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現行型導入時にMT設定を消滅させたモデル対決
ガリバー自動車流通研究所レポート

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Battle.3 スカイライン × マークUで考察する「スポーツセダン」にマニュアル設定は必要か否か!?


守旧派 vs 改名派、どちらも「MTモデルの消滅」で何が起こる!?

 バトル3ではちょっと趣向を変え、「ミッション方式」にスポットを当ててみる。つまり、AT(オートマティック)車と、MT(マニュアル)車である。
 そうなると、バトル対象として面白いモデルは《スカイライン》《マークU》。その理由は、スカイラインが伝統の車名を守りつづけた「守旧派」であるのに対し、マークUは現行型で《マークX》へと移行した「改名派」。しかし、そのどちらも現行型に移行する時点でMTモデルを消滅させているのだ。
(注:のちに、現行型スカイラインはMT設定を復活させた)
 今や新車の9割がAT車という時代。この2モデルがMT設定をなくした影響は、それぞれの先代モデルのリセールバリューにどの程度及んだのか? そこが、この章のポイントである。

先代スカイラインと最終型マークU

先代スカイラインと最終型マークU グラフ

新世代のスカイラインをアピールしたV35型であったが、結局は元に戻す部分も
 クーペとセダン両タイプのラインアップを揃え、長年、国産のスポーティーカー市場をけん引してきたのが日産の《スカイライン》。
 2001年登場の現行<V35>型では伝統の車名は変えることなかったが、その一方で、スカイライン独特のアイデンティティーでもあった「丸型テールランプ」を廃止したばかりか、直列6気筒エンジンを廃して「V型6気筒エンジン」を搭載して“新世代のスカイライン”を全面的に打ち出した。
 また、発売当初のトランスミッションはATのみの設定であったが、このことが先代<R34型>のリセールバリューを一時的に大きく引き上げる要因となった。のちに「MT設定追加」や「丸目テールランプ復活」など、ユーザーの声によって一部改良を余儀なくされている。

スカイラインの装備・スペック

スカイラインの在庫一覧

フルモデル・チェンジで改名し、ついでにイメチェンまで果たすトヨタの巧さ
 《マークU》も初代モデルの登場が“1968年”という息の長かったモデル。常にその時代時代の“アッパーミドルセダン”の象徴として君臨してきたが、その歴史は9代目の<110系>で36年の幕を閉じることになる。2004年11月、実質的には《マークU》の10代目ながら《マークX》と改名してデビューを果たした。  そして、コチラも先代モデル(最終型マークU)では最強グレードと謳われた<iR−V>で人気を博した5速MTの設定が《マークX》の登場によって消滅している。このことによる《最終型マークU/5速モデル》へのリセールバリューの影響が気になるトコだが、《先代スカイライン》のように急激に跳ね上がるほど大きな動きはない。  つまり、《マークX》のユーザー層にとっては《スカイライン》ユーザーよりMT設定への執着がないことの証でもある。確かに《最終型マークU》の開発コンセプトは「FRセダンによる走りの歓び」とスポーツ走行を煽るかのようなワードと《マークX》の「ダイナミック&スタイリッシュFRセダン」では方向性が大きく異なる。改名と同時にイメージチェンジまで成し遂げたトヨタの巧みな部分とも言えるだろう。

マークXの装備・スペック

マークUの在庫一覧

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