いつも渋滞の幹線道路

 皆さんが日頃使用される生活道路にも、「あの道っていつも混んでいるんだよなあ・・・。」というところってありますよね?慢性渋滞の原因は多々ありますが、道路改良でもしない限り、改善がキビシイのが現状です。
 では、渋滞にハマっているとき、車内で何をしていますか?私の調査では、「ボーっとしている。」「音楽を聴いている。」「ラジオの交通情報に耳を傾ける。」など・・・。中には、「止まっているんだから、携帯メールを・・・。」なんて意見も。(携帯電話の操作はいかなる場合でもクルマに乗ったら違反です!)

 では、こんな渋滞中の過ごし方はいかがでしょうか?『シートに腰を下ろしながらでも出来るインテリアケア』です。クルマのインテリア汚れは、8割が乗降の際に車内に入り込む砂埃と、シートや衣服からの繊維埃です。
 わざわざ時間を作ってインテリアの汚れを除去するのが面倒なら、乗車中に小まめなお手入れをしていれば、埃が溜まる事もありません。本格的なクリーニングは掃除機などを必要としますが、これから紹介するグッズをドアのサイドポケットに忍ばしておくだけで、驚くほど清潔なインテリアを保つ事が出来ますよ!

サイドポケットに常備したい3つのグッズはこれだ!

ネル地、ホコリ除去ブラシ、携帯用ダッシュボードクリーナー

 ↑インテリアを素早くキレイにできるグッズはこれ!手前から、キレイなネル地、静電気でホコリを吸着させるブラシ、そしてウェットティッシュタイプのダッシュボードクリーナーです。この3点で目に留まる部位のクリーシングはOK!ドアサイドポケットやグローブボックスに是非備えておいてください。

ホコリ吸着ブラシは効果絶大!

メーターパネルホコリ除去
オーディオホコリ除去

 このブラシは、静電気を発生させる事でホコリを吸着させるスグレモノ。一般的にはパソコンの液晶モニターなどデリケートな部位に使用するものですが、クルマのインテリアにも効果絶大。特にホコリが堆積しやすいステアリングポスト、メーターパネル、オーディオ、空調スイッチなどを軽く叩くだけで面白いようにホコリを除去できます。
 私も、愛車のダッシュボードに9個の追加メーター、カーナビ、レーダー探知機などを取り付けてありますが、このブラシは必須アイテムです。渋滞中には、いつもパタパタ・・・。隣に並んだドライバーの目はやや冷たいですけど。

ダッシュボードもこまめに洗浄

携帯用ダッシュボードクリーナー

 ↑まだ渋滞が解消されないのでしたら、ウェットティッシュ状のダッシュボードクリーナーを使用し、(カー用品店で2〜300円で購入可能。)ダッシュボード、メーターハウス、ドアノブなどを拭きます。これら製品には、汚れ落とし専用と光沢保護を兼ねたものがあります。最近はギラツキを抑えた自然な光沢のものが主流ですので、これからの季節ますます強くなる紫外線対策の為にも、保護効果のあるものを使用したいものです。(ダッシュボード劣化の原因は紫外線です。)こまめにお手入れをすることで新車の質感を保つ事が出来ます。

ガラスの内側拭きは、汚れを除去する事で曇りも防止!

ガラス内側拭き

 ↑皆さんも車内のどこかに一枚くらいは布きれが転がっているのでは?しかしガラスの内側拭きは、“ガラス専用”と割り切ったキレイなネル地を用意してください。そうしないと、かえって汚れをガラスに擦り付けてしまう結果になってしまいます。
 余談ですが、その昔、自動車にエアコンが普及していなかった時代には、曇り拭きのために必ず布地が常備してありましたね。雨の日ともなれば、皆さんガラスの内側をフキフキしているのを思い出しました。
 
 ガラスの内側は意外なほど汚れています。喫煙者の方は、タバコのヤニが粒子状となってこびり付いていますし禁煙車でも、ホコリが皮膜になって付着しています。これらの汚れに水蒸気が結合し湿度の高い日には、曇りの原因となります。運転中後方のガラスは拭く事が出来ませんが、せめてフロントガラスくらいはこまめに拭くように心がけましょう。
 ちなみに、私の渋滞中は目視できる汚れの有無に関わらずガラスの内側を欠かさず拭いていますが、曇りで困ったという経験は記憶にありません。

 冒頭でもお話しましたが、わざわざインテリアのケアを行うのが面倒という方でも、特に何もする事の無い渋滞中、時間つぶしだと思ってこの作業を敢行してみてください。こまめにお手入れをすることにより汚れの堆積を防ぐ事が出来ます。作業の際には、くれぐれも、安全確認を怠らないで下さい。

written by 外川 信太郎
職業:自動車ライター&カーグッズライター