ホンダ N-BOXの新型と旧型の違いを比較評価!|2017年ガリバーの新車ニュース
2017年10月12日
ホンダ N-BOXの新型と旧型の違いを比較評価!|2017年ガリバーの新車ニュース


ホンダN-BOXは、2017年9月にフルモデルチェンジし2代目として発売が開始された。初代N-BOXは、大ヒットモデルだったこともあり、2代目新型N-BOXはキープコンセプトで登場。しかし、走行性能や歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備などが大幅に向上。そんな新旧ホンダN-BOXを比較してみた。

  1. 比較レビューのまとめ
  2. 安全性能は、2代目N-BOXが圧勝
  3. 質感が上がった2代目の内外装デザイン
  4. 乗り心地、静粛性、力強さ、すべての面で初代を大きく超える2代目N-BOX
  5. おすすめは2代目N-BOX。しばらく待って、未使用車を狙うのもあり!


ホンダN-BOXの歴史・概要

初代ホンダN-BOXは、2011年12月に登場。ホンダが起死回生を狙った新型軽乗用車「N」シリーズの第1弾モデルとなった。車名のNとは、ホンダ初の量産車であったN360の思想をリスペクトし開発されたことから名付けられている。そのN360は「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」で開発された。このM・M思想により「センタータンクレイアウト」などの技術が開発され、N-BOXは当時の軽乗用車としては最大級の室内空間を生み出した。その広さは画期的で、リヤシートを折り畳めば自転車さえ楽々積み込める広さを誇った



燃費面は弱いが、年間販売台数第1位を4度も獲得

そんなN-BOXだったが、続々と登場するライバルに対して、特に燃費面で競争力を失っていく。そんな弱点を持ちながらも、発売から約5年で4度の年度軽4輪車新車販売台数第1位を獲得する。モデル末期では、値引きが大きくなっていたとはいえ、かなり異例な売れっぷりとなった。もはや、完全にこのクラスの定番となった印象が強い。

そして、2代目となる新型N-BOXは、2017年9月にフルモデルチェンジし発売された。とにかく売れた初代N-BOX。2代目N-BOXは、そうした初代N-BOXの良さを継承しキープコンセプトとなった。それでも、技術面の進化は大きい。ほとんどの部分が新設計され、走りの質感、安全性能、デザインなどは大幅に初代N-BOXを凌駕した。今回のフルモデルチェンジで2代目N-BOXは、今のところこのクラスでは圧倒的なパフォーマンスをもつスーパーハイト系軽自動車になったといえるだろう。




コンセプト&エクステリア比較

2代目N-BOXのキーワードは「N for Life」。人生を彩るクルマでありたい、という想いの元に開発されている。一般的に、軽自動車はコストを下げ価格競争力を得るために、先代モデルで開発された部分を流用することが少なくない。ところが、2代目N-BOXは、プラットフォームやエンジンといった高コスト部分も惜しみなく新設計とした。初代N-BOXの開発コンセプトは「ゆとりの創造」。ホンダ初の軽自動車N360のM・M思想(人のためのスペースは最大に。メカニズムは最小に。マン・マキシマム、メカ・ミニマム)に立ち返って、広大な室内スペースを生み出すプラットフォームが開発された

2代目N-BOXは洗練され、上質感のあるデザインに

2代目のエクステリアデザインは、初代N-BOXらしさを生かしながら上質感をアップさせたデザインだ。初代N-BOX標準車の笑った顔のような愛嬌あるフェイスも健在。上質感向上のため、2代目N-BOXではヘッドライトにプロジェクタータイプのLEDを全車標準装備化した。リング状に光るポジションランプが特徴。愛らしく親しみやすい顔としている。そして、カスタムは強面系デザインが好きな顧客の大好物が満載。片側9灯式フルLEDヘッドライトを2分割したように見せたデザインを採用。上部には、流れるような光方をする軽自動車初シーケンシャルターンシグナルランプが装備された。ギラギラ感と目立つことに主眼を置いたデザインになっている。洗練されたデザインという点では、2代目N-BOXが勝る印象だ。ただ、初代N-BOXのデザインもなかなか賞味期限が長く、今でもそれほど古臭く見えない。また、派手さでは2代目カスタムが圧倒するが、押し出し感と強面感では初代N-BOXが勝るようにも見える。




装備&インテリア比較

初代、2代目ともインパネのデザインは、水平基調で広さをアピールするタイプだ。そして、全体的に凸凹の激しいコッテリ系でもある。2代目N-BOXの方がスッキリとしており、全体の質感も高い

新旧の違いはメーターの位置

大きく異なるのは、メーターの位置。初代N-BOXは一般的なステアリングの奥にメーターが配置されている。それに対して、2代目はメーター類がインパネ上部に設置されている。

軽自動車初のロングスライド機構装備

また、2代目N-BOXの上級グレードには、助手席に、軽乗用車初となる570mmのロングスライド機構を装備。ロングスライドさせることで、さらに豊富なシートアレンジを可能とした。




2代目N-BOX、ついに安全装備を標準装備化!!

装備面では、初代と2代目では大きな差が開いている。2代目N-BOXには、 歩行者検知式自動ブレーキ▶︎▶︎を含む先進予防安全装備「ホンダセンシング」が全車に標準装備化された

自動ブレーキの他に、 誤発進・誤後退抑制、車線維持支援、 前走車追従式クルーズコントロール︎ など多くの機能が用意されている。どのグレードを買っても一定の安全性能を誇る。また、このクラスでは、トップレベルの安全性能を誇る。
初代N-BOXには簡易型の低速域追突被害軽減ブレーキが用意されていたが、この機能も標準装備化されてはいない。この差は大きく、より安全なクルマを望むのなら2代目N-BOXという選択になる。


走行性能&メカニズム比較

物足りなさを感じた初代、その部分を改善した2代目

2代目N-BOXは、初代に比べ、約80㎏もの軽量化が施された。そして、エンジンも新開発。スポーツカーなどにも搭載されている、ホンダが誇るバルブコントロール機構VTECを搭載。自然吸気エンジンの出力で約10%、ターボエンジンのトルクで約10%、ライバル車のエンジンに対してパワフルになっている。先代N-BOXの自然吸気エンジン車は、力強さという面では車重が重かったこともありやや物足りなさを感じたが、2代目N-BOXではそうした部分が改善されている。

N-BOXカスタムはコンパクトカー並みの力強さに

そして、ターボエンジンを搭載した2代目N-BOXカスタムは、もはやこのクラスのレベルを超え、ひとつ上のコンパクトカー並みの実力を誇る。標準車に対して、防音・吸音材をさらにプラス。力強い加速と静粛性をもち、高速道路でも快適な走行ができる。


乗り心地比較

初代N-BOXはやや硬めの乗り味だったが、2代目N-BOXは、かなり乗り心地重視で快適になっている。
また、2代目N-BOXでは、ピラーを補足するなどの試みにより、視界が広くなり、より運転しやすくなる工夫が施されているのも特徴だ。


おすすめは2代目?それとも初代?

多少無理をしてでも2代目N-BOXがおすすめ!

初代N-BOXと2代目N-BOXを比較すると、ほとんどの部分で進化の幅が大きい。デザインは似ていても、全く違うクルマという印象が強い。また、走行性能はそれほど気にしないという人でも、やはり歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備「ホンダセンシング」があるのとないのとでは、あまりにも大きな安全性能差になっている。これだけ違うと、多少無理してでも2代目N-BOXを選んだほうがよい。それでも、より安くというのであれば、来年の4月くらいになれば、数は少ないだろうが、登録済み未使用車が出回る可能性が高い。より安く買うなら、こうしたモデルを探してみるのもいいだろう。

初代N-BOXは、人気車だったため リセールバリュー︎ も高めで中古車価格も高い。安全装備面では、あまり誇れる装備がなく、価格とのバランスを考えると少々微妙だ。あくまで街乗り程度と割り切るならそれでもよいが、むしろ スズキ スペーシア︎の方が安くて燃費が良いのでコストパフォーマンスに優れる。初代N-BOXという選択は、じっくり考えた方が良いだろう


N-BOXの値引き術

狙い目は 1~3月、6~7月、9月!

2代目N-BOXは、大幅な進化を遂げてはいるが、価格はそれほど上昇していないので買い得感はある。すでに、人気モデルとなっているので、しばらくの間、値引きは厳しい状態が続くだろう。とはいえ、多少値引きしてでも販売台数を追わなくてはいけない時期がある。まず、、年度末の1~3月。そして、ボーナス期の6~7月。半期末の9月だ。いわゆる自動車販売業界の繁忙期といえる時期。このときなら、値引き額も緩む可能性が高い。

スペーシアとタントの見積もりを事前にとること

そのためには、必ずライバル車との競合は必須だ。ライバル車は、スズキ スペーシアとダイハツ タント。この2台の見積もりを先に取ってから、N-BOXの商談に向かうといい。あくまで、本命はスペーシアかタントとホンダの営業マンに感じさせること。とはいえ、N-BOXはフルモデルチェンジしたばかりなので、値引きは厳しい状況。条件が合えば購入するという意思表示をしながら、商談はじっくりと1か月くらいかけるつもりがいいだろう。ホンダの営業担当者が、しびれを切らせて値引きした見積書を提示してくればチャンス。さらに、値引きや用品サービスなどを要求してみよう。それでも、値引き額は少ないと予想できるので、一定の値引きがほしい場合、1年くらい購入を遅らせるといいだろう。そのころには、値引き額も緩んでくる

登録済み未使用車を狙う

また、1年もすれば、マーケットには登録済み未使用車が流出しているはずだ。これは、ディーラーやメーカーの都合で買い手がいないのに、登録した車両。当然、一旦登録してしまえば、中古車扱いになるため価格を下げないと売れない。顧客側から見れば、ただ登録だけした車両なので、ほぼ新車と同じコンディション。安く買えるのであれば、登録済み未使用車がおすすめとなる。

下取り車は買取り店で査定してもらうことが重要!

そして、値引きと同様に重要なのが下取り車の処理。せっかく値引きしてもらっても、下取り車の処理で損をしてしまっては意味がない。まず、買取り店に行き査定してもらうことが重要。ここで出た金額をベースに、下取り価格が安いのか高いのか判断できるからだ。未だディーラーの中には、下取り車の価格を下げ、その分値引き金額を大きく見せて購入させるような方法をとっているところもある。とにかく、下取り車の本当の価値を知らないと、ディーラー側の術中にはまる。こうならないように、買取り店には必ず行ってから新車の商談に向かいたい。最終的に、一番高く買い取ってくれるところに売ればいいだけだ。

中古車の価格帯(2017年9月時点)
  1. 新型 N-BOX

    132 ~ 188万円

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  2. 旧型 N-BOX

    79 〜 152万円

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クルマ評論家 CORISM代表 大岡 智彦 氏

クルマ評論家 CORISM代表
大岡 智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員


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