メガーヌは本国フランスでもルノーの主力モデルとされているクルマで、さまざまなボディタイプをラインナップしてヨーロッパのCセグメント車の中でベストセラーカーになっている。日本では2003年10月に5ドアが発売された後、2004年にはステーションワゴンやルノー・スポールも追加されているが、今回はさらにカブリオレが追加された。
チャレンジ精神にあふれ、進取の気性に富んだルノーだけに、カブリオレといっても単純な幌タイプであったり、最近流行のスチールパネルのルーフではなく、明るく開放感にあふれたグラスルーフのカブリオレに仕上げている。これはほかの車種のカブリオレにはないルノー・メガーヌならではの独特の魅力である。
外観デザインは、ハッチバックでは逆にスラントさせた後部のデザインに特徴があったが、カブリオレでは後部のトランクにグラスルーフを収納するため2ドア+ノッチバックのクーペボディとなる。ハッチバックに比べるとオーソドックスな印象だ。フロント回りはメガーヌらしいものに仕上げられているが、リヤに関してはカブリオレならではのデザインが採用されている。