フォルクスワーゲン ポロ
<ナビなどが装備され、買い得感はピカイチなポロ アクティブが登場>
フォルクスワーゲン ポロフォルクスワーゲンは、優れたパッケージングに低燃費なダウンサイジングエンジンTSIを搭載したコンパクトカー、ポロに1000台の特別限定車ポロ アクティブの発売を開始した。

ポロは、2009年にデビューし改良を重ね、今回ベース車となるポロ TSI コンフォートラインブルーモーションテクノロジーは、4mを切る全長と1,685mmという全幅を持ち、日本の狭い道でも非常に使いやすいにコンパクトカーだ。この小さいボディにパワーユニットは、1.2L SOHC 2バルブ インタークーラー付きターボのTSIエンジンを搭載。7速DSGトランスミッションとアイドリングストップ機能(Start/Stopシステム)とブレーキエネルギー回収システムも装備。燃費はJC08モードで、21.2km/Lとなりエコカー減税75%となっている。

この特別限定車ポロ アクティブは、フォルクスワーゲンの正規輸入60周年を記念した限定モデルの第2弾として発売されたものだ。ポロ TSI コンフォートラインブルーモーションテクノロジーをベースに、最新の純正ナビゲーションシステム“712SDCW”、専用の 15 インチアルミホイール、フロントフォグランプを標準装備している。さらに、ボディカラーは、通常、最上級グレードのみに設定されているシャドーブルーメタリックを含む全3色を用意。

これだけの豪華装備を施して、ポロ アクティブの価格232万円。ベース車に対して13万円高に抑えられているのが特徴だ。高性能のナビが約22万円もするので、単純にこれだけでも9万円お得という計算になる。さらに、アルミホイールとフォグランプまで装備されるので、これはかなりお買い得な価格設定だ。

<お買い得にはワケがある>
フォルクスワーゲン ポロ確かにお買い得なポロ アクティブだが、安くなっているのにはそれなりの理由がある。ポロは2009年登場と、そろそろモデル末期に突入している。また、新型ゴルフ7の登場によりパワーユニットも旧型となった。さらに、ゴルフ7の価格がかなり戦略的で249万円からとなり、装備を考えると、ポロとの差がほとんど無くなるくらいとなった。また、欧州には気筒休止システム(ACT)を搭載したブルーGTというモデルがすでに存在。日本への導入も十分に考えられる。意地の悪い見方をすれば、新エンジン・新グレード導入前の在庫一掃セール的な側面ももっている。

そのため、ポロ アクティブを選ぶには、一定の条件がある。まず、新しいものが好きな人は、しばらく待ち、もしくはゴルフ7という選択になる。ゴルフ7の価格が衝撃的なので、ポロが高価に見える価格体系になってしまった。そのため、今後、新モデルの導入を含め、価格改定も行われる可能性もあるからだ。それがいつなのか? は、不明なので、それなら今はゴルフ7という選択がオススメだ。

予算優先なら、元々高い完成度を誇るポロなので、買って損はないモデルだ。フォルクスワーゲンの場合、こまめに低金利ローンや購入サポートなどの施策を行なっているので、サイトなどでチェックし、そんなサービスが行われているときに購入するのがオススメだ。

●フォルクスワーゲン ポロ アクティブ価格:232万円