「Livina Geniss(リヴィナ ジェニス)」

新型車シリーズ第一弾は、モダンなミニバン

 日産は7月6日、グローバル市場向けに開発した新型車シリーズを2006年末に中国で発売、その後2年間で各市場に投入すると発表した。

 まず、中国において「Livina Geniss(リヴィナ ジェニス)」という車名で販売される新型車シリーズ第一弾モデルを、7月下旬に開催される広州国際モーターショーで発表する。日産が、新型車を他市場に先駆けて中国市場に投入するのは初めてのことになる。

 日産の商品企画担当のカルロス タバレス副社長は、「日産はこの新型モデルをグローバルに投入するため、多大な投資を行なってきた。これらのモデルが中国及び他の市場において日産の成長に大きく貢献することを期待している」とコメントしている。

「Livina Geniss(リヴィナ ジェニス)」

 「リヴィナ ジェニス」は、高級感と実用性を兼ね備えた新しい多目的乗用車として開発され、モダンで独自性のあるデザインを特長としている。また、乗車定員は7人で、多彩なシートアレンジができるのも特長のひとつとしている。

「Livina Geniss(リヴィナ ジェニス)」

 パワーユニットは1.8リッターガソリンエンジンに、連続可変バルブタイミングコントロールを搭載し、高いエンジンパフォーマンスが得られるという。同モデルは、日産・ルノーの共用プラットフォームが採用されており、開発・デザインは、日産テクニカルセンター(神奈川県厚木市)で行なわれた。

 生産工場は、中国における日産と東風汽車公司との合併会社である東風汽車有限公司の花都工場(広東省広州市)で、他市場に投入するモデルは世界各地で生産される予定。