VWのコンパクトカーでルポとゴルフの中間に位置するポロにスポーツモデルのGTIが追加設定された。GTIのグレード名はゴルフに始まりルポにも採用されてきたもので、VWのスポーツモデルを象徴するグレード名。全長が4mを切り、車両重量も1200kgほどのボディに1.8LのDOHCターボのエンジンを搭載し、実にスポーティな走りを実現するモデルだ。
ヨーロッパのコンパクトカーの中にはスポーティなイメージを持つモデルが多いが、ポロGTIのような本格的なスポーツモデルとなると、2005年に限定販売されたフィエスタSTやミニクーパーSなどがある程度。その意味で極めて貴重な存在といえる。
ポロ自体は9月にマイナーチェンジを受け、フロント回りのデザインを一新している。その外観を一段とスポーティなものに仕上げた上で、ターボ仕様のエンジンを搭載して専用の足回りを用意するなどした特徴的なモデルとなる。
フロント回りのデザインでは、赤いラインで縁取られたGTI専用のハニカムメッシュのグリルがポイント。フォグランプを組み込んだスポーツバンパーなどと合わせてGTIのスポーツ性を示している。16インチのアルミホイールからのぞくブレーキキャリパーも赤く塗られている。