ダンパーを交換中の国沢号

ダンパーから激しくオイルが・・・。

タイを激走する国沢号!

 しかぁし! 世の中そんな甘くない! サービスで足回りのチェックをしてたメカニックが、

「ミスタ、クニシャワ。ストラットブロークン」。

 どしたの、と見たら、ダンパーから激しくオイル漏れしてる。意外なことにダンパー本体と別になっているリザーバータンクとの配管のトコロからの漏れ。ダンパーが壊れる場合、普通なら内部のバルブ。ここに強いチカラ掛かりますから。リザーバータンクへの配管から漏るなんて有り得ない。

 ラリーカーのオーナーである伊藤君によれば「テインのダンパーじゃよくあることです。ラリー北海道で3本壊れた知り合いもいますから」。荒れた路面は全然攻めていないのに。これで壊れたら、ラリーになりません。

な、なんとダートラ用のダンパーであることが発覚!

 ちょうどサービスパークにテインの藤本さん(元TTEのワークスWRカーにも乗った日本を代表するラリースト)が居たので「どういうセッティングにしたらいいですか?」と聞いてみた。すると、

「国沢さんが今使っているダンパーは日本国内のダートラ用なんです」。

ええっ! そうなんですか? 

「160kmのデコボコ道や10kmを超えるSSだと厳しい。テストも行っていないですから。国際ラリーで使わないように言ってるんですけどね〜」。

 なるほど! そういうことだったのね。伊藤君に言うと「国際ラリー用と言うことで買ったんですけど」。いずれにしろ、ここはタイ。どうしようもありません。幸いスペアを持ってきてたので交換。2日目は耐えるしかありませんです。