外観デザインからはインプレッサとの共通性はあまり感じられないが、インパネ回りを中心にしたインテリアデザインについてはインプレッサとの共通性がはっきりと感じられる。センターから左右に広がるようなデザインが視覚的な広さを感じさせるのも共通である。
新しいパッケージングは後席の居住空間の拡大に良く現われている。90mmも延長されたホイールベースは、その大半が後席空間の拡大に使われていて、後席に座ると余裕で足が組めるくらいの広さが確保された。高めの全高を確保することよって、頭上にも大きな空間が広がっている。従来のモデルではどうしても後席の居住空間の狭さなどがネガティブな点として指摘されてきたが、それを解消したのが今回のモデルである。
装備面では充実した安全装備が注目されるところ。後席中央の3点式シートベルトやヘッドレストが装備されているのを始め、全車に横滑り防止装置のVDCを標準装備したのも注目されるところ。SRSサイドエアバッグがオプション設定で、これを装着するには本革シートも一緒に注文しなければならない設定は考えモノだが、その点を除けば安全装備の充実度は高い。
快適装備も基本的なものは標準で用意されるが、HDDナビを始め、キーレスアクセス&プッシュスタート、運転席&助手席パワーシートなど、装着したいオプションもいろいろ設定されている。