全ての面で意欲的な変更を実施
ダイハツの主力モデルとなるハイトワゴンのムーヴが、早くもフルモデルチェンジを受けた。1998年に軽自動車規格が変更されたときに各車種が一斉にフルモデルチェンジしたが、今回のムーヴはその後2回目のチェンジであり、ほかのメーカーの軽自動車より早いきっちり4年サイクルでの変更となった。
それもダイハツの看板車種であるムーヴだけに相当に気合の入ったモデルチェンジとなった。新規格時に新しいプラットホームを起こしたが、その後の最初のフルモデルチェンジでも新プラットホームを採用し、さらに今回も新しいプラットホームを採用している。軽自動車だけでなく、多くのクルマがひとつのプラットホームを2世代にわたって使う形を採用しているが、ムーヴはぜいたくなクルマ作りをしている。
その結果、軽自動車でも最長クラスのホイールベースとなり、室内空間がさらに拡大するなどのメリットが生まれている。意欲的なクルマ作りが生んだ成果だ。
今までにないデザインで勝負
外観デザインも大きく変わった。1993年にスタートしたワゴンR以来、軽自動車のハイトワゴンは箱型の四角いスタイルが一般的とされてきたが、今回のムーヴではフロント回りに丸みを持たせた独特のデザインを採用した。特徴的な縦長のテールランプと合わせ、ムーヴならではのデザインとしている。
ムーヴには今回も標準系とカスタム系が設定されているが、今ではこちらが主流になったカスタム系ではスポーティかつ、より凝ったデザインが採用されている。