ロレックス・モントレー・ヒストリック・オートモビル・レース

 今年で32回目を迎え、クラシックカーによる歴史のある走り系イベントが「ロレックス・モントレー・ヒストリック・オートモビル・レース」だ。1910 年代から1980年代に活躍した約400台のスポーツカーやツーリングカー、レーシングカーたちの官能的なそのエキゾーストノートを聞きながら、サーキットを走る姿を鑑賞できるイベントだ。

ロレックス・モントレー・ヒストリック・オートモビル・レース

排気量無制限の2座レーシングカーによるレース、Can-Amシリーズは1966年にスタートし、賞金が高かったため、世界各国からさまざまなコンストラクターが挑んだが、当時人気を博していたこのレースに出場していたマシンが多数参加。マクラーレンM6やシェブロンBシリーズ、ローラTシリーズの走行シーンが見れた。

ロレックス・モントレー・ヒストリック・オートモビル・レース

ラグナセカ・レースウエイの名物コーナー、コークスクリュー(先のコーナーが見えず、一気に下る)を走り抜ける往年のクラシックカーたち。スポーツカーやツーリングカー、レーシングカーなどが、年代や排気量、参戦したレースカテゴリー別(IMSA やCan-Am)に区分けされレースをする様は壮観だ

ロレックス・モントレー・ヒストリック・オートモビル・レース

USRRC(ユナイテッド・ステイツ・ロード・レーシング・チャンピオンシップ)という北米のレースシリーズで圧倒的な強さを見せつけたシャパラル2。もともと2はFRP製シャシーだったが、次期型の2Cではアルミ製シャシーを採用し、見事デビューウインを飾った。その後Can-Amシリーズ等に参戦。

ロレックス・モントレー・ヒストリック・オートモビル・レース

さすがにお膝元だけあって、初代カマロZ28やコブラ、フォードGT40など、稀少なレーシングカーで参加するエントラントは多い。それにしても、内外装のコンディションはどの個体も素晴らしく、これらがすべてサーキットを全開で走ることができるのだからアメリカのエンスージアストたちの志は高い。