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F1参戦4年目で悲願の初表彰台をゲットしたパナソニック・トヨタ。もし優勝したら、その効果は?
ガリバー自動車流通研究所レポート

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世間に認知されるには、たとえトヨタであっても”結果”が必要

モータースポーツの健闘が認知されているのはホンダの51%、三菱が30%、スバル22%

NEWマシンと期待のドライバー2人を迎え、上位陣を脅かす存在になったトヨタ

 “日本の期待”と言えばもうひとつ、今年で参戦4年目を迎える「トヨタ」(パナソニック・トヨタ)である。チーム人事だけでなくドライバーまで一新(ラルフ・シューマッハ/ヤルノ・トゥルーリ)して2005年のシーズンを迎え、上位への食い込みが期待されている。
 さらに今年新たに導入された新車「TF105」の完成度が高く、その成果は早くも初戦のオーストラリアGP予選(3月6日決勝)でヤルノ・トゥルーリ選手が過去最高位の2位を獲得(決勝は9位)というカタチで表れた。過去3年の苦悩と経験が生かされ、残り18戦で上位陣を脅かす存在となっていることは間違いない。
【トヨタのF1参戦の歴史】
2002年 F1に参戦開始。コンストラクターズ・ポイントはわずかに2ポイントで、シーズン終了後にドライバーを解雇。
2003年 ドライバーにB・A・RからO・パニス、カートレースからC・ダマッタを迎え入れ、コンストラクターズ・ポイントで16ポイントを獲得。
2004年 成績不振で伸び悩む。特に7月以降は9位以内のフィニッシュがたったの1回に留まり、残り2戦で急きょ2005年のドライバー契約を結んだトゥルーリを起用するも状況は変わらず。コンストラクターズ・ポイントは9ポイント。

F1での健闘というより、「トヨタに対するイメージがもともと良い」が34%

Q. 「パナソニック・トヨタ」の飛躍が期待されることで、トヨタに対する企業イメージはどのように変わりますか?
「パナソニック・トヨタ」の飛躍が期待されることで、トヨタに対する企業イメージはどのように変わりますか?
 このように2005年シーズンの急成長が期待されるトヨタ。こちらに対しても、ホンダと同様に「F1での活躍が与える企業イメージ向上の調査」を行なってみた。結果は、さすがトヨタだけに「もともとのイメージが良いので、あまり変わらない」という声が若干ホンダよりも多かった程度で、全体的な回答の配分はホンダの数値とほとんど変わらない。

30代男性のトヨタを見る目は厳しく、「F1での活躍次第で」という回答が24%

 ただし年齢/男女別に分けてみると、ひとつ面白いコトが判明する。トヨタに対して「もともとイメージが良く、あまり変わらない」という回答が20代男女や30代女性で軒並み35〜40%の割合になっている。つまり、これらの層に対するトヨタのイメージ戦略は確実にプラスに浸透しているというコトだ。これに対し「もともとイメージが良い」という声が20%に留まっている30代男性という年齢層は、「トヨタに対するイメージをまだまだ認めていない部分がある」ということが推測される。
ちなみにこの30代男性という年齢層は、「活躍次第ではイメージが良くなる」というアンサーが24%と最も多い。
Q. 「パナソニック・トヨタ」の飛躍が期待されることで、トヨタに対する企業イメージはどのように変わりますか?
(性別/年代別)

「パナソニック・トヨタ」の飛躍が期待されることで、トヨタに対する企業イメージはどのように変わりますか?(男性)

「パナソニック・トヨタ」の飛躍が期待されることで、トヨタに対する企業イメージはどのように変わりますか?(女性)

F1参戦4年のトヨタでは、実績のあるホンダ、三菱、スバルに軍配!!

 「トヨタのモータースポーツへの取り組みが、まだまだ世間一般では認められていない」という事実を如実に示したデータが下のグラフである。日本最強ブランドのトヨタが、ことモータースポーツへの健闘度においては、過半数を超える「F1のホンダ」(51.7%)を筆頭に、「パリダカの三菱」(30.0%)「WRCのスバル」(22.3%)に継いで国内ブランドでは4番目(19.7%)である。
 しかし、ホンダ/三菱/スバルの3メーカーは、それぞれ独自のレース・カテゴリーにおいて長年の「経験」と「実績」を積んできたブランドである。コレに対し、トヨタはF1に本格参戦してまだ4年目…。もし仮に今年、「F1グランプリで優勝」などといった偉業を成し遂げるようなら30代の男性もトヨタを認めざるをえなくなり、日本国内でのマーケティング戦略はますます磐石のモノとなるはずである。
Q. あなたが、モータースポーツにおいて健闘していると思う自動車メーカーはどこですか?
あなたが、モータースポーツにおいて健闘していると思う自動車メーカーはどこですか?
まとめ
 「トヨタ」が本腰を入れてモータースポーツ、しかもF1選手権に取り組んでいこうという姿勢は、先に総工費約200億円をかけてリニューアルオープンとなった『富士スピードウェイ』を見ても十分に分かる。細かいところではF1開催が可能なFIAの「グレード1基準」をクリアするなど、ゆくゆくはホンダのお膝元である鈴鹿サーキットで行なわれている『鈴鹿グランプリ』をかっさらい、『富士グランプリ』にでもしてしまおうという狙いが伺える。もちろんその頃には、トヨタも優勝の5回から10回はしているだろう。鈴鹿でのF1開催契約は2006年度まで。軍配はその頃に出る。
 個人的には「F1」も「月9のドラマ」もご無沙汰していたが、キムタクと琢磨に期待して今年はどちらも観てみたいと思う。コレこそまさに、フジテレビの思惑通りの展開かも知れないが…。
富士スピードウェイ ガリバー自動車流通研究所 佐藤 誠
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佐藤 誠
(左)メインスタンドを一新して約22,200席を確保。さらに、見所の1コーナー前には2,200席を新設した。(右)オープニング・イベントには今年の「パナソニック・トヨタ」のドライバーであるラルフ・シューマッハが登場。このあたりからも、トヨタの並々ならぬ気合の入りようが分かる。  

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