トヨタ REIZ
REIZ

販売台数では遅れをとっているトヨタだか、注目度はかなり高い。

REIZ

クリア化されたテールランプが日本仕様との違い。

REIZ

REIZ発表時にひときわ人気を集めていたiユニット。

トヨタのハイエンドモデルの中核を担う

 トヨタの上海モーターショーでのプレスコンファレンスは、愛・地球博で発表された1人乗り未来コンセプトビークル、iユニットが登場して大いに注目を浴びたが、主役はあくまでレイズ(REIZ/日本名マークX)。

 低価格なモデルが販売を伸ばしている中国市場において、受注生産方式を採って堅実な販売を行ってきたトヨタだが、カローラやヴィオスなどのプライスを下げて対抗しながら、高級モデルのラインナップを揃え、2005年は一気に攻勢をかける。レイズは10月に現地の合弁会社、天津一汽トヨタの工場でラインオフされる予定だが、すでに3月から同工場で生産されているクラウン(皇冠)に加え、LX470(レクサス版ランドクルーザー)の中国導入も発表され、ハイエンドクラスの充実を図る模様だ。

 中国では他メーカーに大きく水を開けられているトヨタだが、モデルバリエーションを徐々に増やし、着実に販売数を伸ばしていく戦略を採っていくようである。