先代モデルに比べ、一段とプレミアム度がアップしたスタイリング。ひと目でディスかバリー3とすぐに分かる個性的なデザインだ。

非対称で2分割タイプのテールゲート。デザイン的にも実用的にも効果をもたらす。

スペアタイヤはスッキリとしたデザインを生かすため、ボディ下部に収納された。そのためか、よりSUV的なルックスに変身。

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本格オフローダーが新時代のプレミアムSUVに進化

 ディスカバリーはレンジローバーとフリーランダーの間にあってミドルレンジを受け持つモデルだ。1989年以来の過去2代のモデルは世界的には70万台に及ぶ台数が販売され、日本でも2万台ほどの売れ行きを残している。今回の3代目モデルはディスカバリーらしさを残しながらも、新時代のプレミアムSUVとして仕上げられたのが特徴。車格から見ても、あるいは価格設定から見ても、上級モデルであるレンジローバーをちょっとカジュアルにした感じのモデルになって、従来に比べて大幅な上級移行を遂げた。
 
 外観デザインは、フロント回りを見るとディスカバリーというよりもレンジローバーのイメージ。でも2段ルーフなどにディスカバリーらしさがしっかりと残されている。非対称のテールゲートは使い勝手に優れたものだし、シンプルで華美を排したミニマムのデザインもランドローバーらしいものといえる。エアインテークなどはひとつで十分なので右側にしか設けられていない。

代表グレード
SE
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,850×1,920×1,890
車両重量[kg]
2,500
総排気量[cc]
4,009
最高出力[ps(kw)/rpm]
215(160)/4,500
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
36.7(360 )/3,000
ミッション
6速AT
10・15モード燃焼[km/l]
6.2
定員[人]
税込価格[万円]
648.0
発売日
2005年3月1日
レポート
松下 宏
写真
オートアクセル
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