コンパクトカー国産車ベスト3を徹底比較 いまならコレを狙え! ボディタイプ別 新車オススメランキング コンパクトカー国産車 RANKING BEST 3 コンパクトカー国産車

コンパクトカー国産車の中でこの秋もっともおすすめの車種トップ3を
自動車評論家の大岡氏が燃費・価格・機能性・乗り心地・安全装備・デザイン・走行性能を
徹底比較!さらには購入するタイミングと値引き術も解説します。

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目次

おすすめランキング ベスト3

  • RANKING BEST 1 コンパクトカー国産車 ランキング ベスト1 マツダ デミオ

    マツダ デミオ

    マツダ デミオは、2017年11月の改良で、歩行者検知式の自動ブレーキを含む先進予防安全装備「i-ACTIVSENSE」を全車に標準装備化した。従来のモデルは、歩行者検知ができない上に、30㎞/h以下の低速域限定の簡易型自動ブレーキだったので、安全性能は大きく進化した。また、前回の改良で車線変更時に後側方からの接近する車両を検知し警報を発するブラインド・スポット・モニタリングAT誤発進抑制制御など複数の安全装備が標準装備化されている。どのグレードを選んでも、このクラスでトップレベルの安全性能を誇る。また、1.5Lディーゼルは、力強く燃料代も安く燃費も良いのでお勧め。多少高価だが、満足度の高い1台といえる。

    デミオの中古車一覧
  • RANKING BEST 2 コンパクトカー国産車 ランキング ベスト2 ホンダ フィット

    ホンダ フィット

    ホンダ フィットは、2017年6月にマイナーチェンジで歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備「ホンダ センシング」が用意された。これにより、フィットの安全性能はクラストップレベルとなったが、全車標準装備化されておらず、装備できないグレードもあるので注意が必要。走行性能面では、ボディ各所に補強を追加。操縦安定性や乗り心地、静粛性が向上した。広い室内や荷室、使い勝手のよいシートアレンジと、すべての面で高い総合力をもつモデルだ。

    フィットの中古車一覧
  • RANKING BEST 3 コンパクトカー国産車 ランキング ベスト3 日産 ノートe-POWER

    日産 ノートe-POWER

    EV(電気自動車)である日産リーフのモーターなどを使い、シリーズハイブリッド化された日産ノートは、2016年11月に登場した。シリーズハイブリッドの特徴は、エンジンが発電だけに徹していること。エンジンで発電した電気を使い、モーターを駆動して走る。他のハイブリッドと異なり、エンジンの出力はタイヤに伝わっていないので、EVと同じフィーリングをもつ。しかも、採用されたモーターは、リーフ用の254Nmという大トルクをもつ。自然吸気ガソリンエンジンに換算すると、2.5L車並みのトルクだ。コンパクトなボディに、これだけの大トルクがあるモーターなので、ライバル車を圧倒するスムースな加速力が魅力だ。

    ノートe-POWERの中古車一覧

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おすすめランキング3台を比較

コンパクトカー国産車ランキングベスト3 の 燃費・価格

デミオ

デミオ

デミオの特徴は、このクラスで唯一となる1.5Lディーゼルエンジンが搭載されている。売れ筋グレードの燃費は26.4㎞/Lで、ハイブリッド車に近い燃費性能を誇る。燃料は軽油を使用するため、レギュラーガソリンより20円/L前後も安い。燃費こそハイブリッド車に劣るものの、燃料費が安いので、燃料経済性はハイブリッド車並みといえる。車両価格は、ガソリン車に対して30万円程度高額になるが、ハイブリッド車と比べれば同等レベル。燃費が良くパワフルなので、積極的に選びたいエンジンだ。エコカー減税の減税レベルも高く、節税メリットも大きい。1.3Lガソリン車もあるが、燃費は24.6㎞/Lと平均的だ。

フィット

フィット

フィットは、1.5Lハイブリッドの他、1.3Lと1.5Lのガソリン車ももち、幅広いラインアップをもつ。高い人気を誇るフィット ハイブリッドの燃費は、売れ筋グレードの燃費は34.0㎞/L。アクアが34.4㎞/Lなので、若干負けているといった程度。ホンダセンシングが標準装備化されたことで、価格もやや上昇したがクルマそのものの総合力は一段と高くなった。ハイブリッド車は、エコカー減税などの恩恵を十分受けられ節税メリットも得られる。また、ガソリン車の燃費は1.3L車で最も良い燃費のグレードでは24.6㎞/L、1.5L車は22.2㎞/L。燃費性能は平均的だ。ハイブリッド車は、30万円程度高額になるが、減税分やリセールバリュー分、満足感まで含むとそれほど高価ではない。

ノート
e-POWER

ノートe-POWER

ノートe-POWERのもエントリーグレード「S」は、価格も安く燃費値も37.2㎞/Lとクラストップレベルだが、自動ブレーキなど装備を超簡素化した燃費・価格訴求用グレード。売れ筋グレードは、34.0㎞/Lとハイブリッド車の平均的レベルだ。エコカー減税などの減税レベルも高く節税メリットもある。ノートe-POWERの場合、使い方によって燃費性能が変わるので注意が必要。ノートe-POWERは、どんな状況下でもモーターだけで走る。他のハイブリッドは、常に効率の良い部分をコンピューターが判断し、エンジンとモーターを上手く使い分け低燃費化する。モーターは、速度域が高くなればなるほど効率が悪くなる。つまり、ノートe-POWERは、高速道路でのハイスピードクルージングが苦手。実燃費がライバルのハイブリッド車より悪くなるのだ。ただ、逆に低・中速域はノートe-POWERの方が効率的になり、ライバル車より勝る。街中中心で使う人ほど、燃料経済性に優れるクルマだ。また、ノートには1.2Lスーパーチャージャーがあり、燃費は26.2㎞/L、1.2Lが23.4㎞/Lとなっている。1.2Lスーパーチャージャーは、燃費性能は良いが車両価格は高めだ。

コンパクトカー国産車ランキングベスト3 の 装備・使い勝手

デミオ

デミオ

デミオを高く評価したい点は、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備「i-ACTIVSENSE」が全車標準装備化されたことだけではなく、車線変更時に後側方からの接近する車両を検知し警報を発するブラインド・スポット・モニタリング、AT誤発進抑制制御など複数の安全装備も標準装備化されている点だ。サイド&カーテンエアバッグも全車標準装備化されている。つまり、どのグレードを買っても優れた安全性能をもつクルマを手に入れることができる。より優れた安全性能をもつクルマを世の中に送り出し、交通死亡事故を減らすというのは、自動車メーカーの責任だ。安全装備をオプション設定にし、顧客任せにするのは、自動車メーカー自ら社会的責任を放棄しているようなものだからだ。
デミオは、特別仕様車なども含めると、豊富なインテリアカラーが選べるのも特徴。ただ、しっかりとしたドライビングポジションが取れるなど、運転に必要な機能性は高く、安全性能にも優れたデミオではあるが、荷室の広さや使い勝手という面では少々物足りない。

フィット

フィット

軽自動車のN-BOXが歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備であるホンダセンシングを全車標準装備化しているのに、より上級モデルのフィットには全車標準装備化されていない。ハイブリッドのエントリーグレードでは、オプションでも装備できないので注意が必要。サイド&カーテンエアバッグも同様だ。
ホンダセンシングは自動ブレーキだけではなく、車線維持支援や誤発進抑制、追従式のクルーズコントロールなど8つの機能があり高いレベルの安全性能をもつ。ホンダセンシングを装備車は、サイド&カーテンエアバッグも標準装備となるので、ホンダセンシング標準装備化されたグレードを積極的に選ぶといいだろう。ただし、デミオのように、車線変更時などで使用頻度の高い後側方車両接近警報は用意されていない。
安全装備面では、やや物足りないフィットだが、独自のセンタータンクレイアウトという技術を使い、車内の広さと荷室などの使い勝手はクラストップといえる実力をもつ。センタータンクレイアウトのメリットで後席シートは、フロア下に滑り込むように倒れる。この機能により、荷室からフラットで広大なスペースが出現。長尺物も楽々積載可能で、全高も高なこともあり、サイズにもよるが自転車も積載可能だ。
購入時に注意したいのは、タイヤサイズと駆動方式。とくに、狭い駐車場は狭い曲がり角が多いところで使う人は、16インチタイヤ装着車と4WD車には注意したい。最小回転半径が5.2mになり、このクラスではやや大きくなり扱いにくくなるケースがある。

ノート
e-POWER

ノートe-POWER

早くからエントリーグレードを除き、歩行者検知式自動ブレーキを全車標準装備化しているノートe-POWER。しかし、もはや時代遅れといった状況。踏み間違い衝突防止アシストやカーテンエアバッグなどは、オプションでエントリーグレードは装備でいない。こうしたオプションを選択してと、やや高めの車両価格になる。
ノートe-POWERには、車両に設置されたカメラの画像を加工し、クルマを俯瞰から見た映像にするインテリジェントアラウンドビューモニターがオプションで用意されている。クルマ周辺を映像で確認できるので、うっかり接触などを無くす日常的に利便性の高い装備だ。移動物も検知できるので、歩行者との接触リスクも大幅に低減でき安全性も高い。
ノートe-POWERは、ライバル車に対してやや全長が長い。そのメリットもあり、後席など車内は広い。シートアレンジなどには、特別な機能はないが、助手席側上部のインストアッパーボックスと呼ばれる収納スペースにはティッシュボックスがピッタリと入るスペースが用意されている。

コンパクトカー国産車ランキングベスト3 の 走行性能・乗り心地

デミオ

デミオ

デミオには、クラス唯一の1.5Lディーゼルエンジンが搭載されている。最大トルクは250Nmと自然吸気の2.5L車並み。小さなボディのデミオに、この最大トルクの組み合わせは非常に刺激的。グイグイとデミオを加速させる力強さをもつ。小さなクルマは、高速道路などでのロングドライブで疲れやすいが、デミオのディーゼル車は別。250Nmという大トルクの恩恵で、余裕あるドライブが可能。ロングドライブを苦にしない、数少ないモデルといえる。1.3Lガソリン車は、平均的な加速力。ただ、ディーゼル車よりフロントノーズが軽いので、カーブなどではキビキビした走りが可能だ。
また、デミオにはマツダ独自の技術であるG-ベクタリングコントロールを全車に標準装備している。この技術は、クルマの挙動を最適化するもので、ドライバーのハンドル操作に応じて、エンジンの駆動トルクを緻密に変化させ、横方向と前後方向の加速度を統合的にコントロールする。ドライバーは、ほとんど気が付かない範囲内で、クルマの姿勢を微妙にコントロール。とくに、運転が苦手な人にとって、運転が上手くなったようにコントロールしてくれる。

フィット

フィット

ホンダにとって、フィットは上級モデルに乗っていた高齢者などがダウンサイジングしたときの受け皿になる役割ももっているコンパクトカー。そのため、乗り心地や静粛性といった性能は、とても重要視される。そこで、フィットは、マイナーチェンジでボディの多くの部分に補強を入れ高剛性化した。ボディの高剛性化は、サスペンションをしっかりと動かすことができるようになる。その強固になったボディをベースに、サスペンション関係を再度チューニング。その結果、乗り心地性能は大幅に向上した。逆にスポーティさを多少失ったが、フィットにはRSというスポーツモデルがある。RSは、より引き締まったサスペンション設定で、フィットらしいスポーティな走りが楽しめる。引き締まったといっても、乗り心地が悪くなっていない点が、ボディ剛性アップによる効果だ。また、静粛性を高めるために、吸音材や遮音材を最適配置。1クラス上の静粛性も得ている。

ノート
e-POWER

ノートe-POWER

ノートe-POWERの魅力は、リーフと同じ254Nmという大トルクが生み出す圧倒的な加速感にある。この加速力は、クラストップレベル。ライバル車のハイブリッド車と乗り比べると、その差は明確に感じるだろう。ただ、停止中や低速域で発電のためエンジンが始動すると、やや騒がしいと感じることもある。
また、ノートe-POWERには、e-POWERドライブと呼ばれる機能がある。この機能は、アクセルをオフにすると回生ブレーキが効き減速する。この仕組みを自在にコントロールすることで、アクセルコントロールだけで発進から停止までできるのだ。この機能によって、アクセルとブレーキの踏みかえが激減。疲労軽減に貢献している。
ノートe-POWERには、従来のハイブリッド車にはないこうした他のハイブリッドにない操作や感覚が評価されて人気モデルとなる。2017年度は、今まで圧倒的王者だったアクアを抜き、このクラスでナンバー1の販売台数を記録。全登録車の中でも、プリウスに次ぎ2位の座に輝いている。モデル末期に入っているのに、この好調ぶりは異例。これは、e-POWERのユニークさによるものだ。

コンパクトカー国産車ランキングベスト3 の デザイン

デミオ

デミオ

デミオは、2014年9月に登場した。約4年が経過しているが、未だ外観デザインに関しては、大きな変更がされていない。これは、日本だけでなくグローバルでも、このデザインが評価されているとうこともでもある。ほとんど手を入れなくても、あまり古く見えないという点では、優れたたデザインといえるだろう。とはいえ、そろそろ外観デザインにも手が入る時期に来ている。
マツダのデザインコンセプトは「魂動デザイン」。面の張りや、シャープなキャラクターラインにより、躍動感のあるスタイルを目指している。眼光鋭いフロントフェイスは、コンパクトカーながら精悍さがある。
インテリアデザインは、クラスを超えた上質感を追求。上級グレードには、ホワイトのシートやブラック&ブラウン、レッドなど、多彩な内装色が用意されている。とくに、色にこだわるユーザーにとって、満足度の高い仕様となっている。ライバル車のインテリアカラーは、選択肢がそれほど無い。自分好みのカラーが見つかれば、デミオはより満足度の高い1台になる。

フィット

フィット

上級車からダウンサイジングした顧客を満足させるため、フィットはマイナーチェンジでフロントフェイスを大きく変更。マイナーチェンジ前は、カジュアルでフレンドリーな印象だったが、マイナーチェンジ後は押し出し感と高級感をプラスし、ワイド&ローなデザインとした。また、先進性や高級感をアップするために、インラインタイプのLEDヘッドライトを採用している。また、よりスポーティなルックスとしたスポーツグレードRSも用意されている。
インテリアデザインは、ホンダらしいメカニカル感あるコッテリ系。マイナーチェンジでは、基本デザインに大きな変更はないものの、パネルやシート表皮など、質感は大きく向上している。ただ、ダウンサイザーをターゲットとしていることもあり、全体的に若々しさに欠けているようにも見える。

ノート
e-POWER

ノートe-POWER

ノートは、改良が加えられる度に、日産のデザインアイデンティティであるVモーショングリルを主張。もはや、顔そのものがVモーショングリルといった印象。より大きく見え、押し出し感が出たが、妙なアクの強さを感じる。クルマのデザインに押し出し感や大きく見えることを望むユーザーにとって評価されるかもしれないが、スタイリッシュさを好むユーザーには受け入れられないデザインだろう。
インテリアデザインは、上下幅が大きく重厚感のあるインパネデザイン。こちらも、力強さはあるものの、スタイリッシュさや洗練さとは真逆にある。インパネまわりは、いかにもプラスチック感があり、質感は高いとは言えない。

知って
得する

コンパクトカー国産車 ランキングベスト3 の 新車値引き交渉術

日本で売れているコンパクトカーを定義すると、基本的に全長が4m前後のもとなる。このクラスは、Bセグメントと呼ばれる。このBセグメントに属する国産コンパクトカーは、アクアやヴィッツ、フィット、ノート、デミオが対象だ。つまり、これらのクルマがライバル車になる。
値引きを引き出すために必要なのは、ライバル車との競合だ。競合は、ライバル車同士であることが基本となる。デミオが本命なら、ノートやフィットアクアと競合させることが重要だ。Bセグメントのコンパクトカーは、利益が少ないため値引きも少なくなる傾向にある。競合させないと、数万円程度で終了となる場合が多いのだ。

まずはライバル車の見積もりをとること

競合させる場合、本命以外に2車種くらいは先に見積りを取っておきたい。本命車種の見積もりは最後にすること。本命車種の見積りを取る場合、ライバル車の見積りはもう取ってあることを伝え、本命車種であることを悟られないように、ちょっと見に来た程度で商談を始めるといい。すでに、他車の見積りを持っている顧客に対して、微小な値引き額では勝負にならないと判断して、一定の値引きが最初から提示されるケースが多い。値引きが限界に近付いたら、ディーラーオプションなどの用品サービスをプラスしてもらうなどに切り替えるといいだろう。

下取り車がある場合は必ず買取店での査定を受けること

値引きと同様にしっかりやりたいのが、下取り車の処理だ。必ず買取り店で査定しておきたい。買取り店は、ディーラーの下取りより高価でないと、そもそも存在できない。つまり、多くの場合でディーラーの下取り価格より高価に買取ってもらえる。買取り店での金額が、下取り車の本当の価値になる。できれば、複数の買取り店で査定したい。買取り店により、若干価格が変動するケースがあるからだ。稀にディーラー下取りの方が高いケースもあるが、最終的に一番高く買い取ってくれるところに売ればいい。

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マツダ デミオ

中古車情報
カタログ情報
■新車時価格(税込):
135万円〜227.9万円
■中古車相場:
6.5万円〜233万円
■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
約3,900円
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ホンダ フィット

中古車情報
カタログ情報
■新車時価格(税込):
126.5万円〜208.4万円
■中古車相場:
7万円〜238万円
■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
約5,192円
他の車種と比較

日産 ノートe-POWER

中古車情報
カタログ情報
■新車時価格(税込):
125万円〜264.1万円
■中古車相場:
5万円〜273万円
■1ヶ月1,000km走行時ガソリン代:
約3,629円
他の車種と比較
※ 燃費は国土交通省発表平成26年3月発表自動車燃費一覧よりJC08モードの数値から掲載しています。
※ ガソリン価格は一律120円で算出しています。