コマース https://221616.com/car-topics/ Contents Thu, 22 Aug 2019 23:45:39 +0900 ja (c) IDOM Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 5 hourly 12 日産デイズ vs スズキ ワゴンR徹底比較!ハイレベルモデル対決 https://221616.com/car-topics/20190517-98545/ https://221616.com/car-topics/20190517-98545/ Fri, 17 May 2019 16:00:00 +0900 スズキ デイズ ワゴンR 徹底比較 日産 軽自動車 日産 デイズとスズキ ワゴンRが属するハイト系ワゴンクラスは、各社看板車種を投入し、競合が多いマーケットだ。非常にハイレベルなモデルが多く、価格や走行性能、燃費、居住性、使い勝手など、総合力が重視される。2代目となり大幅に進化した新型デイズとクラストップレベルの実力派ワゴンRを比較した。
日産デイズ vs スズキ ワゴンR徹底比較

日産 デイズとスズキ ワゴンRが属するハイト系ワゴンクラスは、各社看板車種を投入し、競合が多いマーケットだ。
非常にハイレベルなモデルが多く、価格や走行性能、燃費、居住性、使い勝手など、総合力が重視される。
2代目となり大幅に進化した新型デイズとクラストップレベルの実力派ワゴンRを比較した。

この記事の目次 CONTENTS
日産デイズの特徴
スズキ ワゴンRの特徴
1.価格比較
2.燃費比較
3.デザイン比較
4.内装と使い勝手
5.走行性能の比較
6.安全装備の比較
7.リセールバリュー比較
8.購入時の値引き術
9.まとめ・総合評価

日産デイズの特徴

初代日産デイズは2013年に投入された。
日産と三菱の軽自動車に関する合弁会社NMKVから生まれた初のモデルだ。

初代デイズは、主に日産が企画し三菱が開発と生産を担当。
しかし2代目は、日産が企画・開発を行い、三菱が生産する形態に変更された。
三菱のeKワゴンとは姉妹車関係にある。

2代目日産デイズは、日産の技術が色濃く反映された。
注目は、日産の先進技術でもある「プロパイロット」が軽自動車に初採用されたこと。

「プロパイロット」は、同一車線内を維持しながら先行車に追従走行。
さらに、停止から再発進も簡単な操作で繰り返すことができる。
ホンダのN-BOXにも似た機能が装備されているものの、停止&再発進機能はない。
今のところ、軽自動車唯一の技術が採用された。

また、エンジンも全く異なるものとなり、燃費も向上。
燃費だけでなく、トルクも最大15%もアップされ、街中でより運転しやすくなった。

スズキ ワゴンRの特徴

スズキ ワゴンRは、まさにスズキの看板車といえるモデル。
スズキの持つ最新技術が投入されている。

2017年に登場したモデルはこれで6代目。マイルドハイブリッドシステムを搭載しており、クラストップの燃費値を叩き出している。

先代ワゴンRは、スティングレーデザインがやや大人し過ぎたこともあり、販売不振に陥った。
その反省もあり、6代目ワゴンRでは基準車と押し出し感の強いデザインのスティングレーの他に、新たに3つ目のデザインを用意。
選択肢を増やし、顧客ニーズに応えるのと同時に、デザインによる販売不振リスクを回避する作戦に出た。

また、燃費へのこだわりも強い。
さらにスズキの軽量化技術もプラスされ、クラストップの燃費値となった。
マイルドハイブリッドシステムはモーターの出力をアップしたことにより、クリープ時のみだがEV走行も可能としている。

1.価格比較

日産 デイズの評価は3.5点、スズキ ワゴンRの評価は2.5点

ややデイズにお買い得感あり

日産デイズの価格は、1,273,320円から、ワゴンRの価格は1,078,920円からだ。

エントリーグレードの価格を比較すると、デイズの価格はかなり高価な印象になる。
だが、デイズには歩行者検知式自動ブレーキなどが標準装備化されており、装備差が大きい。

デイズの売れ筋グレードになると思われるハイウェイスターXの価格は1,469,880円。
同等に近いグレード、装備になるワゴンRスティングレーXは1,488,240円だ。

微妙な価格差だが、わずかにスティングレーXが高い程度でほぼ互角に見える。
しかし、ハイウェイスターXの装備の方がやや充実している。
デイズには、サイド&カーテンエアバッグが全車に標準装備化されているのに対して、スティングレーXは装備されていない。
その他、細かい装備に若干の差があるものの、総じてデイズの方が安価な設定といえるだろう。

2.燃費比較

燃費性能では、クラストップの実力をもつワゴンRが勝る。

日産 デイズの評価は4.5点

日産デイズの基準車には、660㏄の自然吸気エンジンのみ。
他社のカスタムに相当するハイウェイスターにマイルドハイブリッドとターボのマイルドハイブリッド、計3つをプラスした3タイプのエンジンが用意された。

最も燃費が良いマイルドハイブリッド車は、JC08モードで29.8㎞/Lとなった。
ターボ車が25.2㎞/L、基準車が29.4㎞/Lとなっている。
マイルドハイブリッドと通常エンジンの差があまり無い点がポイントだ。

スズキ ワゴンRの評価は3.5点

スズキ ワゴンRは、マイルドハイブリッド車が33.4㎞/Lとデイズを圧倒。
ターボ車も28.4㎞/Lと、こちらもデイズを大きく超えた。
しかし、通常の自然吸気エンジンは26.8㎞/Lとなった。
このエンジンのみ、大幅にデイズに負けている。

マイルドハイブリッド車同士の比較では、燃費にこだわるワゴンRが圧倒している。
これはマイルドハイブリッドの性能差だ
でなく、スズキの軽量化技術による車重の差が大きい。
ワゴンRはデイズに比べて50㎏程度車重が軽い。
ただ、デイズの非ハイブリッドとなる基準車の燃費は、ワゴンRの非ハイブリッドモデルよりもかなり低燃費に仕上がっている。

3.デザイン比較

デイズとワゴンRのデザイン性は、かなり方向性が異なる。
デイズは、ややスポーティやスタイリッシュといった方向を目指し、新たな軽自動車のデザインを提案。

対してワゴンRは、従来通りの迫力重視といった方向にある。迫力重視系デザインは、もはや見飽きた感もあるので、デイズのデザインに新鮮さを感じる。

日産 デイズの評価は4点

日産デイズのデザインは、基準車とハイウェイスターの2つが用意されている。

他モデルの基準車はどちらかというと女性を意識したデザインが多いが、デイズの基準車はシャープなツリ目タイプのヘッドライトデザインで可愛さというよりスポーティさをアピール。

ハイウェイスターは、ライバル車とやや異なるアプローチのデザインになった。
このクラスのトレンドは、押し出し感重視の迫力系。
いわゆるオラオラ系デザインで、LEDライトなども組み合わされギラギラ感もプラスされている。

しかし、デイズは意外なほどにスッキリシャープなフェイスにまとめられている。
オラオラ系好きにとっては物足りないが、品のあるデザインとなった。
このデザインが市場でどう評価されるのかにも注目だ。

スズキ ワゴンRの評価は3点

スズキ ワゴンRのデザインは、基準車とスティングレーの間にもうひとつのデザインをプラスし、計3つの顔を持つモデルになった。

基準車は、いわゆる女性向けといったデザイン。
柔らかく可愛らしいフェイスが特徴だ。

スティングレーは、大きく重厚なフェイスで迫力を重視。
その中間にあるFZグレードは、上下2分割されたヘッドライトをもち、精悍な顔にまとめられた。

3つのフェイスを持つことで、顧客はより自分好みのワゴンRを選ぶことができるようになった。

4.内装と使い勝手

高価だが9インチモニターは視認性抜群なデイズ。

日産 デイズの評価は3点

日産デイズには、新プラットフォーム(車台)が採用された。
これにより、ホイールベースは先代比+65mmとなり、後席のニールームは+70mmへと拡大されている。

この後席の広さは、クラストップレベルの実力。
後席の広さは十分といえる。

使い勝手面では、9インチモニターがセンターコンソール上部に設置された。
設置場所が高くなり、視線移動の少ない見やすい位置になったことは高評価ポイント。

しかも、9インチとモニターが大型なのでとても見やすい。

スズキ ワゴンRの評価は3.5点

スズキ ワゴンRの後席スペースも広大。

こちらもクラストップレベルの広さで、デイズとはほぼ同等。

使い勝手面でデイズより優れているのは機動性だ。
ワゴンRの最小回転半径は多くのグレードが4.4m。
15インチホイール装着車でも4.6mとなっており、軽自動車らしい小回りで狭い道でも苦労しない。

デイズに関しては、多くのグレードが最小回転半径4.5m。
15インチホイール装着車は4.8mになる。
特に、15インチホイール装着車を比較すると、ワゴンRの機動性が優れていることが分かる。

5.走行性能の比較

乗り心地はデイズが勝る。
ワゴンRはやや硬めな乗り心地で、全体的にタイヤのゴツゴツ感を感じる。

両車共にマイルドハイブリッド車なので、アイドリングストップからの再始動がとても静かで振動が無い。
一般的なガソリン車だと、セルモーターの音が大きく響き、エンジン始動時の振動が大きい。
市街地では何度も繰り返されるアイドリングストップからのエンジンの再始動。
何度も繰り返されるとだんだん不快に感じるが、デイズとワゴンRのマイルドハイブリッド車にはそれがないのでとても快適だ。

日産 デイズの評価は4点

660㏄の自然吸気マイルドハイブリッド仕様の出力は52ps&60Nm。
ターボのマイルドハイブリッド仕様は64ps&100Nmとなった。

先代デイズは、燃費性能優先といったエンジンで、トルクが細く、動力不足感を感じた。
2代目デイズは最大で15%ものトルクアップが施され、街中では十分なトルクがあり走りやすく感じる。
ターボは1.0Lクラスのトルクがあり、高速道路などでも余裕あるクルージングが楽しめる。

デイズは乗り心地重視といった印象が強い。
乗り心地面では14インチタイヤ装着車が最も快適だった。
静粛性も1クラス上といったレベルになっている。

ただ、15インチタイヤを装着したターボモデルは、専用のサスペンションチューングにするなどし、より走りの質を上げてほしかった。

スズキ ワゴンRの評価は4.5点

スズキ ワゴンRの660㏄自然吸気マイルドハイブリッドエンジンは、52ps&60Nmの出力をもち、ターボのマイルドハイブリッド仕様は64ps&98psをアウトプットする。

加速感は、デイズと比べるとややワゴンRが上回る印象。
これは、ワゴンRの車重がやや軽いことが影響している。

さらに、ワゴンRはマイルドハイブリッドのモーター出力が大きい。
そのため、アクセルを踏んだ瞬間のモーターアシストにより、レスポンスの良い加速が可能。
クリープ状態ではEV走行が可能なので、ハイブリッド車に乗っているという満足感がある。
このあたりの性能は、ワゴンRが優れている。

6.安全装備の比較

自動ブレーキを標準装備化したデイズ。標準装備化が進まないワゴンR

日産 デイズの評価は4.5点

日産デイズの安全装備は充実している。
歩行者検知式自動ブレーキ、車線逸脱防止支援、踏み間違い衝突防止アシスト、サイド&カーテンエアバッグなどは全車に標準装備しているので、どのグレードを買っても安心だ。
また、同一車線内を維持、前走車に追従しストップ&ゴーにも対応するプロパイロットも用意されている。

さらに、軽自動車初となるSOSコールがオプション設定された。
SOSコールは、専用ボタンを押すとオペレーターに自動でつながり、救急車手配などをしてくれる。
また、エアバッグなどが展開するような事故でドライバーの意識が無い場合なども、自動で救急車の手配なども行ってくれる。もしもの時に頼りになる装備だ。
もはや軽自動車の枠を超えた安全装備を得た。

スズキ ワゴンRの評価は3点

スズキ ワゴンRの安全装備は、少々物足りない。
未だ歩行者検知式自動ブレーキが標準装備化されていない。

そのため、自ら積極的にスズキの予防安全装備パッケージ「スズキ セーフティサポート」を装備したモデルを選ぶが必要ある。

また、サイド&カーテンエアバッグも、ほとんどのグレードに用意さていない状態だ。
スズキはまだ、安全装備の標準装備化に及び腰といった印象だ。

7.リセールバリュー比較

日産 デイズの評価は3.5点、スズキ ワゴンRの評価は3点。
このクラスの軽自動車は、リセールバリューが高い傾向にあり、デイズとワゴンR共に高値で売却できる。

共通してより高値で売却できるのは、マイルドハイブリッド車であること、歩行者検知式自動ブレーキなどの安全装備が装着されていることが前提になる。
また、デイズならハイウェイスター、ワゴンRならスティングレー、もしくはFZグレードの人気が高いため、こうしたグレードも高値傾向だ。

装備面では、ナビやLEDヘッドライト、キーレスエントリーなどが装備されているとよい。
また、ボディカラーでは、やはり黒・白・シルバー系の人気が高い。
赤やブルーなどのボディカラーの場合、ルーフを異なる色に塗った2トーンカラーも高値での売却が期待できる仕様だ。

少々心配なのが、ワゴンRのリセールバリューだ。
ワゴンRは、ディーラーの都合で自社登録(届出)した未使用車が大量に流通している。
こうした未使用車の増加は、中古車価格を下げる傾向になる。

特に高年式系の価格が下落傾向になる。
安く未使用車を買ったのであればそれほど問題ないが、新車を購入してから3年以内に売却する場合、ワゴンRだと少々リセールバリューが低くなるケースが出てくるかもしれない。

8.購入時の値引き術

しばらく期待できないデイズの値引き。
ワゴンRは新車値引きより、未使用車がお買い得だ。

日産 デイズの評価は2.5点

日産デイズは、2019年にデビューしたばかりの新型車なので、しばらくの間値引きは限りなく「ゼロ」ベースとなるだろう。

ただ、国内の日産ディーラーは売れるクルマが少ない。
デイズは国内日産の販売台数を支える重要な車種。
2019年10月に予定されている増税後に、販売台数が大きく落ちることが予想されるため、10月以降を機に値引き額が拡大する可能性が高い。

しかも、ホンダN-WGNもフルモデルチェンジする予定。
こうなると、値引きを引き出す条件が整ってくる。
モデルチェンジしたN-WGNやスズキワゴンR、姉妹車関係にある三菱eKワゴンなどと競合させれば、新型車とはいえ一定の値引きが期待できる。

スズキ ワゴンRの評価は4.5点

スズキ ワゴンRは、デイズやeKワゴン、ダイハツ ムーヴなどと競合させれば、すぐに一定の値引きは提示される。

ただワゴンRの場合、新車値引き以外の購入術がある。
それは未使用車の購入だ。

未使用車とはディーラーの都合で買い手がいないのに、自社名で登録(届出)してしまった車両だ。

スズキは、こうした未使用車を多く生み出す傾向が強い。
未使用車は、一度登録してしまうと中古車扱いになるため、多くの中古車店で販売されている。
当然、新車価格より大幅に安くなる。
それでいて、登録しただけなので、ほぼ新車コンディションなのだからお買い得感がある。

ワゴンRの未使用車は多く流通しているので、未使用車同士を競合させ、さらに値引きを引き出せればお買い得だ。
好みのグレードやカラーの車両があれば、新車を買う理由が見つからない。

9.まとめ・総合評価

日産デイズとワゴンRの比較はなかなか難しい。

日産 デイズの総合点

29.5点/40点

スズキ ワゴンRの総合点

27.5点/40点

安全装備は積極的に装備したい

やはりデイズは、充実した安全性能と先進技術に魅力がある。
予防安全性能はどのグレードを買っても安心できる。
また、先進技術であるプロパイロットを装備すれば、高速道路の渋滞などでも大幅な疲労軽減が可能で、ロングドライブも十分に楽しめる。より多くの人に勧められるモデルだ。

対してワゴンRは、安全装備が物足りないので、どのグレードを選んでも安心とは言えない。
積極的にセーフティパッケージを装備したモデルを選ぶことが条件になる。
「クルマは凶器」などと呼ばれるような時代なのだから、メーカーは自らの責任で予防安全装備を充実させる責任がある。
また、サイド&カーテンエアバッグは、ほとんどのグレードに装備することさえできない。これも、残念なポイントだ。

ただし、燃費性能とマイルドハイブリッドシステムへのこだわりは高く評価できる。
このクラスで唯一、ハイブリッド車であることが実感できるモデルだからだ。
クリープ時だけだが、モーターのみで走行できるのはワゴンRのみ。
しかも、モーターがアシストしている感覚もしっかりと伝わってくる。
マイルドハイブリッド機能の造り込みは、さすがワゴンRだと感心させられる。

こうした部分ではデイズを凌駕しているワゴンRだが、営業面からくる安全装備の標準装備化が遅れていることがワゴンRのブランド力を下げている。

今のクルマを高く売るには下取りより買取

より高価に売却するコツは、まず愛車の正しい価値を知ることが重要。
正しい価値を知る手段が買取店での査定だ。
2~3店舗も回れば似たような金額が提示される。
この金額を目安に下取り価格と比べてみるといい。

ディーラーの場合、下取車と購入値引きを上手く調整して、買取店に下取り車を取られない工夫をするお店もある。
新車値引きを抑えた分、下取り価格を上乗せする。
こうなると下取車の適正な価格が分からなくなる。

そのため、新車見積り時には、必ず下取りありと無しの2つを出してもらうといい。
もちろん、値引き額は同じようにしてもらうことが前提。
下取り車のありと無しで新車値引きが変わるのであれば、なんらかの細工が裏で行われていると思っていい。

その上で、買取店での価格を比べてみて、一番メリットがあるところに売却すればいい。

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スズキSX4 S-CROSS購入ガイド「歩行者検知式自動ブレーキの装着は見送り」 https://221616.com/car-topics/20190513-98338/ https://221616.com/car-topics/20190513-98338/ Mon, 13 May 2019 16:00:00 +0900 SUV Sクロス スズキ 新車購入ガイド スズキは、コンパクトSUVのSX4 S-CROSS(エスクロス)を一部改良し発売を開始。一部改良では、追突被害軽減ブレーキやサイド&カーテンエアバッグなどの安全装備が標準装備化され、安全性能が向上した。しかし、歩行者検知式自動ブレーキの装備は見送りとなった。SX4 S-CROSSの価格は2,140,560円から。
この記事の目次 CONTENTS
記事トップ
ハンガリーから輸入されているコンパクトSUV、SX4 S-CROSS安全装備を強化
2017年に大幅なマイナーチェンジを行ったSX4 S-CROSS
安全装備の充実が課題だったSX4 S-CROSS
スズキSX4 S-CROSSの選び方
スズキSX4 S-CROSS(エスクロス)価格、スペックなど

ハンガリーから輸入されているコンパクトSUV、SX4 S-CROSS安全装備を強化

スズキは、コンパクトSUVのSX4 S-CROSS(エスクロス)を一部改良し発売を開始。
今回の改良で安全装備を見直したことで、安全性能を向上させている。

スズキSX4 S-CROSS(エスクロス)は、2015年にデビュー。
全長4,300×全幅1,785×全高1,595mmというコンパクトなボディを持ち、日本の狭い道でも扱いやすいサイズをもつSUVだ。
こうしたコンパクトSUVの人気は、非常に高い。
ホンダ ヴェゼルやマツダCX-3などがライバル車で、よく売れている。

スズキも本来なら積極的に売りたい車種なのだが、SX4 S-CROSS(エスクロス)の販売目標台数は1,200台/年と非常に少ない。月換算すると100台/月になる。

売れるはずのコンパクトSUVで、どうしてこのような販売目標になるかというと、このSX4 S-CROSSは、ハンガリーのマジャールスズキ社で生産され、日本に輸入されているモデルだからだ。

SX4 S-CROSSはスズキの世界戦略車でもあり、欧州や中南米、大洋州、アフリカ等へ輸出されている。
そのため、台数の少ない日本仕様をわざわざ生産し輸入するのは簡単なことではない。

しかも、売れると思った仕様が全く売れないと、大量の在庫車をかかけることになる。
スズキもそうしたリスクを避けたという意識が強く、SX4 S-CROSSは1グレード設定で、2WDか4WDの選択しかできない。

2017年に大幅なマイナーチェンジを行ったSX4 S-CROSS

SX4 S-CROSSは、2015年にデビューし2017年に初のマイナーチェンジを行った。
まず外観デザインを大幅に変更。
ヘッドランプ、フロントバンパー、フロントグリル、フロントボンネットフードのデザインを変え、押し出し感のあるグリルと、睨みの効いたツリ目のヘッドライトを組み合わせた。

このデザイン変更により、従来のスッキリしたものから、迫力系デザインになった。
もはや、別のクルマかと感じるほど大きくフロントフェイスは変更されている。
この押し出し感重視の迫力系デザインは、全世界的に人気が高かったからだ。

さらに、外観デザインの変更だけではなくミッションも変更。
CVTから6速ATへの変更されている。

マイナーチェンジでミッション変更といのは、なかなか珍しいことだ。
しかも、燃費効率の良いCVTを捨て、あえて6速ATを選んだ。
当然、燃費性能は下がり、FF(前輪駆動)車で18.2㎞/L(JC08モード)だったものが、16.2㎞/Lになってしまった。

燃費性能を捨ててまで、6速ATを選択した理由のひとつに上げられているのが、欧州を中心としたCVT嫌いが原因と言われている。
CVT特有のラバーバンドフィールが、欧州などでは嫌われる傾向にあるからだ。

安全装備の充実が課題だったSX4 S-CROSS

かなり大胆なマイナーチェンジが行われたSX4 S-CROSSだったが、非常に物足りない部分があった。
それは安全装備だ。

当時の日本では、軽自動車でも歩行者検知式自動ブレーキを含む予防安全装備が充実していた。
しかし、SX4 S-CROSSには、自動ブレーキも無ければ、サイド&カーテンエアバッグさえも装着されていなかったのだ。

スズキは、車両価格が高くなることを嫌う傾向にある。
特にSX4 S-CROSSはハンガリーから輸入していることもあり、価格はやや高めになりやすい。
そのため、安全装備を外して、価格を安く見せたいという営業側の意識が強く働いたようだ。

オプション設定という選択肢もあるが、コストアップや納期が長くなることから用意されていない。

安全装備は向上したものの、歩行者検知式自動ブレーキの装着は見送り

日本では、安全装備の有無がより重視されている。
そんななか、自動ブレーキもサイド&カーテンエアバッグもないという状態では、非常に少ない販売目標ながらそれすら難しくなる。

そこで今回の改良では、対車両の自動ブレーキやサイド&カーテンエアバッグなどが標準装備化された。
しかし残念ながら、歩行者検知式自動ブレーキの装着は見送られた。

追加装備された安全装備は、ミリ波レーダー方式の衝突被害軽減ブレーキ「レーダーブレーキサポートII」だ。
フロントシートサイドエアバッグ、カーテンエアバッグも装備した。

ミリ波レーダーによる「レーダーブレーキサポートII」の装備により、アダプティブクルーズコントロール(作動速度域は約40km/h~)機能も追加されている。
さらに、助手席シートベルトリマインダー、エマージェンシーストップシグナルも装備された。

その他にフロント2ツイーター&リヤ2スピーカーも装着。
歩行者検知式自動ブレーキこそないものの、改良前のモデルと比べれば、安全性能は大きく向上している。

スズキSX4 S-CROSSの選び方

スズキSX4 S-CROSSの選び方は簡単。
1グレードのみの割り切った設定だからだ。

選択できるのは、FF(前輪駆動)か4WDかということのみになる。

4WD車には新世代四輪制御システム「ALLGRIP(オールグリップ)」を採用した。

「AUTO」「SPORT」「SNOW」「LOCK」の4つのドライビングモードを設定。
走行状況や路面状況により、ドライバーが自らの意志で自由に選択することができる。

この4WD車を選択すると、FF車に対して約22万円価格がアップする。

スズキSX4 S-CROSS(エスクロス)価格、スペックなど

価格とスペックは以下の通り。

スズキSX4 S-CROSS 2WD 2,140,560円
スズキSX4 S-CROSS 4WD 2,356,560円

代表グレードはスズキ SX4 S-Cross(エスクロス)4WD

  • ボディサイズ[mm]・・・(全長×全幅×全高) 4,300×1,785×1,595mm
  • ホイールベース[mm]・・・2,600mm
  • 車両重量[kg]・・・1,220kg
  • 総排気量[cc]・・・1.586cc
  • エンジン最高出力[kW(PS)/rpm]・・・86(117PS)/6,000rpm
  • エンジン最大トルク[N・m/rpm]・・・151/4,400rpm
  • ミッション・・・6速AT
  • タイヤサイズ・・・215/55R17
  • JC08モード燃費・・・15.2㎞/L
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2019年 安全な車ランキング【国産コンパクトカー編】 https://221616.com/car-topics/20190419-98300/ https://221616.com/car-topics/20190419-98300/ Fri, 19 Apr 2019 12:00:00 +0900 コンパクトカー スズキ スバル タンク ダイハツ デミオ トヨタ トール ノート フィット ホンダ マツダ ランキング ルーミー 安全な車 日産

国産コンパクトカー

安全なクルマ ランキング2019

コンパクトカーの安全性

歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備の装着が遅れていたトヨタ アクアやヴィッツにも、トヨタセーフティセンスが用意された。
ただし、まだまだ全車標準装備化されている車種は少ない。
また、標準装備化されているのにもかかわらず、レスオプション設定がされている車種もある。

唯一、マツダのみが歩行者検知式自動ブレーキなどを含めた先進予防安全装備を全車に標準装備化。レスオプションの設定もなく、想的な装備設定を実現している。

BEST.1

マツダデミオ

マツダ デミオ

マツダ デミオの予防安全装備は非常に高いレベルにある。
2017年11月の改良で、歩行者検知式自動ブレーキ「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」を標準装備化。
さらに、後側方から接近する車両を検知し警報を発するブラインド・スポット・モニタリング、駐車場からの後退時に接近する車両を検知し警報を発するリア・クロス・トラフィック・アラートも標準装備化した。
コンパクトカーで、ブラインド・スポット・モニタリングやブラインド・スポット・モニタリングを設定した車種はほとんどない。
こうした装備は、日常的に使うことが多い機能。特に高齢者や初心者には頼りになるだろう。
また、サイドエアバッグやカーテンエアバッグも全車に標準装備した。

デミオの魅力は、全グレードでこの優れた安全性能を享受できること。
エントリーグレードであっても安心できる。
安全装備の充実さはクラスを超えたもので、誰にでもおすすめできるコンパクトカーだ。

BEST.2

ホンダフィット

ホンダ フィット

ホンダ フィットも2017年6月のマイナーチェンジで、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備であるホンダセンシングが用意された。
ホンダセンシングの機能は、多彩で十分な安全性能を誇る。
自動ブレーキ機能の他に、前方&後方誤発進抑制機能、先行車追従式クルーズコントロール、車線維持支援システム、路外逸脱抑制機能の機能をもつ。

しかし、軽自動車のN-BOXはホンダセンシングを全車標準装備化しているものの、クラスが上のフィットには一部グレードオプション設定となっている。サイド&カーテンエアバッグも同様の設定。
フィットを選ぶときには、まずホンダセンシングが装備しているグレードかどうかしっかりとチェックする必要がある。
また、後側方車両接近警報や、カメラの映像を加工し、車両を俯瞰から見たように映し出す機能は設定されていない。

BEST.3

日産ノート

日産 ノート

日産ノートは、歩行者検知式自動ブレーキであるインテリジェントエマージェンシーブレーキを全車に標準装備。
車線逸脱警報や踏み間違い衝突防止アシスト、フロント&バックソナーも標準装備しているので、一定レベルの安全性能を確保している。
ただ、こうした装備のレスオプションが設定されているのは残念だ。
また、サイドエアバックの設定は無く、カーテンエアバッグもオプション設定となっている。

オプション設定だが、カメラの映像を加工し、俯瞰から見たようにモニター表示できるインテリジェントアラウンドビューモニターは便利な機能。
しかも、移動物検知機能付なので、安全性にも優れている。
死角に隠れた人や物をひと目で見つけることができる。日常的に使う機能なので、ぜひとも選択したい安全装備だ。

同様に、後席に乗員がいたり、夜間や雨など後方視界が悪いときに視界を確保したりする機能がインテリジェントルームミラーだ。
後方のカメラ映像をルームミラーに映し出すため、鮮明な後方視界が確保できる。

BEST.4

スズキクロスビー

スズキ クロスビー

スズキ クロスビーは、2017年12月登場した。
歩行者検知式自動ブレーキであるデュアルセンサーブレーキサポートを用意。
しかし、エントリーグレードには装着できないという物足りない仕様になっている。

スズキの予防安全装備であるスズキセーフティサポート装着車には、誤発進抑制機能に車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、ハイビームアシスト、後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能、リヤパーキングセンサーが装備される。
後退時ブレーキサポート機能は、バック時にも衝突の危険がある場合、自動ブレーキが作動する。バック時に自動ブレーキ作動する機能は数少ない。

これに加え、フロントサイド&カーテンエアバッグも装備。スズキセーフティサポート搭載車は、十分な安全性能といえる。
また、オプション設定となるがカメラ映像を加工。
自車を俯瞰して見たような映像をモニター表示できる全方位モニターを用意。
死角に隠れた人や物をひと目で発見することができ、安全性に寄与する。

こうしたスズキセーフティサポートが装備されたコンパクトカーも同様の安全性能をもつが、総じて非装着車が多いのが特徴なので、オプション選択するか標準装備グレードを選ぶ必要がある。

BEST.5

トヨタタンク/ルーミー
ダイハツトール
スバルジャスティ

トヨタ タンク/ルーミー、ダイハツ トール、スバル ジャスティ

トヨタ タンク/ルーミーとダイハツ トール、スバル ジャスティの4車種は、多少デザインが異なる程度で、ダイハツが生産している基本的に同じクルマだ。
そのため、歩行者検知式自動ブレーキを含む予防安全装備は、ダイハツのスマートアシストⅢを採用している。

スマートアシストⅢの機能には、歩行者検知式自動ブレーキの他、車線逸脱警報、誤発進抑制制御機能(前方・後方)、オートハイビームなどが含まれる。
タンク/ルーミー、トールに関しては、エントリーグレードの1グレードのみスマートアシストⅢが装着されず、オプション選択も不可。
ジャスティについては、全車標準装備化となっている。
トヨタとダイハツに対して、スバルはより安全に配慮していることが分かる。

サイド&カーテンエアバッグに関しては、タンク/ルーミー、トールが全車にオプション設定。ジャスティもエントリーグレードを除きオプション設定だ。
メーカーによって呼び名が異なるが、カメラの映像を使って死角を無くし、自車周辺の人や物を発見しやすくするパノラマモニターも用意されている。
全体的にベーシックな予防安全装備といった印象だ。

安全な国産コンパクトカーを選ぶためのポイント

コンパクトカーで、安全装備面で十分満足いくレベルに達しているのはマツダ デミオだけだ。
なぜならば、歩行者検知式自動ブレーキや誤発進抑制だけでなく、後側方や後方から接近する車両を検知し警報を発してくれる機能を標準装備しているからだ。

事故を未然に防ぎ、身を守るためにも、購入を考えているモデルにしっかりと安全装備されているか確認しなければならない。

安全装備比較表

  • …全車標準装備
  • …一部標準装備または一部オプション
  • ×…標準装備なし
マツダデミオ ホンダフィット 日産ノート スズキクロスビー トヨタタンク/ルーミーダイハツトールスバルジャスティ
対車両自動ブレーキ

一部グレード
オプション
一部装着不可

一部グレード
オプション

※1
歩行者検知式自動ブレーキ

一部グレード
オプション
一部装着不可

一部グレード
オプション

※1
誤発進抑制制御

一部グレード
オプション
一部装着不可

一部グレード
装着不可

一部グレード
オプション

※1
サイドエアバック

一部グレード
装着不可

×

一部グレード
オプション

※2
カーテンエアバッグ

一部グレード
装着不可

全車オプション一部装着不可

一部グレード
オプション

※2
車線逸脱警報

一部グレード
オプション
一部装着不可

一部グレード
オプション

※1
車線維持支援

一部グレード
オプション
一部装着不可

一部グレード
オプション
一部装着不可

×

×

後側方車両検知警報

×

×

×

×

後退時後方車両接近警報

×

全車オプション一部グレード
装着不可

×

×

オートマチックハイビーム

一部グレード
オプション
一部装着不可

一部グレード
装着不可

一部グレード
オプション

※1

※安全装備の詳細は各車メーカー公式サイトをご確認ください。

※1…タンク/ルーミー、トールは一部グレードのみ標準装備
※2…タンク/ルーミー、トールで全車オプション設定、ジャスティでエントリーグレードを除きオプション設定

その他のボディタイプ別安全なクルマランキング

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2019年 安全な車ランキング【軽自動車編】 https://221616.com/car-topics/20190419-98298/ https://221616.com/car-topics/20190419-98298/ Fri, 19 Apr 2019 12:00:00 +0900 ekワゴン N-BOX スズキ スペーシア デイズ ホンダ ランキング 三菱 安全な車 日産 軽自動車

軽自動車

安全なクルマ ランキング2019

軽自動車の安全性

軽自動車の歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備は、急速に進んでいる。
30㎞/h以下、対車両のみという簡易型自動ブレーキしか装備されていないクルマは、もはや数少ない。軽自動車の予防安全装備は、非常に高いレベルだろう。

ただし、すべてのクルマが安全というわけではなく、多くの車種で予防安全装備がオプションという状態。
価格の安いエントリーグレードには、装備されていないだけでなく、オプションでも装備できないというモデルもある。
また、予防安全装備を標準装備化とアピールしながら、レスオプションを用意している車種まである。

購入費や維持費がお手軽な軽自動車だが、値段だけでなく安全性(頑丈さ)についても購入時にしっかり考慮したい。

BEST.1

ホンダN-BOX

ホンダ N-BOX

ホンダN-BOXは、軽自動車マーケットにおいて、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備のレベルを一段と引き上げた立役者といえる。
N-BOXが登場する以前は、軽自動車にも歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備が用意されていたが、標準装備化されていたグレードは限られた。
しかし、N-BOXが先進予防安全装備である「ホンダセンシング」を全車標準装備化したことで、多くの軽自動車が追随。
全グレード標準装備化とはいかないものの、多くのグレードで先進予防安全装備が標準装備化されるようになった。
ホンダは、ようやくホンダの安全思想であるセーフティ・フォー・エブリワンをN-BOXで具現化したのだ。

ただ、ホンダセンシングのレスオプションが設定されており、この部分は残念だ。
N-BOXに搭載されたホンダセンシングの機能は多彩。
自動ブレーキ機能の他に、前方、後方誤発進抑制機能、先行車追従式クルーズコントロール、車線維持支援システム、路外逸脱抑制機能、オートハイビームなど計10種類の機能が集約されている。
このクラスでは、珍しい先行車追従式のクルーズコントロールも装備されていて、高速道路などでは疲労軽減に役立つ。
また、サイド&カーテンエアバッグも一部グレードを除き、ほぼ標準化されているので、高い安全性能を誇る軽自動車といえる。

BEST.2

日産デイズ / 三菱eKワゴン

日産 デイズ/三菱 eKワゴン

2019年3月末にフルモデルチェンジした日産デイズと三菱eKワゴン。
この2台は、若干デザインや装備面に違いがあるだけで、基本的には同じクルマ。日産と三菱の合弁会社であるNMKVにより生まれたモデルだ。

予防安全装備へのニーズが高まる中、2018年4月現在で最も新しいモデルとなるデイズとeKワゴンは、クラストップレベルの安全性能を求めた。
歩行者検知式自動ブレーキや踏み間違い衝突防止アシスト、車線逸脱警報、車線逸脱防止支援、オートマチックハイビームを全車に標準装備した。
残念ながら、一部グレードにレスオプションが設定されている。

全般的に、両社共に基本的な安全装備以外はオプション化され、顧客自らが選択する仕組みとなっている。
オプションとなるのは、車線維持機能付き前走車追従式クルーズコントロール。
この機能は、クラス唯一の停止&発進までアシスト。
また、夜間や雨、同乗者が多く後方視界が悪いときに、カメラによる映像で後方視界を確保するデジタルルームミラーによってカメラの映像を加工し、クルマを俯瞰から見たように表示。
移動物を検知し、クルマ周辺の死角を無くし安全を確認できるマルチアラウンドビューモニターも搭載されている。

また、デイズのみの設定だが、緊急通報システムが軽自動車初の設定となった。
この機能は、エアバッグなどが開くような重大な事故が発生した場合、自動でオペレーターに通報し、その状況により救急車などの手配を自動で行ってくれる。普通車も含め、日産初の機能だ。

輸入車などの高級車中心に用意されていた安全装備が、ついに軽自動車にも用意された点は高く評価できる。
予防安全装備の多くはパッケージオプションになっているので、忘れず選択したい。

BEST.3

スズキスペーシア

スズキ スペーシア

予防安全装備のニーズが高まってきたことを受け、スペーシアもフルモデルチェンジで、歩行者検知式自動ブレーキなどを含んだスズキセーフティサポートを標準装備化した。
スズキセーフティサポートには、歩行者検知式自動ブレーキの他、前方・後方誤発進抑制制御、車線逸脱警報、ハイビームアシストなどが用意された。一定のレベルには十分に達している。

特徴的なのは、軽自動車初となる超音波センサーを使った後退時ブレーキサポートを全車に標準装備した点。後退時に、うっかり衝突リスクを大きく下げてくれる機能だ。
また、サイドエアバッグを全車に標準装備するものの、価格を重視するスズキらしくカーテンエアバッグは用意されていない点が残念なポイント。

また、オプションになるが、カメラの映像を加工し、クルマを俯瞰から見たように表示する全方位モニターは、なかなか便利で安全なアイテム。クルマの死角にある子供や物を発見しやすい。
ハイト系に属するワゴンRや、その他の車種もグレードにより差があるものの、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備であるスズキセーフティサポートを装備したモデルであれば、同等の安全性能を有する。

BEST.4

ダイハツムーヴキャンバス

ダイハツ ムーヴキャンバス

ムーヴキャンバスは、ハイト系に属するムーヴ並みの全高をもつモデル。
一般的に、このクラスはヒンジドアが一般的。しかし、ムーヴキャンバスは、両側スライドドアを装備するユニークなモデルとなっている。
全高こそ低いものの、スライドドアをもつことで使い勝手は抜群。
可愛らしいデザインということもあり、女性に人気のモデルだ。

両側スライドドアをもつため、ムーヴキャンバスの価格は、ヒンジ式ドアのハイト系モデルと比べると高めの設定。
高価な価格ということもあり、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備に関しては充実しており、すべてのグレードに標準装備されている。
ダイハツでは、こうした予防安全装備をスマートアシストⅢと呼ぶ。

このスマートアシストⅢには、車線逸脱警報、誤発進抑制制御(前方・後方)、オートハイビームといった機能がセットになっている。
また、7グレード中4グレードにサイドエアバックを標準装備化。
残り3グレードは、オプションでも装備できないことや、カーテンエアバッグな無い点が残念だ。

BEST.5

ダイハツタント

ダイハツ タント

人気のスーパーハイト系ということもあり、タントの安全装備も着実に進化してきた。
最新のモデルでは、スマートアシストⅢと呼ばれる先進予防安全装備を用意。
全グレード標準装備化までいかないものの、7グレード中5グレードに標準装備化している。

このスマートアシストⅢには、車線逸脱警報、誤発進抑制制御(前方・後方)、オートハイビームといった機能がセットになっているので、一定レベルの安全性能は確保されている。
しかし、サイドエアバッグ&カーテンエアバッグは、最上級グレードのG SAⅢにのみオプション装着可能。他のグレードでは、オプション装備さえできない。
最新モデルは、衝突安全基準をパスできないことからサイドエアバックを標準化されているので、少々物足りない設定となっている。

ただし、タントはモデル末期でフルモデルチェンジが近い。
フルモデルチェンジすれば、クラストップレベルの安全装備となることは容易に予想できる。
そのため、あえて今新車で買うクルマかというと、少々疑問だ。

安全な軽自動車を選ぶためのポイント

まず、他人と衝突しないためにとても重要な歩行者検知式自動ブレーキにそれほど大きな差はなく、各社徐々に標準装備化の幅が広がっている。
軽自動車におけるこうした予防安全装備の技術は、年々進化しているのが特徴だ。

ホンダは、最新の予防安全装備であるホンダセンシングを軽自動車にも惜しみなく標準装備化した点は高く評価できる。

歩行者検知式自動ブレーキ以外の装備で注意したい点は、まず車線逸脱警報か車線維持かでは大きく異なる点だ。
車線逸脱警報は、車線をはみ出すと警報を鳴らすだけ。車線維持機能は、車線内を走るようにステアリング操作をアシストしてくれる。この差は大きい。

また、スズキ スペーシアの全方位モニターや日産デイズ、三菱eKワゴンなどのアラウンドビューモニターは、オプションでも積極的に選びたい機能。
クルマの周辺を俯瞰で360°見ることができるので、死角が無くなる。死角にいた子供などに気が付かないでバックし衝突するといったような事故も回避できる。

また、自分自身と同乗者のために必要なのが、サイド&カーテンエアバッグだ。
軽自動車は、ボディが小さい。特に横方向のスペースが無く、側面からの衝突は乗員に大きなダメージを与える可能性が高い。
そうしたダメージを緩和するのがサイド&カーテンエアバッグ。特に小さい子供を乗せて走ることが多い人には、必須ともいえる装備だ。

そして、日産デイズには、オプションながら軽自動車初となる緊急通報システムが用意された。
エアバッグなどが開くような事故があったときに、自動でオペレーターに連絡が入り、救急車などの手配などが行われ、高級輸入車を中心に装備されていた機能だ。
事故はいつ起こるか分からない。こうした装備があることで、より安心してクルマに乗れるようになる。

安全装備比較表

  • …全車標準装備
  • …一部標準装備または一部オプション
  • ×…標準装備なし
ホンダN-BOX 日産デイズ三菱eKワゴン スズキスペーシア ダイハツムーヴキャンバス ダイハツタント
対車両自動ブレーキ

一部グレード
装着不可
歩行者検知式自動ブレーキ

一部グレード
装着不可
誤発進抑制制御

一部グレード
装着不可
サイドエアバック

一部グレード
オプション
一部グレード
装着不可

一部グレード
装着不可

一部グレード
オプション
カーテンエアバッグ

一部グレード
オプション
一部グレード
装着不可

×

×

一部グレード
オプション
車線逸脱警報

一部グレード
装着不可
車線維持支援

×

×

×

後側方車両検知警報

×

×

×

×

×

後退時後方車両接近警報

×

一部グレード
標準装備
一部グレード
装着不可

×

×

×

オートマチックハイビーム

一部グレード
装着不可

※安全装備の詳細は各車メーカー公式サイトをご確認ください。

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トヨタ ルーミー&タンクvsスズキ ソリオ比較!大人気のトールワゴン対決 https://221616.com/car-topics/20190306-97992/ https://221616.com/car-topics/20190306-97992/ Wed, 06 Mar 2019 15:00:00 +0900 コンパクト スズキ ソリオ タンク トヨタ ルーミー ワゴン 徹底比較
トヨタ ルーミー&タンクvsスズキ ソリオ徹底比較

トヨタ ルーミー&タンクとスズキ ソリオを徹底比較。
日本の狭い道でも扱いやすいボディサイズに使い勝手を併せ持ったルーミー&タンク。
マイルドハイブリッドシステム搭載で抜群の燃費性能を誇るソリオ。
2台のデザインや走行性能、安全装備といった計8項目で比較、評価した。
近年人気急上昇中のコンパクトトールワゴンの購入を検討している方、必見の記事だ。

この記事の目次 CONTENTS
1.トヨタ ルーミー&タンク、スズキ ソリオの歴史
2.トヨタ ルーミー&タンク、スズキ ソリオの特徴
3.燃費比較
4.価格比較
5.購入時の値引き術
6.デザイン比較
7.室内空間と使い勝手比較
8.安全装備の比較
9.走行性能の比較
10.リセールバリュー比較
11.今のクルマを高く売る方法
12.まとめ・総合評価

1.トヨタ ルーミー&タンク、スズキ ソリオの歴史

近年、急速に人気を集めているのが、コンパクトトールワゴン。
1,700mmを超える高い全高に、左右スライドドアをもつ全長3,700mm前後のコンパクトカーだ。

スズキの高評価に目を付けたトヨタとダイハツ

トヨタとダイハツはソリオの評価に目を付け、コンパクトトールワゴンマーケットの潜在需要の大きさを確信。
ダイハツが企画・開発・生産を担い、トヨタブランドでルーミーとタンクを、ダイハツブランドではトール、スバルブランドでジャスティと計4タイプを投入し発売を開始した。

トヨタ ルーミー

コンパクトトールワゴンを生み出したスズキ ソリオ

2011年に登場したスズキ ソリオは「コンパクトトールワゴン」というジャンルを生み出した。
そして、スライドドアを装備したコンパクトトールワゴンとなった。

デビュー時のソリオは、ヒットモデルとは呼べないものの、一定数を地道に販売していたロングセラーモデルで、優れた居住性や使い勝手の良さが高く評価されていた。

スズキ ソリオ

コンパクトトールワゴンマーケットを活性化させたトヨタ

営業力に長けたトヨタが扱うことで、コンパクトトールワゴンマーケットは一気に活性化。
2018年の販売台数では、ルーミーとタンク両車で16万台超を販売した。
登録車の販売台数ランキングでは、ルーミーが10位、タンクが13位となった。
同じボディタイプのトールまで含めると19万台弱という販売台数になる。

販売台数で雲泥の差が出たルーミー&タンクとソリオ

この3車種の販売台数は、登録車販売台数ナンバー1になった日産ノートの約14万台という記録を楽々と超えた。
ルーミーとタンクは、実質の登録車新車販売台数ナンバー1ともいえるモデルとなったのだ。
その一方で、このクラスのパイオニアであるソリオは、約4.5万台と大敗を喫している状態だ。

2.トヨタ ルーミー&タンク、スズキ ソリオの特徴

狭い道でも使いやすいルーミー&タンク、マイルドハイブリッドが用意されているソリオ。

トヨタ ルーミー&タンクの特徴

トヨタ ルーミー&タンクは、2016年に新型車として登場。
コンパクトカーであるパッソのプラットフォーム(車台)をベースとしている。

ボディサイズは、全長3,700×全幅1,670×全高1,735mmで、全長は短く、全幅も5ナンバーサイズ以下だ。
全高こそ高いものの、狭い道でも扱いやすいボディサイズを持っている。
また、両側にスライドドアを装備することで、狭い場所での乗り降りが用意で使い勝手がよい。

販売会社が異なるため、フェイスデザインもルーミーとタンクで異なっている。

トヨタ ルーミー

スズキ ソリオの特徴

スズキ ソリオは、2015年にフルモデルチェンジした。
ボディサイズは全長3,710×全幅1,625×全高1,745mmで、ルーミー&タンクと全長・全高はほぼ同じだが、全幅は45mm狭い。

ソリオもコンパクトなボディサイズと広大な室内、そして両側スライドドアの利便性が特徴のモデル。
ソリオの特徴としては、ルーミー&タンクには設定されていないマイルドハイブリッドシステムが搭載され、燃費性能が優れている点だ。
また、より迫力のあるフェイスデザインとなったバンディットも用意されている。

スズキ ソリオ

3.燃費比較

軽量ボディとマイルドハイブリッドシステムで燃費性能はソリオが圧勝!

2つのタイプのエンジンを用意したルーミー&タンク

ルーミー&タンクに搭載されるエンジンは、1.0L直3の自然吸気とターボの2タイプが用意されている。
自然吸気エンジンの燃費は24.6㎞/L(JC08モード)で、ターボが21.8㎞/Lとなった。

トヨタ ルーミー

ソリオはハイブリッドを含む3タイプのエンジンを用意

ソリオには1.2L直3の自然吸気とハイブリッド、マイルドハイブリッドの計3タイプが用意されている。
燃費は自然吸気エンジンが24.8㎞/L、マイルドハイブリッドが27.8㎞/L、ハイブリッドが32.0㎞/Lとなっている。

スズキ ソリオ

車重とハイブリッドシステムで燃費抜群のソリオ

ハイブリッドシステムが採用されていることもあり、燃費性能面ではソリオがルーミー&タンクに圧勝している。
これは、単にハイブリッドシステムを使っているからだけでなく、車重も大きく影響している。

スズキの軽量化技術により、ソリオの車重は930~990㎏に収まっている。
これに対して、ルーミー&タンクは1,070~1,100㎏で、ソリオと比べて100㎏以上も重いのだ。

ルーミー&タンクの燃費評価

2.5点

スズキ ソリオの燃費評価

5.0点

4.価格比較

ハイブリッドシステムを搭載した分、やや高価なソリオ。

ソリオよりもお買い得な設定のルーミー&タンク

ルーミー&タンクの価格は、1,463,400~2,008,800円。
エントリーグレードの価格帯はソリオとほぼ同じだが、ハイブリッドが無い分、ルーミー&タンクの方が多少お買い得な価格設定となっている。

ハイブリッドシステム採用でやや高価なソリオ

ソリオ(バンディット含む)は、1,459,080~220,480円。
ハイブリッドシステムを採用していることにより、価格は若干高めになっている。

エコカー減税を含めると若干縮まる価格差

ルーミー&タンクのターボモデルと、ソリオのマイルドハイブリッド車が、ほぼ同等といった価格帯になる。

ただし、2018年度のエコカー減税だと、ソリオのハイブリッド車は最大8万円程度の減税が受けられるが、ルーミー&タンクは最大で1.5万円程度に止まる。
この節税分を含めると、ソリオハイブリッドは高価だが、価格差は若干縮まる。

トヨタ ルーミー&タンク価格評価

4点

スズキ ソリオ価格評価

3点

5.購入時の値引き術

ソリオは登録済未使用車狙い!ルーミー&タンクは大幅値引きの期待大。

ダイハツ トールとも競合させ大幅値引きを狙う

両車ともに十分な値引きが期待できる。

値引きを引き出すために重要なのは、ライバル車と競合させること。
ソリオが本命なら、必ずルーミー&タンクだけでなくダイハツ トールまで入れて競合させたい。
車種毎に販売会社が異なるので、競わせることで値引き額アップを狙えるだろう。

また、ルーミー&タンクが本命の場合も同様だ。
値引き額は、ほぼ同等レベルといったところになるだろう。

トヨタ ルーミー&タンク
スズキ ソリオ

新車コンディションでも中古車扱いの登録済未使用車

ソリオの場合、新車だけでなく登録済未使用車という選択肢もある。
登録済未使用車とは、メーカーやディーラーの都合で、買い手がいないのに登録してしまった車両を示す。
登録しただけなので、ほぼ新車コンディションなので登録済未使用車と言われている。
ただし、一度登録していると中古車扱いになるため、多くの中古車店で売られる。

ソリオはお買い得感のある登録済未使用車がおすすめ

スズキはこうした登録済未使用車を大量に発生させる傾向が強いメーカーで、軽自動車だけでなくソリオの登録済未使用車もそれなりに流通している。
このようにお買い得な登録済未使用車と新車を競合させてみるのもいいだろう。

2~3月、6~7月、9月が大幅値引きのチャンス

大幅値引きを引き出すのは時期も重要。
自動車販売業界最大の繁忙期であり決算月になる2~3月や、半期決算の9月、6~7月のボーナス期も値引きが大きくなる時期だ。

トヨタ ルーミー&タンクの値引き評価

4点

スズキ ソリオ値引き評価

4.5点

6.デザイン比較

各モデルごとに好みの顔が選べる!選択肢が豊富なデザイン。

フロントフェイスで違いを出したルーミー&タンク

ルーミー&タンクは、ソリオを研究して生まれたモデルだ。
そのため、ボディサイズはほぼ同じで、全体のシルエットもかなり類似する。

ボディサイドやリヤ周りは室内スペースを優先しているので、ほとんどフラットなデザインになっている。
こうなると、もはや両車とも似たデザインになるのは必然で、フロントフェイスで多少の違いを出すしかない。
そのため、両車ともにフロントフェイスにはこだわりを感じる。

デザインの異なるグレードを用意したルーミー&タンク

ルーミー&タンクは、とにかく顔の大きさを重視して押し出し感を強調。
これは、トヨタのミニバンと同じで、画一的な手法。

そして、それぞれに若干テイストの異なるカスタムを用意して顧客の選択肢を増やしている。
良くも悪くも、こうしたモデルを好む顧客ニーズを的確に捉えている。

トヨタ ルーミー&タンク

スッキリと落ち着いたデザインのソリオ

ソリオは、クリーンでスッキリとしたフェイスデザインが好印象な、ややおとなしめなデザイン。
派手さは無いが、落ち着いた感じのするデザインだ。
また、より迫力と存在感を重視したバンディットを用意。
狙いはルーミー&タンクと同じなのだが、意外とそこまで振り切れなかったのか、スタイリッシュな感じを残している。

スズキ ソリオ

ルーミー&タンクのデザイン評価

4点

ソリオのデザイン評価

4点

7.室内空間と使い勝手比較

両社共に、インパネは広さを強調する水平基調のデザインが採用されている。
また、かなりデコラティブな印象が強い。

共通のデザインを採用しつつメーターが異なる両車

大きな違いはメーター関連。
ルーミー&タンクは、一般的なドライバーの前にメーターが設置されているのに対して、ソリオはセンターメーターを採用している。

また、両社共に太くタフな印象を与えるセンターコンソールのデザインが採用されているのが特徴。
デザインはともかく、高級感はルーミー&タンクがやや上回る印象だ。

トヨタ ルーミー&タンク
スズキ ソリオ

ほぼ互角の室内だが座り心地はソリオが上回る

室内空間そのものは、ほぼ互角といった印象。
フロントシートの快適性もほぼ同等。
後席シートの座り心地は、ソリオがやや上回る。

大きな荷物でも楽々積めるルーミー&タンク

使い勝手面では、リヤゲートの開口面積が広いルーミー&タンクの方が使いやすい。
また、大きな荷物の積み降ろしといった点でも、ルーミー&タンクが楽だろう。

乗り降りのしやすさはソリオが上回る

荷物とは逆に、ソリオのリヤスライドドアの開口幅は640mmに対して、ルーミー&タンクは597mm。
開口高もわずかにソリオが高いので、乗り降りのしやすさはソリオがやや上回る。

コンパクトカーで重要な小回りもほぼ互角

コンパクトカーの取り回しで重要な最小回転半径は、ルーミー&タンクが4.6mに対してソリオは4.8mとなった。
ややルーミー&タンクの方が扱いやすさを感じる。
しかし、ソリオは全幅が45mmルーミー&タンクより狭いので、こちらもほぼ互角だ。

ルーミー&タンクの室内空間と使い勝手評価

4.5点

ソリオの室内空間と使い勝手評価

4.5点

8.安全装備の比較

それぞれ予防安全装備が装着できないグレードがある。

予防安全装備が装着ない=選んではいけないグレード

重要な予防安全装備は、両車とも歩行者検知式自動ブレーキを用意している。
ルーミー&タンクは、予防安全装備であるスマートアシストⅢを、1グレードを除き全車標準装備化。
このスマートアシストⅢが標準装備化されていないグレードは、オプションでも装着できないので、選んではいけないグレードになる。
また、サイド&カーテンエアバッグは、全車オプション設定。

トヨタ ルーミー&タンク

グレードごとに予防安全装備が異なるソリオ

ソリオは、予防安全装備であるスズキセーフティサポートを、2グレードを除き標準装備化。
この2グレードはオプションでスズキセーフティサポートを装備することができる。
サイドエアバッグは、Gグレードを除き標準装備、カーテンエアバッグはSZとMZグレードのみに標準装備されている。

スズキ ソリオ

ルーミー&タンクの安全装備評価

3.5点

ソリオの安全装備評価

3点

9.走行性能の比較

走行性能は、すべてにおいてソリオが上回る。

パワフルさに欠けるルーミー&タンクのエンジン

ルーミー&タンクの1.0L自然吸気エンジンは69ps&92Nmを発揮し、少々アンダーパワーの印象がある。
また、1.0Lターボは、98psと140Nmというパワフルさを誇る。

しかし、車重が重いことや2,000回転付近を超えないと十分なトルク感が出てこないため、思ったより力強さを感じない。
さらに、この1.0Lエンジンはターボ自然吸気エンジン共にやや騒がしく、静粛性という面でも今一つだ。

トヨタ ルーミー&タンク

エンジンによっては硬さが顕著に表れる

ルーミー&タンクは、先代パッソからのやや古いプラットフォーム(車台)を使用している。
そのため、ソリオと安定感で差が出る。

また、背の高さからくる不安定感を、サスペンションを硬めにすることで対応しているようで、乗り心地も硬めで突っ張った感がある。
その傾向は特に14インチタイヤを履いた1.0L自然吸気エンジン車で顕著に感じる。

パワーや静粛性が高いソリオのエンジン

ソリオの1.2L自然吸気エンジンは91ps&118Nmで、排気量が大きく出力が高い。
それだけでなく、100㎏程度車重が軽いので、ルーミー&タンクとの差は歴然。
しかも、マイルドハイブリッドやハイブリッド車は、モーターのパワーもプラスされるので、力強さはソリオが完全に勝る。
また、ソリオのハイブリッド車は、モーターのアシストが効果的に働き、運転をしやすいだけでなく静粛性も高い。

スズキ ソリオ

新型プラットフォームの使用で安定感抜群の走行

ソリオは新型のプラットフォームを使用し、車重も軽い。
そのため、カーブでの安定感が高い。
走行性能面では、すべてにおいてソリオが勝る印象が強い。

ルーミー&タンクの走行性能評価

2点

ソリオの走行性能の評価

4点

10.リセールバリュー比較

リセールバリューは、ややルーミー&タンクが有利。

短期間での乗り換えならルーミー&タンクがおすすめ

コンパクトカーというジャンルに入るため、SUVやミニバンといったカテゴリーに比べると、リセールバリューはそれほど高くない。

それぞれのリセールバリューを比べると、ややルーミー&タンクが高めになる。
これは、主にトヨタブランドの強さによるものだろう。
短期間での乗り換えなら、ルーミー&タンクが良いということになる。

ルーミー&タンクのリセールバリュー評価

3.5点

ソリオのリセールバリュー評価

2.5点

11.今のクルマを高く売る方法

高価買取を狙うなら、1~3月に売却せよ。

時期により上下するオークション相場

高価買取を狙うためには、時期が重要だ。
クルマの売却価格は、オートオークションの相場で決まる。
このオートオークションの相場は、時期により上下するのだ。

オークション相場が上がる時期は、主に中古車販売の繁忙期の少し前からになる。
中古車販売の繁忙期は、2~3月だ。

そのため、オークション相場は、若干早く1月頃から上がってくる。
これは、中古車店が繁忙期を前にオークションで商品となる中古車を仕入れるからだ。
中古車相場が上がれば、買取店もそれに合わせてより高値で買取ることができる。

トヨタ ルーミー&タンク
スズキ ソリオ

多くの店が中古車販売を兼ねている買取店

買取店選びも重要。
買取店の中には、中古車販売を兼ねているものも多い。
こうした店は、自社の販売網で仕入れたクルマを直接販売している。

直接販売はオークションを通さなくて良いので、より高値で買取ることができるのだ。

買取店での査定で愛車の価値を知っておく

基本的にディーラーでの下取りより、買取店での価格の方が高くなるケースがほとんどだ。
そのため、買取店での査定は必須。

ディーラーの中には、値引きした分、下取車の価格を下げ利益を上げようとすることがある。
大幅値引きしてもらっても、下取車が安くなっているのでは意味がない。

こうした駆け引きに負けないように、自分のクルマの本当の価値を事前に知っておく。
そのために、買取店での査定は絶対に必要だ。

12.まとめ・総合評価

ルーミー&タンクとソリオを比較すると、クルマとしての総合性能はソリオに軍配が上がる。

試乗し比較するとすぐに分かる両車の性能差

ルーミー&タンクは、使い勝手や装備などをソリオと同等レベルにし、やや安価な価格設定とした。
しかし、先代パッソの古いプラットフォームの使用や車重が重いことから、走行安定性や乗り心地、静粛性は完全にソリオが上回っている。
こうした性能差は、試乗して比べてみるとすぐに分かるレベルだ。
また、ソリオはハイブリッドやマイルドハイブリッドシステムを採用し、燃費面でも大幅に上回っている。

トヨタ ルーミー&タンク
スズキ ソリオ

予算やデザイン、ブランド重視ならルーミー&タンク

どうしても予算やデザイン、トヨタブランドでなければダメというのであれば、ルーミー&タンクという選択肢になる。
しかし、そうでなければソリオを積極的におすすめしたい。

トヨタ ルーミー&タンクの総合点

28点/40点

スズキ ソリオの総合点

30.5点/40点

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スズキ スペーシアギア購入ガイド「よりアクティブで便利に進化」 https://221616.com/car-topics/20190219-97578/ https://221616.com/car-topics/20190219-97578/ Tue, 19 Feb 2019 16:00:00 +0900 スズキ スペーシア スーパーハイト系 ハイブリッド 新車購入ガイド 軽自動車 スズキはスーパーハイト系に属するスペーシアをベースに、SUVテイストをプラスした新型スペーシアギアの発売を開始した。新型スペーシアギアは、アウトドアユースなどでより使いやすさも追求されたモデル。また、予防安全装備なども充実。新型スペーシアギアの価格は1,614,600円から。

スズキは、スーパーハイト系に属するスペーシアに新たな派生モデルとなる「スペーシアギア」の発売を開始した。
スペーシアとの共通点や違い、その他にもデザイン、予防安全装備などを詳しく解説している。また、グレード展開やおすすめの購入時期についても触れている。

この記事の目次 CONTENTS
記事トップ
1.スペーシアに3つ目のモデルが新登場
2.初代と2代目に販売台数の差が出たスペーシア
3.ハスラーの成功例を生かしたモデルがスペーシアギア
4.可愛いさとタフネスさを兼ね備えたデザイン
5.低燃費なマイルドハイブリッドを搭載
6.どのグレードでも充実した安全装備や豪華装備
7.新車よりも登録済未使用車がおすすめ!
8.スズキ スペーシアギア価格

1.スペーシアに3つ目のモデルが新登場

新型スペーシアギアは、スペーシアをベースにSUVテイストをプラスしたモデル。
従来の標準車とカスタムに加え、スペーシアギアが加わったことで計3タイプのラインアップとなった。1車種で3タイプのモデルが用意されるのは珍しい。

2.初代と2代目に販売台数の差が出たスペーシア

初代スズキ スペーシアは、2013年年にパレットの後継モデルとして登場した。
人気のスーパーハイト系なのだが、デビュー直後から販売台数は低迷。価格がやや高めであったことや、人気のあるカスタム系が迫力不足ということが、販売不振の要因だった。しかしモデル末期には、不評だったフェイスを大幅に変更したカスタムZを投入。お買い得感のある価格にしたことで、販売台数は右肩上がりとなる。

初代の販売不調を完全に払拭した2代目

2代目スペーシアは2017年12月に登場した。
不振だった初代に対して、2代目はデビュー直後から販売好調。初代が売れなかった理由を完全に払拭してのデビューだったことが好調の要因だった。

スペーシアギアの投入でN-BOXを越したいスズキ

2代目スペーシアの2018年販売台数は152,104台で、軽自動車車種別販売台数ランキングにおいて2位を記録しライバルであるダイハツ タントを超えた。前年比は145.2%となり、非常に高い伸び率となった。
だが、1位のN-BOXとの販売台数差はまだまだ非常に大きい状態。その差を縮めるためにスズキが投入したモデルが、新型スペーシアギアとなる。

3.ハスラーの成功例を生かしたモデルがスペーシアギア

新型スズキ スペーシアギアは、スズキの成功体験から生まれたモデルともいえる。スズキはワゴンRをベースに、SUVテイストをプラスしたハスラーを送り出し大ヒットした。今回も同様に、スペーシアをベースにSUVテイストをプラスした。

軽自動車の殻を打ち破ったハスラー

ハスラーが登場した当時、ワゴンR属するハイト系マーケットに新しいコンセントをもつモデルが無く、閉塞感があった。生活のためのクルマというイメージが強すぎたためだ。

こうした実用性重視という軽自動車の殻を打ち破ったのがハスラーだった。どこかドライブに行きたくなるような、遊び心あふれるコンセプトで顧客のハートを捉えたのだ。
スペーシアギアもこうしたハスラーのコンセプトをスーパーハイト系に応用した。

4.可愛いさとタフネスさを兼ね備えたデザイン

新型スズキ スペーシアギアの外観デザインには、ハスラーと同様の手法を用いられている。
角を丸くした四角いボディにキュートな丸型のヘッドランプ。フロントグリル、フロント・リヤバンパー、サイドドアガーニッシュ、ルーフ色などをガンメタリック色に統一し、SUVらしいワイルド感を演出した。少し押し出し感のあるグリルデザインもなかなか秀逸で、存在感も十分だ。

オレンジをアクセントにアクティブさをアピール

インテリアデザインは、スペーシアとほぼ共通。ブラックをベースとしながら、メーターやシートステッチなどにオレンジのアクセントカラーを施した。アウトドアギアによく使われるブラック&オレンジの組み合わせで、アクティブさを上手くアピールしている。

ファミリーにも嬉しい全席撥水加工仕様

SUV系ということもあり、シートは機能性を付加した全席撥水加工仕様になっている。
撥水加工は濡れたアウトドアギアを積み込むときだけでなく、子供の食べこぼしなどもさっとふき取るだけでOKだ。そのため、シートの汚れをあまり気にすることが無くなり、ファミリーにも便利な機能である。

ハスラーよりも使い勝手面で優れるスペーシアギア

もちろん、シート背面も防汚タイプ。アウトドアギアを載せるときに、汚れを気にすることなくガンガン使える。
収納性という面では、ベース車がスペーシアなので非常に高いレベルにある。背が高くスライドドアをもつ新型スペーシアギアは、使い勝手面ではハスラーの上を行く高いレベルに仕上がっている。

5.低燃費なマイルドハイブリッドを搭載

新型スペーシアギアには、660㏄の直3エンジン+モーターのマイルドハイブリッドシステムが搭載された。
また、スペーシアと同様に自然吸気とターボの2タイプが用意されている。

28.2㎞/Lの低燃費を誇る自然吸気エンジン

自然吸気エンジンは、52ps&60Nmの出力で燃費は28.2㎞/L。ターボエンジンの出力は64ps&98Nmで燃費は25.6㎞/L。それぞれ4WDも用意され、スペーシアと同じだ。

6.どのグレードでも充実した安全装備や豪華装備

新型スペーシアギアの安全装備は充実している。
歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備「デュアルセンサーブレーキサポート」に加え、後退時の衝突被害軽減ブレーキ「後退時ブレーキサポート」、フロントシートサイドエアバッグを全車に標準装備とした。どのグレードを選んでも高いレベルの予防安全性能を持ち、スズキ車としては珍しい仕様だ。

また、クラスを超えた豪華・安全装備としてフロントガラス投影式の「ヘッドアップディスプレイ」をメーカーオプション設定としている。

やや高価な価格設定でも納得できる豪華装備

豪華なものを標準装備化していることもあり、新型スペーシアギアの価格は1,614,600円からとやや高価。ハスラーでの成功もありなかなか強気な価格設定だが、納得できるレベルといえる。

7.新車よりも登録済未使用車がおすすめ!

スズキは、登録済未使用車を大量発生させる傾向のあるメーカーだ。

登録済未使用車とは、メーカーやディーラーの都合で買い手がいないのに登録された車両。登録だけなので、コンディションは新車とほぼ同等のまま、多くの中古車店で販売される。中古車扱いのため、新車コンディションながら価格が大幅に下がっているのが特徴だ。

発売してから半年後が購入の狙い目

まだ発売直後のため、しばらく登録済未使用車は流通しないだろう。ただ、半年もすれば徐々に登録済未使用車も流通し始めるはずだ。

登録済未使用車は新車より大幅に価格を下げて設定されるため、よほど急いでいないのなら待ってみてもよい。

8.スズキ スペーシアギア価格

スズキ スペーシアギアの価格は以下の通り。

グレード 駆動 価格
スペーシアギアHYBRID XZ 2WD 1,614,600円
4WD 1,732,320円
スペーシアギアHYBRID XZターボ 2WD 1,695,600円
4WD 1,813,320円
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ダイハツ ミラトコットvsスズキ アルトラパン比較!可愛く使える軽自動車対決 https://221616.com/car-topics/20190213-97664/ https://221616.com/car-topics/20190213-97664/ Wed, 13 Feb 2019 18:26:00 +0900 アルトラパン スズキ ダイハツ 徹底比較 軽自動車
ダイハツ ミラトコットvsスズキ アルトラパン徹底比較

軽自動車は国内専用車ということもあり、世界的に見てもかなり特殊なカテゴリーだ。ユーザーニーズをより細かく反映し、様々なジャンルが用意されている。その中には、ユーザーの性別まで分けて開発されたモデルもあり、世界的に見ればかなり稀有な存在だ。

今回比較するダイハツ ミラトコットとスズキ アルトラパンは、女性をターゲットに開発された軽自動車である。この記事では、2台のデザインや燃費、値引き額など計8項目で比較・評価する。購入を検討している方にぜひ読んでいただきたい。

この記事の目次 CONTENTS
1.ダイハツ ミラトコット、スズキ アルトラパンの特徴
2.燃費比較
3.価格比較
4.購入時の値引き額比較
5.デザイン比較
6.室内空間と使い勝手
7.安全装備の比較
8.走行性能の比較
9.リセールバリュー比較
10.今のクルマを高く売る方法
11.まとめ・総合評価

1.ダイハツ ミラトコット、スズキ アルトラパンの特徴

女性ユーザーをメインターゲットにしたベーシックな軽自動車、ミラトコットとアルトラパン。

ダイハツ ミラトコットの特徴

ダイハツは、新型の軽自動車であるミラトコットを2018年6月に投入した。
新モデルだが、実質的にミラココアの後継モデルである。「誰でもやさしく乗れる、エフォートレスなクルマ」をコンセプトとして、低価格であることにもこだわった。

スズキ アルトラパンの特徴

2015年に登場したアルトラパンは、ラパンシリーズの3代目だ。角を丸くしたスクエアなボディに丸いヘッドライトを組み合わせ、可愛らしいデザインとしている。
ラパンはフランス語でウサギという意味をもち、随所にウサギをモチーフにしたデザインが使われている。

2.燃費比較

ミラトコットの燃費性能は28.9㎞/L(JC08モード)、アルトラパンは35.6㎞/L。
軽量ボディとエネチャージで、燃費はアルトラパンが圧勝!

エネチャージで燃費化したアルトラパン

アルトラパンにはエネチャージと呼ばれる低燃費技術が投入されている。
これは、減速時に発生するエネルギーを利用し発電し、鉛バッテリーと高効率のリチウムイオンバッテリーに充電するというものだ。
加速時に蓄えた電力を電装品に供給してエンジンへの負担を軽減することで、低燃費を実現した。

ダイハツ ミラトコット
スズキ アルトラパン

ボディの軽量化も燃費に差を出す要因

アルトラパンは、スズキの軽量化技術により車重が軽量化された。
アルトラパンが680㎏なのに対して、ミラトコットは720㎏である。小さな排気量のエンジンでは、こうしたわずかな差も燃費に影響する。

副変速機構付CVT採用で差を付けたアルトラパン

アルトラパンには変速比幅の大きい副変速機構付CVTが採用されている。
そのため、とくに高速域ではエンジンの回転数が下がり、低燃費を可能にした。

燃費よりも価格設定を重視したダイハツ

ダイハツは、価格を重視し安価で提供することをコンセプトのひとつとしている。
そのため、あえてエネチャージのような技術を採用していないことが、燃費性能差として大きく表れている。

ミラトコットの燃費評価

3点

アルトラパンの燃費評価

4.5点

3.価格比較

エントリーグレードの価格帯は同程度だが、充実した安全装備が標準装備化されているミラトコットがややお買い得だ。

歩行者検知式自動ブレーキが標準装備されているミラトコット

ミラトコットの価格帯は、1,074,600~1,296,000円でサイド&カーテンエアバッグが標準装備されている。
また一部グレードを除き、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備も兼ね備えている。

ダイハツ ミラトコット

装備されている自動ブレーキは対車両のみのアルトラパン

アルトラパンは、1,077,840~1,389,960円で、ミラトコットに用意されているサイド&カーテンエアバッグはオプションでも用意されていない。

また、歩行者が検知できないタイプの簡易型自動ブレーキのみが装備されている。これは対車両のみで低速域時しか作動しないため、性能的に大きな差がある。

スズキ アルトラパン

ミラトコットの価格評価

4点

アルトラパンの価格評価

2点

4.購入時の値引き額比較

両車ともにお買い得な登録済未使用車が大量発生中。

両車の競合でさらなる値引きが期待できる

ミラトコットは新型車だが、すでに値引きされて販売されている。
アルトラパンは、すでにモデル中期から後期といったモデルなので十分な値引きが期待できる。

どちらを買うにせよ、この2車を競合させれば納得できる値引き額が提示されるだろう。

ダイハツ ミラトコット
スズキ アルトラパン

中古車扱いなのに新車コンディション「登録済未使用車」

両車とも新車を購入するより、登録済未使用車がおすすめだ。

登録済未使用車とは、メーカーやディーラーの都合で買い手がいないのに売ったことにするため自社名義で登録した車両のこと。
一度登録すれば中古車扱いになるので、登録済未使用車として多くの中古車店に並んでいる。基本的に登録しただけの車両なので、状態はほとんど新車同様。
中古車扱いのため、新車価格より大幅にお買い得な価格で販売されている。

新車値引きより、登録済未使用車がお買い得

何度も商談して新車値引きを引き出すよりも、登録済未使用車は最初からお買い得であるのが魅力だ。
また、大量に流通しているので登録済未使用車同士を競合させれば、さらなる値引きも可能だろう。

ただし、現車販売のためグレードや色、オプションなどを自由に選ぶことができない。

流通量が豊富で選びやすいアルトラパン

ミラトコット、アルトラパン共に、売れ筋グレードが100万円前後から手に入る状態で、新車価格から20万円程度の差はあるだろう。アルトラパンの方が、流通量が豊富で選びやすい状況だ。

ミラトコットの値引き額評価

4点

アルトラパンの値引き額評価

5点

5.デザイン比較

両車共に角を落とした四角いボディに、丸形ライトを組み合わせた可愛らしいデザインがベースとなっている。

シンプルな可愛らしさをもつミラトコット

ミラトコットは自然体でいられるようなシンプルで愛着のわくデザインで、全体的にスッキリ感していて好感度は高い。また水平基調のスタイルで見切りがよいデザインになっている。
全体的にボディサイズがつかみやすく、運転しやすい。

ダイハツ ミラトコット

丸目のライトがキュートなアルトラパン

アルトラパンは「ぬくもりのあるカタチ」をコンセプトとしており、丸目のライトがキュートなデザイン。 ミラトコットより、若い女性を意識しているような可愛らしさがある。

スズキ アルトラパン

ミラトコットデザイン評価

4点

アルトラパンデザイン評価

4点

6.室内空間と使い勝手

使い勝手面では、一長一短といったところ。

ミラトコットは2名乗車で便利なUSB充電口を用意

やや丸みを帯びたデザインで、後席シートバックは一体可倒式となっている。
またUSBの充電口が2つ用意されており、スマートフォンの充電などの用途で使用できるためより便利になった。

アルトラパンのUSB充電口は特定のグレードのみの設定

やや直線的なデザインでシートは2分割タイプの可倒式となっている。そのため荷物を搭載する場合、色々とアレンジが可能だ。
USBの充電口はオプションの全方位モニター用カメラパッケージ車にしか用意されていないため、購入の際はしっかり確認したい。

両車ともインパネデザインと室内空間はほぼ同等

インパネデザインが使われ、両車とも水平基調のデザインで広さをアピール。
また、シート生地は軽自動車にありがちな実用車的なものではなく、上質感があり居心地がよい。

室内の広さはほぼ同等。両車共にハイト系ワゴンなどと比べるとややタイトな印象があるが、必要十分なスペースといえる。

ダイハツ ミラトコット
スズキ アルトラパン

ミラトコット室内空間評価

4点

アルトラパン室内空間評価

4点

7.安全装備の比較

安全性能面では、軽自動車の中でも高いレベルの安全性能を得たミラトコットが完勝。

1グレード以外は先進予防安全装備が標準装備化のミラトコット

安全装備は圧倒的な差でミラトコットが優れているといえる。
ミラトコットも完全とは言えないが、1グレードを除き歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備であるスマートアシストⅢが標準装備化されている。

さらに、サイド&カーテンエアバッグも標準装備化されているため、軽自動車としては高いレベルの安全装備を得ている。

ダイハツ ミラトコット

自動ブレーキの進化が遅れているアルトラパン

発売が古いこともあり、装備されている自動ブレーキは対車両のみで30㎞/h以下の速度に限定される簡易型だ。デビュー当時はこれで十分だったが、こうした安全装備の進化は早く、最近では歩行者検知式自動ブレーキが当り前の状況になった。

しかしスズキは安全対策について消極的であるため、サイド&カーテンエアバッグはオプションでも装備できない仕様となっている。

スズキ アルトラパン

ミラトコット安全装備の評価

4点

アルトラパン安全装備の評価

2点

8.走行性能の比較

両車とも街乗り中心の割り切った仕様となっている。

ミライース同様、街中での使い勝手を重視したミラトコット

プラットフォーム(車台)はミライースと共通のものを使用している。
ミライースは生活の足として開発され、低価格であることと街中での使い勝手を重視したベーシックな軽自動車だ。

60㎞/h以下の速度域なら乗り心地は十分なもので、カーブでの安定感もそこそこといった印象。この領域ではミラトコットの方が新しいこともあり、アルトラパンを上回る。

高速道路の走行は向かない両車

ミラトコットは価格を重視したことにより、スタビライザーと呼ばれる車両を安定させる部品が無い。アルトラパンの仕様も同じで、速度が上がるほどクルマの安定性がどんどん欠けていく印象だ。そのため高速道路などのカーブでは、やや不安感が増す。
両車共に高速道路などを使って、どこか遠くへドライブに行くというようなキャラクターではない。

また、ミラトコットのCVTからはキーンというような高周波の音が絶えず聞こえてきてやや耳障りだ。

ダイハツ ミラトコット
スズキ アルトラパン

力強さという点では、アルトラパンがやや勝る。

ミラトコットは、エンジンが5,200回転の時に最大トルク60Nmに対し、アルトラパンは4,000回転で63Nmを発揮する。わずかだがアルトラパンの方がより低回転で、ミラトコットを上回る最大トルクを発揮している。
また、アルトラパンの方が車重は軽く、CVTもよりワイドであるためより力強く走る印象だ。

ミラトコットの走行性能評価

3点

アルトラパンの走行性能評価

3点

9.リセールバリュー比較

両車ともに個性派モデルということもあり、高いリセールバリューを維持。

中古車の流通が少ないミラトコットが優位

軽自動車は中古車でも高い人気を持つ。
ミラトコットとアルトラパンは、個性派ということもありファンを多く持ち、両社共にほぼ互角のリセールバリューだ。
ただし、中古車の絶対的な流通量の少なさから、しばらくの間はミラトコットがわずかに優位だろう。

ダイハツ ミラトコット
スズキ アルトラパン

売却するタイミングは2年目以降

注意したいのは売却のタイミングだ。
ミラトコット、アルトラパン共に登録済未使用車が多い。そのため、1年落ち程度の高年式モデルのリセールバリューはやや低くなる。2年目以降は徐々に価格が下がるので、2年くらいは乗り続けたほうがよい。

ミラトコットのリセールバリュー評価

3.5点

アルトラパンのリセールバリュー評価

3点

10.今のクルマを高く売る方法

軽自動車以外も高値の売却が期待できる1~3月。

高価買取を狙うなら、1~3月に売却せよ

中古軽自動車は非常に人気が高いため、いつでも高値で売却が可能だ。
その中でも1~3月は、より高値で売却できる。4月以降は就職や入学などの新生活が始まるため、通勤通学で軽自動車を使う人が増え、需要も増えるのだ。

需要が増えるタイミングで買取価格が高値になる

中古車店の多くは、1~3月に多くの中古軽自動車を仕入れるため買取価格が高値になる。さらに中古車販売店の多くが3月末に決算を迎えこともあり、売却価格が増す。
軽自動車以外もこのタイミングで売却するのがおすすめだ。

下取りに出す前に、買取店での査定がおすすめ

とくに高値が期待できるのは買取店の中でも、中古車の販売しているお店。
オークションを通さずに直接次の顧客に売却できるため、中間マージンがかからないからだ。

ダイハツ ミラトコット
スズキ アルトラパン

買取店より価格が低い可能性があるディーラー下取り

注意したいのがディーラーでの下取り。

ディーラーの下取りは、新車が納車されてから通常2~3ヶ月後の価格で処理されるケースが多い。
下取車は入庫してからディーラーの中古車部に運ばれ、自社で販売するかオークション、もしくは業販するのかという判断に時間がかかる。
その間に中古車の価値はドンドンと下がってしまうため、現在の価格を提示する買取店より価格が低いケースが多いのだ。

11.まとめ・総合評価

安全装備重視ならミラトコット、燃費ならアルトラパン

本来ならば、性能的に新しいミラトコットがアルトラパンを大幅に上回っていて当然だ。
ところが、燃費性能や力強さはアルトラパンが勝っている状況。対して、ミラトコットは安全装備で圧勝といった様相を呈していて、ほぼ互角といった印象だ。

デザインを除けば、購入時に何を重視するのかが選択のポイントになる。
安全装備を重視するならミラトコット、燃費性能や力強さが重要ならアルトラパンといった選択がいいだろう。

ダイハツ ミラトコット
スズキ アルトラパン

どちらも、新車より登録済未使用車がおすすめ!

どちらを選ぶにせよ、おすすめしたいのは新車ではなく登録済未使用車だ。新車より大幅に安価な価格設定がされているので、かなり買い得感が高い。もはや、新車を購入する理由が見つからないくらいだ。
こうした登録済未使用車は店頭に並んでいなくても、中古車店に頼めば探してくれるケースが多い。とくに、全国に販売店をもつ中古車店なら、容易に見つけてくれるだろう。

ダイハツ ミラトコットの総合点

29.5点/40点

スズキ アルトラパンの総合点

27.5点/40点

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失敗しない!かしこい中古軽自動車の選び方 https://221616.com/car-topics/20190212-97624/ https://221616.com/car-topics/20190212-97624/ Tue, 12 Feb 2019 16:00:00 +0900 スズキ スーパーハイト系 ダイハツ ホンダ 中古車 登録済未使用車 購入術 軽自動車

春になり就職や進学などの新生活のために、2~3月はクルマを購入する人がイッキに増える。その中でも軽自動車は、地方都市などで生活の足として重要視される交通手段のひとつだ。実用車のためなるべく安い価格で購入したいという人も多いだろう。
今回は、中古軽自動車の失敗しない選び方をご紹介。また、ボディタイプ別のおすすめのクルマも合わせて掲載。中古軽自動車の購入を検討している方、必見の記事だ。

この記事の目次 CONTENTS
記事トップ
1.中古軽自動車選びで損しない購入術とは?
2.「安物買いの銭失い」になりがちな中古軽自動車選び
3.予算がない場合の選び方とは?
4.用途が異なる3つのボディタイプ
5.実は狙い目?ロールーフ系ハッチバック
6.バランスが良く総合力が高いハイト系ワゴン
7.家族におすすめなスーパーハイト系

1.中古軽自動車選びで損しない購入術とは?

軽自動車の選び方はとても難しい。まず、軽自動車というカテゴリーの中に3つのボディタイプが存在する。
中古のものは年式により現行型や旧型などが含まれ、さらに複雑だ。不用意に選ぶと扱いにくいだけでなく損をすることにもつながるため、購入する前にしっかりと検討しよう。

2.「安物買いの銭失い」になりがちな中古軽自動車選び

中古軽自動車選びで避けたいのが「お買い得であればいい」という考え方。価格だけで選ぶと、軽自動車はリセールバリューが高いため痛い目に合う確率が高い。

低年式でも高値がつきやすい

中古軽自動車は、人気が高いので低年式のものでも高値になりやすい。人気のN-BOXなどでは、2012年という7年落ちでも60~90万円がボリュームゾーン。当時の新車価格が130~160万円なので、7年落ちでも半額程度にしかなっていない。
また、一定の故障リスクがあり、例えば7年落ちのものだと故障が出始める時期だ。当然修理代が必要で、中古車とはいえ新車と同じくらいの金額が必要である。故障が重なると想像以上の出費が必要になり、まさに「安物買いの銭失い」になってしまうため注意が必要だ。

3.予算がない場合の選び方とは?

予算が少ないときは、できるだけ高年式で保証期間が長いクルマを選ぶことが重要。現金をある程度持っているのなら、それを頭金に、ローンで1~2年落ちの高年式車、もしくは登録済未使用車を買うのがおすすめだ。

お買い得感のある登録済未使用車という選択も

登録済未使用車とは、ディーラーの都合で買い手がいないなどの理由で、自社名で登録したクルマのこと。ほとんど新車の状態だが、登録されているため中古車扱いになる。新車価格より値引いて販売されているのでお買い得感がある。
登録済未使用車は初回車検まで期間が長い、なるべく登録から6ヶ月程度以内のモデルがおすすめだ。

低年式よりも高年式の方が断然お得!

例えば最新のN-BOXで2018年式であるなら、110~140万円位がボリュームゾーン。60~90万円がボリュームゾーンの7年落ちモデルに対して約50万円増額するだけで2018年式が買える。1年落ち程度なら新車保証が継承されているので、少なくとも新車登録から3年までの間にはほとんど故障による修理代がかからない。つまりN-BOXの場合、約50万円で故障のリスクを回避できる。

しかも、2018年式であれば、現行モデルなので満足度は高い。さらに、5年乗っても一定の下取り、もしくは買取価格が付くので次の乗り換えも容易になる。N-BOXも登録済未使用車がおすすめだ。

4.用途が異なる3つのボディタイプ

中古軽自動車の選び方で重要なのは、ボディタイプと主な使い方だ。軽自動車には、最もベーシックなロールーフ系ハッチバックとハイト系ワゴン、スーパーハイト系ワゴンの3タイプに分類される。それぞれボディタイプ毎に使い勝手面で向き不向きがあるため、車種を選ぶ前にクルマの個性を知ることが大切だ。

ボディサイズの規定がある軽自動車

軽自動車にはルールがあり、ボディサイズなどが規定以内であることが決められている。まず、排気量は660㏄以下。ボディサイズは、全長が3,400mm、全幅1,480mm、全高2,000mm以下である。全長と全幅は室内スペースの関係上、どの軽自動車も規定以内ギリギリまで広げられており、ボディタイプでは全高のみが異なる。

5.実は狙い目?ロールーフ系ハッチバック

ロールーフ系ハッチバックは、あまり人気の無いカテゴリーなので価格も手頃なものが多いということが特徴。全高が高くないので、車重は600㎏台と軽く、燃費も良い。ロールーフ系ハッチバックも2タイプに分かれており、実用性重視タイプと女性に人気のある個性派タイプに分類される。

燃費に優れた実用性重視モデル

実用性重視のモデルは、スズキ アルトやダイハツ ミライースなどが挙げられる。

例えば、最新のスズキ アルトは、37.0㎞/Lという低燃費を誇るため、毎日の通勤などで乗る人におすすめ。しかし、室内スペースはそれほど広くないのでファミリーには不向きだ。

内外装がオシャレで可愛らしい個性派モデル

アルトラパンやミラトコットは、女性向けにオシャレで可愛らしい内外装が特徴だ。

例えば、ミラトコットは歩行者検知式自動ブレーキを含む予防安全装備が充実しているため特におすすめだ。

アルトラパンの登録済未使用車は80万円台から手に入る。このクラスの装備は簡素化されていることが多く、なるべく上級グレードを選ぶといいだろう。

6.バランスが良く総合力が高いハイト系ワゴン

ハイト系ワゴンは、全高1,650mm前後の軽自動車だ。スーパーハイト系とロールーフ系の中間といった全高をもつ。そのため、居住性や燃費性能、使い勝手に関してバランスがよく、多くの人が満足できるジャンルになっている。
迷ったらハイト系ワゴンを選んでおけばハズさないだろう。ただし、ほとんどのモデルがスライドドアではなく通常のヒンジ式ドアになので注意が必要だ。また、このモデルもスズキとダイハツが多くの登録済未使用車を流通させている。

登録済未使用車が多く流通するボディタイプ

ハイト系ワゴンに属する車種は多く、代表車種はスズキ ワゴンR/ハスラー、ダイハツ ムーヴ/ムーヴキャンバス/キャスト、ホンダN-WGNなど。
例えば、スズキ ワゴンRにはマイルドハイブリッドシステムが搭載されており、33.4㎞/Lという低燃費を実現している。登録済未使用車は80万円台で手に入れることができる。

予防安全装備の有無もチェックのポイント

このクラスも低年式になると、ほとんどのモデルに歩行者検知式自動ブレーキを含む予防安全装備が装備されていない。高年式モデルの中にも装備されていないものがあるため、しっかりと確認する必要がある。

7.家族におすすめなスーパーハイト系

スーパーハイト系は、1,800mm前後という高い全高をもち、両側スライドドアをもっている点が特徴だ。背が高く両側スライドドアを装備しているため、大人もあまりかがまずに乗車できる。高齢者や小さな子供がいる家庭などが使う場合、非常に利便性が高い。
ただし、背が高いだけに車重900㎏台と重いので、660㏄の自然吸気エンジンでは動力性能的にやや物足りない印象だ。そのため燃費もあまり良くなく、最新のN-BOXで27.0㎞/Lである。全高が高いため重心が高いことも難点で、カーブでは少々不安定だ。

購入時にはオプション装備の有無も確認

スーパーハイト系の代表車種は、ホンダN-BOXやスズキ スペーシア、ダイハツ タントなどで、多くの登録済未使用車が流通している。タントの登録済未使用車なら、100万円台くらいから手に入れることができる。
人気のカテゴリーだが、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備は、現行モデルで高年式に限定される。オプション装備のため、  購入時には装備の有無も確認しておくといいだろう。

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スズキ エスクード新車購入ガイド「予防安全性能の大幅向上でクラストップへ」 https://221616.com/car-topics/20190122-97497/ https://221616.com/car-topics/20190122-97497/ Tue, 22 Jan 2019 11:33:00 +0900 SUV エスクード スズキ 新車購入ガイド スズキは、コンパクトSUVのエスクードを改良し発売を開始。今回の改良では、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備を標準装備化し、安全性能を大幅に向上させている。また、外観デザインや内装の質感アップも行われた。エスクードの価格は2,658,960円。

スズキは、コンパクトSUVのエスクードに、一部改良を施した。今回の改良では、予防安全性能が大幅に向上している。外観や内装の一部も変更された。1グレードしかないシンプルな展開となったエスクードだが、SUVとしては優秀だ。その理由と、エスクードの機能に関するメリット・デメリットを解説している。

この記事の目次 CONTENTS
記事トップ
1.コンパクトなボディで使い勝手がよいSUV、エスクード
2.ハンガリーから輸入されるエスクード
3.エスクードを売る気がないスズキ?
4.予防安全装備の大幅向上で、クラストップレベルの安全性能へ
5.より精悍さが増した外観デザイン、インテリア
6.購入時は、一定の値引きが条件
7.スズキ エスクード価格

1.コンパクトなボディで使い勝手がよいSUV、エスクード

改良を受けたスズキ エスクードは、2015年にフルモデルチェンジし、4代目となる。
エスクードの特徴は、全長が4,175㎜と短いこと。この全長は、コンパクトSUVの中でもトップレベルの短さだ。
ライバル車となるホンダ ヴェゼルやマツダCX-3よりも、若干短い。
ただし、全幅は1,775㎜で全高は1,610㎜となっているため、SUVらしく存在感があるボディサイズになっている。

全高が高く、都市部での機動性が物足りない

エスクードは短い全長を生かし、最小回転半径が5.2mと小さい。
そのため、狭い道や駐車場でも扱いやすいのが特徴だ。

しかし、全高は1,610㎜と高く、都市部に多い立体駐車場の全高制限1,550㎜を超えている。
立体駐車場に入れないのは、都市部での機動性という部分では少々物足りない。

2.ハンガリーから輸入されるエスクード

スズキ エスクードは、ハンガリーで生産され輸入されている。
欧州では、ビターラという車名で販売されている。

日本マーケットに合わせ、ガソリン仕様に変更

エスクードは従来、1.6Lエンジンを搭載したモデルがあったが、改良後は1.4Lターボのみの設定となった。
ミッションは6速AT、駆動方式は4WDのみという設定は、変更されていない。

1.4Lターボの出力は136ps&210Nmで、なかなかパワフルなエンジンだ。
日本では、欧州と同じハイオク仕様では売れないため、日本マーケットに合わせてレギュラーガソリンに変更されている。
燃費はWLTCモードで16.0㎞/Lだ。

3.エスクードを売る気がないスズキ?

エスクードのグレードは1つだけで、1.4Lターボの4WDしかない。
これほどシンプルな設定は稀(まれ)だ。

エスクードの販売目標はなんと100台/月

グレードが1つしかない設定なのは訳がある。
それは、スズキが国内でエスクードをあまり売る気がないからだ。

エスクードの販売目標は、なんと年間1,200台。月に100台売れればよい、という低い販売目標だ。
これでは、宣伝広告費に高額な費用をかけられないだろう。

エスクードは、ハンガリーから輸入されるモデルだ。
販売目標が低いとなると、販売効率を上げることと、コストを落とすことが求められる。

1グレード設定で在庫リスクを低減させたいスズキ

コストを落とすためには、在庫リスクを低くさせる必要がある。
オプション設定やグレードが多いと、在庫を少なくするのは難しい。
だから、エスクードは1グレード設定となっているのだ。

しかし、スズキの都合はともかく、顧客側としては選択肢が少ないのは非常に物足りない。
結果、販売台数は伸び悩むという悪循環に陥っている。

エスクードは、なかなか魅力的なクルマだ。
コンパクトSUVの人気は高いため、月に100台以上売れるクルマのはずだ。

4.予防安全装備の大幅向上で、クラストップレベルの安全性能へ

今回の改良では、予防安全装備が向上した。
歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備「スズキ セーフティ サポート」を標準装備したのだ。

従来のエスクードには、歩行者が検知できない自動ブレーキしか装備されていなかった。

その他にもブラインドスポットモニターなどが標準装備化

安全装備は、以下の機能も標準装備されている。

・後側方から接近する車両を検知し警報を発する「ブラインドスポットモニター[車線変更サポート付]」
・駐車場などからバックで出る場合に、自車の後方左右から接近する車両を検知する「リヤクロストラフィックアラート」
・全車速での追従機能を備えた「アダプティブクルーズコントロール[全車速追従機能付]」

安全装備の向上により、エスクードの予防安全性能は大幅に向上した。
このクラスのコンパクトSUVの中では、トップレベルの安全装備だ。

5.より精悍さが増した外観デザイン、インテリア

今回は、デザインも変更されている。
メッキフロントグリル、フロント・リヤバンパー、アルミホイール、リヤコンビネーションランプといった外観デザインも変更されている。

従来モデルと比べると、かなり変更されたという印象を持つだろう。全体的に、精悍さも増している。

質感が向上したインテリア

インテリアは、シート表皮、インパネガーニッシュ、センタークロックのデザインが変更されている。
カラー液晶マルチインフォメーションディスプレイ、ソフトパッド(インストルメントパネル天面)を採用し、質感が向上したのも高評価ポイントだ。

6.購入時は、一定の値引きが条件

エスクードの価格は約7万円アップし、2,658,960円となった。
予防安全装備が大幅に向上し、インテリアの質感もアップしたことなどを考えると、妥当な値上げといえる。

ライバル車との競合で値引きを引き出す

エスクードを購入する場合、注意が必要だ。
ライバル車ほどリセールバリューが高くないため、売却したときの価格にあまり期待できないのだ。

そこで、購入時は一定の値引きをしよう。
ライバル車と競合させて、値引きを引き出すのだ。

価格重視なら中古車がおすすめ

中古車を狙うというのも、賢い選択のひとつだ。
予防安全性能を重視するのであれば、新車がベストだが、価格を重視するなら中古車もアリだ。

とくに、2015年もしくは2016年式の1.6L車は、随分買い得感がある価格で売られている。
多少デザインが変わったとはいえ、現行車なので古臭く見えないのもメリットだ。

7.スズキ エスクード価格

スズキ エスクードの価格は以下の通り。

  • スズキ エスクード価格:2,658,960円
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スズキ アルトラパン モード購入ガイド「オシャレな特別仕様車が誕生」 https://221616.com/car-topics/20190118-97506/ https://221616.com/car-topics/20190118-97506/ Fri, 18 Jan 2019 11:30:00 +0900 アルト アルトラパン スズキ ラパン 新車購入ガイド 特別仕様車 軽自動車 スズキは、軽自動車のアルトラパンに特別仕様車「モード」を設定し発売を開始した。特別仕様車モードは、Sグレードをベースとし、ネイビーの専用シート生地などを装備し、上質感ある仕様になっている。アルトラパン特別仕様車モードの価格は1,353,240円から。

スズキは、女性をターゲットにしたカワイイ系の軽自動車、アルトラパンに特別仕様車「モード」を設定し発売を開始した。気になるのは安全装備だけで、外装や内装、価格面では優れたクルマとなっている。各要素の優劣を、理由を添えて解説している。また、買うならどこで、どういった状態のものがいいかにも言及した。

この記事の目次 CONTENTS
記事トップ
1.個性的なデザインで存在感をアピールするアルトラパン
2.低燃費だが予防安全装備面では物足りない仕様に
3.ひとクラス上の上質感ある内装をもつ特別仕様車「モード」
4.アルトラパンを狙うなら、特別仕様車「モード」は買うべき?
5.コストパフォーマンスを重視する場合のかしこい選択
6.スズキ アルトラパン特別仕様車モード価格

1.個性的なデザインで存在感をアピールするアルトラパン

アルトラパンは、可愛いルックスからも分かる通り、女性をメインターゲットにした個性派軽自動車だ。
車名のラパンとは、ウサギという意味をもつことから、フロントグリルに入れられたエンブレムは、ウサギをモチーフにしている。
アルトラパンは、2015年にフルモデルチェンジし、3世代目となっている。

アルトをベースに可愛らしさをアピールしたラパン

ベースとなっているモデルは、車名からも分かる通り、ベーシックな軽自動車として人気のアルトだ。
アルトをベースとしながら、アルトラパンには角が丸いシルエットのデザインが採用された。
ボディには大型の丸目ヘッドライトが組み合わされ、可愛らしさをアピールしている。

ベージュ系で広さを強調したインテリアデザインが特徴

アルトラパンのインテリアは、明るいベージュ系カラーでコーディネイトされている。
ブラック系とは異なり、室内が明るく見えることで広さが強調されている。

インパネには、水平基調のデザインが採用された。こちらも、広さをアピールできるデザインだ。
全体的にスッキリとした印象が特徴的だ。

2.低燃費だが予防安全装備面では物足りない仕様に

アルトラパンに搭載されたエンジンは、660㏄の直3自然吸気エンジンのみとなっている。出力は52ps&63Nmとなった。
燃費が最もよいグレードでは、JC08モード燃費で35.6㎞/Lとなっている。

低い燃費値は、スズキの低燃費技術である「エネチャージ」や、一部グレードを除き装備されている「副変速機構付CVT」による効果だ。

歩行者検知式自動ブレーキの用意がないアルトラパン

高齢者事故をきっかけに、最近話題になっているのが予防安全装備だ。
残念ながら、アルトラパンには歩行者検知式自動ブレーキが搭載されておらず、約30㎞/h以下で作動する、低速域のみの自動ブレーキしか装備されていない。

追突被害軽減ブレーキの他に、誤発進抑制機能が全車に標準装備化されているが、この安全装備は少々物足りない。
サイド&カーテンエアバッグの設定が無いのも残念だ。

安全装備面では、ライバル車となるダイハツ トコットより遅れていると言わざるを得ない。

3.ひとクラス上の上質感ある内装をもつ特別仕様車「モード」

アルトラパン特別仕様車モードのベース車となったのは、Sグレードだ。
Sグレードをベースとし、上質感のあるシート表皮、ドアトリムクロスとフロアマットをネイビー基調で統一している。
シンプルながらもスタイリッシュな空間に仕上がっている。

上質感をプラス、シックで落ち着いた印象の内外装

インパネまわりは、高級感をプラスするために、ブラックパールのガーニッシュやヘリンボーン模様の木目柄が取り入れられた。
こちらも品の良い上質感があり、シックで落ち着いた雰囲気がある。

エクステリアデザインは、特徴的な装備となっている。
メッキフロントグリル、シルバーとホワイトの2トーンに塗り分けたフルホイールキャップ、ブルーのアクセントカラーを施したフロント・バックドアのエンブレムなどだ。

女性に嬉しい、カラー展開と上級装備

ボディカラーは、全8パターンが用意されている。
ノクターンブルーパールをはじめ、モノトーン5色、ホワイト2トーンルーフ3パターンだ。
外観も、内装同様に上質感がプラスされている。
ボディカラーの選択肢が豊富なのは、女性ユーザーにとってはうれしい点だろう。

装備面では、「ナノイー」搭載フルオートエアコンや、助手席シートヒーター(2WD車)といった、上級装備を追加採用している。

4.アルトラパンを狙うなら、特別仕様車「モード」は買うべき?

スズキ アルトラパン特別仕様車モードの価格は1,353,240円となっている。
具体的には、ベースのSグレードより、約7万円の価格アップに収まっている。
専用特別装備分を加味すれば、十分に納得できる範囲の価格アップだ。
上質感は十分なので、逆にお買い得感のある特別仕様車といえるだろう。

特別仕様車は、アルトラパンのキャラに合った内外装としたことで、魅力的がさらに増している。
アルトラパンの購入を考えているのなら、特別仕様車をメインに検討してみるのもいいだろう。それだけの価値がある。

予防安全性能重視の場合は購入対象外に

注意したいのは予防安全装備だ。
今時、歩行者検知式自動ブレーキの装備くらいは、軽自動車でも当たり前の時代。
予防安全性能を重視するのであれば、アルトラパンは購入対象から外れる。

5.コストパフォーマンスを重視する場合のかしこい選択

予防安全装備の優先順位が低く、よりリーズナブルにアルトラパンを手に入れたいというのであれば、登録済未使用車の購入をおススメする。

登録済未使用車とは、簡単に言うと、メーカーやディーラーの都合で、自社名で登録して売ったことに見せかけたクルマのことだ。
登録しただけなので、新車と同じコンディションなのが魅力だ。

しかし、一度登録してしまうと、中古車扱いになる。
そのため、中古車店で登録済未使用車として販売されるのだ。
新車コンディションながら、価格が安い点がおススメの理由だ。

コストパフォーマンスに優れる登録済未使用車

スズキは、こうした登録済未使用車を、中古車マーケットに積極的に供給するメーカーだ。
アルトラパンも、非常に多くの登録済未使用車が出回っている。

アルトラパンのリセールバリューは悪くない。
そのため、登録済未使用車で安く購入できれば、その後売却したときのリターンもある程度見込める。
コストパフォーマンスに優れたクルマだ。

6.スズキ アルトラパン特別仕様車モード価格

アルトラパン特別仕様車モードの価格は以下の通り。

駆動 価格
2WD 1,353,240円
4WD 1,452,600円
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