スズキ 新型 エスクード 2.4XG エクステリア

ガリバーズEYE

ユーザ視点に立ったガリバー独自の「安全基準」「環境・燃費基準」「経済性」という新たな評価軸を用いてクルマを評価いたします。

歴史を変えたエスクード、20年の集大成

 1988年、4輪駆動車の世界に突如として現れた初代「スズキ エスクード」は実に衝撃的なデビューだった。それまでの無骨で土臭いイメージを一新させる都会的なスタイリングやコンパクトなボディサイズ。多くのユーザーに好感を持って受け入れられ、その後国内外のメーカーから多彩なフォロワーを生み出すきっかけにもなるなど、まさにSUVの歴史を塗り替えたモデルとなった。

 それから20周年を迎える今年、スズキは6月26日に3代目「エスクード」のマイナーチェンジを実施した。新開発のV6 3.2リッターと直4 2.4リッターエンジンを新搭載。車体や足回りも見直され、静粛性もアップさせた。また内外装もリフレッシュされている。

スズキ 新型 エスクード 3.2XS(ボディカラー:クエーサーグレーメタリック)
スズキ 新型 エスクード 2.4XE(ボディカラー:パールホワイト) リアビュー
スズキ 新型 エスクード 2.4XG(ボディカラー:クエーサーグレーメタリック) サイドビュー

新開発エンジン搭載でラインナップ一新

 05年5月にフルモデルチェンジを果たした現行型(3代目)エスクードは、直4 2.0リッターとV6 2.7リッターの2タイプのエンジンラインナップが用意されていた。今回のマイナーチェンジではそれぞれ排気量をアップした新開発エンジンを搭載し、ラインナップを一新させた。
 直4版は新開発の2.4リッター「J24B」型エンジンで、最高出力166ps(122kW)/6000rpm、最大トルク22.9kg-m(225N・m)/4000rpmを発揮。パワーアップを図りながら静粛性の向上にも配慮した。
 いっぽう3.2リッターに拡大されたV6「N32A」型エンジンは最高出力224ps(165kW)/6200rpm、最大トルク29.0kg-m(284N・m)/3500rpmとこちらも大幅なパワー・トルクアップを果たしている。
 他社の同クラスSUVとは異なり、より本格的な4WD性能を有するのがエスクードの特長だが、今回のマイナーチェンジにおいてもその性能はさらに進化を遂げている。中でも、車両走行安定システム"ESP"の仕組みを利用し下り坂において一定速度で降りることが出来る「ヒルディセントコントロール」や坂道発進を補助する「ヒルホールドコントロール」を新設定。登坂路などでの安定した走行をアシストする。
 また先進技術の面では、事故を未然に防ぐ仕組みとしてミリ波レーダーによる車間距離維持システム「ACC」や衝突軽減ブレーキシステム「PRECRS」を新たに設定するのも大きなニュースだ。

スズキ 新型 エスクード 直4 2.4リッター「J24B」型エンジン
直4 2.4リッター「J24B」型エンジン
スズキ 新型 エスクード V6 3.2リッター「N32A」型エンジン
V6 3.2リッター「N32A」型エンジン
スズキ 新型 エスクード センターデフ式フルタイム4WD
センターデフ式フルタイム4WD

21年目の歴史が始まる!

 マイナーチェンジに伴い、内外装も変化を遂げた。エクステリアでは、ランプやグリル周りの意匠を変更し、ワイド感やスポーティ感を強調。さらに新設計の18インチ及び17インチアルミを装着しイメージを一新させた。インテリアは、マルチインフォメーションディスプレイを搭載した新メーターの採用など、主に機能面での充実が図られている。
 価格は2.4XE(5MT)1,942,500円から3.2XS(5AT)2,625,000円まで。ボディカラーは新色「クエーサーグレーメタリック」を含む全5色を設定する。走行性能や快適性能をさらに進化させ、エスクード21年目の新たな歴史がここから始まる!

マリンスポーツ、アウトドアライフを楽しむユーザーへ!スズキ「エスクード」特別限定車「2.4ヘリーハンセン リミテッド」発売

【新車情報】 (2008.06.26)

スズキは、新エンジンを搭載するなど大幅な改良をし6月26日発売した「エスクード」に特別限定車「ヘリーハンセン リミテッド」を設定し、「エスクード 2.4ヘリーハンセン リミテッド」として同じく6月26日より発売する。 >> 記事全文を読む


スズキ 新型 エスクード 3.2XS インパネ
スズキ 新型 エスクード 3.2XS インテリア
スズキ 新型 エスクード 自発光式メーター
スズキ 新型 エスクード 3.2XS サイドビュー

スズキ エスクード 20年の歴史 【初代エスクード(1988-1997)】

1988 初代 スズキ エスクード ハードトップ(TA01W型)
1988年5月に登場した初代エスクード(ハードトップ)。都会的なボディフォルムながら、ラダーフレームにローレンジ付きと4輪駆動車としての性能も本格的だ。このほかにコンバーチブル(オープン)モデルも設定されていた。
1990 初代 スズキ エスクード ノマド(TD-01W型)
遅れて1990年10月に追加されたエスクードの5ドア版「エスクード ノマド」。それまで3速だったATが4速化され、G16A型エンジンも16V化により100ps/6000rpm、14.0kgm/4500rpm発揮するなど、パワーアップが図られている。
1990 初代 スズキ エスクード ノマド(TD-01W型) インテリア
ノマドは全長や全高、ホイールベースなどが延長され、後席の足元・頭上空間のみならず荷室も拡大した。その実用性の高さからファミリー派にも支持されるなど、初代エスクードの人気を一気に拡大させた立役者だ。

スズキ エスクード 20年の歴史 【二代目エスクード(1997-2005)】

1997 スズキ 2代目 エスクード 5ドア 2000JZ エクステリア
1997年11月、9年半ぶりにフルモデルチェンジを実施した2代目 エスクード 5ドア 2000JZ。スクエアな初代とは異なり、曲面を強調したスタイリングは北米市場でのトレンドを意識したもの。国内での評価は必ずしも高くはなかった。
2003 スズキ 2代目 エスクード「グランドエスクード V6-2.7」 エクステリア
こちらは2000年に追加された「グランドエスクード」。ホイールベースを延長し3列シート化され、V6 2.7リッターエンジンを搭載する。写真のモデルは2003年6月に変更された後期型で、アクの強いマスクが特長。ATは5速化されている。
2003 スズキ 2代目 エスクード「グランドエスクード V6-2.7」 インテリア
グランドエスクード V6-2.7の3列シートレイアウト。ノーマルモデルに比べ全長485mm、ホイールベースを320mmも延伸し3列配置や荷室スペースの確保に対応する。写真は2003年にマイナーチェンジされた後期モデルのインテリア。
スズキ 新型 エスクード 新車見積もり
希望しない電話は一切なし
2日以内のスピード回答
よくわからない諸費用を含めてお見積もり
新車見積もりはこちら

( Photo:スズキ/レポート:CORISM編集部 徳田 透 )

マリンスポーツ、アウトドアライフを楽しむユーザーへ!スズキ「エスクード」特別限定車「2.4ヘリーハンセン リミテッド」発売

【新車情報】 (2008.06.26)

スズキは、新エンジンを搭載するなど大幅な改良をし6月26日発売した「エスクード」に特別限定車「ヘリーハンセン リミテッド」を設定し、「エスクード 2.4ヘリーハンセン リミテッド」として同じく6月26日より発売する。 >> 記事全文を読む


代表グレード
5ドア 2.4XG(フルタイム4WD)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4420x1810x1695mm
車両重量[kg]
1620kg
総排気量[cc]
2393cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
166ps(122kW)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
22.9kg-m(225N・m)/4000rpm
トランスミッション
4速AT
10・15モード燃焼[km/l]
10.6km/L
定員[人]
5人
税込価格[万円]
2,194,500円
発売日
2008年6月26日
レポート
CORISM編集部 徳田 透
写真
スズキ