コマース https://221616.com/car-topics/ Contents Tue, 31 Mar 2020 11:13:19 +0900 ja (c) IDOM Inc. ALL RIGHTS RESERVED. 5 hourly 12 人気上昇中!フランス車の主要メーカーと代表的なモデル一挙紹介 https://221616.com/car-topics/20200224-101028/ https://221616.com/car-topics/20200224-101028/ Mon, 24 Feb 2020 12:00:00 +0900 308 C3 カングー シトロエン フランス車 プジョー ルノー フランス車の人気の理由を、値段、サイズ、デザイン性という観点から説明。またプジョー、シトロエン、ルノーの歴史やメーカーとしての特長を紹介するとともに、それぞれの代表的なモデルである308、C3、カングーの画像と特徴を分かりやすく解説。
この記事の目次 CONTENTS
記事トップ
フランス車が人気の理由
代表的フランス車メーカー① プジョー
値段も手頃な308
代表的フランス車メーカー② シトロエン
デザイン性が際立つC3
シトロエンから独立した「DS」
代表的フランス車メーカー③ ルノー
個性的フォルムで有名なカングー
他のフランス車メーカーや輸入車も候補に!

フランス車が人気の理由

ここ数年、フランス車の人気が急上昇中で、売上が前年度を大きく超えたことがニュースになるほどです。その理由は、大きく以下の3つが挙げられます。

・運転しやすいサイズ感
・輸入車の割には手頃な価格帯
・肩肘はらない、高いデザイン性

輸入車というとサイズが大きく運転しにくいものも多いのですが、その中でフランス車はコンパクトカーのラインナップが豊富なのが一つの特長。「猫足」とも呼ばれる滑らかな走りも手伝って、日本の狭い道路でも運転しやすく乗り心地が良いのが魅力です。

また輸入車というと「価格が高い」というイメージを持たれがちですが、プジョーやルノーのクルマは値段もかなり手頃。新車のコンパクトカーが、車種やグレードによっては200万円台から買えるので手が届きやすいのです。

そして最後は、何と言ってもそのデザイン性。コンパクトなボディの中にアクセントとなるようなパーツや色を配置したり、ちょっと個性的なフォルムを採用したりと、目を引くクルマが多いです。デザイン性についてはこれから各メーカーの代表的車種と共に画像で紹介します。

代表的フランス車メーカー① プジョー

フランスを代表する自動車メーカーであり、世界で最も古い量産自動車メーカーでもあるプジョー。後ろ足で立ち上がるライオンのロゴを見たことがある人も多いでしょう。自転車部門でも有名な他、実はソルトミルやペッパーミルといったキッチン用品でも長い歴史を持つメーカーです。

プジョーのクルマは優れたサスペンション技術で有名で、路面からの衝撃をしっかりと吸収してくれます。その滑らかな走りは「猫足」と表現されることもあり、乗り心地を重視する日本人には嬉しいポイントです。

コストパフォーマンスが高いことも手伝い「初めての輸入車」「初めてのフランス車」に選ばれることが多いブランドです。

値段も手頃な308

プジョーを代表するモデルといえば、価格も手ごろなコンパクトカーである「308」。大人5人が無理なく乗れる、大きすぎず小さすぎないサイズでハッチバックとステーションワゴンが用意されています。

2014年にはヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、その出来栄えはお墨付き。新車でも価格は200万円台後半から。もう少し小さくてリーズナブルなモデルが欲しいなら208やコンパクトSUVの2008も人気です。

プジョーの車種は全て数字で表現されているので分かりにくいですが、セダンやコンパクトカーは3桁、SUVやミニバンは4桁の数字で命名されており、左の数字が大きいほどボディサイズが大きくなり、また一の位の数字が増えるほど新しいモデルというのが原則です。

代表的フランス車メーカー② シトロエン

「名前は何となく聞いたことがあるけど…」という人が多いのがシトロエン。第一次世界大戦後に作られた歴史あるメーカーで、フランス大統領の就任パレード用オープンカーを製造している歴史あるメーカーです。

新しいことに挑戦する気質があり、新技術や個性的なデザインで支持を集めているのがシトロエンの特長。例えばシトロエンのミニバンであるC4ピカソは、ピカソの直筆をベースにしたエンブレムを採用しています。

また経営面では1976年にプジョー傘下に入ったことで技術を共有し、また経営や製造過程での効率化を図っています。

デザイン性が際立つC3

そんなシトロエンを代表するクルマといえばC3。国産車でいうとマツダ「デミオ」や日産「ノート」と同じBセグメントに属するクルマで、先ほど紹介したプジョーの308よりは一回り小さいサイズ感です。

ただし5ドアハッチバックというよりはSUVのような雰囲気をたたえるデザインで、その存在感は抜群。ボディカラーは全9種類、ルーフカラーと組み合わせるとカラーバリエーションは合計36通りにもなり、色で遊ぶことができるのも嬉しいポイントです。

シトロエンから独立した「DS」

シトロエンは2009年より高級サブブランドとして「DSライン」を展開していましたが、2015年にシトロエンから独立。シトロエンと同じプジョー傘下で、DSオートモービルズという単独ブランドに生まれ変わりました。

ただし車種のラインナップは基本的にシトロエンDSライン時代から踏襲で、「世界で最も美しいクルマ」にも選ばれた「DS4」を筆頭に日本では数車種のみの展開。そのため日本では「シトロエン」と一括りにされることも多いです。

代表的フランス車メーカー③ ルノー

日産との関係で一躍有名になったルノーもフランスメーカーで、過去にはフランス政府によって国有され、また今でもフランス政府が多くの株式を保有するという意味では「フランスの国民的自動車メーカー」といっても過言ではないでしょう。

大企業ルノーだけに車種の展開は非常に多いのですが、日本に正規輸入されているモデルはかなり絞られています。そんな背景もあり、日本国内で流通しているルノーのクルマはどれも個性的。
時に「マニアック」なども言われるラインナップになっています。

個性的フォルムで有名なカングー

そんなルノーのラインナップにおいて、ひときわ目を引く一台がカングーではないでしょうか。突き出したボンネットに対して、ほぼ真四角な後ろ姿はかなり特徴的。テーマパークやアニメ映画に出てきそうなスタイルで、過去にはディズニーとのタイアップ企画もあったほど。
それでいてハンドリングが良く、車内空間は広々、新車価格も200万円台半ばと非常によくできたクルマです。

日本にも根強いファンが多い一台ですが、実は大型犬を飼っている人に熱い支持を受けている一台です。ラゲッジスペースが広く安定しているため、ペットはもちろんのこと、大きな荷物を積むことがある人には便利な一台です。

他のフランス車メーカーや輸入車も候補に!

「フランス車が欲しい!」と思った時に最初にチェックすべきブランドは上記の3つですが、他にもルノー傘下の「アルピーヌ」や、数億円もするようなスーパーカーを主に製造している「ブガッティ」などもフランスのメーカーです。

そんなフランス車を検討しているなら、あわせてイギリス車の「ミニ」、ドイツ車の「ザ・ビートル」や「スマート」といった手頃でデザイン性が高い輸入車もチェックしておきたいところ。ガリバーの輸入車専門ブランド「LIBERALA(リベラーラ)」ではさまざまな輸入車をまとめて検討することができます。ぜひご利用ください。

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初めての輸入車選び!中古車でも選んでいいクルマ、ダメなクルマって? https://221616.com/car-topics/20190211-97614/ https://221616.com/car-topics/20190211-97614/ Mon, 11 Feb 2019 15:53:00 +0900 BMW コンパクトカー フォルクスワーゲン プジョー ベンツ ボルボ ルノー 中古車 新車 輸入車

輸入車(外車)は、個性的でとても魅力的なモデルが多いが、価格が高価なため、そう簡単に手を出せない人も多い。しかし、車種によっては中古車であれば、非常に魅力的な価格になっているのも特徴だ。ただ、年式が古くなれば国産以上に故障などのリスクが大きくなるため、初めて輸入車を買うのであれば慎重に選びたい。
そこで、初めての輸入車選びではどんな注意が必要か?どんなクルマがお得か?をレポート。輸入車の購入を迷っている方の後押しをする記事だ。

この記事の目次 CONTENTS
記事トップ
1.輸入車初心者は絶対避けたい!故障リスクのあるクルマ
2.輸入車を選ぶ!走り・デザイン編
3.輸入車を選ぶ!中古車らしいお買い得感編
4.購入時は保証期間の長さをチェック
5. 初心者でもできる試乗でのチェックポイント
6.走行に大きく影響するタイヤのチェックポイント
7.お手頃な値段でも避けるべきクルマとは
8.様々な輸入中古車を試せるサービス「NOREL」

1.輸入車初心者は絶対避けたい!故障リスクのあるクルマ

一昔前まで、故障している輸入車が多かった。最近ではそのリスクも減ってきているが、低年式のものだと細かい故障も含めた場合、国産車以上にリスクは高くなる。このリスクを回避するには低年式や過走行車は避けた方がよい。

修理費用が高価なレア車も避けるべき

また、流通量が少ないレア車なども避けるべきだろう。どうしても、このモデルでなければダメというのであれば、修理代などを支払うために金銭面での余裕が必要だ。多くの輸入車の部品代や工賃はいまだに国産車より高価になるケースが多いからだ。

2.輸入車を選ぶ!走り・デザイン編

初めて輸入車を選ぶときに無難なのは、高年式のコンパクトカー。価格も手軽で、個性的なモデルが多い。選択肢が豊富だということは、より自分好みのモデルに出会える確率が高くなる。

完成度や走りがおすすめのドイツ車

購入後の故障リスクやメンテナンスなどを考えると、販売店の多いドイツ車を中心に選ぶことをおすすめする。
輸入コンパクトカーの中でもフォルクスワーゲン ゴルフやポロなどは、世界の自動車メーカーがベンチマークとしているモデルだけあり、その完成度はピカイチ。初めての輸入車にピッタリといえる。コンパクトカーでは数少ないFR(後輪駆動)車であるBMW1シリーズならより爽快な走りが楽しめる。

デザイン重視ならばおすすめはフランス車

デザイン的に個性的なモデルというのであれば、フランスのプジョー308や208、SUVなら3008や2008と意外と選択肢がある。同様に、ルノーもメガーヌやルーテシア、SUVならキャプチャーも魅力的だ。
また、安全性を重視するのであれば、ボルボV40という選択肢もよい。

3.輸入車を選ぶ!中古車らしいお買い得感編

フォルクスワーゲンやメルセデス・ベンツ、BMWなどといったドイツ車は、販売店も多くアフターサービス面でも安心だ。ただ、ドイツ車は人気も高くリセールバリューも高い。リセールバリューが高いと、中古車価格も高めとなるので、中古車らしい買い得感はあまりない。

コスパ重視ならばプジョーやルノー、ボルボがおすすめ

中古車の魅力のひとつはコストパフォーマンスだ。コスパ重視で選ぶと、プジョーやルノー、ボルボなどがおすすめだ。
ドイツ車以外の輸入車は総じてリセールバリューが低いので中古車価格も下がりやすく、新車より中古車のほうがコスパは高くなりやすい。

例えば、世界トップレベルの予防安全装備を誇るV40の場合、2014年式で120~140万位の予算があれば上質な中古車が選べる。新車価格は300~400万円だった高級車だ。

隠れた名車でさらにお得に購入

ドイツ車には、非常に高いパフォーマンスを持つものの、あまり人気が無いため抜群のコスパを誇るモデルがある。
フォルクスワーゲン パサートは、その典型的な例だ。当時、新車価格で330~460万円程度という高級車ながら、2015年式という高年式で160~200万円台前半の良いモデルが手に入る。
ディーラー系中古車店はやや割高傾向にあるため、掘り出し物を見つけるなら一般的な中古車店がよいだろう。
新車では人気が無くても、クルマの完成度は超一級品という隠れた名車をリーズナブルに乗れるというのも、輸入中古車選びの醍醐味でもある。

10年落ち程度であれば高級輸入車も手に入れられる

例えば、メルセデス・ベンツのフラッグシップであるSクラスがある。先代であるW221型Sクラスは、2005年から2013年まで発売された。約10年落ち程度の2008~2009年式であれば、200万円程度の予算があれば手に入れることができるだろう。新車当時は1,000万円を超えていたモデルのため、かなり割安感がある。

4.購入時は保証期間の長さをチェック

購入時は保証期間の長さをチェックしたい。新車継承の保障以外は中古車店が独自に設定していることが多い。国産車と比べると修理費が高くなりやすい輸入車では、保証期間を長く設定しておくことをおすすめする。

商談時に保証のサービスについて交渉しておく

中古車店の中には、一定の料金を支払うと保証期間が延びるサービスをしているお店がある。金額にもよるが、こうしたサービスがあれば検討してみるのもよい。商談時に有料保証サービスを無料、もしくは値引きサービスしてもらうなどの交渉もありだ。

5. 初心者でもできる試乗でのチェックポイント

お気に入りのクルマが見つかったら見積りをもらう前に試乗しよう。初心者でもできるチェックすべきポイントをまとめた。

クルマ各部に異音がないかチェック

重要なことは違和感がないかどうか。クルマの各部から出る音に耳を澄ませて、異音が無いかチェックしたい。このときラジオなどを鳴らすのは禁物だ。

走行性能に違和感がないかチェック

エンジン周りのチェックも同じく重要。エンジンは高回転までスムースに回るか、ブレーキのフィーリングに違和感が無いか、ステアリングはスムースに回るか、AT車は変速時にショックがないか、などをチェックする。

オイル漏れがないか展示場所をチェック

クルマが展示されていた場所もチェックしたい。オイル漏れなどがあればクルマを動かした際、アスファルトにオイルのシミが残っていることがある。気になるところがあれば店員に相談しよう。

6.走行に大きく影響するタイヤのチェックポイント

タイヤの状況によってクルマのフィーリングは大きく変化する。まずチェックしたいのは溝の残りだ。溝が無い場合、購入時に新品と交換しなければならない。そしてタイヤの片減りもチェックしたい。片減りしてしまうとサスペンションなどの整備が必要になる。

タイヤの古さが分かるサイドウォールのチェック

また、タイヤのサイドウォールも非常に重要なチェックポイントだ。細かいひび割れがあれば、タイヤの溝が残っていても要交換。タイヤが古くなっていて、ゴムが硬化している可能性が高い。乗り心地が悪くなるだけでなく、雨の日にタイヤをグリップしにくくなる。さらにタイヤノイズも大きくなってうるさく感じるだろう。最悪の場合、タイヤがバーストすることも考えられる。
車種にもよるが、タイヤ4本を交換すると10万円前後の費用が発生する。新品タイヤへの交換サービスを要求するか、値引きしてもらうように交渉したい。

7.お手頃な値段でも避けるべきクルマとは

クルマの骨格部分にも及ぶ大きな修理をした車両は修復歴ありと書かれ、価格は大幅に下がる。修理が軽微な場合もあるため見極めるのは非常に困難であるが、修復歴のある車両は避けたい。

修理を受けても万全の状態であるかは分からない

骨格部分を損傷し修理を受けたとはいえ、万が一事故を起こした場合、通常の骨格と同等の衝突エネルギーを吸収し分散できるかはわからない。同様に、修理前と同等レベルの走行性能を確保できない可能性もあるだろう。

8.様々な輸入中古車を試せるサービス「NOREL」

魅力的な輸入中古車だが、注意すべき点があるのも事実である。それでも色々試してみたい人におすすめなのが、中古車のガリバーが提供する「NOREL(ノレル)」というサービス。定額料金で3ヶ月毎にさまざまな車を乗り換えできる。
気になる輸入中古車をチェックしてみて、お気に入りの1台を見つけるというのもいい。保険料も含まれているため、事故をした場合のリスクもなく安心だ。(※)
こうしたサービスを利用し、興味のある輸入中古車を借りて楽しんでみるといいだろう。

※車両保険は含まれておりません。

条件次第でBMWとミニの新車に乗り続けることが可能

NORELには、BMWとミニの新車または、登録済未使用車を選べるサービスもある。加入から走行距離5,000㎞、または10カ月継続という条件をクリアしなければならないが、乗ってみたいという人にはピッタリのサービスといえるだろう。(※)

※走行距離が5000kmに満たない状態で返却された場合は、走行距離精算金が発生いたします。

修理費用なし、保険や税金も含めた月額設定

月額料金79,800円からと、やや高価に見えるかもしれない(※)。しかし、通常故障による修理費用も発生しないうえ、保険や税金も含まれているので、こうしたコストまで考えるとリーズナブルといえる。

※メンテナンス、消耗品はお客様負担となります。また、車両保険には免責(10〜60万円)がございます。

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遠藤イヅル「気になるくるま」第11回 プジョー 205 https://221616.com/car-topics/20170901-91676/ https://221616.com/car-topics/20170901-91676/ Fri, 01 Sep 2017 08:00:38 +0900 プジョー 気になるくるま 遠藤イヅル izuru_endo_title101

「気になるくるま」第11回 プジョー 205

ひとことでくるまと言っても、誰にも知られていないようなマイナーなものから、みんなの憧れのようなスーパーカーまで、実に様々です。そんなクルマたちの中から、マニアックカー・マニアでもある遠藤イヅルが、独断と偏見で選び出したくるまたちをイラストとともにみなさんにお送りいたします。第11回は、いまなお「プジョーといえばこれ」と思い出す方も多いと思われる、同社を代表するコンパクトハッチ「205」をお送りいたします。

◆日本にプジョーのイメージを定着させたヒット車「205」

それまでのプジョーに対する「地味だけど堅実で良質な渋いクルマを長年延々と作るメーカー」という印象を一新させ、“若々しくてスポーティ”というイメージを作り上げた一台がこの205です。1983年に発売後欧州で好調なセールスを記録した205は、日本には1986年からオースチン・ローバー・ジャパン(ARJ)の手で本格的な輸入が開始されていますが、日本でもヒット作となることに成功しました。イラストも205GTIを描いています。

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日本における販売の主軸は205を代表するホットハッチ、「GTI」と、オシャレなイメージでこちらも一定の販売数を記録したオープンモデル「CTI」でした。

GTIは1.6リットルエンジンで登場し、後に1.9リットルに排気量が拡大されましたが、DOHCもターボもないごく一般的なSOHC8バルブエンジンでした。パワーも1.9リットルエンジンで120psです。決して高性能なエンジンではありません。でも、205GTIは小さくて軽い車体にしなやかなのに粘る足回りと素晴らしいハンドリングを持った、とても気持ちのいいクルマだったのです。205はプジョーの日本での知名度アップにも大きく貢献しました。

◆欧州ではごく普通の大衆車

なお、日本では205といえば「GTI」ですが、実際のところ205は欧州ではごくふつうの大衆車で、下は1リットルや1.1リットルエンジンのモデルまでありました。グレードもXE、GL、XR、SR、XTなどがあり、膨大なバリエーションを誇っていました。

copyright_izuru_endo_2017_k011_205_1280_848(クリックで拡大)日本にはGTI以外では「Automatic」、「SRD(ディーゼル)」、「XS」、日本専売車「SI(エスアイ)」、などの実用車である205らしい地味目なモデルや、「ラコステ」や、1992年のル・マンでプジョー905が優勝したことを記念した「ブロンシュ」などの限定車も輸入されていますが、いずれも極少ない台数に留まりました。

205は1998年まで製造されましたが、1994年に205よりひとまわり大きくなって実施的な発展後継車の306が登場したことでかなり車種が整理され、306に事実上道を譲るカタチとなっています。1998年には数字上の後継車206が登場、こちらも日本では大ヒット作となったのは記憶に新しいところです。

【イラスト/文 遠藤イヅル】 フリーのカーイラストレーター/ライター。東京都出身。自動車雑誌、WEBサイトにクルマをテーマにしたイラストや記事を多数提供。世界各国の生活感があるクルマを好み、20年間で18台のクルマを乗り継ぐ。クレイジーなほど深くて混沌としたクルマ知識を持つ元自動車系デザイナー。自身のクルマ体験をもと、独創的な視点で切り込むイラストやインプレッション記事は、他にないユニークなテイストとして定評がある。2015年7月現在の愛車はプジョー309SI。最新の掲載誌は遠藤イヅルのfacebookで確認!

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遠藤イヅルの人気車選び~VW ゴルフ VS プジョー 308~ https://221616.com/car-topics/20170823-91526/ https://221616.com/car-topics/20170823-91526/ Wed, 23 Aug 2017 08:00:33 +0900 308 ゴルフ フォルクスワーゲン プジョー 遠藤イヅル izuru_endo_title101

悩ましき2台 VW ゴルフ と プジョー 308

クルマ選びって楽しいですよね。でも、最後に選ぶ決め手ってなんだろう?って思うこと、ありませんか。このコーナーは、クルマ選びで悩み疲れたそんなアナタの背中をドーンと押しちゃいます。迷える子羊よ、存分に迷いたまえ・・・・

今回は、扱いやすいサイズで世界的にも各メーカーで販売の中心となっている“Cセグメントハッチバック”から、王道の対決となる「フォルクスワーゲン(VW) ゴルフ」と「プジョー 308」をチョイスしました。選ぶなら、どっち!?

◆VW ゴルフをベンチマークとする市場

現行モデルで7代目となるVWゴルフは、すべての世代でCセグメントハッチバックの基準=ベンチマークと言われています。実用性、燃費、操縦性、環境性能などの性能や設計が常にバランスよく盛り込まれ、ゴルフを追随しようと言う車種が数多く生まれて来ました。

そのフォローワー(ライバル車)にはアウディ A3、プジョー 308、ルノー メガーヌなどがありますが、どのクルマもゴルフと戦うために製品として高い仕上がりを備えています。今回はそのフォロワーから、実力が高く最右翼ともいえるフランスのプジョー 308との比較をお贈りいたしましょう。

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◆全方位から隙なしのゴルフ

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1974年に登場したゴルフは、それまで空冷リアエンジン車であるビートル(タイプ1)の派生車を販売の主力として来たVWにとってターニングポイントとなるクルマでした。ジウジアーロによるクリーンなデザインのボディにはFFのメカニズムにより広い室内空間を実現していただけでなく。リアにハッチドアを設けたことで使い勝手にも優れていました。

その後ゴルフはモデルチェンジを重ね、時代に合わせてボディサイズや装備、性能は進化していきましたが基本的なコンセプトは不変ともいえるものです。現行の7代目ゴルフは、ダウンサイジングターボ+多段ミッションによる燃費の良さ、そつのない内外装デザインと高い実用性など隙や欠点が見つかりにくい完成度を備え、誰が乗っても幸せになれる一台となっています。あえて欠点をあげるとすれば、1.8mもある車幅があげられます。

◆奇抜さを捨てて堅実さで勝負の308

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307、そして先代の308はミニバンのようなワンモーションフォルムに高めの車高、切れ上がったライトなど独特のスタイルを特徴としました。プジョーの車名命名方法が変わって数字が進まなくなり「新型308」となった現行型308は、奇抜だったデザインを捨てて1.5ボックススタイルになり、エクステリアもおとなしめに。内装の質感もさらにアップしただけでなく、これまで欠点ともえいたパワートレーンは1.2リットル3気筒ターボエンジンと+6速ATを搭載、これまでの4速ATから一挙に現代の水準にステップアップしました。

外観はおとなしくフランス車らしくない?と思われがちですが、205が出るまでのプジョーは堅実で地味目なデザインでクルマとしての基本で勝負していたのですから、違和感はありません。そしてフランス車の特徴でもある乗り心地の良さ、プジョーのお家芸である素晴らしいハンドリングは、新型308でももちろん健在です。

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◆決め手は、どこに!?

かつてはドイツ車のほうが品質が高い、というイメージがありましたが、308の内外装の仕上がりの高さにはきっと驚かされるはずです。ゴルフに対するライバル心がビシビシ感じられます。

2017年時点で両者の価格は、ゴルフの販売の主力「1.2TSIコンフォートライン」は279.9万円、308の「アリュール」は279.0万円と見事にほぼ同価格なのもそれを教えてくれます。以前ほど大きな差はありませんが、国ごとのクルマ作りの違いを感じられるのも面白いところ。

街中で数多く走っているゴルフではなくて、ひと味違うクルマ、人と違うクルマが欲しい方、でもゴルフのような総合性能の高さを求める方には、308は充分選択肢になります。

◆迷える子羊よ、迷いは消えただろうか

ということで、迷っているアナタ、いかがでしたでしょうか。気になったらぜひ現車に乗り、触れ、いろいろ感じてみてくださいね。 くるま選びは楽しくもあり、そして悩むもの。これからもいろいろな視点でのクルマ選びをこのコーナーで提案出来たら、と思います。

【イラスト/文 遠藤イヅル】 フリーのカーイラストレーター/ライター。東京都出身。自動車雑誌、WEBサイトにクルマをテーマにしたイラストや記事を多数提供。世界各国の生活感があるクルマを好み、20年間で18台のクルマを乗り継ぐ。クレイジーなほど深くて混沌としたクルマ知識を持つ元自動車系デザイナー。自身のクルマ体験をもと、独創的な視点で切り込むイラストやインプレッション記事は、他にないユニークなテイストとして定評がある。2015年7月現在の愛車はプジョー309SI。最新の掲載誌は遠藤イヅルのfacebookで確認!

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「まさかのクリーンディーゼル車無しでデビュー!」プジョー3008購入ガイド https://221616.com/car-topics/20170331-88120/ https://221616.com/car-topics/20170331-88120/ Fri, 31 Mar 2017 00:08:39 +0900 プジョー 新車購入ガイド 3008 プジョー3008プジョーは、コンパクトSUVの3008をフルモデルチェンジし発売を開始。3008は、今回のフルモデルチェンジで2代目となった。

やや高価で苦戦したものの、背が高いSUVでも抜群のフットワークを誇った先代3008

初代プジョー3008は、プジョー初となるクロスオーバーSUVとして2010年に登場した。プジョーの車名は、3008のように4桁になるとSUVやクロスオーバー車となる。また、3008はハッチバックの308をベースとしたSUVだ。3008の外観デザインは、308をベースとしながらも、まったく異なるデザインが施され、独自性の強いモデルになっていた。 3008のデビュー当時に搭載されたエンジンは、BMWと共同開発された1.6Lターボ。このエンジンに6ATが組み合わされ、なかなかパワフルでスムースな走りが魅力的だった。 当時、欧州を中心にSUVの人気は急激に高まっていた。そうした影響もあってか、3008の価格設定は400万円を切っていたものの、308と比べるとやや強気な設定となっていた。 元々、日本におけるプジョーのブランド力はそれほど強くない。さらに、当時、まだSUVブームが来る前の日本マーケットでは、単に高価なコンパクトSUVという印象が強く、販売面では厳しい状況が続いた。そうしたこともあり、3008はリーズナブルな価格設定をした特別仕様車が度々出ることになる。 <関連記事> 「SUVらしさをアップするグリップコントロールを装備」プジョー3008購入ガイド 販売面では厳しい状況だったものの、3008のクルマとしてのパフォーマンスは非常に高いものがあった。背の高いSUVでありながら、快適な乗り心地と軽快なフットワークをもち、気持ちよく走れるモデルだった。

まるで、飛行機のコックピットのようなインテリアをもつ新型3008

プジョー3008フルモデルチェンジした新型プジョー3008のボディサイズは、全長4,450×全幅1,840×全高1,630mm、ホイールベースは2,675㎜となった。先代3008と比べると全長が+85㎜、全幅が+5mm、全高が-5㎜、ホイールベースは+60㎜となっている。先代3008より、やや全長が伸び大きくなっているのが特徴だ。 新型3008のデザインは、先代イメージを継承しながら、より力強いSUVらしさを強調している。直立したフロントフェイスと大型グリル、長くフラットなボンネット、高いウェストラインとワイドなプロテクター、大径18インチアロイホイールを組み合わせることにより、タフで力強いSUV感を表現している。 インテリアデザインは、新型3008の魅力的な部分。力強いタフな外観とはやや異なるデザインが印象的。まるで、飛行機のコックピットをイメージさせるデザインとなっていて、計器類のほとんどがドライバー方向に傾斜が付けられた。センタコンソールもドライバーを包み込む左右非対称なデザインが採用されている。 さらに、プジョーが呼ぶ新世代New i-Cockpitは、デジタルヘッドアップインストルメントパネルが採用されている。デジタルグラフィクスによる美しく躍動感ある動きにより、情報を伝達する高画質12.3インチデジタルディスプレイは、目的に合わせた4つのディスプレイモードから選択可能だ。 プジョー3008ダッシュボード中央には、8インチタッチスクリーンが設置され、オーディオ、電話、エアコン、ナビゲーション、ドライビングアシストなどの操作が可能。ただ、タッチスクリーンは、流行のアイテムだがクルマにはあまり向かない。揺れる車内で、小さな部分を正確にタッチすることは難しい。その上、センタコンソール部分に設置されたモニターでは、視線移動量も大きくなる。結果的に、視線を大きく外し、指先を注視するようになるため安全面では少々疑問が残る。 そして、使いにくいタッチパネルに反して操作系は、タッチスクリーン下に指先でシッカリと操作できるトグルスイッチを配置。指先を注視して操作する必要がなく、全ての機能を直感的に操作することを可能とした。使いにくいタッチパネルと、使いやすいスイッチの組み合わせというなんともいえない微妙な使い勝手さをもつ操作系となっている。  

遅れていた歩行者検知式自動ブレーキを標準装備化。安全性能が大幅に向上!

プジョー3008プジョーは、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備の装着が遅れていた。新型3008になり、ようやくそうした安全装備であるアクティブセーフティブレーキが全車に標準装備された。その他、レーンキープアシストやアクティブブラインドスポットモニターシステム、フロント&バックソナー、インテリジェントハイビーム、アクティブクルーズコントロール(ブレーキサポート付)なども用意され、安全性と利便性を大幅に向上させている。アクティブセーフティブレーキを標準装備化したのは、高く評価できる点で、国産車の多くは、装備が無かったり、あってもオプションだったりするからだ。 そして、走行性能面の装備として、よりラフロードでの走破性を高めるためにアドバンスドグリップコントロールが用意された。これは、FF(前輪駆動)しかない新型3008にとって、苦肉の策ともいえる装備。技術的には、横滑り防止装置の延長線上にある制御技術で、駆動輪へのエンジントルクとブレーキを制御して滑りやすい路面での走行をサポートする。路面状況に合わせ「スノー」、「マッド(泥、ぬかるみ)」、「サンド(砂地)」のモードをセレクト可能。最適なトラクション性能を得ることができる。また、新しく追加された「ヒルディセントコントロール」は、急な下り坂で繊細なブレーキングをすることなく低速(約5km/h以下)で安定して下降することが可能だ。 プジョー3008そして、SUVである以上、ラゲッジスペースの広さは重要だ。新型3008は、520Lのラゲッジスペースが用意された。開口部と一体のラゲッジフロアで、サイドの張り出しが少ないスクエアなスペースとなり使いやすさは良好。ワンタッチラゲッジルームフラット機能、前方可倒式助手席バックレスト、ハンズフリー電動テールゲートなどの上級装備もある。このスペースは、標準的レベルといったところ。さすがに、フォルクスワーゲン ティグアンの615Lというレベルには達していない。ただし、メルセデス・ベンツGLAの421Lと比べれば、かなり広いということになる。このあたりは、自分が何を積むかということが重要。良く積む荷物が、簡単に積載できるか実際に試してみるといいだろう。 <関連記事> SUV人気オススメランキング 2017年冬【中古車編】

新型3008の選び方。 本命のクリーンディーゼル車が登場するのを待て!

プジョー3008新型3008に搭載されたエンジンは、1.6Lターボのみで165ps&240Nmを誇り、6ATと組み合わされている。残念ながら、クリーンディーゼルの搭載は見送られている。燃費は14.5㎞/Lとなっており、まずまずといった燃費値となった。 こうなると、新型3008は非常に選びにくい。コンパクトSUVで、使用する燃料はハイオクガソリンで高価。2017年のエコカー減税の恩恵を受けるレベルにないので、税制、燃料経済性上のメリットがほとんどない。コンパクトカーなので、経済性は重要だ。BMWは、ミニ クロスオーバーにガソリン車の設定をしなかったほどだ。 端的に言えば、新型3008の選び方として、クリーディーゼル車が投入されるまで購入はしばらく待ったほうがいい。今時、環境・軽税制など含めると、コンパクトカーで単なるガソリン車では、選ぶ理由が見当たらないからだ。新型3008には、欧州では当然クリーンディーゼル車も用意されている。また、プジョーは308にクリーンディーゼル車を用意しているので、3008にもクリーンディーゼル車が用意されるのは時間の問題だからだ。 輸入車は、急速にクリーディーゼル車人気が高まっている。そうした傾向を考えると、今後、クリーディーゼル車のリセールバリューが高くなることも予想できる。リセールバリューを考慮したクルマ選びをするなら、尚更クリーディーゼル車の登場を待った方がいいだろう。 <関連記事> 今買うならこれ!【最新】リセールバリューランキング 購入後のことまで考えたときの、中古車選びのチェックポイント

プジョー3008価格

・3008 Allure 3,540,000 円 ・3008 Allure LEDパッケージ 3,690,000 円 ・3008 Allure DEBUT EDITION (限定80台) 3,980,000 円 ・3008 GT Line DEBUT EDITION (限定180台) 4,000,000 円 <関連情報> プジョーを売りたい!車種情報と最新の買取相場はこちらから

執筆者プロフィール
クルマ評論家 CORISM代表
大岡 智彦 氏

CORISM(http://www.corism.com/)編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員。

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「マイナーチェンジで、より力強いフェイスに」プジョー2008購入ガイド https://221616.com/car-topics/20161018-85215/ https://221616.com/car-topics/20161018-85215/ Tue, 18 Oct 2016 00:08:21 +0900 プジョー 新車購入ガイド 2008 5速ETGから6速ATへ、より日本マーケットにあった仕様になった。 プジョー2008プジョーは、コンパクトSUVの2008をマイナーチェンジした。

<プジョー2008は、2014年に日本デビュー>

当時のエンジンは、1.2L直3自然吸気エンジンで82ps&118Nmという出力とトルクをもっていた。このスペックからは、やや非力な印象があるが、2008は想像以上に力強い走りを披露。燃費は18.5㎞/Lとやや物足りない。振動が気になる直3エンジンだったが、見事に抑え込まれていて、とてもスムーズ。プジョー独特の猫足と言われるフットワークも加わり、SUVながら軽快感が際立つ1台だった。 しかし、この2008には弱点があった。それは、5速ETGと呼ばれるミッションだ。このミッションは、シングルクラッチの自動変速機能付き5速MT。従来のモノよりかなり進化していて、かなり違和感が減っていた。とはいえ、シフトチェンジ時の空走感は当然あり、優れたATやCVTに慣れた日本のドライバーにとっては、どうしても違和感を感じてしまうのだ。とくに、こうしたATやCVTのように扱うと、やはりギクシャク感もあり、運転が苦手という人にとっては購入時の大きなハードルになっていた。 その後、2008には2016年3月に直3 1.2Lターボと6ATが搭載された。この1.2Lターボエンジンは、110ps&205Nm発揮。小さなボディにパワフルなエンジンが組み合わされたので、余裕ある走りが楽しめるようになった。ミッションは5速ETGから、滑らかに変速する6ATに変更された。この変更で、2008は日本マーケットでの弱点を克服したことになる。これは、大きな進化だ。ただ、燃費性能は17.3㎞/Lと従来通りやや物足りない数値のままだ。

<外装デザインを中心にしたマイナーチェンジ>

プジョー2008すでに、1.2Lターボと6ATへ変更されたこともあり、今回のマイナーチェンジでは、主に外観の変更となった。エンジン出力や燃費値なども変更されていない。

【よりスタイリッシュに、野生味を漂わせる】

外観デザインで、ひと目でマイナーチェンジ前のモデルと違いが分かるのはグリル。この新グリルは、見る角度で光沢が変化。ライオンエンブレムとともに垂直に立ちあがる大型のものになった。マイナーチェンジ前の2008のように、スッキリとしていてスタイリッシュに見えるグリルも魅力的だった。しかし、より大きく迫力あるように見せるため、押し出し感のあるグリルデザインにするのが最近のトレンド。世界的にこうした傾向が強い。 その他、水平にせりだした高めのボンネットや力強さを演出するフロント/リアのアンダーガードとブラックバンパーを装備。よりSUVらしいタフなイメージをさらに強調。リヤまわりでは、ライオンの爪を想わせる新型3D LEDリヤコンビネーションランプが装備された。全体的に精悍さを強調するデザイン手法が使われている。

【ハード部分の変更は無し。低速域の自動ブレーキを準装備化した】

ハード面の進化は無いが、装備面では自動ブレーキ関連のアクティブシティブレーキが全車標準装備化された。アクティブシティブレーキは、約5~30km/hの間で走行中、衝突の危険性がありドライバーが回避操作を行わない場合に自動的にブレーキを作動させ回避、あるいは衝突の衝撃を軽減する。従来の2008には、こうした安全装備が用意されていなかったので、一定の評価はできる。ただ、もはや30㎞/h以下という低い速度のみであったり、歩行者を検知式でないなど、もはや一昔前の性能と言わざるを負えない。こうした先進安全装備に関して、プジョーはやや遅れている。

<グレードは二種を設定>

プジョー2008また、今回のマイナーチェンジでは、AllureとGT Lineの2グレード設定となった。この2つのグレードは、やや装備の違いはあるものの、それぞれに独自の個性が与えられているのが特徴。Allureのエクステリアは、クロームパーツを、GT LineはRed & Blackを基調としたデザインになっている。 インテリアでの違いは、インストルメントパネルをブルーに縁取ったAllureに対して、GT Lineはレッドアクセントを配した野性的なイメージに仕上げられている。 機能面では、GT Lineにグリップコントロールが標準装備化された。2008は、SUVなのだが、駆動方式はFF(前輪駆動)のみ。そのため、ラフロードなどでのパフォーマンスを高めるために、グリップコントロール用意。前輪のエンジントルクとブレーキを制御。滑りやすい路面でも、安定した走行ができるようにサポートする。グリップコントロールは、ノーマルモードに加え、路面状況に合わせた「スノー」、「マッド(泥、ぬかるみ)」、「サンド(砂地)」の 3 つのモードを用意している。

■プジョー2008の選び方は?

<お勧めグレードは2008 Allure。クリーンディーゼル車の導入にも期待!>

プジョー2008の選び方。価格はAllureが2,620,000円で、GT Lineが2,850,000円となった。グレード間の価格差は23万円。両グレード間の装備差は、グリップコントロールやアルミペダル/フロントドアステップガード、フロアマット、17インチタイヤ&ホイールなど。その他の細かい部分では、内外装で色味が違う程度だ。 プジョー2008グリップコントロールは、見た目的に高機能な印象があるが、機械的なものではなく、ESC(横滑り防止装置)制御の延長線上にある。色々とモードがあるが、極端にいえばAUTOがあれば十分。そのため、それほど大きなコストがかかる装備ではない。そう考えると、GT Lineはやや高価な印象がある。基本的に街中でしか走らないというのであれば、グリップコントロールは必要がないので、Allureで十分といったところ。

【やはりネックはハイオク仕様か】

今回のマイナーチェンジでは、1.2Lのターボエンジンのみの設定となっている。残念ながら、輸入車なのでハイオク仕様だ。このコンパクトクラスでは、国産車に乗る顧客を奪い取らないと販売台数は伸びない。しかし、日本車の多くはレギュラーガソリン。そのため、よほど2008に興味を持っている人やプジョーファンじゃなければ、ハイオク仕様というだけで購入リストから外されるケースが多い。使用燃料がある意味、輸入車の弱点でもある。 レギュラー仕様にクルマを改良できないというのであれば、もう一つの選択肢としてクリーンディーゼルの導入に期待したい。日本はクリーンディーゼルの燃料となる軽油が安い。ハイオクと比べると30円/Lくらいやすい。さらに、クリーンディーゼルならエコカー減税も免税対象になる。車両価格が20万円くらいアップしても、エコカー減税分と燃費の良さ、燃料費の安さを含むと元が取れるケースが多い。 プジョーは、ひとクラス上の308にクリーンディーゼル車を投入し好調なセールスを記録している。プジョーは、クリーンディーゼル車を増やしていくというが、Bセグメントの208系に関しては導入に慎重だ。クリーンディーゼル車があれば、Bセグメントのハイブリッドにも対抗でき、より多くの国産車に乗る新規顧客を奪える可能性も高くなる。2015年度の新車販売台数で、クリーンディーゼルしかないマツダCX-3は約3万台売った。CX-3は国産車にしては高価な価格設定がされていて、250~300万円くらいする。2008と価格的な差は大きくない。プジョーの2015年度販売台数は約6,400台。クリーンディーゼル車投入されれば、2008ももっと売れるだろう。

■プジョー2008価格

・2008 Allure 2,620,000円 ・2008 GT Line 2,850,000円 ]]>
SUV 人気中古車オススメランキング 2016年秋 https://221616.com/car-topics/20160907-84361/ https://221616.com/car-topics/20160907-84361/ Wed, 07 Sep 2016 19:57:12 +0900 2016 SUV アウトランダーPHEV プジョー マツダ ランキング 三菱 中古車 人気 新車購入ガイド 未使用車 2008 CX-5

人気中古車 SUV おすすめランキング2016秋三菱 アウトランダーPHEV/マツダ CX-5 /プジョー2008

コリズム編集長で車評論家の大岡氏に、この秋おすすめの中古車・SUVを聞きました。
しかも今回は、中古車選びの醍醐味でもある「知名度が低く新車では人気薄のため、
実は非常に良いクルマなのにお買い得!」な安くて良いクルマも、「裏車種」として厳選してもらいました。

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  • SUV ランキング ベスト1 三菱 アウトランダーPHEV

    三菱 アウトランダーPHEV

    燃費不正問題で、さらに大きくイメージダウンした三菱。多少イメージが悪いとはいえ、アウトランダーPHEVのもつ先進技術は一流だ。ツインモーター4WD機能など、ユニークな技術は、近未来を感じるPHEVとして評価したい。元々三菱車は、総じてリセールバリューが悪いが、燃費不正問題以降さらにリセールバリューの悪化に拍車がかかったようだ。リセールバリューが悪いといことは、中古車が安いということ。アウトランダーPHEVのように優れた技術を搭載したモデルが、安く買えるというのは経済性面でも非常に魅力的。

  • SUV ランキング ベスト2 マツダ CX-5

    マツダ CX-5

    CX-5は、2012年に登場したモデルでやや新しいが、随分価格が下がってきて買い得感が出てきている。とはいえ、SUVというカテゴリー自体人気が高くリセールバリューは高い傾向。先進のクリーンディーゼルがもつ420Nmという大トルクはSUVとのマッチングもよく、さらに低燃費性能高い。また、現行モデルでもあり、見栄えもいい。CX-5にはFF(前輪駆動)モデルがあり、4WDを必要としない使い方ならFFを選べば4WDより安く手に入る。また、クリーンディーゼル車よりもガソリン車は人気薄なので、ガソリン車の2.0Lと2.5Lを狙うのもいい。ガソリン車でFFならば、クリーンディーゼル車より、かなり安め。

  • SUV ランキング ベスト3 プジョー2008

    プジョー2008

    プジョー2008は、20014年に出たばかりのモデル。4,160㎜という短い全長のコンパクトSUVだ。日本車ではヴェゼルやCX-3、ジュークなどと同じクラスとなる。こうしたコンパクトSUVなので、日本でも扱いやすい。そして、優れたデザイン性やプジョーならではの優れたフットワークなど、魅力が小さなボディに凝縮されている。しかし、日本での人気は薄く、リセールバリューも低いため初めての輸入車としてもおすすめ。ただし、流通台数が非常に少ないため裏3位とした。

オススメ ランキングの3台を比較

VSSUVランキングベスト3 の 燃費・経済性
  • アウトランダーPHEV

    三菱 アウトランダーPHEV

    燃費不正があったので、マイナーチェンジ前のアウトランダーPHEVの燃費は、あくまで参考値になってしまうが18.6㎞/L。EV走行可能距離は60.2㎞となっている。このサイズのSUVがとしては、非常に優れた燃費値だ。その上、十分に充電してあれば60.2㎞もEV走行が可能。通勤や近隣への送り迎え、買い物など普段のチョイ乗りならば、ほぼガソリンを使わない生活が可能。ガソリンを入れる回数が大幅に減るので、時間の節約にもなる。中古車価格は、徐々に価格を下げているようで、2014年式で260万円もあれば、十分に質の高い中古車が選べる。ナビが標準装備になったGナビパッケージは新車価格が当時約416万円。2年落ちの高年式で距離も少ないモデルが260万円で十分に選べるというはお買い得だ。わずか2年で150万円以上価格が落ちたことになる。ただし、購入するためには充電設備工事にお金がかかることをお忘れなく。

  • CX-5

    マツダ CX-5

    新車の燃費は、2.2Lディーゼルの燃費がFFで18.4㎞/Lという低燃費を実現。2.0Lガソリンは、FFで16.4㎞/L、2.5LはFFで15.2㎞/Lとなっている。ガソリン車は、標準的な燃費値だ。クリーンディーゼル車の中古車価格はやや高め傾向。それでも、走行距離が少し多めの個体を中心に200万円を切っているものが目立ってきている。流通量が少ないこともあり、ガソリン車の値落ちがそれほど進んでいないため、クリーンディーゼル車との価格差はあまり大きくないので、多少無理をしてでもクリーンディーゼル車を選んだ方がよいだろう。ディーゼルの燃料である軽油は、ガソリンに比べ20円/L程度も違う。そのうえ、ディーゼルは2.5L車に対して20%以上燃費に優れる。燃費が良く、燃料費も安いので長距離を走ることが多い人ならば、燃料経済性にも優れるクリーンディーゼル車がよい。走りの質も含め満足度も高い。

  • 2008

    プジョー2008

    最新2008の燃費は、1.2Lターボ車が17.3㎞/L。初期の自然吸気1.2Lエンジン車は18.5㎞/Lとなっている。燃費値に関しては、残念ながらそれほど優れた数値とはいえない状況。さらに、燃料はハイオクガソリンを使うため、レギュラーガソリンに比べ10円/L前後高価になっている。2016年式の2008クロスシティの価格が意外と安い。新車価格が265万円だったのに、215万円前後で売られている。1年も経過しないうちに50万円程度安くなっている。2016年式のお買い得感が高い。

VSSUVランキングベスト3 の 装備・使い勝手
  • アウトランダーPHEV

    三菱 アウトランダーPHEV

    デビュー初期のアウトランダーPHEVは、急速充電口がオプション設定だった。かなり高いオプション装着率だったが、稀に急速充電口がないモデルがあるので注意が必要。
    また、100V AC電源(1500W)も一部車種を除きオプション設定されたので、なるべくこの電源があるモデルを選びたい。アウトドアでのテレビやレンジといった家電が使えるほか、災害時には電源車として活躍できるようになるからだ。安全装備面では、歩行者検知式の自動ブレーキではない。エアバッグ類では、サイドエアバッグが装備されている。

  • CX-5

    マツダ CX-5

    安全装備を重視するのであれば、Lパッケージがおすすめ。ミリ波を使った追突被害軽減自動ブレーキが装備され、ドライバーの疲労軽減に効果がある前走車追従式のレーダークルーズコントロールも装備されている。また、サイドエアバッグが標準装備されているので一定のレベルはクリア。なお、初期モデルのナビは後付け感があり、機能的にはもはや古い。マイナーチェンジ後のモデルには、マツダコネクトが用意され機能も多彩になった。

  • 2008

    プジョー2008

    2008クロスシティは、FFのみだが滑りやすい路面でも駆動力を保つグリップコントロールを搭載した。通常の舗装路に適したノーマルとOFFに加え、サンド、スノー、マッドの5つのモードを備えていて、路面状況に応じてダイヤルセレクターでモードを切り替えることで、トラクションコントロールが駆動輪を最適に制御する。また、小さなボディサイズだが荷室は360Lを誇りまずまずのサイズとなっている。

VSSUVランキングベスト3 の 走行性能
  • アウトランダーPHEV

    三菱 アウトランダーPHEV

    アウトランダーPHEVは、通常時はモーターのみでの走行になる。よりパワーが必要な時や、エンジンでの走行の方が効率的と判断した場合には、エンジンが始動する。エンジンはあくまで発電が目的だ。そのため、多くの時間でEV走行になるため、車内の静粛性は高い。乗り心地はスポーティさよりラグジュアリー志向を重視している。シートも大型なので、ゆったりとしたドライブが楽しめる。また、前輪と後輪、ふたつのモーターを駆動して走る先進のツインモーターAWDが採用されているので走破性も高い。満充電されていれば、運転や道路環境にもよるが実用域で40~50㎞程度のEV走行が可能。近所でクルマを使う程度なら、ほとんどガソリンを使わない生活が可能。

  • CX-5

    マツダ CX-5

    国産SUVで唯一のクリーンディーゼルエンジンを搭載しているのがCX-5である。この2.2Lディーゼルエンジンは、420Nmという大トルクを誇る。自然吸気V8 4.0L並みの大トルクを誇るので、余裕たっぷりの走りが楽しめる。また、CX-5のハンドリング性能は、カーブで不安なく自然にクルマが傾くフィーリングが好印象。SUVだが、山道などでも楽しめるものになっている。ガソリン車は2.0Lと2.5Lが用意されているが、車格的に2.5Lがおすすめ。ディーゼル車ほどではないが、十分な動力性能をもつ。また、2.0Lも必要十分なパワーだが、4WD車だとややパワー不足を感じるかもしれない。2.0LならFFモデルがおすすめだ。また、4WDの走破性も高い。4WDロック機能などはないが、クルマ側が自動で最適な駆動力を出してくれるので、十分な走破性をもつ。

  • 2008

    プジョー2008

    プジョーがもつ特有のしなやかなフットワークと、2008のようなSUVとの組み合わせはなかなか相性がいい。シッカリとコシのあるフットワークは、背の高い2008に機敏さを与えている。機敏性を高めると乗り心地が悪くなる傾向にあるが、2008は良好な乗り心地。クルマがドライバーのイメージ通りに動いてくれるので、コンパクトSUVの中でも運転の楽しさはトップクラス。デビュー当時の自然吸気直3 1.2Lエンジンでも十分な同僚駆性能をもつ。最新のラインアップでは、直3 1.2Lターボとなり、かなりパワフルになり余裕ある走りが楽しめる。

VSSUVランキングベスト3 の デザイン
  • アウトランダーPHEV

    三菱 アウトランダーPHEV

    マイナーチェンジ前のアウトランダーPHEVは、全体的に丸くユニークなデザインが採用されていた。SUVのデザイントレンドとは異なっていたが、なかなか存在感があった。そんな外観デザインに対して、内装はあまり先進性を感じさせない印象に残らないデザイン。400万円を超える価格のクルマとしての質感にも欠けていた。マイナーチェンジ後は、SUVのデザイントレンドを追った。三菱のフロントデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」が採用され、迫力&威圧感重視した顔に変更。その後、このフェイスはマーケットで好評となり、販売台数アップに貢献。インテリアの質感もアップされている。

  • CX-5

    マツダ CX-5

    マツダの新世代商品群の第1弾として登場したCX-5には、マツダのデザインコンセプト「魂動(こどう)デザイン」が初採用された。現在のモデルは、このデザインもやや改良され洗練さを増している。デザインの特徴は、いかにもSUVらしい力強さを表現しながらも、躍動感あるスタイリッシュなフォルムだ。大きく重いSUVの鈍重なイメージを感じさせないデザイン力は、さすがマツダデザインだ。

  • 2008

    プジョー2008

    2008は、コンパクト・アーバンクロスオーバーというコンセプトから生まれた。オフローダー的な力強さと、スタイリッシュな都会的センスが高次元に融合したボディラインが特徴だ。フロントグリルは、新世代プジョーの特徴である、フローティンググリルが採用され、ひと目でプジョーであることをアピール。ホイールアーチやアンダーガードなど、SUVの必須アイテムを装備しながら、泥臭さがないデザインで都会派のSUVであることを主張している。このキレイなフォルムを生み出したデザイン力は、さすがデザイン大国であるフランス車といったところ。

SUVランキングベスト3 の 知って得する中古車値引き交渉術

SUVは新車同様に中古車でも人気が高いカテゴリーのため、やや中古車価格は高め。中古車価格が高いということは、リセールバリューが高いということ。買うときには高いが、手放すときの価格にも期待ができる。
ただし、ガソリン車ではなくハイブリッドやクリーンディーゼル車で、安全は自動ブレーキ装備のものを選ぶ必要がある。

三菱アウトランダーPHEVは、燃費不正問題の影響で、新車・中古車とも売れていない。中古車店側から見れば、長期在庫となり最終的には赤字になる可能性が高いのだ。そんな状況なので買い手が有利。CX-5のディーゼル車やエクストレイルのハイブリッド車などと競合させ、値引きを引き出したい。指名買いであることが分かると、値引き額はアップしないので、必ず先にライバル車の見積りをもって商談に臨もう。「PHEVに興味があるけど、燃費不正問題の三菱車だからなぁ」という姿勢を崩さず、少し難色を示しているくらいがちょうどよい。

マツダCX-5は、新車・中古車とも人気が高い。デビューから4年が経過してようやく少しずつ中古車価格が落ちてきた。全般的にディーラー系の中古車は高め傾向。ディーラー系中古車店は、かなり高値維持を狙っているようなので、一般の中古車店で買う方が安い。ただし、「このクルマを逃したら、それ以上のクルマはなかなか見つからない」、「人気車なので早く決めないと、他の人が買ってしまう」などと即決を求めてくる中古車店はあまり信用しないほうがよい。あくまで本命はCX-5ではないという姿勢で、ジックリと商談するといい。流通量は十分あるため、異なる店の同じような条件のCX-5か、エクストレイルハイブリッドと競合させよう。

プジョー2008は、流通台数が圧倒的に少ないため同じような車両を見つけるのが難しい。値引きを引き出すためには、ホンダ ヴェゼルハイブリッドやマツダCX-3との競合が良いだろう。「2008はハイオクで、燃費もなぁ」くらいの感じで商談したい。

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クルマ評論家 CORISM代表 大岡智彦 氏
クルマ評論家 CORISM代表 大岡智彦 氏
CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員
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人気中古車 SUV おすすめランキング2016秋

コリズム編集長で車評論家の大岡氏に、この秋おすすめの中古車・SUVを聞きました。
しかも今回は、中古車選びの醍醐味でもある「知名度が低く新車では人気薄のため、実は非常に良いクルマなのにお買い得!」な安くて良いクルマも、「裏車種」として厳選してもらいました。

  • RANKING BEST 1三菱 アウトランダーPHEV

    三菱 アウトランダーPHEV

    燃費不正問題で、さらに大きくイメージダウンした三菱。多少イメージが悪いとはいえ、アウトランダーPHEVのもつ先進技術は一流だ。ツインモーター4WD機能など、ユニークな技術は、近未来を感じるPHEVとして評価したい。元々三菱車は、総じてリセールバリューが悪いが、燃費不正問題以降さらにリセールバリューの悪化に拍車がかかったようだ。リセールバリューが悪いといことは、中古車が安いということ。アウトランダーPHEVのように優れた技術を搭載したモデルが、安く買えるというのは経済性面でも非常に魅力的。

  • RANKING BEST 2マツダ CX-5

    マツダ CX-5

    CX-5は、2012年に登場したモデルでやや新しいが、随分価格が下がってきて買い得感が出てきている。とはいえ、SUVというカテゴリー自体人気が高くリセールバリューは高い傾向。先進のクリーンディーゼルがもつ420Nmという大トルクはSUVとのマッチングもよく、さらに低燃費性能高い。また、現行モデルでもあり、見栄えもいい。CX-5にはFF(前輪駆動)モデルがあり、4WDを必要としない使い方ならFFを選べば4WDより安く手に入る。また、クリーンディーゼル車よりもガソリン車は人気薄なので、ガソリン車の2.0Lと2.5Lを狙うのもいい。ガソリン車でFFならば、クリーンディーゼル車より、かなり安め。

  • RANKING BEST 3プジョー 2008

    プジョー2008

    プジョー2008は、20014年に出たばかりのモデル。4,160㎜という短い全長のコンパクトSUVだ。日本車ではヴェゼルやCX-3、ジュークなどと同じクラスとなる。こうしたコンパクトSUVなので、日本でも扱いやすい。そして、優れたデザイン性やプジョーならではの優れたフットワークなど、魅力が小さなボディに凝縮されている。しかし、日本での人気は薄く、リセールバリューも低いため初めての輸入車としてもおすすめ。ただし、流通台数が非常に少ないため裏3位とした。

中古車オススメランキングの3台を比較

燃費・経済性
  • アウトランダーPHEV

    燃費不正があったので、マイナーチェンジ前のアウトランダーPHEVの燃費は、あくまで参考値になってしまうが18.6㎞/L。EV走行可能距離は60.2㎞となっている。このサイズのSUVがとしては、非常に優れた燃費値だ。その上、十分に充電してあれば60.2㎞もEV走行が可能。通勤や近隣への送り迎え、買い物など普段のチョイ乗りならば、ほぼガソリンを使わない生活が可能。ガソリンを入れる回数が大幅に減るので、時間の節約にもなる。中古車価格は、徐々に価格を下げているようで、2014年式で260万円もあれば、十分に質の高い中古車が選べる。ナビが標準装備になったGナビパッケージは新車価格が当時約416万円。2年落ちの高年式で距離も少ないモデルが260万円で十分に選べるというはお買い得だ。わずか2年で150万円以上価格が落ちたことになる。ただし、購入するためには充電設備工事にお金がかかることをお忘れなく。

  • CX-5

    新車の燃費は、2.2Lディーゼルの燃費がFFで18.4㎞/Lという低燃費を実現。2.0Lガソリンは、FFで16.4㎞/L、2.5LはFFで15.2㎞/Lとなっている。ガソリン車は、標準的な燃費値だ。クリーンディーゼル車の中古車価格はやや高め傾向。それでも、走行距離が少し多めの個体を中心に200万円を切っているものが目立ってきている。流通量が少ないこともあり、ガソリン車の値落ちがそれほど進んでいないため、クリーンディーゼル車との価格差はあまり大きくないので、多少無理をしてでもクリーンディーゼル車を選んだ方がよいだろう。ディーゼルの燃料である軽油は、ガソリンに比べ20円/L程度も違う。そのうえ、ディーゼルは2.5L車に対して20%以上燃費に優れる。燃費が良く、燃料費も安いので長距離を走ることが多い人ならば、燃料経済性にも優れるクリーンディーゼル車がよい。走りの質も含め満足度も高い。

  • 2008

    最新2008の燃費は、1.2Lターボ車が17.3㎞/L。初期の自然吸気1.2Lエンジン車は18.5㎞/Lとなっている。燃費値に関しては、残念ながらそれほど優れた数値とはいえない状況。さらに、燃料はハイオクガソリンを使うため、レギュラーガソリンに比べ10円/L前後高価になっている。2016年式の2008クロスシティの価格が意外と安い。新車価格が265万円だったのに、215万円前後で売られている。1年も経過しないうちに50万円程度安くなっている。2016年式のお買い得感が高い。

装備・使い勝手
  • アウトランダーPHEV

    デビュー初期のアウトランダーPHEVは、急速充電口がオプション設定だった。かなり高いオプション装着率だったが、稀に急速充電口がないモデルがあるので注意が必要。
    また、100V AC電源(1500W)も一部車種を除きオプション設定されたので、なるべくこの電源があるモデルを選びたい。アウトドアでのテレビやレンジといった家電が使えるほか、災害時には電源車として活躍できるようになるからだ。安全装備面では、歩行者検知式の自動ブレーキではない。エアバッグ類では、サイドエアバッグが装備されている。

  • CX-5

    安全装備を重視するのであれば、Lパッケージがおすすめ。ミリ波を使った追突被害軽減自動ブレーキが装備され、ドライバーの疲労軽減に効果がある前走車追従式のレーダークルーズコントロールも装備されている。また、サイドエアバッグが標準装備されているので一定のレベルはクリア。なお、初期モデルのナビは後付け感があり、機能的にはもはや古い。マイナーチェンジ後のモデルには、マツダコネクトが用意され機能も多彩になった。

  • 2008

    2008クロスシティは、FFのみだが滑りやすい路面でも駆動力を保つグリップコントロールを搭載した。通常の舗装路に適したノーマルとOFFに加え、サンド、スノー、マッドの5つのモードを備えていて、路面状況に応じてダイヤルセレクターでモードを切り替えることで、トラクションコントロールが駆動輪を最適に制御する。また、小さなボディサイズだが荷室は360Lを誇りまずまずのサイズとなっている。

走行性能
  • アウトランダーPHEV

    アウトランダーPHEVは、通常時はモーターのみでの走行になる。よりパワーが必要な時や、エンジンでの走行の方が効率的と判断した場合には、エンジンが始動する。エンジンはあくまで発電が目的だ。そのため、多くの時間でEV走行になるため、車内の静粛性は高い。乗り心地はスポーティさよりラグジュアリー志向を重視している。シートも大型なので、ゆったりとしたドライブが楽しめる。また、前輪と後輪、ふたつのモーターを駆動して走る先進のツインモーターAWDが採用されているので走破性も高い。満充電されていれば、運転や道路環境にもよるが実用域で40~50㎞程度のEV走行が可能。近所でクルマを使う程度なら、ほとんどガソリンを使わない生活が可能。

  • CX-5

    国産SUVで唯一のクリーンディーゼルエンジンを搭載しているのがCX-5である。この2.2Lディーゼルエンジンは、420Nmという大トルクを誇る。自然吸気V8 4.0L並みの大トルクを誇るので、余裕たっぷりの走りが楽しめる。また、CX-5のハンドリング性能は、カーブで不安なく自然にクルマが傾くフィーリングが好印象。SUVだが、山道などでも楽しめるものになっている。ガソリン車は2.0Lと2.5Lが用意されているが、車格的に2.5Lがおすすめ。ディーゼル車ほどではないが、十分な動力性能をもつ。また、2.0Lも必要十分なパワーだが、4WD車だとややパワー不足を感じるかもしれない。2.0LならFFモデルがおすすめだ。また、4WDの走破性も高い。4WDロック機能などはないが、クルマ側が自動で最適な駆動力を出してくれるので、十分な走破性をもつ。

  • 2008

    プジョーがもつ特有のしなやかなフットワークと、2008のようなSUVとの組み合わせはなかなか相性がいい。シッカリとコシのあるフットワークは、背の高い2008に機敏さを与えている。機敏性を高めると乗り心地が悪くなる傾向にあるが、2008は良好な乗り心地。クルマがドライバーのイメージ通りに動いてくれるので、コンパクトSUVの中でも運転の楽しさはトップクラス。デビュー当時の自然吸気直3 1.2Lエンジンでも十分な同僚駆性能をもつ。最新のラインアップでは、直3 1.2Lターボとなり、かなりパワフルになり余裕ある走りが楽しめる。

デザイン
  • アウトランダーPHEV

    三菱 アウトランダーPHEV

    マイナーチェンジ前のアウトランダーPHEVは、全体的に丸くユニークなデザインが採用されていた。SUVのデザイントレンドとは異なっていたが、なかなか存在感があった。そんな外観デザインに対して、内装はあまり先進性を感じさせない印象に残らないデザイン。400万円を超える価格のクルマとしての質感にも欠けていた。マイナーチェンジ後は、SUVのデザイントレンドを追った。三菱のフロントデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」が採用され、迫力&威圧感重視した顔に変更。その後、このフェイスはマーケットで好評となり、販売台数アップに貢献。インテリアの質感もアップされている。

  • CX-5

    マツダ CX-5

    マツダの新世代商品群の第1弾として登場したCX-5には、マツダのデザインコンセプト「魂動(こどう)デザイン」が初採用された。現在のモデルは、このデザインもやや改良され洗練さを増している。デザインの特徴は、いかにもSUVらしい力強さを表現しながらも、躍動感あるスタイリッシュなフォルムだ。大きく重いSUVの鈍重なイメージを感じさせないデザイン力は、さすがマツダデザインだ。

  • 2008

    プジョー2008

    2008は、コンパクト・アーバンクロスオーバーというコンセプトから生まれた。オフローダー的な力強さと、スタイリッシュな都会的センスが高次元に融合したボディラインが特徴だ。フロントグリルは、新世代プジョーの特徴である、フローティンググリルが採用され、ひと目でプジョーであることをアピール。ホイールアーチやアンダーガードなど、SUVの必須アイテムを装備しながら、泥臭さがないデザインで都会派のSUVであることを主張している。このキレイなフォルムを生み出したデザイン力は、さすがデザイン大国であるフランス車といったところ。

中古車値引き交渉術

SUVは新車同様に中古車でも人気が高いカテゴリーのため、やや中古車価格は高め。中古車価格が高いということは、リセールバリューが高いということ。買うときには高いが、手放すときの価格にも期待ができる。
ただし、ガソリン車ではなくハイブリッドやクリーンディーゼル車で、安全は自動ブレーキ装備のものを選ぶ必要がある。

三菱アウトランダーPHEVは、燃費不正問題の影響で、新車・中古車とも売れていない。中古車店側から見れば、長期在庫となり最終的には赤字になる可能性が高いのだ。そんな状況なので買い手が有利。CX-5のディーゼル車やエクストレイルのハイブリッド車などと競合させ、値引きを引き出したい。指名買いであることが分かると、値引き額はアップしないので、必ず先にライバル車の見積りをもって商談に臨もう。「PHEVに興味があるけど、燃費不正問題の三菱車だからなぁ」という姿勢を崩さず、少し難色を示しているくらいがちょうどよい。

マツダCX-5は、新車・中古車とも人気が高い。デビューから4年が経過してようやく少しずつ中古車価格が落ちてきた。全般的にディーラー系の中古車は高め傾向。ディーラー系中古車店は、かなり高値維持を狙っているようなので、一般の中古車店で買う方が安い。ただし、「このクルマを逃したら、それ以上のクルマはなかなか見つからない」、「人気車なので早く決めないと、他の人が買ってしまう」などと即決を求めてくる中古車店はあまり信用しないほうがよい。あくまで本命はCX-5ではないという姿勢で、ジックリと商談するといい。流通量は十分あるため、異なる店の同じような条件のCX-5か、エクストレイルハイブリッドと競合させよう。

プジョー2008は、流通台数が圧倒的に少ないため同じような車両を見つけるのが難しい。値引きを引き出すためには、ホンダ ヴェゼルハイブリッドやマツダCX-3との競合が良いだろう。「2008はハイオクで、燃費もなぁ」くらいの感じで商談したい。

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クルマ評論家 CORISM代表 大岡智彦 氏
クルマ評論家 CORISM代表
大岡智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員

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遠藤イヅル「一枚の名車絵」~第9回 プジョー 504~ https://221616.com/car-topics/20160525-82520/ https://221616.com/car-topics/20160525-82520/ Wed, 25 May 2016 08:30:57 +0900 プジョー 一枚の名車絵 遠藤イヅル izuru_endo_title101

一枚の名車絵 第9回 プジョー 504(Peugeot 504)

いまやスポーティというイメージでは世界の自動車メーカーの中でも抜きん出ているプジョーですが、意外なことに、30年ちょっと前までは、「地味な実用車のメーカー」でした。派手さとは無縁の実用車を、パリからオートルートで4時間以上かかる遠く離れたアルザス地方でコツコツと、ひとつのモデルを出したらモデルチェンジもあまりせずに作り続けている同族経営の堅い会社・・・という感じだったのです(そのイメージが変わるのは、205の登場以降)。

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ですが、逆に言えば、プジョーの妙味はその「地味だけど、きわめて実用的」なことでもありました。それでいて、フランス車らしく機知にも富んでいるのです。504はまさにそんなプジョーだからこそ生み出せた究極の実用セダンに違いありません。

◆耐久性に優れパッケージングも優秀な実用車

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プジョー504は1968年に404の後継として登場した中型セダンです。後輪駆動でセダンという、そのときすでにFF車・ハッチバックのラインナップが定着していたシトロエンやルノーとは異なるアプローチも、堅実なプジョーらしいところでした。

ボディは堅牢で、サイズは適切です。各部の作りはきわめて良く、耐久性も抜群でした。バンパーやモールなどのメッキ類は銀メッキではなく、ステンレス製だったのが驚きです。室内やトランクは広く、シートの座り心地はよく、直進性に優れ乗り心地もたいへん良好でした。

ふと振り返ると、いま、こういうクルマってあるでしょうか。実は少ないと思います。デザインコンシャスで車体が大きい割に車内が狭いクルマも多いですものね。504は、抜きん出た性能がない変わりに、実用車に必要なこと(広く、乗り心地がよく、運転がしやすく、耐久性があり、経済的といった項目)がどれもとてもよく出来ていて、全体的な平均点が高い、というクルマなのです。 あえて特徴を述べるとすれば、それはピニンファリーナが手がけた美しいデザインかもしれません。

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◆世界中で愛された「ふつうのクルマ」

copyright_izuru_endo_2016_05_peugeot504_1280_601(クリックで拡大)504はこれまた堅実で耐久性に優れていた前任404の発展進化系でもあるため、当初エンジンは404のOHV、1.8リッターエンジンを改良の上キャリーオーバーして搭載しました。その後メカニカルインジェクション仕様を追加、排気量を2リッターに拡大、ディーゼルエンジンを追加するなどしてバリエーションを拡充しています。また、同じくピニンファリーナの手によるクーペ、カブリオレも存在し、こちらにはPRV製のV6エンジンも載ります。

504はその「あたりまえのふつうのクルマ」のレベルの高さゆえ世界中で愛され、1983年に15年にわたったフランスでの生産が終わったあとも、アルゼンチンなどで継続して製造されました。戦後のプジョーを代表する一台といえるでしょう。

【イラスト/文 遠藤イヅル】 フリーのカーイラストレーター/ライター。東京都出身。自動車雑誌、WEBサイトにクルマをテーマにしたイラストや記事を多数提供。世界各国の生活感があるクルマを好み、20年間で18台のクルマを乗り継ぐ。クレイジーなほど深くて混沌としたクルマ知識を持つ元自動車系デザイナー。自身のクルマ体験をもと、独創的な視点で切り込むイラストやインプレッション記事は、他にないユニークなテイストとして定評がある。2015年7月現在の愛車はプジョー309SI。最新の掲載誌は遠藤イヅルのfacebookで確認!

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「本命は、遅れて現る! 1.2Lターボ+6速AT搭載」プジョー2008 クロスシティ購入ガイド https://221616.com/car-topics/20160411-81929/ https://221616.com/car-topics/20160411-81929/ Mon, 11 Apr 2016 00:04:44 +0900 2008クロスシティ プジョー 新車購入ガイド 2008 プジョー2008   <1.2Lターボ&6速ATにグレードアップしながら、価格は約6万円の上昇。買い得感も加わり、クロスシティが2008の売れ筋にグレードに!> プジョー2008プジョーは、コンパクトSUVの2008に、1.2L直3ターボ&6速ATを搭載した特別仕様車「2008 クロスシティ」を設定し発売を開始した。 プジョー2008は、2014年に日本デビューした。ボディサイズは、全長4160×全幅1740×全高1550㎜。ベースとなっているのは、Bセグメントのコンパクトカー208。そのため、SUVとはいえコンパクトなボディサイズをもつ。全長4160mmというと、国産車では日産ノートやマツダ デミオといったコンパクトカー並み。最小回転は5.5mで、Bセグメントのクルマとしては、やや小回りは苦手なタイプだ。ただ、このボディサイズは、日本で使う上では使いやすい。 2008の導入時には、1.2L直3エンジンが搭載されていた。出力は82ps&118Nmで、燃費は18.5㎞/L。1.2Lの自然吸気エンジンなので、スペックからは、やや非力な印象を受ける。しかし、実際に試乗してみると、ビックリするくらい元気よく走る。その理由は、ミッションがMTベースの自動変速機能付き5速ETGが搭載されていたからだ。やはり、ATやCVT比べるとダイレクト感あるシフトフィールは、元気の良い走りのイメージと直結する。日本では、あまり評価されない5速ETGだが、シフトチェンジ時の空走感も少なく、かなり完成度は高くなっている。しかし、やはり洗練されたATやCVTと比べると、空走感やシフトタイミングやスピードなど、やや違和感があり万人にお勧めかという訳にはいかない仕様だ。 プジョー2008国内のプジョーもこうした仕様については、少々悩ましく思っていて、あまり積極的に顧客へアピールできていないのが現状だった。しかし、新投入された特別仕様車2008クロスシティには、待望の6速ATが搭載され、パワーユニットには、よりパワフルな1.2L直3ターボエンジンが組み合わされたのだ。このターボエンジンは、110ps&205Nmを発揮し、2.0L自然吸気エンジン並みの最大トルクを誇る。車重は、多少重くなったとはいえ1230㎏。205Nmもの最大トルクをもつエンジンなので、なかなか力強い加速を味わえるはずだ。 また、ターボ化さらえても、それほど燃費は悪化されておらず17.3㎞/Lとなった。輸入車で数少ないライバルであるルノー キャプチャーは17.2㎞/L。わずかに2008クロスシティは、キャプチャーに対して燃費で上回っている。 また、2008はFFのみの設定だが、グリップコントロールと呼ばれる悪路での走破性を高める装備も用意されている。この機能には「スノー」、「マッド(泥、ぬかるみ)」、「サンド(砂地)」と3つのモードを備えており、4WDほどとはいわないまでもラフロード程度なら十分に走破できる能力をもつ。 とくに、6速AT化されたことにより、プジョーの営業現場では、他のモデルと遜色が無くなったことで、より積極的に営業できるようになった。プジョーの苦悩は、いつもトランスミッションだ。スムースなATやCVTを好む日本マーケットでは、自動変速機能付き5速ETGでは、生粋のプジョーファンにしか売りにくい。プジョーも幅広く、より多くの顧客にクルマを売りたいと考えている。スムースなATに慣れた新規顧客には、自動変速機能付き5速ETGでは不満が多く出て、買い替えまでに至らないという。2008クロスシティは、6速ATを得たことでネガティブな要素が無くなり、より多くの顧客に勧めることができるコンパクトSUVになった。また、各車種に6速AT仕様が増えたことで、プジョーの2016年販売台数は絶好調だ。 さて、2008クロスシティの価格は265万円。2008のエントリグレードであるプレミアム約259万円に対して、わずか6万円差という設定になっている。エンジンやミッションがグレードアップしてるのにもかかわらず6万円差という価格設定は、かなり戦略的な価格設定といえる。 プジョー2008もちろん、ターボと6速ATが装備されたからと言って、むやみに価格アップできない理由もある。同じフランス車であるルノー キャプチャーの上級グレードどインテンスの価格が267万円。キャプチャーは直4ターボで、2008クロスシティは直3ターボ。基本的に、エンジンの気筒数が多い方がコスト高になる。また、マーケットも、直3より直4の方がコストがかかっていて高級と言うイメージをもっている。そうなると、直3の2008クロスシティが、直4のキャプチャー インテンスの価格を上回ってしまっては、顧客は割高なイメージをもち営業戦略上メリットは無いと判断したのだろう。 メーカー側の論理はともかく、コストダウンなどの効果があり直3を採用しているのに、他社の直4を上回るような価格では、顧客側から見れば、なんのために直3にしているのか分からない。直3にしてコストを抑えて利益を上げているに、コストダウンした分、顧客への価格メリットが提示できないのでは本末転倒。価格競争力が重視されるコンパクトカーとしの本質を問われる。 価格上昇をわずかに抑え、キャプチャーに対しても競争力のある価格にした2008クロスシティ。しかし、ライバルを国産車コンパクトSUVとすると、やはりかなり高価な印象となる。日本車のコンパクトSUVなら、265万円もあれば、クリーンディーゼルを搭載したマツダCX-3や、ハイブリッドのホンダ ヴェゼルも十分に購入できてしまうからだ。また、こうした国産モデルの多くは、エコカー減税が免税でレギュラーガソリン仕様で燃費も優れる。車両購入費用は同等でも、ランニングコスト大幅に安い。輸入車もせめて、レギュラーガソリン仕様に変更してから日本に導入するくらいの努力は必要だろう。 プジョー2008クロスシティの安全装備面では、サイドエアバッグ&カーテンエアバッグが標準装備されている。この点については、サイドエアバッグ&カーテンエアバッグがオプション装備が当たり前の国産車と比べると、衝突安全性能は一定水準をクリアしている。 ただし、物足りない装備もある。キャプチャーも同じなのだが、2008にも歩行者検知式自動ブレーキの装備が無いのだ。欧州の自動車安全性能を評価するEURO NCAPでは、今後、歩行者検知式自動ブレーキが標準装備化されていないと高評価されない状況になってきている。こうなると、安全装備が貧弱なクルマとされ、クルマが売れなくなる。それだけは避けたいはずなので、プジョーも歩行者検知式自動ブレーキを標準装備化しないとならないときが近い将来やって来るはずだ。国産車ではヴェゼルが、歩行者検知式自動ブレーキをほぼ標準装備化し、先進安全装備面では頭ひとつ抜け出している。2008の購入を考えているのなら、こうした先進安全装備が標準装備化されてからが買い時だ。 ■プジョー2008 クロスシティ(CROSSCITY)価格:2,650,000円 ]]> 「FFながら250ps&270psを発揮する本格派スポーツモデル」プジョー308 GTi by プジョースポール購入ガイド https://221616.com/car-topics/20160315-81433/ https://221616.com/car-topics/20160315-81433/ Tue, 15 Mar 2016 00:04:44 +0900 308 308GTI プジョー 新車購入ガイド プジョー308GTI <想像を超えたパワフルさとしなやかさを併せ持つハイパフォーマンスモデル。しかし、左ハンドル&6MTのみという設定は・・・> プジョー308GTIプジョーは、基幹車種であるコンパクトカーの308をベースとしたハイパフォーマンスモデル「308 GTi by PEUGEOT SPORT(プジョースポール)」を追加し発売を開始した。 ベースとなるプジョー308は、2014年に日本へ導入された。直3 1.2Lターボを搭載し、16.1㎞/Lという低燃費を実現。プジョー特有のしなやかなフットワークをもつ。ただし、全幅が1,805㎜と国内に多い立体駐車場の制限1,800㎜を微妙に超えているなど、都市部に多い立体駐車場を使う顧客が車庫証明が取れないなど、コンパクトカーなのに顧客をある程度選別してしまう。また、ラインアップには、5ドアHBのホイールベースを伸ばしたワゴンモデルも用意されている。 308GTに搭載されたエンジンは、1.6L直4ターボエンジン。250psと270psと出力により2タイプに分けられている。最大トルクは2タイプと330Nmと同じだ。 208GTiにも同様な1.6Lターボエンジンが搭載されていて、出力は208ps&300Nmとなっている。同様のエンジンでパワー少なく、車重も軽ければ燃費がよいという結果になるのが普通だ。車重1,200㎏で208psの208GTiの燃費は15.6㎞/L。それに対して、308GTi 270プジョースポ―ルは、1,320㎏と208GTiに対して120㎏も重くパワーも62psもアップしているのに、燃費は208GTiを上回る15.9㎞/Lを達成している。 プジョー308GTIそんな1.6Lターボエンジンは、ツインスクロールターボや、耐高熱スチールエキゾーストマニホールドの採用により、常にユニットを高温状態に保つことで吸気効率を最大化し、高効率、高出力を実現。新型鍛造ピストンヘッドは、F-1エンジンに採用されているアルミ素材が使用されている。 特別なエンジンを搭載した308GTI。ボディも軽量ということもあり、欧州仕様値で270が4.46kg/ps、250が4.82kg/psというパワーウェイトレシオを実現。この数値は、これまでのプジョー量販車の中で最もスポーティかつパワフルな仕様となっている。 組み合わされたミッションは6MT。困ったことに、左ハンドルのみの設定となっている。この6MTは、ローギアードセッティング(最終減速比)とされ、より俊敏でダイレクトな加速を得ることができる。Cセグメントに属する308GTIで、左ハンドル&MTという組み合わせは、かなりマニアックな仕様となっている。この組み合わせは、よくルノーが限定車を中心に設定し、ルノーファン中心に売る方式。対して、プジョーはしっかりと国内マーケット向けに右ハンドル仕様でATという組み合わせを中心にしてきた。より多くの顧客に売りたいというのであれば、プジョー式が正解だ。左ハンドルのMTのみで、限られたマニアックな顧客相手の商売となり販売台数面では期待できない。そうした視点からは、日本マーケットでの販売は苦労しそうだ。ライバルとなるフォルクスワーゲン ゴルフGTIをみても、販売の中心は右ハンドルのAT(DSG)だ。 308GTIの足回りは、専用サスペンションが装備。その他では、250と270で、意外と相違点が多い。トルセン LSDは270専用。駆動輪左右の回転差を制御して、グリップのあるタイヤへパワーを確実に路面に伝える。大径フロントブレーキディスク、PEUGEOT SPORT 4ピストンブレーキキャリパーも270専用。また、タイヤ&ホイールも違う。250は225/40ZR18に対して、270は235/35ZR19へ1インチアップされている。さらに、シートも270と250では異なり、270はバケットシート、250はスポーツシートが装備されいる。 プジョー308GTI試乗すると250と270の違いは明らか。とくに、サーキットや峠道などでは、その差が明確になる。とくに、トルセンLSDが無いと、FF特有のアンダーステアに悩まされる傾向になる。ブレーキも制動力そのものだけでなく、フェード性も高く安心して長い下り坂も攻め続けられる。あまりスポーツ走行をしないというのであれば、250で十分。ただ、スポーツ走行をしないのなら、普通の308の方が安定感や乗り心地面でも安心できることを考えると、250は270と比べるとやや中途半端に感じてしまう。 外観は、レッドロゴ&ライオンエンブレムつき専用フロントグリル&バンパー、ブラックドアミラー、フロント&サイドスカート、リアアンダーガーニッシュ&デュアルエキゾーストエンド、GTi バッジ(フロントフェンダー&テールゲート)が308GTi専用装備となっている。 さて、プジョー308GTiの価格。250が385万円、270が436万円となっている。価格差は51万円。トルセンLSDや19インチホイール、バケットシートなど、装備差と走りの違いを考えても、価格差はやや高めの印象。しかし、乗り比べるとGTIのようなハイパフォーマンスモデルを購入するのであれば、よりキャラクターが明確な270を選びたいところだ。 そして、308GTIのライバルは、やはりフォルクスワーゲン ゴルフGTIとなる。ゴルフGTIは2.0Lターボを搭載し、220ps&350Nmで燃費は16.0㎞/L(MT車)となっている。250は250ps&330Nmで、燃費は15.5㎞/L。270は270ps&330Nmで、燃費は15.9㎞/Lとなっているので、250に対して、ゴルフGTIはパワーで負けるもののトルクと燃費値が上回り、270に対してはトルクで上回り燃費は同等といったところ。大きな差は無い。価格面では、ゴルフGTIが389万円(MT)で、250より高価で270より安い価格となっている。プジョーの価格戦略はなかなか絶妙だ。 ゴルフGTIは、やや高回転域が苦しくなる印象で、レヴリミット前にシフトアップしたほうが速い印象が強かった。強大なトルクでクルマを引っ張る。対して308GTiは、高回転域まで気持ちよく回る。パワーで勝負といった印象が強い。こうしたフィーリングが全く異なる。ハンドリング性能では、ストロークのあるサスペンションを生かした308GTIに対して、ゴルフGTIはFF車であることを感じさせない見事なハンドリング性能をもつ。ドライビングポジションは、ややクルマにもぐり込むように座り低めのポジションとなるゴルフGTIに対して、308GTIはやや高めのドライビングポジションになる。こちらも好みが分かれるポイントでもある。このあたりは、シッカリと乗り比べて選びたい。 ■プジョー308 GTi by PEUGEOT SPORT(プジョースポール)価格 ・308 GTi 250 by PEUGEOT SPORT 左 / 5 ドア ハッチバック 6MT 3,850,000 円 ・308 GTi 270 by PEUGEOT SPORT 左 / 5 ドア ハッチバック 6MT 4,360,000 円 ]]>