愛車の手放す方法を見極めないと、損をしてしまうことも…

 夏から秋にかけて登場する新型車への代替を考えるなら、自分の愛車をどう手放すかも大きなポイントになる。

 フルモデルチェンジがあると、その車種の旧型車から新型車へ代替するユーザーが多くなる。当然ながら中古車の発生量が増えて値落ちが進むことになる。となると、下取り査定などもそれを前提にして設定されるから、チェンジ後に代替するのは必ずしも賢い方法とはいえない。

フルモデルチェンジの1〜2カ月前には手放しておきたい

 もしもサンデードライバーなど、週に1〜2回しかクルマを使わないようなユーザーなら、フルモデルチェンジのある1カ月くらい前にクルマを手放しておくのも良い。チェンジ前の1〜2カ月は、新車がモデル末期でほとんど売れない状態になるから、下取り車が発生せず、その車種の中古車が品不足気味になるのが普通。需給関係で相場が変わる中古車は価格が高めになることが多いのだ。

 チェンジの直前になるとチェンジ後の大量発生を織り込んで安くなるから、1〜2カ月前に手放すことを考えよう。2カ月はともかく、1カ月くらいなら代車を貸してくれるケースもあるから、それを利用しても良い。代車が使えるなら、毎日クルマを使うユーザーでも先に手放すことが可能だ。

ほかのメーカーのクルマに代替するなら、買い取り店を利用すべし!!

 チェンジ後に同じ車種に代替するなら仕方ないが、ほかのメーカーのクルマから新型車に乗り換えるような場合は、単純に下取り出すのが有利になることは少ない。

 新車ディーラーでも中古車を販売しているが、基本的に自社扱いのクルマしか販売しない。ほかのメーカーのクルマはオークションなどで処分することになるわけで、それでも損をしないような下取り価格しか提示されないのが普通だ。

 だからほかのメーカーのクルマに代替しようとするなら、どのメーカーのクルマでも扱っている買い取り店を利用するのが有利。同じ車種を代替する場合だって、買い取り店の価格と下取り価格を比べることが大切だ。

今年夏〜秋にかけて登場する新型車をチェック!

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【達人ISM】  written by 松下 宏 (2007.05.17)

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