この記事では、スライドドア搭載の軽ハイトワゴン「ワゴンRスマイル」の欠点や魅力、後悔しないための選択ポイントを紹介します。
※本記事の内容は2026年9月4日時点の情報に基づいています。
- ワゴンRスマイルに欠点はある?
- ワゴンRスマイルの6つの注意点
- ワゴンRスマイルの5つの魅力
- ワゴンRスマイルがおすすめな人は?
- 後悔しないための5つの選択ポイント
- ワゴンRスマイルと併せて検討するとよい車種は?
- 予算重視なら中古車もおすすめ
ワゴンRスマイルに欠点はある?
軽ハイトワゴンで両側にスライドドアを備えているワゴンRスマイルですが、以下の6つは欠点として挙げられることがあります。
- ターボがなくパワー不足を感じやすい
- 加速時のエンジン音が大きい
- スーパーハイトワゴンほど広くない
- グレードによる装備差が大きい
- 充実装備では200万円を超えることも
- デザインの好みが分かれる
ただし、市街地では乗り心地がよく、特にマイルドハイブリッド車は静粛性も高い傾向があります。「デザインが可愛い」という意見も多く、街乗り中心の人やデザイン性重視の人とは相性がよいでしょう。
ワゴンRスマイルの6つの注意点
ここでは、ワゴンRスマイルで「欠点」として挙げられやすい6つの注意点を紹介します。
①ターボがなくパワー不足を感じやすい
ワゴンRスマイルには、ターボ車の設定がありません。さらに、両側にスライドドアを装備しているので車重が比較的重く、力強い加速を得にくいです。
平坦な市街地走行であれば問題ないことが多いですが、高速道路の合流や追い越し、一般道でも坂道を走る場合は、ターボの設定がある車種も検討するとよいでしょう。
②加速時のエンジン音が大きい
ワゴンRスマイルにはターボの設定がないため、強く加速するにはアクセルを踏み込み、エンジンの回転数を上げる必要があります。そのため、加速時にはエンジン音が大きくなりがちです。
特に、高速道路など力強い加速が求められる場面では、ガソリン車・マイルドハイブリッド車ともに音の大きさを感じやすいでしょう。
③スーパーハイトワゴンほど広くない
ワゴンRスマイルはスズキのハイトワゴン「ワゴンR」をベースに開発された車両であり、全高は1,700mmほどです。一方、「スペーシア」やホンダ「N-BOX」といったスーパーハイトワゴンは全高が1,800mm前後あり、室内高も高いです。
室内や荷室に関しては、スーパーハイトワゴンのほうが広く感じられるでしょう。
④グレードによる装備差が大きい
ワゴンRスマイルは、廉価グレードでガソリン車の「G」、中間グレードでマイルドハイブリッド搭載の「HYBRID S」、上位グレードでマイルドハイブリッド搭載の「HYBRID X」という3グレード展開です。
Gはスライドドアが両側手動で、快適装備もあまり搭載されていません。HYBRID Sでもパワースライドドアは片側のみなど、グレードによって安全装備や快適装備、内外装の質感の差が大きいです。
⑤充実装備だと200万円を超えることも
車内での快適性や高い安全性を求める場合、ワゴンRスマイルでは上位グレードのHYBRID Xがおすすめの選択肢といえます。しかし、HYBRID Xの車両価格は約181.5万円~と安くありません。
さらに、全方位モニター付メモリーナビゲーション・スズキコネクト対応通信機装着車(メーカーオプション)を選ぶと約24万円かかり、購入費用が200万円を超えてしまいます。
⑥デザインの好みが分かれる
ワゴンRスマイルのデザインは、「大きな丸目のヘッドライトが愛らしい」「かわいい」といった肯定的な意見がある一方、「気持ち悪い」「男性には乗りにくい」といった否定的な意見も若干ながら見られます。
人の意見が気になる場合やパートナーと一緒に使う場合、いずれ飽きがこないか心配な場合は、ベーシックなデザインの車種を検討するのも一つの選択です。
ワゴンRスマイルの5つの魅力
ワゴンRスマイルは、パワーやエンジン音の大きさ、グレード選びといった点で注意すべきポイントがありますが、運転が苦手な人でも乗りやすく、特に街乗りとの相性がいいです。
①車高が低めで運転しやすい
ワゴンRスマイルはスライドドアを備えながらもスーパーハイトワゴンより全高が低く、重心の低い構造をしています。そのため、スーパーハイトワゴンと比べて走行安定性が高く、たとえば横風を受けても揺れを抑えやすいです。
スライドドア搭載で安定感のある車を求める人、運転に自信がない人におすすめの一台といえます。
②街乗りは乗り心地がよく静か
ワゴンRスマイルも、街乗りではパワー不足を感じることが少ないです。また、ボディ剛性が高く振動が抑えられ、快適な乗り心地を得やすいです。
ボディには音を低減するための技術も採用されており、街乗りにおいては静粛性も高いです。特に、マイルドハイブリッド搭載の中間・上位グレードは、加速時にモーターがエンジンをアシストし、滑らかに加速します。
③スライドドア搭載車でも燃費がいい
ワゴンRスマイルは、重いスライドドアを備えながらも燃費が良好です。特に、中間グレード以上にはマイルドハイブリッドが搭載されており、WLTCモードでの最高燃費は25.1km/Lとクラストップレベルの数値を誇ります。
④基本的な安全装備が充実している
ワゴンRスマイルは2024年12月に一部仕様変更を行い、最新の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を搭載。歩行者と車両に加えて自転車や自動二輪を検知するようになり、交差点内の右左折時など作動場面も広がっています。
ACC(アダプティブクルーズコントロール)や車線維持支援機能は中間グレード以上に限られますが、基本的な安全装備は他の軽自動車と比べても充実しています。
⑤かわいいデザインでカラーも豊富
ワゴンRスマイルの大きな特徴は、ユニークで愛嬌のあるデザインです。大きな丸目のヘッドライトや角丸四角形のボディが特徴的で、ボディカラーも2トーンカラーを中心に多くの色が設定されています。
2トーンカラーだけでも7パターンあるので、他の人とも色が被りにくいでしょう。
ワゴンRスマイルがおすすめな人は?
ワゴンRスマイルは、日常生活での利便性とかわいいデザインを求めている人に特におすすめです。
街乗り中心で利用する人
ワゴンRスマイルはターボ車の設定がないため、高速道路を頻繁に利用する人や、力強い加速を求める人にはあまり向きません。一方、街乗り中心で買い物や子どもの送迎に使うのであれば、スライドドア搭載で使いやすいです。
ただし、街乗り中心でも坂道での走行が多い場合は、ターボ車のある車種をおすすめします。
広さより運転しやすさを重視する人
車内の広さを求める人には、ワゴンRスマイルでなくスーパーハイトワゴンのスペーシアやN-BOXをおすすめします。スーパーハイトワゴンでも、車種やグレードによっては同じような車両価格で販売されています。
一方、ワゴンRスマイルは全高が抑えられており、重心が低いので運転しやすい点が魅力です。頭上の高さや荷室の広さよりも運転のしやすさを重視する人とは、相性がよいでしょう。
デザイン性の高さにこだわりたい人
ワゴンRスマイルの大きな丸目のヘッドライトは特徴的で、街中でも存在感を放ちます。カラーバリエーションも豊富で、かわいいデザインにこだわって選びたい人にはピッタリでしょう。
後悔しないための5つの選択ポイント
ワゴンRスマイルの購入を迷っている場合は、買ってから後悔しないためにも以下で紹介する5点を確認しましょう。
①ターボが必要か検討する
高速道路や坂道を頻繁に走る場合は、ターボ車を選択したほうが後悔しにくいです。ターボが必要かどうか考え、不要そうであればワゴンRスマイルを前向きに検討しましょう。反対に、高速道路での加速性能などを重視する場合は、他の車種を検討しましょう。
②必要な装備からグレードを選ぶ
ワゴンRスマイルは、グレードによって装備内容が大きく異なります。グレード選びを失敗すると、後悔する可能性も高いです。
ごく短時間乗るだけなら廉価グレードのGでよいかもしれませんが、後席の利用機会が多いなら、パワースライドドアを搭載するHYBRID S以上を選びましょう。さらに、両側パワースライドドアや360°プレミアムUV&IRカットガラスを求める場合は、上位グレードのHYBRID Xを選択してください。
【関連記事】ワゴンRスマイルのグレード比較!違いと特徴、おすすめは?
③支払総額で他の候補と比較する
ワゴンRスマイルの車両価格は、ガソリン車のGとマイルドハイブリッド搭載のHYBRID S以上で大きな差があります。さらに、オプションや選択するボディカラーによっても価格が大きく変わります。
はじめからワゴンRスマイル一択に絞り込まず、数種類の候補を検討したうえで、装備と支払総額を比べて最終決断をしましょう。
④実車で走りや広さを確認する
パワー不足を感じにくいか、車内の広さが十分かは、実車で確認しなければ分かりにくいです。可能な限り、販売店などで試乗させてもらい、使い勝手も含めて実際に乗った感覚を確かめましょう。
家族で利用する場合は、家族全員で乗ってみたほうが後席の感覚なども分かりやすいです。
⑤長年乗っても飽きないか考える
車は長く乗るものなので、「今デザインが気に入っているか」だけでなく「長期的に乗り続けられるか」を考えることも重要です。特に、ワゴンRスマイルは特徴的なデザインの車だからこそ、5~10年後でも乗り続けられそうか考えるとよいでしょう。
ワゴンRスマイルと併せて検討するとよい車種は?
ここでは、ワゴンRスマイルを検討している人におすすめの比較対象車種を3つご紹介します。いずれも両側スライドドア搭載で、ターボも設定されている車種です。
①ダイハツ「ムーヴキャンバス」
ムーヴキャンバスは、ワゴンRスマイルと同じハイトワゴンで運転しやすく、ミニバスのような愛らしいデザインが特徴の車です。
車両価格はワゴンRスマイルと大きく変わりませんが、2022年登場の現行モデルは全車で両側パワースライドドアを備えています。また、車両価格はやや高いながら、ターボ車も設定されています。
かわいいデザインとターボ車の双方を諦めたくない人におすすめの選択肢です。
②スズキ「スペーシア」
スペーシアは、ワゴンRスマイルと同じスズキが販売するスーパーハイトワゴンです。2023年秋に登場した現行モデル(3代目)は最新の安全装備を備え、後席の快適性もクラストップレベルといえます。
上位グレードのHYBRID Xでも、ワゴンRスマイルの中間グレード(HYBRID S)より若干ながら車両価格が安く、両側パワースライドドアを装備できます。
カスタムモデルには、ターボ車もあります。
③ホンダ「N-BOX」
長距離移動が多い場合におすすめするのが、N-BOXです。2023年に登場した現行モデルは全車でACCや車線維持支援機能を搭載し、運転支援機能が豊富な点がポイントです。シンプルなデザインで年齢や性別を問わず使いやすい点も魅力でしょう。
ターボ車は車両価格の高いカスタムモデルやN-BOX JOYのみに設定されていますが、N-BOXは中古車の流通量も多いです。型落ちした2代目で予算を抑えながら、装備の充実したモデルを買ってもよいでしょう。
予算重視なら中古車もおすすめ
デザインや装備が気に入っていても、価格が高くて悩むのであれば、中古車で探してみましょう。ワゴンRスマイルも2024年12月の改良以前のモデルであれば、価格を抑えやすいです。
気になる車種で予算と条件が合うものがないか、まずは気軽に在庫をチェックしてみてください。