訪れるたびに希少車を発見

 ポルシェAGは、ドイツ・ツッフェンハウゼンに建設中の新ミュージアムの工事が、予定通り2008年末に竣工する予定だと発表した。
 新ミュージアムの館内には受付、レストラン、カフェバーやミュージアムショップのほかにも、クラシック ポルシェ専用のワークステーションも設置される。このワークステーションでは、300台以上の所有車両も実走可能な状態に整備され、外から作業の様子が見える構造になっているため、来場者はそれを目にすることができる。
 ここでは、80台余りの車両が常時入れ替わり展示されることになり、ミュージアムを訪れるたびにさまざまな希少車を発見できる。

 また、新ミュージアムの展示は、3つの要素で構成される。その要素の1つは歴史で、このミュージアムでは、来場者が年代別に並べられたポルシェ車に沿って歩けば、ポルシェの歴史を把握できるような仕組みになっている。
 2つ目の要素はテーマ毎の特集で、異なる時代の展示物を関連付けながらテーマに厚みをもたせつつ、その時代を象徴する車両、レース、そしてポルシェの技術革新に目が向けられるようアレンジされている。
3つ目の要素は「ポルシェ イデア」で、つまりブランド特有の個性が表現されている。
 新しいポルシェ ミュージアムには、展示場とイベント会場に加えて広い会議スペースや専用レストランもある。これらの利用時間は博物館の開館時間とは別に設定可能となる予定。