ホンダは、プレミアムな軽自動車と自ら呼ぶN-ONE(エヌワン)の低全高モデル「Premium Tourer・LOWDOWN」に、「N360」の生誕50周年を記念した特別仕様車「SS(Suzuka Special)ネオクラシックレーサーパッケージ」を新設定し発売を開始した。この特別仕様車は、2017年10月31日までの生産分で受注終了する期間限定車となっている。
▶▶「プレミアムな軽自動車であることを際立たせた特別仕様車」ホンダN-ONE購入ガイド
N360をイメージさせる個性的なデザインとやや高級感ある内装などで、プレミアムな軽として売り出したN-ONE。こうしたコンセプトの軽自動車は、ごく稀にマーケットに投入されてきたが、成功したと言えるモデルはほとんどないのが現状。新しいマーケットを開拓することを得意とするホンダとはいえ、かなり難しい分野に挑戦したことになる。
このプレミアムな軽カテゴリーにチャレンジしたN-ONEだが、デビュー直後こそ売れたものの、その後はやはり販売台数は伸び悩む。ホンダは当初、全高が低いと売れないというホンダのマーケティングで、N-ONEを1,610mmというやや高めの設定とした。これは、アルトやミライースといった低価格帯のクルマと比較されることを避けたかったのだ。
しかし、こうした設定も裏目に出る。こうしたプレミアムな軽を好むような顧客が多い都市部では、デメリットとなってしまったようだ。都市部に多い立体駐車場の全高制限が1,550㎜であるため、駐車場に入れることができないのだ。こうした顧客が多くを占める訳ではないが、若干顧客を逃がしたようで、立体駐車場に対応するため全高を1,545mmにしたローダウンがモデル途中で投入されている。それが、今回の特別仕様車のベース車になったプレミアムツアラーローダウンだ。
そして、ごく最近のN-ONEの販売台数は、2,000台/月売るのも厳しい状況となっている。1台当りの利益が少ない軽自動車において、この販売台数は放置できないレベルでもある。だからといって、装備を充実させて価格を抑えたお買い得車を投入したからといって、販売台数が2倍や3倍と伸びるわけでもない。少ないながらも販売台数を維持、もしくは微増させながら利益を出す特別仕様車が必要になる。そこで、登場したのがプレミアムさを際立たせた特別仕様車「SS(Suzuka Special)ネオクラシックレーサーパッケージ」ということになる。
インテリアは、ブラックによく映えるタンレザーをイメージした専用の「タンカラーコンビシート」を採用。プレミアムな軽に相応しい上質感を演出。快適装備面では、運転席および助手席のシートヒーターやあんしんパッケージなど、人気の高いオプション装備を標準搭載し、ややお買い得感のある価格設定としている。
ただ、価格はかなり高めの設定になっているので、ライバル車やコンパクトカーを含め、選択肢はかなり豊富だ。クルマのパフォーマンスを含めて考えると、よほどN-ONEが好きという人向きの特別仕様車といえるだろう。
・チェッカーデカール(ドアサイドモール/リアバンパーモール/ルーフサイド/テールゲートスポイラー)
・ブラックモール付フロントグリル/フロントバンパー
・ブラックアウタードアハンドル ・ブラックドアサイドモール ・ブラックリアバンパーモール
・ブラックリアライセンスガーニッシュ ・ブラックN-ONEエンブレム
・15インチアルミホイール(オールブラック)
・タンカラーコンビシート
・運転席&助手席シートヒーター
・あんしんパッケージ
・専用カラードスマートキー(2個付)
ホンダN360生誕50周年記念特別仕様車N-ONE SSネオクラシックレーサーパッケージ登場!
ホンダN-ONEは、2012年に「N」シリーズの第3弾として登場した。1967年に発売されたホンダ初の軽自動車「N360」をモチーフにしたモデルで、丸いヘッドライトなどがN360をイメージさせる。このN360は、ホンダのクルマづくりの原点となるモデルと言われ「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」を体現している。N-ONEはこうしたM・M思想を受け継ぎ、小さなボディながら広い室内を実現し、やや高級感ある仕上がりとすることで、自らプレミアムな軽と呼んでいる。▶▶「プレミアムな軽自動車であることを際立たせた特別仕様車」ホンダN-ONE購入ガイド
N360をイメージさせる個性的なデザインとやや高級感ある内装などで、プレミアムな軽として売り出したN-ONE。こうしたコンセプトの軽自動車は、ごく稀にマーケットに投入されてきたが、成功したと言えるモデルはほとんどないのが現状。新しいマーケットを開拓することを得意とするホンダとはいえ、かなり難しい分野に挑戦したことになる。
このプレミアムな軽カテゴリーにチャレンジしたN-ONEだが、デビュー直後こそ売れたものの、その後はやはり販売台数は伸び悩む。ホンダは当初、全高が低いと売れないというホンダのマーケティングで、N-ONEを1,610mmというやや高めの設定とした。これは、アルトやミライースといった低価格帯のクルマと比較されることを避けたかったのだ。
しかし、こうした設定も裏目に出る。こうしたプレミアムな軽を好むような顧客が多い都市部では、デメリットとなってしまったようだ。都市部に多い立体駐車場の全高制限が1,550㎜であるため、駐車場に入れることができないのだ。こうした顧客が多くを占める訳ではないが、若干顧客を逃がしたようで、立体駐車場に対応するため全高を1,545mmにしたローダウンがモデル途中で投入されている。それが、今回の特別仕様車のベース車になったプレミアムツアラーローダウンだ。
そして、ごく最近のN-ONEの販売台数は、2,000台/月売るのも厳しい状況となっている。1台当りの利益が少ない軽自動車において、この販売台数は放置できないレベルでもある。だからといって、装備を充実させて価格を抑えたお買い得車を投入したからといって、販売台数が2倍や3倍と伸びるわけでもない。少ないながらも販売台数を維持、もしくは微増させながら利益を出す特別仕様車が必要になる。そこで、登場したのがプレミアムさを際立たせた特別仕様車「SS(Suzuka Special)ネオクラシックレーサーパッケージ」ということになる。
N360をイメージさせたオシャレな個性派としてプレミアム度をアップ!
この特別仕様車は、N360の生誕50周年ということもあり、N360をオマージュしたモデルだ。N360は、ホンダ初となる市販軽乗用車。50年前に登場し「Nコロ」の愛称で親しまれた。広い室内空間と愛らしいルックスだけでなく、ホンダらしい高出力エンジンを搭載し大ヒットした。また、チューニングやドレスアップを楽しむ顧客も多かった。内装・外装は上質感あり
特別仕様車SSネオクラシックレーサーパッケージは、N360で当時流行したドレスアップをほうふつとさせるボンネットストライプ塗装やチェッカーデカールなどを施した。さらに、フロントグリル、アウタードアハンドル、N-ONEエンブレム、アルミホイールなどをブラックに統一することで、精悍で引き締まった印象に仕上げた。インテリアは、ブラックによく映えるタンレザーをイメージした専用の「タンカラーコンビシート」を採用。プレミアムな軽に相応しい上質感を演出。快適装備面では、運転席および助手席のシートヒーターやあんしんパッケージなど、人気の高いオプション装備を標準搭載し、ややお買い得感のある価格設定としている。
燃費面は他車に比べて見劣り
なかなか魅力的なクルマに仕上がっているが、やはりエンジンなどのハード面に関しては、古さが隠せなくなっている。とくに、燃費面でライバルとの差が大きい。ワゴンRが33.0㎞/Lというクラストップレベルの燃費値を誇る中、N-ONEは28.4㎞/Lと大きく引き離されている。価格は高め?果たしてお買い得なのか。
さて、ホンダN-ONE Premium Tourer・LOWDOWN特別仕様車「SSネオクラシックレーサーパッケージ」の価格は1,798,000円とかなり高め。この価格は、フィットハイブリッドに近い。ベースとなるPremium Tourer・LOWDOWNの価格は1,645,000円なので、ベース車に対して153,000円高となっている。専用装備やプラスされた装備類の価格を考慮しても、特別お買い得という印象は無い。ややお買い得といった印象だ。価格が高い理由のひとつは、オプションの低速域の自動ブレーキ、サイドエアバッグ&カーテンエアバッグがセットになった安全装備あんしんパッケージが標準装備化されているためだ。安全面を考えれば、外せないオプションなので、実質ベース車に対して8~9万円程度の価格アップと言えるだろう。ただ、価格はかなり高めの設定になっているので、ライバル車やコンパクトカーを含め、選択肢はかなり豊富だ。クルマのパフォーマンスを含めて考えると、よほどN-ONEが好きという人向きの特別仕様車といえるだろう。
■ホンダN-ONE Premium Tourer・LOWDOWN特別仕様車
「SSネオクラシックレーサーパッケージ」価格:1,798,000円■Premium Tourer・LOWDOWNの装備
・ボンネットストライプ塗装・チェッカーデカール(ドアサイドモール/リアバンパーモール/ルーフサイド/テールゲートスポイラー)
・ブラックモール付フロントグリル/フロントバンパー
・ブラックアウタードアハンドル ・ブラックドアサイドモール ・ブラックリアバンパーモール
・ブラックリアライセンスガーニッシュ ・ブラックN-ONEエンブレム
・15インチアルミホイール(オールブラック)
・タンカラーコンビシート
・運転席&助手席シートヒーター
・あんしんパッケージ
・専用カラードスマートキー(2個付)
N-ONEのカタログ情報
- 現行モデル
- 令和2年11月(2020年11月)〜現在
- 新車時価格
- 159.9万円〜217.4万円
N-ONEの在庫が現在125件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。