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日本の高度成長期を支えた大衆セダン同士の対決
ガリバー自動車流通研究所レポート

Gulliver 自動車流通研究所

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Battle.1 改名派ティーダ × 守旧派カローラ サニーの名を捨てた日産−。

  長年、「モデル別・年間販売台数」のトップを走ってきたトヨタの《カローラ》は2000年、その伝統あるモデル名を変えずに現行型がデビュー。一方、そのライバル的存在だった日産《サニー》は2004年、それまでのセダン中心から方向転換し、ハッチバックをメインモデルに《ティーダ》という名前で装いも新たにイメージ・チェンジを図った。  日本の高度成長期を支えてきた「大衆セダン」であるこの2台が、21世紀を迎えて異なる道を歩み始めた。果たして、その結末やいかに?

日本の高度成長期を支えた大衆セダン対決の結末は?

大衆車イメージから脱却し、中古車市場でも魅力的な存在になった《現行型カローラ》
大衆車イメージから脱却し、中古車市場でも魅力的な存在になった《現行型カローラ》
 大衆車の宿命か、《先代カローラ》《先代サニー》ともに当時のリセールバリューは30〜40%と決して高くはない。ところが、2000年に登場した《現行カローラ》は1年後の2001年の時点で87%。3年後でも62%を保っているということは、サニーを下回っていた先代と比較しても大きな躍進である。
 この差は果たして何処にあるのか? 現行型のリセールバリューが高いということは、中古車市場での人気が高い証である。つまり、ユーザー側からすると大衆車レベルでは中古車として手を出しにくいが、現行型は中古車として店頭に並んでいても十分に魅力的な装備を携えたモデルとなったということである。言い換えれば、現行カローラは大衆車というくくりから完全に脱却したといってもいいだろう。
慣れ親しんだ《サニー》の名を捨て《カローラ》に挑んだ《ティーダ》!!
カローラ
ティーダ
中古車市場でも魅力が増したカローラ カローラの装備・スペック ハッチバックをメインに据えて改名 フルモデル・チェンジしたティーダ ティーダに関する情報
 《先代サニー》はカルロス・ゴーン社長の大号令の下、ハッチバックをメイン・モデルとして徹底的な品質アップを成し遂げた《ティーダ》として登場した(ちなみにセダンタイプは《ティーダ・ラティオ》) 。
 そのリセールバリュー(2004年デビューのため、3年後は予想数値)は先代と比較しても10%弱アップしているので、一応「成功」とみる。ただし、慣れ親しんだ「サニー」という名前を捨ててまで挑んだフルモデル・チェンジにしては《現行カローラ》を下回っているのが皮肉でもある。
 ただし「インテリアの質感」や「日産車らしい個性」を持ち合わせるなど、決してカローラに全てが劣っているワケではない。まだデビュー2年目であり、今後の人気動向次第では十分逆転もありうるのが楽しみだ。
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