三菱アウトランダーPHEV三菱は人気SUVのアウトランダーとアウトランダーPHEVをマイナーチェンジし発売を開始した。






  1. 目次
  2. PHEVの先駆車!三菱アウトランダーPHEVはどんな車?
  3. 三菱のプライドをかけた攻めのマイナーチェンジ
  4. デザインや装備の変更点は?
  5. 三菱アウトランダー、ガソリンよりもPHEVがオススメの理由は?
  6. 三菱アウトランダーの価格

PHEVの先駆車!
三菱アウトランダーPHEVはどんな車?


三菱アウトランダーPHEVは、2013年1月に不振にあえいでいた三菱が起死回生を図り投入したモデルであり、自信作でもある。そのため、アウトランダーPHEVは、まさに三菱のもつ先進技術の塊といえるものだった。三菱が得意とするSUVに大容量のリチウムイオン電池を搭載。基本的にEV走行がメインとしたPHVということで、三菱はPHEVと呼んでいる。さらに、コア技術ともいえる4WDは、なんと後輪をモーター駆動する方式を採用している。また、急速充電器にも対応し、外部充電の選択肢も増やした。

こうした先進技術の塊といえるアウトランダーPHEVは、国内ヒットモデルとなる。不振にあえぐ三菱販売店にとって、久しぶりに売れるクルマが登場した。その人気は、国内だけでなく欧州にも広がり、グローバルでみても三菱の基幹車種と成長する。

一般的に、売れているクルマはマイナーチェンジでキープコンセプトが基本。売れているのだから、余計なことはしないというのがセオリーでもある。ところが、アウトランダーPHEVは、デビューから約2年半といいう早めのマイナーチェンジに出た。その内容は多岐にわたり、三菱にとって過去に例のないほどの大幅変更になったという。

三菱のプライドをかけた攻めのマイナーチェンジ


三菱アウトランダーPHEVなぜ、それほど大幅な変更になったのかは、三菱のプライドと危機感だ。まず、PHVというカテゴリーに早くから参入してきたという自負があり、このクラスをけん引してきた自信もある。しかし、そうは言っても、国内だけでなく、欧州を含め2015~2016年にかけて多くのPHV車が投入される予定だ。今まで競合車が少なかったアウトランダーPHEVも、これから激しい競争にさらされる。このカテゴリーの先駆車だけに、感嘆には続々と投入されるライバルには負けられない、そうした危機感も強い。こうした想いが、今回のようなビッグマイナーチェンジになった。

デザインや装備の変更点は? 外装は精悍に、内装はよりラグジュアリーに


大幅マイナーチェンジで、すぐに気が付く変更点が外観デザイン。LEDヘッドライトやLEDコンビネーションランプが装備し先進性をアピール。フロントフェイスは、歴代パジェロで培ったデザインを継承・進化させた「Dynamic Shield」と呼ばれるデザインテーマが用いられた。どちらかという、マイナーチェンジ前のモデルは、SUVの中では優しい顔をしていた。これに対して、マイナーチェンジ後はかなり強面フェイスになった。世界的にSUVは、こうした強面系が人気という傾向も影響している。

インテリアの基本デザインに大きな変更はないものの、質感が向上している。全体的に、上質でラグジュアリーなものとなった。シート表皮デザインや素材を変更。ブラックの本革に加え、ブラウンの本革も新たに加わった。ステアリングホイールは、新デザインの4本スポークへ変更。さらに、メーターフードには、ステッチを追加し上質感をアピール。

デザインだけでなく、走行性能なども大幅に改良されている。まずは、サスペンションからの入力を受ける部分を補強し、ボディ剛性を向上させた。さらに、リヤのショックアブソーバーを大径化。剛性アップされたボディと共に、操舵に対する応答性と正確性を向上させている。

三菱アウトランダーPHEV静粛性の高さもアウトランダーPHEVのウリのひとつ。その静粛性も、磨かれた。吸・遮音材、精神材、ダイナミックダンパーを追加するなど、30点以上の改良を施した。

静粛性を向上させるために、吸・遮音材が追加されたわけだが、同時に車重も重くなり燃費に悪影響を及ぼす。静粛性を上げたが、燃費が落ちましたでは意味がない。そのため、アウトランダーPHEVは、PHEV制御の最適化やフリクションの低減などを行い、燃費を1.6㎞/L向上させ20.2㎞/Lとした。また、モーターの効率化により充電電力使用時の走行距離も0.6㎞向上させ60.8㎞/Lとしている。

また、三菱のコア技術である4WD性能も向上。制御の見直しなどで、トラクション性能が7%アップし、より高い走破性を得た。

当然、ガソリン車のアウトランダーも燃費が向上。新世代CVTを搭載し、エンジンとCVT制御の協調制御を最適化。2.0Lガソリン車の燃費は、0.8㎞/L向上し16.0㎞/L(FF)とし、4WD車は0.2㎞/L向上させ14.6㎞/Lとしクラストップレベルの燃費性能を実現している。

装備面もグレードアップ。安全装備では、アウトランダーPHEVに誤発進抑制機能がMを除く全車にメーカーオプション設定された。さらに、クルマを俯瞰から見ているような映像で駐車時の安全性や運転補助を行うマルチアラウンドビューモニター、ステアリングヒーターをMを除く全車に標準装備。パワーシートは全車標準装備となった。

三菱アウトランダーの選び方。 ガソリンよりもPHEVがオススメの理由は?


三菱アウトランダーの選び方は、まずガソリン車かPHEVのどちらかを選択することから始まる。基本的に、多少無理をしてでもPHEVを選んだほうが満足度は高い。ただし、自宅で普通充電できる環境が必要なので注意が必要。普通充電できる環境にあるのなら、送迎や通勤など短い距離での走行なら、ほとんどEVとして使用できる大きなメリットが得られる。オプションでは、1,500wのコンセントを選択したい。外出先で家電製品を使えるようになるので、アウトドアの楽しみ方が大きく変わる。また、非常時の電源となるなどのメリットがある。車載の大型リチウムイオンバッテリーの容量が無くなっても、ガソリンさえあれば、自ら発電し電力を供給できる。また、エコカー減税も免税なのも大きなメリットといえる。

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アウトランダーPHEVの価格は3,596,400円から。お勧めは、Gナビパッケージ。価格は4,233,600円と高価だが、装備は充実。ナビにリモートコントロール、エレクトリックテールゲートなどが装備されている。このクラスのクルマにナビは必須アイテムといえるし、リモートコントロールはスマートフォンでプレ空調、タイマー充実、車両情報/車両操作ができる便利機能もある。このGナビパッケージに、1,500Wのコンセント(75,600円)のオプションをプラスしたい。最上級グレードのGプレミアムパッケージは、本革シートに1,500Wのコンセント、ロックフォードのプレミアムサウンドシステムなどがプラスされる。このあたりは、好み次第で選びたい。

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三菱アウトランダーの価格


三菱アウトランダーPHEV

・M 3,596,400円
・G Safety Package 3,882,600円
・G Navi Package 4,233,600円
・G Premium Package 4,590,000円

三菱アウトランダー(ガソリン車)

・20G 2WD 2,519,640円
・20G Safety Package 2WD 2,617,920円
・24G 4WD 2,791,800円
・24G Safety Package 4WD 2,890,080円
・24G Navi Package 4WD 3,211,920円

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