クルマの光沢を低下させる原因は、塗装面に刻まれた無数の小傷
研磨作業施工前
特に黒、紺、赤などの濃色車に目立つ細かい傷。取材車は、8年目を迎え、太陽光線の下では、ご覧のとおり、細かい傷が原因で乱反射を起こしています。この細かい傷が塗装面の光沢を低下させる原因なのです。
これら細かい傷を埋めることにより、目立たなくするケミカルも存在しますが、あくまでその場しのぎ。研磨作業にて塗装面を平坦化することで、乱反射のない、美しい光沢を復元することが出来ます。
研磨作業施工後
一切、“ヤラセ”なしの画像です!超微粒子コンパウンドと、スポンジによる丹念な研磨作業で、ここまで細かい傷を消すことが出来ました。施工前と同じ部分の撮影ですが、木の枝が塗装面に映りこむほど鏡面状態に。
細かい傷が顕著に見える太陽光線下でも、乱反射を抑え、鏡面を復元していますので、いかなる光線下でも、“ハッと”するほど、眩い光沢を放っています。
この状態で、保護皮膜であるワックスやコーティング剤を塗布すれば、本来の性能を100%発揮することが出来ます。
研磨作業スタート!
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手作業のみで光沢を取り戻したボディは、吸い込まれそうな輝き!
ボディのサイドラインにも、細かな傷が無数に刻まれていましたが、ご覧の様に乱反射のない美しい光沢が復活。撮影したカメラが映りこんでいることからもいかに、鏡面状態かお分かりいただけると思います。
この輝きが、8年経過したクルマに見えますでしょうか?Cピラーのラインやサイドラインも、光沢を増したことにより、よりクルマのデザインが強調されて見えます。
クルマ全体を仕上げるには、中型車で5〜6時間を要しましたが、この作業を自らの手で行った満足感は、何ものにもかえられません。(洗濯物まで映りこんでしまったのは、ご愛嬌ということで。)
次回は、この状態を保護するためのワックス掛け工程を、お伝えいたします。
使用したコンパウンドは、プロご用達の「エターナル」
エターナル「塗面光沢復元剤」
一般に超微粒子コンパウンドが1ミクロン程度の粒子を採用しているのに対して、このエターナルは、1メートルの10億分の1というナノ粒子を採用。一般的な超微粒子コンパウンドが、野球のボールサイズだとすれば、パチンコ玉くらい細かい。そのため、塗装を痛める心配は皆無。透明樹脂の傷取りにも使用できる。実勢価格¥2200
written by 外川 信太郎