VW ポロ GTI
VW ポロ GTI

先駆者ゴルフGTIのイメージをうまく踏襲し、コンパクトな車体で凝縮感あるスポーツを実現している。

VW ポロ GTI

最近のVWトレンドであるワッペングリルはGTI仕様にすると迫力満点! 光沢感ある黒いラジエターグリルは、ハニカムコアデザインとあわせて非常にスポーティな雰囲気だ。

VW ポロ GTI

独特の形状をしたリアスポイラーは見た目の向上だけを狙ったものでなく、高速域でのダウンフォース効果を狙った本格的なものだ。

VW ポロ GTI

クローム仕上げのツインエキゾーストパイプが、大人しいリアスタイルにスパイスとして効いている。いかにも「ただものではない」といった感じ。。

VW ポロ GTI

煌びやかなテールランプ。標準モデルと基本デザインこそ変わらないものの、スポーティなGTIとのマッチングが良いようで、特別仕立てのように思えてくる。

VW ポロ GTI

GTIを支えるタイヤは16インチという大きさを誇り、扁平率に至っては40ときた! 標準車は14インチの60だから相当なポテンシャルアップが期待できるだろう。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

 VWのコンパクトカーでルポとゴルフの中間に位置するポロにスポーツモデルのGTIが追加設定された。GTIのグレード名はゴルフに始まりルポにも採用されてきたもので、VWのスポーツモデルを象徴するグレード名。全長が4mを切り、車両重量も1200kgほどのボディに1.8LのDOHCターボのエンジンを搭載し、実にスポーティな走りを実現するモデルだ。
 ヨーロッパのコンパクトカーの中にはスポーティなイメージを持つモデルが多いが、ポロGTIのような本格的なスポーツモデルとなると、2005年に限定販売されたフィエスタSTやミニクーパーSなどがある程度。その意味で極めて貴重な存在といえる。
 ポロ自体は9月にマイナーチェンジを受け、フロント回りのデザインを一新している。その外観を一段とスポーティなものに仕上げた上で、ターボ仕様のエンジンを搭載して専用の足回りを用意するなどした特徴的なモデルとなる。
 フロント回りのデザインでは、赤いラインで縁取られたGTI専用のハニカムメッシュのグリルがポイント。フォグランプを組み込んだスポーツバンパーなどと合わせてGTIのスポーツ性を示している。16インチのアルミホイールからのぞくブレーキキャリパーも赤く塗られている。

代表グレード
GTI 4ドア
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3915×1665×1465mm
車両重量[kg]
1210kg
総排気量[cc]
1780cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
150ps(110kw)/5800rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
22.4kg-m(220N・m)/1950-4500rpm
ミッション
5速MT
10・15モード燃焼[km/l]
13.2km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
249.9万円
発売日
2005/12/20
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム