滑らかに流れるようなデザインが施された継ぎ目のないセンターコンソールの金属調加飾などがあり、なかなかラグジュアリーな空間に仕上げられている。

安全装備比較

10代目カムリ

10代目カムリには、歩行者検知式自動ブレーキ▶︎▶︎を含む先進予防安全装備「トヨタセーフティセンスP」が標準装備化された。これで、ようやく一定の高級車としての安全性能を手に入れたことになる。ただし、後側方の車両を検知し警告を発するブラインドスポットモニター▶︎▶︎や、後退時に接近する車両を検知し警告するリヤクロストラフィックアラート▶︎▶︎、前後に障害物がある場合、自動ブレーキで衝突を回避するインテリジェントクリアランスソナーなどの、肝心な安全装備はオプション設定と詰めの甘さが目立つ。もはや、コンパクトカーにも標準装備化されている安全装備なので、10代目カムリを選ぶ場合、こうした安全装備が装着されたモデルを選びたい。

9代目カムリ

9代目カムリは、初期モデルからサイド&カーテンエアバッグとニーエアバッグ▶︎▶︎を含む先進予防安全装備「トヨタセーフティセンスP」が標準装備化された。これで、ようやく一定の高級車としての安全性能を手に入れたことになる。ただし、後側方の車両を検知し警告を発するブラインドスポットモニター▶︎▶︎が標準装備化されている。しかし、追突被害軽減ブレーキなどは2014年のマイナーチェンジ以降からオプションで設定されている。より安全性を重視するなら、プリクラッシュセーフティシステムが搭載されたモデルが良い。前走車追従式のレーダークルーズコントロールやブラインドスポットモニターなどもセットで装備されている。

走行性能&メカニズム比較

TNGAと新ハイブリッドシステムにより、優れた動的質感をもつ10代目カムリ

TNGAによる低重心化された新プラットフォーム(車台)により、10代目カムリの運動性能は飛躍的に向上した。また、リヤサスペンションがダブルウィッシュボーン式にグレードアップされていることもあり、なかなか快適で気持ちの良い走りを披露する。動的質感は、圧倒的に10代目が優れる。また、新ハイブリッドシステムとなったことで、33.4㎞/Lという低燃費を実現している。ただ、この燃費を達成しているのはエントリーグレードのみ。売れ筋グレードは28.4㎞/Lとなっている。 9代目のハイブリッドシステムは、ややアクセル操作に対してダイレクト感に欠けていたが、新型ハイブリッドシステムは大幅に改善されていて、気持ちの良い走りをアシストしている。

走りは新型には負けるが、燃費は未だトップレベルの9代目

9代目カムリの走りは、さすがに10代目と比べると分が悪い。だが、一般的なFF車としはよくできているだけに、走りの質感は古いといった印象はそれほどない。意外としっかりとした走りが魅力で静粛性も高い。ハイブリッドシステムも旧型になったとはいえ、燃費性能は23.4㎞/Lと未だトップレベルだ。

おすすめは新型カムリ?
それとも旧型カムリ?

性能で選ぶなら10代目。コストパフォーマンスなら9代目

デザインが気に入っていて、予算がたっぷりあり、とにかくパフォーマンス重視というのなら間違いなく10代目カムリを選ぶといい。燃費や走行性能など、満足度は非常に高い。ただし、18インチホイール装着車は最小回転半径が5.9mとなるため、狭い道路や駐車場には近付かないということが前提になる。

9代目カムリは、良いクルマなのだが、人気が今ひとつだったこともあり、中古車価格はリーズナブル。2012年式だと140~180万円前後で手に入れることができる。新車価格の半額くらいの価格だ。多くのグレードがGパッケージ以上なので、装備面でも十分といったところ。プリクラッシュセーフティシステムが用意されたマイナーチェンジ後の2014年式くらいになると、価格は200~230万円といったところ。
しばらくすれば、下取りに入った旧型カムリが多く流通して価格がもう少し下がる可能性が高いので、買い得感はもう少し出てくるだろう。燃費性能も十分なので、コストパフォーマンスを重視するのであれば9代目という選択もありだ。

カムリの値引き術

10代目カムリは、新型車だが従来のモデルがそれほど売れたモデルではないので、意外とガードは甘いようだ。当たり前だが、カムリが本命であることがすぐにわかる状態での商談では大幅値引きは期待できない。そこで、必ずライバル車と競合させることが重要だ。10代目カムリの価格帯は、約350~420万円。同じ価格帯の国産ライバル車は、ほとんど見当たらない。少なくともホンダ アコードハイブリッドとは競合させたい。

競合させる輸入車と商談の進め方

フォルクスワーゲン パサートや場合によっては、メルセデス・ベンツCクラスBMW3シリーズなどの中古車と競合させてみるのもいいだろう。カムリは本命ではないという姿勢を崩さないこと。カムリとアコードハイブリッドは、北米でもライバル車。先にアコードハイブリッドの見積もりを取っておくことが重要。2.0Lということもあり、量販グレードの燃費はアコードハイブリッドの方が上回っていることなどをアピールしながら、長期戦に持ち込むといいだろう。価格次第では、カムリという選択肢があるということも、さり気なくアピールすることも忘れてはいけない。また、購入時期も重要。値引きが拡大する時期は、2~3月、6~7月、9月となる

カムリを最大限に値引く方法は?
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下取り車は、買取り店で査定すること

そして、値引きと共に重要なのが下取り車の処理だ。下取り車がトヨタ車なら、トヨタ側もかなり気合の入った下取り価格が提示される可能性が高い。ただし、トヨタ車以外では、それほど期待しないほうがよい。他社の下取り車は、自社の中古車店で販売することがあまりできないため、高価買取が難しくなるからだ。
トヨタ車であったとしても、きちんと相場を理解しておかないと、営業マンの術中にはまる。下取り車の価格を安くし、値引き額をアップしたように見せるなど、技は多彩だ。

営業マンの術中にはまらないようにするためには、必ず買取り店で査定しておきたい。買取り店は、そもそも下取り価格より高く買い取れなかったら存在価値がない。つまり、買取店の価格が相場▶︎▶︎の目安となる。ここでの価格をひとつの目安として、商談すれば営業マンの術中にはまるリスクも低くなるはずだ。下取り車は最終的に、一番高価なところで売ればいい。

新旧カムリ 比較ギャラリー

クルマ評論家 CORISM代表 大岡 智彦 氏
クルマ評論家 CORISM代表
大岡 智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。
日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員

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トヨタの新型カムリ試乗レビュー2017「新たなスタイルに驚きの燃費」 https://221616.com/car-topics/20171005-92834/ https://221616.com/car-topics/20171005-92834/ Thu, 05 Oct 2017 13:08:00 +0900 Camry TOYOTA カムリ トヨタ モデルチェンジ  
  1. 目次
  2. ■ 新たな雰囲気を感じさせる大胆なデザイン
  3. ■ 必要十分な安全装備
  4. ■ 驚きの燃費性能と静寂性
  5. ■ 新型カムリの価格とグレード
 

大胆なデザイン

  cmrh1707_10まず何より驚くのが、大胆なエクステリアデザイン。コンセプトは「官能的な動感」と「知的な洗練」の両立だといい、今までのカムリのイメージを大きく覆すデザインが選ばれている。デザインの初期モデル審査会にはトヨタの豊田章男社長が登場したそうで、力の入れようがうかがわれる。 そんなカムリのフロントフェイスは、最近のトヨタのアイデンティティとして定着してきている、V字をモチーフとした「キーンルックデザイン」を採用。シャープなヘッドライトや水平基調のロアグリルが、個性的ながら浮きすぎない、精悍な雰囲気をたたえている。 そのプラットフォームには、新型プリウスから始まったTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)を採用。その影響もあって、かなり低重心化しているのも新型カムリの特徴。 ボディスタイルはスポーティーさを感じさせるワイド・アンド・ローで、今までのモデルと比較すると+18mm、全高 –30mm、全長 +10mm。ホイールベースは+ 48mmも伸びて、そのエクステリア全体から躍動感を醸し出している。  

インテリアもかなり斬新なスタイル

cmrh1707_09 インテリアに目を向けると、こちらも今までのトヨタやカムリのイメージとは「一味違う」と感じさせるものを持っている。ウッドパネルを用いたセンターコンソールは、どこか水の流れを思わせるようなスタイル。斬新でスタイリッシュに仕上がっている。 アメリカで売れているクルマだけあって、日本人が乗り込むとかなり広々とした作りなのがカムリのインテリア。モデルチェンジでシートの形状も見直されていて、フロントシート、リアシートいずれも座り心地が良くなっていた。 硬さも、日本人にも硬すぎない丁度よさだろう。 全般的に高級感が向上しており、低燃費だけが売りのクルマだとはもう言えなくなっている。  

新型のスタイルを動画でもチェック

新型カムリのエクステリアやインテリアを詳しく紹介している動画。カメラワークが良いため、スタイルがよくわかる。 https://www.youtube.com/watch?v=4vSy3N1aZH4 また海外の口コミ評価も高く、新型への期待が伺われる。 「I'll take this over the dated accord any day!(年季が入ったアコードから今度はこれに乗り換えよう!)」 「Nice car , buy is very simple !!!(いいクルマだ、迷わず買いだ!)」 「"Painless ownership…reliable." That's what I want.(「信頼性が高いから買って後悔しない」これに尽きるね)」

必要十分な安全装備

  cmrh1707_30最近のクルマを語るうえで外せないのが、安全装備。以下のような、先進的アクティブ・セーフティ機能を備えている。必要なものは全て付いており、心配はいらないだろう。他方で、他社にはさらに高い技術を誇るメーカーもあるので、圧倒的No1とは言い難い。 ・歩行者を検知可能な衝突防止システム(PCS w / PD) ・フルスピードレンジ・ダイナミックレーダー・クルーズコントロール(DRCC) ・車線逸脱警報 ・ステアリングアシスト(LDA w / SA) ・オート・ハイビーム(AHB)。 ・リヤビューカメラ ・総数10個のエアバッグ など

驚きの燃費性能と静寂性

  cmrh1707_32パワートレーンは先代同様、ハイブリッドのみ。直列4気筒の2.5リッターエンジンをベースにしている。海外では3.5リッターV型6気筒エンジンが用意されている場合もあるが、日本では今後もハイブリッド専用車として売っていくつもりのようだ。 ハイブリッドということで注目されるのはやはり燃費だろう。JC08モード燃費は最良で33.4km/L(Xグレード)をマークしている。全長が5メートル近いセダンとしては驚異的な数字で、サイズを考えると、プリウスと比べても引けを取らない性能といっていいだろう。 実際に走らせてみると、非常に静か。モーターとエンジンの切り替えもスムーズで、どこでエンジンが掛ったのか築かないほどの滑らかさ。じゃんじゃん飛ばしたいという人には向かないかもしれないが、快適なドライブを楽しみたいという人にはピッタリだろう。 マイナス点を挙げるとすると、日本市場を基準に作られていないため、小回りが利きにくいことだろう。ボディサイズも大きいため、大きなクルマの運転が苦手という人にはあまりお勧めできない。  

新型カムリの価格とグレード

  ・X:329万4000円 ・G:349万9200円 ・Gレザーパッケージ:419万5800円 スタイル、燃費性能、静寂性を備えた新型カムリは、セダンが低調気味の日本において、新たなヒットになる可能性を秘めている。特に人気なのは、オプションも充実しているGグレードだという。 <関連記事> 「2.5Lなのに、驚異の燃費33.4㎞/L!|トヨタ カムリ購入ガイド トヨタ「クラウン」と「カムリ」を徹底比較!トヨタの高級ハイブリッド車ならどちらを選ぶべき?  

先代カムリにも注目

1411374453また新型発売により、先代カムリの中古車はかなり手ごろな値段になってくる。新型ほどではないにせよこちらも低燃費で、以前から人気だった海外での口コミ評価もかなり高い。 「They are extremely popular where I live.(カムリは近所でとても良く見かける)」 「I have 2 model 2008 and 2011 I love it.(うちは2008年式と2011年式の2台持ちで気に入ってる)」 「燃費性能が高いセダンが欲しい。人と同じプリウスはちょっと…」という人は先代カムリの中古車にも注目だ。 <関連記事> 「フェイスチェンジで男前度はアップしたものの・・・」トヨタ カムリ購入ガイド(先代カムリ)

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「2.5Lなのに、驚異の燃費33.4㎞/L!|トヨタ カムリ購入ガイド https://221616.com/car-topics/20170830-92100/ https://221616.com/car-topics/20170830-92100/ Wed, 30 Aug 2017 10:47:00 +0900 カムリ セダン トヨタ ハイブリッド 新車購入ガイド トヨタは、ミディアムクラスのセダンであるカムリをフルモデルチェンジし発売を開始した。パワーユニットは、2.5Lハイブリッドを搭載。燃費性能は、大幅に進化し33.4㎞/Lを達成。また、TNGAが採用され走りの質も向上している。 TNGA化されたグローバル車 カムリ トヨタ カムリトヨタは、中型のセダンであるカムリをフルモデルチェンジし発売を開始。カムリは、これで10代目となった。

米国では、15年連続販売台数No.1を獲得!

日本ではあまり目にすることのないカムリは、北米を中心に開発されたグローバル車。米国では、15年連続乗用車販売台数No.1を獲得。100カ国以上の国や地域で販売され、累計1,800万台を超えたモデルだ。 <関連記事> 「フェイスチェンジで男前度はアップしたものの・・・」トヨタ カムリ購入ガイド

「前例のない変革」を開発テーマにゼロから開発・刷新

トヨタの屋台骨を支えるカムリ。販売台数が低迷すれば、トヨタの経営にも大きな影響を与える。それだけに、かなり気合の入ったフルモデルチェンジになった。 新型トヨタ カムリは、「前例のない変革」が開発テーマとなった。 重要なプラットフォーム(車台)は、TNGA(トヨタニューグローバルアーキテクチャー)が採用された。この基本骨格をベースに、すべての部品をゼロから開発・刷新している。デザインでは「理屈抜きのかっこよさ」、走行性能面では「意のままの走り・上質な乗り味」を目指した。

「カムリでセダン復権」が難しい理由

トヨタ カムリトヨタは、カムリでセダン復権を強くアピールする。ところが、カムリは最大のマーケットである北米をメインに開発されている。日本の特殊なマーケットを考えると、そう簡単に売れるとものではない。 日本マーケットで売れるジャンルは、軽自動車にコンパクトカー、SUVにミニバン。肝心のセダンは、クラウンだけが孤軍奮闘。ほとんどが輸入車に奪われているのが現状だ。これは、セダンが売れないからと言って、日本に合ったモデルが投入されてこなかったことが原因でもある。唯一売れているセダンであるクラウンは、ほぼ日本専用車でもある。 <関連記事> 「マイナーチェンジで進化した部分と物足りない部分とは?」トヨタ クラウン購入ガイド

アルファード・ヴェルファイア以上に小回りが効かない

新型カムリも日本マーケットのことは、それほど重視されていない。例えば、最小回転半径。この数値は、狭い道や狭い駐車場などで、クルマがどれだけ小回りできて使いやすいのかを判断するための指標でもある。 トヨタ カムリところが、新型カムリの最小半径はなんと5.7m! 18インチホイールを装備したグレードに至っては、まさかの5.9m! 大型ミニバンであるアルファード/ヴェルファイア以上に小回りが効かないのだ。

日本では使いづらい大型サイズ

全幅は1,840㎜とワイド。都市部に多い立体駐車場の制限をオーバーする。立体駐車場に入らないケースも多く、狭い道、中小では扱いにくいとなると、日本マーケットで使いやすいとはいえない。駐車スペースがとにかく大きく、駐車は前向き駐車が当たり前の北米では、なんの問題にもならないかもしれないが、日本ではかなり扱いにくいクルマになる。日本のショッピングモールなどでは、何度も切り返しをしなくてはならないだろう。 こうした北米志向の開発に対して、国内専用車クラウンの最小回転半径はFR(後輪駆動)ということもあるが5.2m。この数値は、プリウス並みだ。カムリよりやや全長が短いが、同じFF(前輪駆動)のフォルクスワーゲン パサートは5.4mとなっていて扱いやすい。 <関連記事> 「これは買い!?お買い得感タップリの特別限定車」フォルクスワーゲン パサートヴァリアント購入ガイド

新型カムリはアグレッシブで個性的なデザイン

トヨタ カムリ先代のカムリは、いかにも保守的なセダンといったデザインが採用されていた。没個性と言えばそれまでだが、受け入れられやすいデザインというのも重要だ。 トヨタのデザインは、従来の好き嫌いが出ないデザインから脱却を狙っている。そのため、カムリのデザインは、かなりアグレッシブでオリジナリティの高いデザインが採用された。

ワイド&ローを強調し、官能的な動感を追求

新型カムリのボディサイズは、全長4,885×全幅1,840×全高1,445㎜となった。先代となる9代目カムリのボディサイズが、全長4,850×全幅1,825×全高1,470mmなので、よりワイド&ローが強調されたスタイルになっている。 デザインコンセプトは、「Sensual-Smart CONFIDENCE(センシュアルスマートコンフィデンス)」。セダンの実用性を維持しながら、 クーペの優雅さをアピールするために、「官能的な動感」を追求したという。

コックピットは優雅だが、シートはややチープなインテリア

トヨタ カムリインテリアデザインも、外観デザインと同様にエモーショナルなデザインが採用されている。北米で好まれそうな、ちょっとアーティスティックなものでラグジュアリー感もある。 コックピットは、ステアリング、メーターを中心に据え、ドライバーを囲みながら横方向の広がり感を表現。 左右非対称となるセンターコンソールには、大きく湾曲する金属調加飾が加えられていて、複雑な造形なのに継目がなく優雅さと高級感を上手く表現した。

シートのカラーは定番の2色のみ

ただ、ファブリックシート生地は、やや安っぽさがを感じる。そして、残念なのはシートのカラーが少ないこと。用意されたのは、ベージュ系とブラック系の2色。選ぶ楽しさに欠けていることや、カラーも定番。この部分には斬新さはない。

重心が下がり、運動性能が向上新型カムリ

トヨタ カムリ新型カムリのプラットフォームは、低重心のTNGAを採用。クルマの運動性能を高める設計がされている。

バッテリーをシート下に設置し、トランク容量を増量

この低重心のプラットフォームのパフォーマンスをさらに向上させるために、新型カムリではハイブリッドシステムで重要な役割をもつ大きくて重いリチウムイオンバッテリーをリヤシート下に設置。これで、更なる低重心化が図られ、トランク容量も増えた。 低重心化した上に、重量物が後方の車軸よりやや前に設置されたことにより、重量バランスが向上している。カムリのようなFF(前輪駆動)車は、どうしてもフロントが重い。こうした配置により、新型カムリの重心はより低く、クルマの中心に近くなった。これは、クルマの基本的な運動性能を決める上でとても重要だ。

リアサスペンションもグレードアップでさらに進化!

トヨタ カムリプラットフォームがTNGAになったことにより、組み合わされるサスペンションもグレードアップされている。 フロントサスペンションは、従来のストラット式を踏襲しているが、リヤサスペンションは、ストラット式から新開発のダブルウィッシュボーン式となった。リヤサスペンションをグレードアップすることで、乗り心地や操縦安定性などが大幅に進化。走りの質感を高めている。

驚愕の燃費33.4㎞/Lを達成した2.5Lハイブリッドシステム

トヨタ カムリ新型カムリには、先代と同じく2.5Lのハイブリッドシステムが搭載されているが、変わっていないのは排気量くらいで、新型は大幅に進化を遂げた。 燃費性能は、先代の23.4㎞/Lから一気に向上し33.4㎞/Lとなった。ただ、この数値は、エントリーグレードであるXのもの。量販グレードとなるG以上では、28.4㎞/Lとなる。

燃料技術を進化させ世界トップレベル最大熱効率41%!

この進化に大きく貢献しているのが、2.5Lエンジンだ。燃焼技術を進化させ、世界トップレベルの最大熱効率41%を実現した。この優れた熱効率を誇るエンジンの存在が大きい。 そして、エンジン以外では、ハイブリッドトランスアクスル、高回転モーター、パワーコントロールユニット、ハイブリットバッテリーなども進化している。 新型カムリのシステム最高出力は211ps。燃費性能を大幅にアップさせながら先代の205psからパワーアップさせた技術は、さすがトヨタというべきだろう。

高級車としては、やや物足りない安全装備

トヨタ カムリ安全装備面では、 歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防装備である「トヨタセーフティセンスP」が標準装備化された。また、 サイド&カーテンエアバッグも標準装備化されている。これで、一定の安全装備を得たことになる。 しかし、後側方から接近する車両を検知し警告を発する ブラインドスポットモニターや、後退時に接近する車両を検知し警告する リヤクロストラフィックアラートなどは、例によってオプションとなっている。

安全装備はオプション選択を忘れずに

今時、コンパクトカーのマツダ デミオでもブラインドスポットモニターは標準装備化されている時代。高級車としての標準装備は、やや物足りない。カムリを購入する場合、こうした装備をオプション選択するのを忘れないようにしたい。 また、こうした安全装備の標準装備化に対して腰が引けている点も、欧州のライバルに負けている点でもある。セダン復権というのであれば、命を守るための機能をケチっていてはダメだろう。 <関連記事> 安全な車ランキング2017 セダン編

トヨタ カムリの選び方

トヨタ カムリカムリのパワーユニットは、2.5Lのハイブリッドだけなので、後は装備でグレードを選べば良いので簡単だ。用意されたグレードは、3グレードしかない。

GレザーパッケージとXグレードを選択肢から外す

まず、どうしてもレザーシートが欲しい!というのでなければ、Gレザーパッケージは選択肢から外したい。このグレードは、18インチホイールを装着しているため、最小回転半径はなんと5.9mにもなる。あまりに小回りが苦手なクルマなので、道の狭い日本では使いにくいのでおすすめしない。せめて、17インチに変更できるオプションがあればよかったのだが・・・。 そして、次に選択肢から外したいグレードはXグレード。日常的に使える安全装備であるブラインドスポットモニターや、リヤクロストラフィックアラート、インテリジェントクリアランスソナーが、オプションでも選ぶことができないのだ。安全面では、物足りない。

おすすめはGグレード。オプション選択は必須

残るのは、Gグレードのみとなる。もちろん、ブラインドスポットモニターや、リヤクロストラフィックアラート、インテリジェントクリアランスソナーをオプション選択することが前提だ。 また、オプションでおすすめしたいのは、アクセサリーコンセント(AC100V・1500W/コンセント2/非常時給電システム付)だ。この機能があれば、外部への給電も可能となる。カムリでアウトドアに出かける人は少ないかもしれないが、クルマから電源が取れるので車内や車外で家電製品が使えるようになる。また、災害時の電力車としての価値もある。

新型カムリのリセールバリューは期待できない

先代カムリの リセールバリューは、トヨタ車の中でもあまり高いほうではなかった。新型カムリが、どれだけ人気が出るかにもよるのだが、あまり期待しないほうがいいだろう。そのため、短い期間の乗り換えには向かないクルマだ。まだ、デビューしたばかりなので値引きは厳しいだろうが、1年くらいすれば一定の値引きが引き出せるようになるだろう。

カムリに乗り換える前に今の愛車の買取相場を調べる

トヨタ カムリ価格

トヨタ カムリの価格は以下の通り。 ・X 3,294,000円 ・G 3,499,200円/G“レザーパッケージ” 4,195,800円

カムリに乗り換えを検討しているなら!在庫を見てみる

執筆者プロフィール
クルマ評論家 CORISM代表
大岡 智彦 氏

CORISM(http://www.corism.com/)編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員。

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トヨタの「クラウン」と「カムリ」は、価格帯こそやや異なるものの、ハイブリッドを中心に打ち出しているということもあり、何かと比較されることも多い2台。性能は似ているところも多そうだが、違いはどこにあるのか。どちらを購入すべきなのか。サイズや性能を比較してみた。

この記事の目次 CONTENTS
記事トップ
比較するモデル
カムリ ~車内の広さは屈指
クラウンアスリートハイブリッド ~インテリアの高級感は流石
クラウンとカムリ、どちらを選ぶべき?

比較するモデル

今回は、ハイブリッド対決ということで、クラウンアスリートもハイブリッドモデルを選択した。カムリもクラウンアスリートも、比較しやすいように中間クラスのモデルを選んでいる。

トヨタ カムリ ハイブリッドGパッケージ

トヨタ クラウン ハイブリッドアスリートS

カムリ ~車内の広さは屈指

  • サイズ:全長4850(mm)×全幅1825(mm)×全高1470(mm)
  • 価格:320万7600円~401万4655円(ハイブリッドGパッケージは341万3782円)

クラウンというと何となく大きいイメージだが、全高と全幅は実はカムリのほうが大きい。それだけが原因ではないが、カムリの最大の魅力は車内空間の広さだろう。このサイズのセダンとしては、今のところトップだといっても過言ではない。

広々とした室内で長時間でも疲れにくい

シートのサポート感やホールド感はそれほど強くないが、足元も頭上も広々としており、長時間乗っても疲れにくい印象だった。ただし、インテリアの高級感という点では、ぱっと見の印象はだいぶ改善されているものの、細かいパーツにはプラスティック感がある。

加速は軽く、燃費の数値も高い

エンジンは2.5L。最大トルク数はクラウンアスリートには及ばないが、しかし走っていて不足は感じなかった。特に最初の加速は非常に軽く、スムーズなのはハイブリッドならではのメリットだろう。

燃費はハイブリッド車としても秀逸な25.4km/Lと、クラウンアスリートよりも高い数値をたたき出している。

クラウンアスリートハイブリッド ~インテリアの高級感は流石

  • サイズ:全長4895(mm)×全幅1800(mm)×全高1450(mm)
  • 価格:421万7143円~591万4285円(アスリートSは482万4000円)

クラウンアスリートは、クラウンファミリーの中では「走り」を重視したモデルであり、実はエンジンも後述のカムリをベースにパワーアップしたものが使われている。

クラウンならではの高級感あふれるインテリア

クラウンの魅力である高級感は、アスリートでも充分に感じられる。インテリアに使われている素材は、カムリとは大きな差。またシートの沈みこむようなサポート感は、クラウンならではだといえよう。

パワーは十分だが、燃費はカムリに劣る

エンジンは2.5Lとカムリと同じだが、モーターやエンジンの出力はカムリよりも大きい。以前のクラウンハイブリッドのような強力さはないものの、普段走るのには充分なパワーがある。特にコーナーでは、トルクの大きさを感じられる。ただし燃費という点では、カムリには若干劣る。

クラウンとカムリ、どちらを選ぶべき?

実用性を追求する人には、間違いなくカムリをおすすめしたい。車内空間の広さや燃費は、クラウンを大きく上回っている。

だがそもそも、そんな人はクラウンを検討しないだろう。なので選択のポイントはパワー、インテリアの上質さ、価格のバランスだろう。ぱっと見の高級感だけで良いなら、100万円以上高いクラウンを購入する必要はない。カムリで充分だろう。

必要十分より少し上の性能を求めるならクラウンも有

しかし、インテリアのディテールにまでこだわりたい、シートの快適さも重視、必要十分よりちょっと上のパワーも欲しい、ということであれば、クラウンアスリートの400万円台のモデルなら充分に払う価値があるだろう。ただし、本気でパワーを求めるのであれば、クラウン以外の車種も検討して欲しい。

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「フェイスチェンジで男前度はアップしたものの・・・」トヨタ カムリ購入ガイド https://221616.com/car-topics/20141105-72625/ https://221616.com/car-topics/20141105-72625/ Wed, 05 Nov 2014 02:50:55 +0900 カムリ セダン トヨタ ハイブリッド 新車購入ガイド トヨタは、中型のハイブリッドセダンであるカムリをマイナーチェンジした。今回のマイナーチェンジにより、フロントフェイスはスポーティで精悍さをアップ。また、機能面ではプリクラッシュセーフティシステムなどの安全装備が強化された。しかし、高級車ながら、ほとんどの安全装備はオプションとなっている。 低燃費性能に優れたハイブリッドセダンだが、物足りない安全装備 トヨタカムリ クラウンしか売れない国産セダンマーケットなのだが、カムリは隠れたベストセラーモデルとなっている。 <関連記事> 「2.5Lなのに、驚異の燃費33.4㎞/L!」トヨタ カムリ購入ガイド 現行カムリは、2011年9月にフルモデルチェンジした。セダンが売れない日本では、それほど話題にならないが、北米を中心としたグローバルセダンとして、トヨタの基幹車種ともいえる重要なモデル。カムリの売れ行きひとつで、トヨタの業績が大きく左右されるほどだ。そんなカムリは、北米で直4 2.5LとV6 3.5L、そして2.5Lハイブリッドという3つのパワーユニットが用意されている。 しかし、日本ではセダンが売れない上に、ガソリン車ではマークXがあることからも、日本マーケットに投入されたカムリは、2.5Lのハイブリッド車のみとなった。

最新のハイブリッドシステムで23.4㎞/Lの低燃費性能を誇る

このカムリに搭載されているFF用最新のハイブリッドシステムは、2.5Lの2AR-FXE型エンジン搭載している。23.4㎞/Lという低燃費性能を誇る。トヨタには、同じFFのハイブリッドセダンにSAI(サイ)があるが、こちらは旧式のハイブリッドシステムを使っていることから、燃費は22.4㎞/Lとなっている。 <関連記事> トヨタのハイブリッドカー攻勢、さらに続く!プリウスに続く上級ハイブリッド専用車「サイ(SAI)」購入ガイド カムリは、SAIより燃費やシステム出力でも勝り、当時、価格も304万円からと、一見安く見えたこともあり、爆発的に売れるというモデルではなかったが、コンスタントに販売台数を積み重ねていく。トヨタの月販販売目標は500台と控えめだったこともあるが、発売からしばらくは、月販販売台数は1,000台を超えていた。マイナーチェンジ直前でも500台/月程度を売っていたので、隠れたベストセラーモデルともいえるだろう。

燃費はそのまま、内外装の変更や安全装備の追加設定が中心

そんなトヨタ カムリがマイナーチェンジした。今回のマイナーチェンジは、主に内外装の変更や安全装備の追加設定が中心。ハイブリッドシステムそのものには、改良が加えられていないようで、燃費は23.4㎞/Lのまま変更は無い。

外装は、若々しさを感じる顔に変更

トヨタカムリ 今回大きく変更された外観部分だが、ひと目で分かる通り、顔が大きく変化した。まるで、違うクルマのように大きく変貌を遂げている。ヘッドランプ、フロントバンパー、ラジエーターグリルを変更し、台形の形状をしたバンパーと、細くシャープなグリルに細めとなったヘッドライトが組み合わされている。従来モデルよりも、全体的にスッキリとした精悍さがあり、スポーティさも兼ね備える。さらに、LEDクリアランスランプを採用することで、先進性を強調。若々しさを感じる顔になったので、若年層のセダンファンにも好感度は高いだろう。 対して、リヤビューは、マイナーチェンジ前とそれほど変わった印象はない。コンビネーションランプ、バンパー、ガーニッシュを変更。リフレクターを下端に配置することで踏ん張り感を強調した。

マルチインフォメーションディスプレイ採用で運転をサポート

インテリアでは、マルチインフォメーションディスプレイ(4.2インチTFTカラー)を採用し、瞬間燃費やエコドライブレベルなど様々な情報を表示することでドライバーの運転をサポート。

上質な乗り味と静粛性をさらに向上

カムリは、300万円以上する高級車。マイナーチェンジでは、高級ハイブリッドセダンとしての魅力をさらにアップするために、足回りにチューニングを施した。高速安定性を高めたほか、路面からの振動を低減することで上質な乗り味を実現。ハイブリッド車なので、基本的に静粛性は高いのだが、さらに、ドアの防音材追加やカーペットの改良を行うことで静粛性をさらに向上した。

ようやく平均レベルとなった安全性能

カムリのマイナーチェンジで、最も進化したというべきか、ようやく平均的レベルとなったのは安全装備だ。衝突する可能性が高いと判断した場合に、 自動ブレーキなどによる衝突回避、または衝突被害の軽減を支援する プリクラッシュセーフティシステムが用意された。測定距離の長い高性能なミリ波を使ったシステムだ。コンパクトカー や軽自動車 が多く使う赤外線タイプより、より高い速度域から自動ブレーキが作動する。全車との相対速度が大きいほど、大きな事故になる可能性が高まるので、より高度な安全装備と言える。 また、このミリ波レーダーからの情報によって先行車を認識、設定車速内において先行車との車間距離を走行速度に応じて維持するブレーキ制御付の レーダークルーズコントロールも設定された。これは、高速道路などでドライバーの疲労軽減に役立つので、おすすめしたい装備のひとつだ。 その他、車線の逸脱を検知してブザーとディスプレイ表示でドライバーに警告するレーンディパーチャーアラート(LDA)や、夜間走行時に室内カメラが前方の明るさを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替え、ドライバーの前方視界確保を支援するオートマチックハイビームも用意されている。 さらに、高齢ドライバーや初心者、クルマの運転が苦手な人におすすめしたいのが、 ブラインドスポットモニター(BSM)。視界が狭くなったり、暗いトンネルや夜間、雨など、クルマの周辺が分かりにく時により効果を発揮する。隣の車線を走る車両をレーダーで検知。車両が死角エリアに入ると、ドアミラーに搭載されたLEDインジケーターが点灯。その際にサイドターンランプを点滅させると、LEDインジケーターも点滅し、ドライバーに接触注意の喚起を行う。うっかりミスをフォローしてくれる実用性が高い安全装備だ。

安全性能は大幅に向上したが、全てオプション設定

こうした安全装備の追加で、カムリの安全性能は大幅に向上している。しかし、トヨタの安全思想の考え方なのか、これらの安全装備はすべてオプションなのだ。さらに、エントリグレードには、オプションでも装備できない状態。これらの安全装備は、特別先進技術という訳でもなく、オプション価格は122,040円/132,840円という金額だ。こうした安全装備は、もはや輸入車からみたら標準装備が当たり前の状態だ。 そういう時代なのに、とにかく安全装備をオプション化するトヨタの営業部門の考える安全思想は、かなり低いと感じさせる部分だ。ちなみに、コンパクトカーのフォルクスワーゲン ポロは、マイナーチェンジでミリ波を使った追突被害軽減自動ブレーキを標準装備化している。ポロの価格は2,239,000円からとなっていて、新型カムリより100万円以上安い。より大きく車格の上のカムリだが、安全装備ではポロを超えていない現実がある。それを明確にしているのが、置くだけ充電という装備を標準装備化しているグレードがあること。こういう装備こそ、オプションを設定すべきだ。携帯電話の充電器より、クルマなのだから安全装備が重視されて当然のはず。標準装備の優先順位への考え方が違う。 <関連記事> 「完成度も高くお買い得な特別仕様車マイスターシリーズは買いか否か?」フォルクスワーゲン ポロ購入ガイド

トヨタ カムリの選び方

さて、 カムリの選び方だが、2.5Lのハイブリッドしかないので、欲しい装備があるかないかというグレード選びになる。上記でレポートした通り、エントリグレードは安全装備が装着できないので選ばない方がよい。そうなると、Gパッケージかレザーパッケージのどちらか、という選択になる。両グレードとも、ミリ波の追突被害軽減自動ブレーキなどのオプションは、絶対に装備したほうがよいので、大きな違いは、レザーシートと純正ナビといったところ。価格差は約61万円。その内、ナビのオプションが約34万円なので、レザーシートとその他の装備差分が約27万円ということになる。そう考えると、レザーパッケージがややお得な印象。予算に余裕があるのなら、レザーパッケージがよいだろう。 また、カムリの場合、中古車が買い得感がある。やはり、セダンは人気が無いのか、高年式で200万円台のクルマがたくさんある。マイナーチェンジ後のモデルもそうした傾向になりそうなので、予算が厳しいのならしばらく待って中古車という選択も悪くない。

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トヨタ カムリ価格

カムリの価格は以下の通り。 ・カムリ 3,207,600円 ・Gパッケージ 3,413,782円 ・レザーパッケージ 4,026,437円

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◇執筆者プロフィール◇
クルマ評論家 CORISM代表
大岡 智彦 氏

CORISM(http://www.corism.com/)編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員。

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トヨタ 上海モーターショー 出展車両「FT-EV」※写真はデトロイトショー出展車

環境対応車や高級車など全48台を展示!

 トヨタは4月20日から(一般公開は4月22日から)開催される上海モーターショーに、コンセプトカー「FT-EV」や新型「クラウン」、レクサス「RX450h」など全48台のコンセプトカーや新型車を出展する。
 出展内容は電気自動車の「FT-EV」や燃料電池車の「FCHV-adv」などのコンセプトカー、そして「カムリ ハイブリッド」などの環境を意識したクルマがメイン。レクサスブランドでも「RX450h」や「GS450h」などのハイブリッドカーの新型車を中心に展示していた。
 さらに「クラウン」や「RAV4」、そして「ハイランダー」といった中国向けのトヨタブランド車も展示。さらにレクサスの新型クーペ「IS300C」や高級SUVの「RX350」なども展示されていた。

中国仕様向けの新型車を続々投入予定!

 成長著しい中国市場向けに、高級車や環境対応車を中心にした出展車両だが、なかでも新型クラウンやカムリハイブリッドには注目だ。すでにプリウスやレクサス「LS」、「GS」、「RX」のハイブリッドモデルを販売しているが、新たに中国でカムリ ハイブリッドの生産と販売を開始することで中国市場でのハイブリッドカーのさらなる普及に弾みを付ける狙いがあるという。
 また新型「クラウン」は、中国の道路状況や運転習慣などを細かく調査し反映させることで、中国のユーザーのニーズを徹底的に追求した仕上がりとなっているという。

トヨタ 上海モーターショー 出展車両「RAV4」※写真は日本仕様
トヨタ RAV4
トヨタ 上海モーターショー 出展車両「レクサス GS450h」※写真は日本仕様
レクサス GS450h
トヨタ 上海モーターショー 出展車両「レクサス RX450h」※写真は日本仕様
レクサス RX450h

※写真は日本仕様です[FT-EVはデトロイトショー出展車]

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