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自動車メーカーがF1参戦で目指すスポーティーなイメージの植え付けは若い女性層にはきかない。
ガリバー自動車流通研究所レポート

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20代〜30代のモータースポーツ、そしてF1への興味

《F1》に対しては、37%の「興味がある派」と43%の「興味がない派」に分かれる。

Q. あなたは、自動車レース全般に、どの程度興味がありますか?
あなたは、自動車レース全般に、どの程度興味がありますか?
Q. あなたは、F1(フォーミュラ・ワン)に、どの程度興味がありますか?
あなたは、F1(フォーミュラ・ワン)に、どの程度興味がありますか?

モータースポーツに対する関心度合いは、興味アリ/ナシがほぼ同数

 欧州諸国と比較してモータースポーツに対する関心が全体的に低いとされる日本人。その関心度を調査するために質問した上記2つのグラフを見ると、45%の「興味がある派」と35%の「興味がない派」に分かれる。
 さらにモータースポーツの中の最高峰と言われる《F1》に限ってみると(Q2)、37%の「興味がある派」よりも43%の「興味がない派」の方が多くなる。しかし、共に20%の「どちらとも言えない派」を境にして、ほぼ同じような数値に分かれている。

世界三大スポーツイベントの1つだが、戦略的には欧州がターゲット

 オリンピック、ワールドカップと並んで「世界三大スポーツイベント」に挙げられるF1だが、サッカーと同様、ヨーロッパを土壌にして育ってきた。だから、逆にアメリカではスポーツとしてあまり人気がないという点で共通しているのも当然だ。
 それでもホンダはF1の長い歴史の中で参戦し続け、トヨタも2000年に本格参入を開始したのはなぜか? 「F1で培った技術力を商品へフィードバックする」という自動車メーカーらしい理由もあるだろうが、その根底に見据えているのはヨーロッパ市場におけるイメージ戦略のはずである。近年、盛り上がりに欠けるイギリスでの視聴率を除けば(F1発祥の地が2003年⇒2004年で5.8%⇒4.8%とダウンしているのは寂しい限り)、欧米諸国でのF1放送の視聴率は軒並み2ケタを超えている。ちなみにキミ・ライコネン(マクラーレン)の出身地・フィンランドでは実に20%を超える。日本はというと、F1グランプリを放映しているフジテレビの平均視聴率が2003年⇒2004年で4.0%⇒5.2%へと若干上昇しているレベルだ(データ:ユーロデータ・ワールドワイド)。

若年層、特に女性に対するスポーティーイメージのアピールは果たされていない。

 各自動車メーカーがモータースポーツに参戦するもうひとつの意義として、日本国内に対しては「若年層に対するスポーティーイメージのアピール」という命題も抱えている。
 そこで、先程の「F1に対する関心度合い」を例に男女/年代別に分析してみると、20代男性より30代男性の方が関心が高く、もちろん男性より女性の方が関心は低い。中でも20代女性の興味が極端に低いことが分かる。
Q. 年代別・性別 F1に対する関心度合い(男性20代/30代、女性20代/30代)
年代別・性別 F1に対する関心度合い(男性20代/30代、女性20代/30代)

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